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化け猫 一話
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「ニャーん♪」
声が夜風にのって聞こえると同時に、
バキュンと
突然、男の前に現れたウェスタン・ハットを被ったビキニ姿の金目の化け猫が銃で、額に一発男を撃ち飛ばす
男の仲間達は、仰向けで倒れる男に、
えっと目が奪われる
化け猫は、
もう閉鎖中の町工場の屋根の上に
月をバックに立っていた
屋根の上でタンと、ヒールで靴音を立てる
撃ち抜かれた男の仲間達が音のする方に、
顔を上げる
癖毛風の巻き毛に、
光る金目が遠くても
爛々と見てとれても表情迄はわからないが、
雰囲気は伝わってくる
ニシャァぁと、笑ってる感じがする
猫耳はなくても、
猫特有の金目が化け猫と思わせた
映画のようなワンシーンに、男達は
ボインではないけど
スタイルのいいビキニ姿に見惚れるも、
尋常でない事にハッとし、
なんだお前と言う言葉を飲み込み、
その場から
逃げ出そうとした男達のうち2人が痛いと叫ぶ
痛いと叫んだ2人は当然だが、
他の仲間達も、彼らに振り返り足を止める
「背中のTシャツが裂けてるぞ」1人がいい、側に行き「引っ掻き傷が」といい、周りを見回す仲間達
金目が光る、
スタイルのいいビキニ姿の化け猫2人が
服が避けた男達から、
それぞれ左右に分かれて7、8m離れた場所で
右手を伸ばして「ニャン」と手まねきをすると
2人、その場でふわっと回れ右をする
不思議な顔をする、2人
また、光る金目の美女2人
手まねきで、くるっと円を描く
風にでも乗ったように同時に、
ふわりと月の円を描くように後転し、
着地も美しく
2人向き合いきょとんとする
化け猫2人、さらに
「にゃっ」と両手でクイクイと手まねきすると
また、
スッと、両手を上げる2人
お互いミラーのように
相手に向かって綺麗に倒立側転で交差する
また、スッと両手を上げる2人
自分の意志とは違う動きにえええっとした顔で
再度ミラーのように交差し
カラカラカラと風で回る風ざ車のように
綺麗な倒立側転で、互いに遠ざかっていく
その様を月夜の中、
絵芝居を見ているような幻想的な気持ちの仲間達は
(あいつら、あんな事出来たっけ?)と思う
風は、サラッと吹いていて
行き先見せずに夜の闇に吸われていくようで
摩訶不思議、摩訶不思議
遠く離れた2人は、息切れをして立っている
燦々と美しい光を放つ、
頭上の月に目もいかない2人
そして
2人は、手が動き足が踏み出し、
同時に相手に向かって走り出し、
「ニャッ、ニャッ」と手まねきする
化け猫2人は、クスクス笑っている
お互い信じられない、なぜと言う顔と同時に
ポッケのナイフを右手に
相手の胸ぐらを掴み、
互いにナイフを振り翳し、
互いの肩に突き立てあうナイフに
双子のようにシンクロする2人
月は白く、風は吹き、
すべては闇に消えていくような風の中
誰が落としたスマホなのか、
ノリのいい韓国音楽が流れ、
そのリズムに体がノってる者もいる
目は見開き、
顔は恐怖と痛みで歪み強張り
どうしてと言う声が、大きく回りに響いている
互いに相手の腕や顔、腹を機械のように刺し
「止めろ、止めてくれ」と叫んでいる、2人
互いに? 相手に? 誰に?
