2 / 4
トラウマ
しおりを挟む
あるところに、生い立ちに同情してくれた人たちがいた。
同情してもらえた人はその人たちに愛想良く応えて、興味のある約束を守りたくても、興味を示したり守ろうとしたら嫌がらせをしてくる人がつきまとって、人を使って嫌がらせしているから何も出来ないでいた。
付きまとって嫌がらせをしている人は、小学生の頃、何を書いてもうまくいかないようにすると怒ったあの人だ。
大人になって、いろいろあったあと素直に謝った後うまく煽って乗せてきて、父親を殺させようとしてきた人。小説の面倒を見るといっていたのに面倒も見ず、結婚したら女遊びができないからといって、忙しくなるからと嘘をついて遊びまわっていた人だ。
同情してもらえた人は何度も興味を持った人や作品に嫌がらせをされ、天秤にかけられ続けていたある日のことだった。
少し厳しめの態度だったドラゴン好きな人が急に優しくなった。
同情してもらった人は裏でどんな話をされているか知っていたから、同情してくれた人たち、裏がある人たちの応えてはいけない、乗ってはいけない勧誘があり、それに関しては無視してようと思っていたけれど、厳しい態度だった人は厳しい態度をとることで危ないと忠告してくれていた人だった。ちゃんとわかっていたから、厳しい態度だったことは何一つ嫌ではなかった。
むしろ、助けようとしてくれているのだと感じられていたくらいだった。
そんな人が急に優しい態度になったものだから、ギャップと温度差でくすぐったくて思わず突き放してしまった。
おまけに、思わず笑ってしまうようなやり取りを仕掛けてきて、本当はすごく楽しくて仕方がなかったけれど、その人とその人の大切な人が、天秤にかけられたり性悪してくる人の標的にならないかが心配で、素直になることが出来なかった。
本当はすごく仲良くなりたかった人だった。奥さんもろとも。
またしても、嫌がらせしてくるやつが天秤にかけるあれがはじまった。
最初はとんでもない天秤だった。
仲良くなりたいと心から願った人が、意地悪な人の罠に引っかけられたと聞こえてきたのはすでにことが終わってからだった。そしてそのあと、その人が私のために何をしたのかが聞こえてきて物凄くショックだった。
心からショックな出来事だった。
私のせいだ。私のせいで優しい人が犠牲になる。
意地悪な罠に引っかかったその人は、どうして私が誰の提案も優しさも受け取ろうとしないのか理解したと聞こえてきて、本当に申し訳なくなった。
本当に悪いと思った。意地悪されているのを誰にも言わなかったのは、怒った人たちを止めてくれていたのが聞こえていたからだ。
私のせいで死んだんだと怒っている人々を止めるとき「親父が死んだのはあのときの子かってショックを受けながら勝手に死んだ」とか笑いながら言っているのが聞こえていたからだ。
少なからず恩を感じていたし、仲良くなろうと気遣ってくれている人たちのことも嫌いじゃなければ、裏で可哀想なやつをもっと可哀想にしようとしている気持ち悪いやつがついていなければ素直に仲良くしたかった。
だから、興味を示さないよう、仲良くならないようにずっと我慢していた。
私が良いやつでいるのも気にくわないようで、ずっと邪魔され続けてきたのもある。
だから素直に仲良くなれなくて、巻き込まれて欲しくなかったから手を取れなかった。
でももし叶うなら、ドラゴン大好きなあの人と仲良くなりたい。叶うことがない願いだけれど。
次は厳しかったのに優しくなった人と、なんか様子がおかしいと気づいた人での天秤だった。
厳しかった人は私の恥ずかしい気づかれたくないもの……性癖に気づいていた上に、すごく魅力的な提案をしてくれたけれど、性癖が当たってるのがばれて欲しくない上に、嫌なやつが関わってるから酷い目に遭って欲しくなくて手を取れなかった。
一方で、気づいた人は言われたら嬉しいことを言ってくれたけれど、あんまり嬉しくない提案がついてきていた。
そのあとは二人とも嫌な目に遭わされたらしい。
すごく嫌な出来事だった。
ただ、誰にも気を遣わず選べるなら、恥ずかしさとか無視して選ぶなら友達になろうとしてくれた人の方がいいし、死なないでほしい。
