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基地の相談役曰く
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「なあ、アレックスよ」
名を呼ぶベトゥラの声で、アレックスは我に返る。二人のことを忘れるほど言い合ってしまった。申し訳ない心持ちで前を見やると、頬杖をついて覗き込むような視線を送ってくるベトゥラがいた。白に近い金髪が一房、肩からゆっくりと落ちる。
穏やかでいてすべてを見透かすような視線。それを受けたアレックスはその身を固くした。
「なあアレックス、お前がまだ若かった頃――」
耳に届く声はとても優しく、今から懐旧談でも話し始めるのかと思えるほどだった。
「あの青臭かった頃ならどうしていた?」
その、問うというよりも思い出させるような口調に、息を呑む。
「お前なら何を選んだのだろうな。まさか。まったく関係ないからと言って見捨てたのか?」
ベトゥラは更に覗き込むように、少し首を傾げた。彼の身体を支える椅子がぎしっと鳴る。碧い瞳との距離が随分と曖昧だ。冷ややかにも思える視線は感情薄くこちらを凝視している。
「違うよな? そんな奴が対超常部隊隊長になったのを、私は見たことがない」
その言葉に、アレックスは思わず奥歯を噛み締めた。ミーティングルームを沈黙が支配する。皆が静かにこちらを見つめていた。
俺だったらどうするのか――。
声には出さず口の中で自身に尋ねれば、様々なことが脳裏に蘇っていく。
隊に配属されてから多くのことがあった。良いことも悪いこともだ。本当にいろいろなことが感情とともに沸き起こり、先程振り払ったはずの多くの被害者が再びアレックスにこびり付く。
それを思い出してしまえば、アレックスは首を横に振れなかった。ふぅと一つだけ溜め息を吐いた。
「ベトゥラ師の仰ることはもっともです」
極めて落ち着いた返答に、ベトゥラが満足そうに笑む。それからにんまりと口元を緩めた。碧い瞳は柔らかな光をのせている。
「大事なのも分かるがな、過保護なのはどうかと思うぞ」
「別に過保護というわけでは……」
アレックスが否定しようとするが、ベトゥラの笑みは何とも言えない意地悪いものだった。
「では許可は出るのか」
静かに届くバスバリトンに冷静さを思い出す。振り向けば、真剣な眼差しがアレックスを見ていた。
「本気……なんだよな」
「もちろんだ。正直なところ、俺の少量の血で二人、もしかしたら三人助かるかもしれない。随分と安いものだと考えている」
念を押すように確認すれば、何ということもないといった口調で返される。ダグラスにとっては本当に易いことなのだろう。ベトゥラの言う通り過保護なのかもしれないと、アレックスは思った。
「冷静になってみれば、ラウルス老がダグラスに危害を加えるようなことなどするわけがない。どうかしていたよ」
一息吐き出して、アレックスは背もたれに身を預けた。
ラウルスは冷徹ではあるが、冷酷ではない。彼にも様々な事情と悲喜交々が存在する。
それに、ダグラスの立場は彼の実用主義に適うだろう。肉体と武力を誇る若いオーガで、ガラハール氏族族長ダンヴィルドを父に持ち、対超常部隊副隊長の陸軍少尉だ。彼と敵対することは、いくら人を超越した吸血鬼だとしても十分な脅威であるし、損益を考えれば損が勝つ。ラウルスが使える手駒を無駄に消費するとも思えなかった。
ダグラスが手を開放したので、アレックスはマグを取りコーヒーを口に含む。少し冷めてぬるくなり始めたそれは、苦さとともにゆったりと体の中へと広がっていった。
「ラウルスはあれでも他所の主催者たちと比べたら驚くくらいに温厚だからな。ニューヨークなんか、違う意味で血が飛び交う」
ベトゥラがくつくつと体を揺らしながら、笑えないことを話している。
アレックスたちもニューヨークへ何度か向かったことはあるが、あちらは荒くれの超越者たちが幅を利かせており、苦労させられることも多かった。手の付けられない抗争は彼ら自身に任せるということも多々ある。以前より第二の対超常部隊を作る案が出ている程だった。ただべトゥラの表現が正しいかは、アレックスでも判断したくなかった。
「しかしダグラスよ、いいのか?」
「何がだ」
べトゥラの声掛けに、同じようにコーヒーを口に運んでいたダグラスが顔を向ける。コトとマグをテーブルに置いた。ベトゥラは腕を組みながら首を捻る。
「流石に純潔の血はやりすぎな気もするがなぁ。私だって時々甘い香りにくらつくことがある程なんだぞ」
「それ程なら猶更だ」
「うーん……ラウルスにばれないよう味見できんかね」
口調とは裏腹に真剣な表情で悩んでいるようだ。
「鼻でもつまんでろ」
ドカッと音がして、ヴィンセントが忌々しげにベトゥラの座る椅子を蹴る。体も椅子も傾げはするものの、当のベトゥラは気にも留めなかった。チラリとも隣を見ずに話を続けている。
「私のことは兎も角、ラウルスとて一端の吸血鬼なわけだ。何か変化の一つくらい起こるかもしれん。味を占められたら面倒になるぞ」
「大丈夫だ。直に手に入れられなくなる予定だ」
そのダグラスの言葉に、ベトゥラは目を見開く。そして大袈裟なほどに喜んだ。
「マジかあ! そりゃあもったいねえ話だなあ!」
至極楽しいといった様子でパチパチと手を叩く。アレックスはその雰囲気に毒気を抜かれた。いつも何事にも楽しげなベトゥラであったが、今日一番の笑みを見た気がする。
「アレックス、頑張れよ? オーガはご立派だぞ?」
べトゥラは、にやついた笑みでハンマーカールのように握り拳を持ち上げた。
急に話を振られてアレックスが反応に困った瞬間、べトゥラは後方へと大きく吹き飛んだ。激しい音を立てながら椅子から転げ落ちるように吹き飛ばされ、そのまま奥の壁へと身を打ち付ける。大きな音がミーティングルームとその周辺に響いた。
「べトゥラ師!」
「いい、自業自得だ」
アレックスは慌てて腰を上げたが、美しい顔面へ裏拳をかましたヴィンセントが制した。不愉快そうにべトゥラへ言葉を投げかける。
「この下品なのはどこで覚えてくるんだ……さっさと立て」
彼がそう言うならと、アレックスは不安ながらも腰を椅子に戻した。二人が揉めている時は、彼ら自身に任せるようにしているからだ。彼らには彼らの方針や関係性がある。
その隣では、ダグラスが落ち着いた様子で、溢れないようにとコーヒーマグを両手で救っていた。よくよく考えればひどい状況だと、アレックスは密かに頭を抱える。
「やめてくれよ、鼻が折れちまっただろう?」
鼻を整えるように押さえながら、べトゥラは笑いながら立ち上がった。あれだけ吹き飛んだのだ。確かに鼻は折れていただろうし、鼻血も出ている。しかし、先程の仕草で鼻の形を整え、垂れる鼻血はどこからともなく取り出したハンカチで手早く拭き取る。その様はストリートの若者というよりも、ワインを嗜んだ後の紳士のようだった。
べトゥラは、対超常部隊の相談役のような立場にいるが、彼の本質は吸血鬼だ。基地内に居を構えており、関係者の中では最年長最古参の人物だった。
元々は他の吸血鬼たち同様サロンに所属していたのだが、そのサロンの方針と合わず、軍に身柄の保護を求めてきたのだった。随分と昔のことだと伝え聞いている。彼はサロン“芳しき薔薇園”においてかなりの重役だったこともあり、吸血鬼たちとの様々な事案でとても助けられている。隊員たちは敬意を込めてべトゥラ師と呼んでいた。
「どうせすぐ治るんだからいいだろうが。まったく、殴りがいのない野郎だ」
ヴィンセントがパチンと指を鳴らす。同時に、吹き飛んだはずの椅子がひとりでに浮かび上がった。何事もなかったかのように元の位置に戻っていく。
「私の位置も戻しておくれよ」
「自分で座れ」
二人のやりとりを眺めながら、相変わらずすごい能力だなとアレックスは感心する。椅子は正しく元の位置に戻った。
ヴィンセントは超能力者だ。“物体を動かす能力”を持っており、椅子程度なら視線すら寄せずに動かすことができる。べトゥラが派手に吹き飛んだ際も、何かを作用させたのだろう。彼はこの力をはじめとする様々な能力を駆使して、狩人をしている。超越者たちを相手取る仕事だ。対超常部隊でも敵に回したくない人物の一人だった。
この後、べトゥラはふらふらと椅子に戻ったのだが、ヴィンセントに向かって「相変わらず純情だなぁ、ヴィンス坊やは」と言ってまた壁に戻っていった。
名を呼ぶベトゥラの声で、アレックスは我に返る。二人のことを忘れるほど言い合ってしまった。申し訳ない心持ちで前を見やると、頬杖をついて覗き込むような視線を送ってくるベトゥラがいた。白に近い金髪が一房、肩からゆっくりと落ちる。
穏やかでいてすべてを見透かすような視線。それを受けたアレックスはその身を固くした。
「なあアレックス、お前がまだ若かった頃――」
耳に届く声はとても優しく、今から懐旧談でも話し始めるのかと思えるほどだった。
「あの青臭かった頃ならどうしていた?」
その、問うというよりも思い出させるような口調に、息を呑む。
「お前なら何を選んだのだろうな。まさか。まったく関係ないからと言って見捨てたのか?」
ベトゥラは更に覗き込むように、少し首を傾げた。彼の身体を支える椅子がぎしっと鳴る。碧い瞳との距離が随分と曖昧だ。冷ややかにも思える視線は感情薄くこちらを凝視している。
「違うよな? そんな奴が対超常部隊隊長になったのを、私は見たことがない」
その言葉に、アレックスは思わず奥歯を噛み締めた。ミーティングルームを沈黙が支配する。皆が静かにこちらを見つめていた。
俺だったらどうするのか――。
声には出さず口の中で自身に尋ねれば、様々なことが脳裏に蘇っていく。
隊に配属されてから多くのことがあった。良いことも悪いこともだ。本当にいろいろなことが感情とともに沸き起こり、先程振り払ったはずの多くの被害者が再びアレックスにこびり付く。
それを思い出してしまえば、アレックスは首を横に振れなかった。ふぅと一つだけ溜め息を吐いた。
「ベトゥラ師の仰ることはもっともです」
極めて落ち着いた返答に、ベトゥラが満足そうに笑む。それからにんまりと口元を緩めた。碧い瞳は柔らかな光をのせている。
「大事なのも分かるがな、過保護なのはどうかと思うぞ」
「別に過保護というわけでは……」
アレックスが否定しようとするが、ベトゥラの笑みは何とも言えない意地悪いものだった。
「では許可は出るのか」
静かに届くバスバリトンに冷静さを思い出す。振り向けば、真剣な眼差しがアレックスを見ていた。
「本気……なんだよな」
「もちろんだ。正直なところ、俺の少量の血で二人、もしかしたら三人助かるかもしれない。随分と安いものだと考えている」
念を押すように確認すれば、何ということもないといった口調で返される。ダグラスにとっては本当に易いことなのだろう。ベトゥラの言う通り過保護なのかもしれないと、アレックスは思った。
「冷静になってみれば、ラウルス老がダグラスに危害を加えるようなことなどするわけがない。どうかしていたよ」
一息吐き出して、アレックスは背もたれに身を預けた。
ラウルスは冷徹ではあるが、冷酷ではない。彼にも様々な事情と悲喜交々が存在する。
それに、ダグラスの立場は彼の実用主義に適うだろう。肉体と武力を誇る若いオーガで、ガラハール氏族族長ダンヴィルドを父に持ち、対超常部隊副隊長の陸軍少尉だ。彼と敵対することは、いくら人を超越した吸血鬼だとしても十分な脅威であるし、損益を考えれば損が勝つ。ラウルスが使える手駒を無駄に消費するとも思えなかった。
ダグラスが手を開放したので、アレックスはマグを取りコーヒーを口に含む。少し冷めてぬるくなり始めたそれは、苦さとともにゆったりと体の中へと広がっていった。
「ラウルスはあれでも他所の主催者たちと比べたら驚くくらいに温厚だからな。ニューヨークなんか、違う意味で血が飛び交う」
ベトゥラがくつくつと体を揺らしながら、笑えないことを話している。
アレックスたちもニューヨークへ何度か向かったことはあるが、あちらは荒くれの超越者たちが幅を利かせており、苦労させられることも多かった。手の付けられない抗争は彼ら自身に任せるということも多々ある。以前より第二の対超常部隊を作る案が出ている程だった。ただべトゥラの表現が正しいかは、アレックスでも判断したくなかった。
「しかしダグラスよ、いいのか?」
「何がだ」
べトゥラの声掛けに、同じようにコーヒーを口に運んでいたダグラスが顔を向ける。コトとマグをテーブルに置いた。ベトゥラは腕を組みながら首を捻る。
「流石に純潔の血はやりすぎな気もするがなぁ。私だって時々甘い香りにくらつくことがある程なんだぞ」
「それ程なら猶更だ」
「うーん……ラウルスにばれないよう味見できんかね」
口調とは裏腹に真剣な表情で悩んでいるようだ。
「鼻でもつまんでろ」
ドカッと音がして、ヴィンセントが忌々しげにベトゥラの座る椅子を蹴る。体も椅子も傾げはするものの、当のベトゥラは気にも留めなかった。チラリとも隣を見ずに話を続けている。
「私のことは兎も角、ラウルスとて一端の吸血鬼なわけだ。何か変化の一つくらい起こるかもしれん。味を占められたら面倒になるぞ」
「大丈夫だ。直に手に入れられなくなる予定だ」
そのダグラスの言葉に、ベトゥラは目を見開く。そして大袈裟なほどに喜んだ。
「マジかあ! そりゃあもったいねえ話だなあ!」
至極楽しいといった様子でパチパチと手を叩く。アレックスはその雰囲気に毒気を抜かれた。いつも何事にも楽しげなベトゥラであったが、今日一番の笑みを見た気がする。
「アレックス、頑張れよ? オーガはご立派だぞ?」
べトゥラは、にやついた笑みでハンマーカールのように握り拳を持ち上げた。
急に話を振られてアレックスが反応に困った瞬間、べトゥラは後方へと大きく吹き飛んだ。激しい音を立てながら椅子から転げ落ちるように吹き飛ばされ、そのまま奥の壁へと身を打ち付ける。大きな音がミーティングルームとその周辺に響いた。
「べトゥラ師!」
「いい、自業自得だ」
アレックスは慌てて腰を上げたが、美しい顔面へ裏拳をかましたヴィンセントが制した。不愉快そうにべトゥラへ言葉を投げかける。
「この下品なのはどこで覚えてくるんだ……さっさと立て」
彼がそう言うならと、アレックスは不安ながらも腰を椅子に戻した。二人が揉めている時は、彼ら自身に任せるようにしているからだ。彼らには彼らの方針や関係性がある。
その隣では、ダグラスが落ち着いた様子で、溢れないようにとコーヒーマグを両手で救っていた。よくよく考えればひどい状況だと、アレックスは密かに頭を抱える。
「やめてくれよ、鼻が折れちまっただろう?」
鼻を整えるように押さえながら、べトゥラは笑いながら立ち上がった。あれだけ吹き飛んだのだ。確かに鼻は折れていただろうし、鼻血も出ている。しかし、先程の仕草で鼻の形を整え、垂れる鼻血はどこからともなく取り出したハンカチで手早く拭き取る。その様はストリートの若者というよりも、ワインを嗜んだ後の紳士のようだった。
べトゥラは、対超常部隊の相談役のような立場にいるが、彼の本質は吸血鬼だ。基地内に居を構えており、関係者の中では最年長最古参の人物だった。
元々は他の吸血鬼たち同様サロンに所属していたのだが、そのサロンの方針と合わず、軍に身柄の保護を求めてきたのだった。随分と昔のことだと伝え聞いている。彼はサロン“芳しき薔薇園”においてかなりの重役だったこともあり、吸血鬼たちとの様々な事案でとても助けられている。隊員たちは敬意を込めてべトゥラ師と呼んでいた。
「どうせすぐ治るんだからいいだろうが。まったく、殴りがいのない野郎だ」
ヴィンセントがパチンと指を鳴らす。同時に、吹き飛んだはずの椅子がひとりでに浮かび上がった。何事もなかったかのように元の位置に戻っていく。
「私の位置も戻しておくれよ」
「自分で座れ」
二人のやりとりを眺めながら、相変わらずすごい能力だなとアレックスは感心する。椅子は正しく元の位置に戻った。
ヴィンセントは超能力者だ。“物体を動かす能力”を持っており、椅子程度なら視線すら寄せずに動かすことができる。べトゥラが派手に吹き飛んだ際も、何かを作用させたのだろう。彼はこの力をはじめとする様々な能力を駆使して、狩人をしている。超越者たちを相手取る仕事だ。対超常部隊でも敵に回したくない人物の一人だった。
この後、べトゥラはふらふらと椅子に戻ったのだが、ヴィンセントに向かって「相変わらず純情だなぁ、ヴィンス坊やは」と言ってまた壁に戻っていった。
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