彼らの叫び声は大きく、
建物に音が反響している
近くの住人に叫び声に
銃声の音で通報されてもおかしくないが、
閉鎖した町工場のこの場所、
道路を挟んでの、この町工場は敷地も広く、
地域の半グレに近い若者達が根城にし、
連日連夜騒がしい
ちょっとやそっとの騒ぎや音では、
近隣住民は、
通報も何事かも見には行かなかった
むしろ、通報すると彼らから迷惑がかけら
近隣住民は、騒音で迷惑に思っても
今迄の彼の行いが、功を奏した結果であった
Tシャツは裂け、刺し傷からは血は流れ、
顔の傷はエグれ
2人ともフイに
同じ軸足で互いの頭めがけての回し蹴りは
右膝下の脚が空中でぶつかりあうも
お互いの姿勢は、崩れない
その姿勢も束の間
直ぐに双子のように同調した動作で、
刺し合いが始まり
2人は、お互いに
限界だと叫んでいる。 にも関わらず、
仲間は誰も止めようとはしない
仲間達は、
彼らの機械のようにシンクロする美しい動きを、ただ見ていた
よく見ると
2人は肩で呼吸を
脚がガクガクしていて
立っているのが辛いのではと見えてはいても
何度も金属音のぶつかり合う音
お互い、
機械の歯車のように噛み合った同調した動作、
円周を描くようにスピードにノって美しく
同じ身体の動き、同じ腕の動き、角度スピード
同じように踏み込む脚の動きは、
美しいシンクロをみせ
軌道を描くように鋭利なナイフを
2人同時に相手の左腹を刺し
そのままナイフを半回転、
一気に上斜めに体を引き裂き、
大量の血が落ちる
血が、どんだけ飛び散ろうとも
スマホからは、
まだノリのいい曲が流れていて
この後、全員一瞬の出来事であったのに
スローモーな美しい動きを見ているようだった
お互い、手元でナイフを一回転
手元で空中に舞うナイフは
ステッキを回転させるマジシャンのように美しく
マジックを見ているように美しい
ナイフを持ってる腕を、スッと後ろに引く2人
互いに
相手の口にナイフを吸い込まれるようにスッと入れ、
互いに相手の左頬の内側から
美しい弧の軌道を描くように
一気に横一文字に頬を引き裂き、
引き裂いたナイフとは逆方向に
彼らは体が横に倒れ、地面に仰向けに倒れ
まわりは血の海の参劇
拍手喝采の、一幕
仲間の男達は、倒れた2人の場所迄行った
ふらふらと、取り憑かれた人間のように
顔の頬から血は流れ、
倒れた2人の体から、
血は浮き上がりTシャツに滲み
ナイフで刺しあった顔なんて見れたモノでなく
左脇腹は、服と共に横に引き裂かれ、
Tシャツも、無数に穴が空き破れている
散々、
ナイフで刺しあっているのを見ているのに
みんな、よくこんなのが動いていたなと思った
先に銃で額が撃たれ転がっている仲間の方に
顔が向き、
みんなぼーっとしている
自分達じゃない、(撃ったのは)
銃なんて持ってない、(誰が?)
やったのは、ウェスタン・ハットのビキニ美女
こんな事をして捕まるのにと男達は思った
殺せば捕まるのに、なぜ? と
だが、それは問題はない
彼女達が捕まる心配はない
化け猫だもん♪
普段は猫、猫、猫、猫
存在しないビキニ美女
猫がしたなんて思わない
(まして、化け猫なんて)
風にノってるような音楽は、まだ続いている
仲間達は、まだ誰も、何も動かない
「ニャーん♪」と、同時に二つ声がする
男達は、その声を聞いて一斉に、声のする方に顔を向ける、左に顔向を、右に顔を向ける者
左右に分かれている美女2人を見て、思う
(あいつらは、あいつら同士殺しあった)
再度逃げ出そうとする男達、
「バキュン、バキュン、バキュン」と、