何も悪くないのに罰を受けたり死んだりしないでほしい。
見た目は全然悪くないしむしろ可愛くて良いと思う。心無い人たちの誹謗中傷なんて気にしないでほしいと心から思った。
ストーカーされてるとか言い始めた勘違い野郎を選ぶことは絶対にない。
すごく後に厳しかった人の友達も巻き込んだのを知った。
私はその人たちに関して一つも怒ってない。
巻き込まれてほしくなくて、嫌な目に遭ってほしくなくて突き放しただけだった。
なのに、あろうことか厳しかった人の友達一人のせいにしようとしていて物凄くショックだった。
人間は醜くて汚い。
何もかもに絶望した瞬間だった。
悪夢のようなトラウマのような出来事がまだぐるぐる回っている。
助けようとしてくれた人の手を取れないようにされたことも、仲良くしようとしてくれた人たちに嫌がらせをされたことも、どっちかを選ばないと死ぬと言われたことも、全部がトラウマになっている。
そんな目に遭わずに気楽に仲良くなれることがどれだけありがたくて心に良いことなのだろう。
それに、一つも悪くない人が罰を受けるのは嫌だ。かといって、嫌なやつ、選びたくない人が死ぬのも嫌だと思わされるできごとだった。
誰にも死んでほしくない。
果たして同じ目に遭ったことのある人はどれだけいるだろうか。
誰かが犠牲になったり殺されるくらいなら私は一生孤独で良いと思っている。
そんな悪夢のようなトラウマになるお話。
同情してもらえた人はその人たちに愛想良く応えて、興味のある約束を守りたくても、興味を示したり守ろうとしたら嫌がらせをしてくる人がつきまとって、人を使って嫌がらせしているから何も出来ないでいた。
付きまとって嫌がらせをしている人は、小学生の頃、何を書いてもうまくいかないようにすると怒ったあの人だ。
大人になって、いろいろあったあと素直に謝った後うまく煽って乗せてきて、父親を殺させようとしてきた人。小説の面倒を見るといっていたのに面倒も見ず、結婚したら女遊びができないからといって、忙しくなるからと嘘をついて遊びまわっていた人だ。
同情してもらえた人は何度も興味を持った人や作品に嫌がらせをされ、天秤にかけられ続けていたある日のことだった。
少し厳しめの態度だったドラゴン好きな人が急に優しくなった。
同情してもらった人は裏でどんな話をされているか知っていたから、同情してくれた人たち、裏がある人たちの応えてはいけない、乗ってはいけない勧誘があり、それに関しては無視してようと思っていたけれど、厳しい態度だった人は厳しい態度をとることで危ないと忠告してくれていた人だった。ちゃんとわかっていたから、厳しい態度だったことは何一つ嫌ではなかった。
むしろ、助けようとしてくれているのだと感じられていたくらいだった。
そんな人が急に優しい態度になったものだから、ギャップと温度差でくすぐったくて思わず突き放してしまった。
おまけに、思わず笑ってしまうようなやり取りを仕掛けてきて、本当はすごく楽しくて仕方がなかったけれど、その人とその人の大切な人が、天秤にかけられたり性悪してくる人の標的にならないかが心配で、素直になることが出来なかった。
本当はすごく仲良くなりたかった人だった。奥さんもろとも。
またしても、嫌がらせしてくるやつが天秤にかけるあれがはじまった。
最初はとんでもない天秤だった。
仲良くなりたいと心から願った人が、意地悪な人の罠に引っかけられたと聞こえてきたのはすでにことが終わってからだった。そしてそのあと、その人が私のために何をしたのかが聞こえてきて物凄くショックだった。
心からショックな出来事だった。
私のせいだ。私のせいで優しい人が犠牲になる。
意地悪な罠に引っかかったその人は、どうして私が誰の提案も優しさも受け取ろうとしないのか理解したと聞こえてきて、本当に申し訳なくなった。
本当に悪いと思った。意地悪されているのを誰にも言わなかったのは、怒った人たちを止めてくれていたのが聞こえていたからだ。
