「化け猫」

夢幻

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「蛇女郎」

「蛇女郎」8 ☁️

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あれから10年
かりんは、目を覚さない
私が、こうやってかりんに入って、かりんを動かしいる
かりんは死んでいない
奥底で眠っている状態だ、と思う
叩きつけられたのが原因か、
何かがショックでと思う
地面に叩きつけられる前にナニがあったのか、叩きつけられたショックだけではない気がした

あの時の事を、何度でも思い出す
もう少し待っていればよかった、かりんを
社の裏の茂みにいかなければ、よかったと思う
後悔でしかない🌱

私は、かりんの部屋の机の上で膝抱えていた

この事を思い出したり考えたりする時、膝を抱えるのが私の癖だ

私は椅子に座るより、机の上に座っているのが好きだ。椅子に足を乗せて

人間の体でいる時に、蛇の姿勢に近くて?近いのか?くつろぐのに近いのかもしれない? 

実際どうなんだろうと自分でも思う
いや、ベッドで胡座をかいてる時の方が楽かな?とも思う
でも、ベッドより机の方が高くて、気分はいい。学校でも、机ばっかに座っている

身体は、あの後家に戻って頭痛いと言った
鼻血も出て致し、ワンピも砂だらけ
頭をぶつけたのだろう、その日のうちに病院に連れていってもらって検査をした。どこもなんともなく、杞憂であってホッとした

かりんは、私が入ってなければ意識不明の寝たきりだ


続く→
「蛇女郎」9
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