いつのまにか目の前にいたウェスタン・ハットの金目の光る美女に、銃で顔面を撃ち抜かれ倒れる
銃弾が発見されても、迷宮入りの事件
用が済めば、変身を解いて普通の猫に戻る
金目の光る、猫耳の姿美女の彼女達はいない
手まねきの化け猫達は
壁や塀にジャンプし屋根の上に、
ウェスタン・ハットの美女も、
同じくスタタタタと屋根を飛び移り、
全員変身を解いた姿で去っていった
第二話に続く 🐈 🐈⬛ 🐈
声が夜風にのって聞こえると同時に、
バキュンと
突然、男の前に現れたウェスタン・ハットを被ったビキニ姿の金目の化け猫が銃で、額に一発男を撃ち飛ばす
男の仲間達は、仰向けで倒れる男に、
えっと目が奪われる
化け猫は、
もう閉鎖中の町工場の屋根の上に
月をバックに立っていた
屋根の上でタンと、ヒールで靴音を立てる
撃ち抜かれた男の仲間達が音のする方に、
顔を上げる
癖毛風の巻き毛に、
光る金目が遠くても
爛々と見てとれても表情迄はわからないが、
雰囲気は伝わってくる
ニシャァぁと、笑ってる感じがする
猫耳はなくても、
猫特有の金目が化け猫と思わせた
映画のようなワンシーンに、男達は
ボインではないけど
スタイルのいいビキニ姿に見惚れるも、
尋常でない事にハッとし、
なんだお前と言う言葉を飲み込み、
その場から
逃げ出そうとした男達のうち2人が痛いと叫ぶ
痛いと叫んだ2人は当然だが、
他の仲間達も、彼らに振り返り足を止める
「背中のTシャツが裂けてるぞ」1人がいい、側に行き「引っ掻き傷が」といい、周りを見回す仲間達
金目が光る、
スタイルのいいビキニ姿の化け猫2人が
服が避けた男達から、
それぞれ左右に分かれて7、8m離れた場所で
右手を伸ばして「ニャン」と手まねきをすると
2人、その場でふわっと回れ右をする
不思議な顔をする、2人
また、光る金目の美女2人
手まねきで、くるっと円を描く
風にでも乗ったように同時に、
ふわりと月の円を描くように後転し、
着地も美しく
2人向き合いきょとんとする
化け猫2人、さらに
「にゃっ」と両手でクイクイと手まねきすると
また、
スッと、両手を上げる2人
お互いミラーのように
相手に向かって綺麗に倒立側転で交差する
また、スッと両手を上げる2人
自分の意志とは違う動きにえええっとした顔で
再度ミラーのように交差し
カラカラカラと風で回る風ざ車のように
綺麗な倒立側転で、互いに遠ざかっていく
その様を月夜の中、
絵芝居を見ているような幻想的な気持ちの仲間達は
(あいつら、あんな事出来たっけ?)と思う
風は、サラッと吹いていて
行き先見せずに夜の闇に吸われていくようで
摩訶不思議、摩訶不思議
遠く離れた2人は、息切れをして立っている
燦々と美しい光を放つ、
頭上の月に目もいかない2人
そして
2人は、手が動き足が踏み出し、
同時に相手に向かって走り出し、
「ニャッ、ニャッ」と手まねきする
化け猫2人は、クスクス笑っている
お互い信じられない、なぜと言う顔と同時に
ポッケのナイフを右手に
相手の胸ぐらを掴み、
互いにナイフを振り翳し、
互いの肩に突き立てあうナイフに
双子のようにシンクロする2人
月は白く、風は吹き、
すべては闇に消えていくような風の中
誰が落としたスマホなのか、
ノリのいい韓国音楽が流れ、
そのリズムに体がノってる者もいる
目は見開き、
顔は恐怖と痛みで歪み強張り
どうしてと言う声が、大きく回りに響いている
互いに相手の腕や顔、腹を機械のように刺し
「止めろ、止めてくれ」と叫んでいる、2人
互いに? 相手に? 誰に?
彼らの叫び声は大きく、
建物に音が反響している
近くの住人に叫び声に
銃声の音で通報されてもおかしくないが、
閉鎖した町工場のこの場所、
道路を挟んでの、この町工場は敷地も広く、
地域の半グレに近い若者達が根城にし、
連日連夜騒がしい
ちょっとやそっとの騒ぎや音では、
近隣住民は、
通報も何事かも見には行かなかった
むしろ、通報すると彼らから迷惑がかけら
近隣住民は、騒音で迷惑に思っても
今迄の彼の行いが、功を奏した結果であった
Tシャツは裂け、刺し傷からは血は流れ、
顔の傷はエグれ
2人ともフイに
同じ軸足で互いの頭めがけての回し蹴りは
右膝下の脚が空中でぶつかりあうも
お互いの姿勢は、崩れない
その姿勢も束の間
直ぐに双子のように同調した動作で、
刺し合いが始まり
2人は、お互いに
限界だと叫んでいる。 にも関わらず、
仲間は誰も止めようとはしない
仲間達は、
彼らの機械のようにシンクロする美しい動きを、ただ見ていた
よく見ると
2人は肩で呼吸を
脚がガクガクしていて
立っているのが辛いのではと見えてはいても
何度も金属音のぶつかり合う音
お互い、
機械の歯車のように噛み合った同調した動作、
円周を描くようにスピードにノって美しく
同じ身体の動き、同じ腕の動き、角度スピード
同じように踏み込む脚の動きは、
美しいシンクロをみせ
軌道を描くように鋭利なナイフを
2人同時に相手の左腹を刺し
そのままナイフを半回転、
一気に上斜めに体を引き裂き、
大量の血が落ちる
血が、どんだけ飛び散ろうとも
スマホからは、
まだノリのいい曲が流れていて
この後、全員一瞬の出来事であったのに
スローモーな美しい動きを見ているようだった
お互い、手元でナイフを一回転
手元で空中に舞うナイフは
ステッキを回転させるマジシャンのように美しく
マジックを見ているように美しい
ナイフを持ってる腕を、スッと後ろに引く2人
互いに
相手の口にナイフを吸い込まれるようにスッと入れ、
互いに相手の左頬の内側から
美しい弧の軌道を描くように
一気に横一文字に頬を引き裂き、
引き裂いたナイフとは逆方向に
彼らは体が横に倒れ、地面に仰向けに倒れ
まわりは血の海の参劇
拍手喝采の、一幕
仲間の男達は、倒れた2人の場所迄行った
ふらふらと、取り憑かれた人間のように
顔の頬から血は流れ、
倒れた2人の体から、
血は浮き上がりTシャツに滲み
ナイフで刺しあった顔なんて見れたモノでなく
左脇腹は、服と共に横に引き裂かれ、
Tシャツも、無数に穴が空き破れている
散々、
ナイフで刺しあっているのを見ているのに
みんな、よくこんなのが動いていたなと思った
先に銃で額が撃たれ転がっている仲間の方に
顔が向き、
みんなぼーっとしている
自分達じゃない、(撃ったのは)
銃なんて持ってない、(誰が?)
やったのは、ウェスタン・ハットのビキニ美女
こんな事をして捕まるのにと男達は思った
殺せば捕まるのに、なぜ? と
だが、それは問題はない
彼女達が捕まる心配はない
化け猫だもん♪
普段は猫、猫、猫、猫
存在しないビキニ美女
猫がしたなんて思わない
(まして、化け猫なんて)
風にノってるような音楽は、まだ続いている
仲間達は、まだ誰も、何も動かない
「ニャーん♪」と、同時に二つ声がする
男達は、その声を聞いて一斉に、声のする方に顔を向ける、左に顔向を、右に顔を向ける者
左右に分かれている美女2人を見て、思う
(あいつらは、あいつら同士殺しあった)
再度逃げ出そうとする男達、
「バキュン、バキュン、バキュン」と、
いつのまにか目の前にいたウェスタン・ハットの金目の光る美女に、銃で顔面を撃ち抜かれ倒れる
銃弾が発見されても、迷宮入りの事件
用が済めば、変身を解いて普通の猫に戻る
金目の光る、猫耳の姿美女の彼女達はいない
手まねきの化け猫達は
壁や塀にジャンプし屋根の上に、
ウェスタン・ハットの美女も、
同じくスタタタタと屋根を飛び移り、
全員変身を解いた姿で去っていった
第二話に続く 🐈 🐈⬛ 🐈
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