私のせいで死んだんだと怒っている人々を止めるとき「親父が死んだのはあのときの子かってショックを受けながら勝手に死んだ」とか笑いながら言っているのが聞こえていたからだ。
少なからず恩を感じていたし、仲良くなろうと気遣ってくれている人たちのことも嫌いじゃなければ、裏で可哀想なやつをもっと可哀想にしようとしている気持ち悪いやつがついていなければ素直に仲良くしたかった。
だから、興味を示さないよう、仲良くならないようにずっと我慢していた。
私が良いやつでいるのも気にくわないようで、ずっと邪魔され続けてきたのもある。
だから素直に仲良くなれなくて、巻き込まれて欲しくなかったから手を取れなかった。
でももし叶うなら、ドラゴン大好きなあの人と仲良くなりたい。叶うことがない願いだけれど。
次は厳しかったのに優しくなった人と、なんか様子がおかしいと気づいた人での天秤だった。
厳しかった人は私の恥ずかしい気づかれたくないもの……性癖に気づいていた上に、すごく魅力的な提案をしてくれたけれど、性癖が当たってるのがばれて欲しくない上に、嫌なやつが関わってるから酷い目に遭って欲しくなくて手を取れなかった。
一方で、気づいた人は言われたら嬉しいことを言ってくれたけれど、あんまり嬉しくない提案がついてきていた。
そのあとは二人とも嫌な目に遭わされたらしい。
すごく嫌な出来事だった。
ただ、誰にも気を遣わず選べるなら、恥ずかしさとか無視して選ぶなら友達になろうとしてくれた人の方がいいし、死なないでほしい。
何も悪くないのに罰を受けたり死んだりしないでほしい。
見た目は全然悪くないしむしろ可愛くて良いと思う。心無い人たちの誹謗中傷なんて気にしないでほしいと心から思った。
ストーカーされてるとか言い始めた勘違い野郎を選ぶことは絶対にない。
すごく後に厳しかった人の友達も巻き込んだのを知った。
私はその人たちに関して一つも怒ってない。
巻き込まれてほしくなくて、嫌な目に遭ってほしくなくて突き放しただけだった。
なのに、あろうことか厳しかった人の友達一人のせいにしようとしていて物凄くショックだった。
人間は醜くて汚い。
何もかもに絶望した瞬間だった。
悪夢のようなトラウマのような出来事がまだぐるぐる回っている。
助けようとしてくれた人の手を取れないようにされたことも、仲良くしようとしてくれた人たちに嫌がらせをされたことも、どっちかを選ばないと死ぬと言われたことも、全部がトラウマになっている。
そんな目に遭わずに気楽に仲良くなれることがどれだけありがたくて心に良いことなのだろう。
それに、一つも悪くない人が罰を受けるのは嫌だ。かといって、嫌なやつ、選びたくない人が死ぬのも嫌だと思わされるできごとだった。
誰にも死んでほしくない。
果たして同じ目に遭ったことのある人はどれだけいるだろうか。
誰かが犠牲になったり殺されるくらいなら私は一生孤独で良いと思っている。
そんな悪夢のようなトラウマになるお話。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
地獄の業火に焚べるのは……
緑谷めい
恋愛
伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。
やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。
※ 全5話完結予定
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
皇后マルティナの復讐が幕を開ける時[完]
風龍佳乃
恋愛
マルティナには初恋の人がいたが
王命により皇太子の元に嫁ぎ
無能と言われた夫を支えていた
ある日突然
皇帝になった夫が自分の元婚約者令嬢を
第2夫人迎えたのだった
マルティナは初恋の人である
第2皇子であった彼を新皇帝にするべく
動き出したのだった
マルティナは時間をかけながら
じっくりと王家を牛耳り
自分を蔑ろにした夫に三行半を突き付け
理想の人生を作り上げていく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる