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エターナル8 お屋敷のピアニスト
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天気のいい青い空に、聳えるかのようなクラシカルな屋敷に、庭の木々の燃えるような緑が鮮やかに見せる季節
鍵盤の上を指が滑っているような音や叩く音から、弾き出されるピアノの音は上空高く上がり、空に音が響き吸い込まれていってるように見えるのが気持ちよく、クラシックってこうなのと驚き思った
今迄興味もなかってけど、クラシックの演奏会と楽しそうに会話してる大人達の喜ぶ気持ちが少しわかったような気がした
曲によって、その印象は度々違うけど、いつもどんな曲でも、今日の空や天気、屋敷が映えて見えるのが、いつも僕にクラシックはコンサートや室内で聞くより、外で聞いたほうがいいのではと耳にする度に、屋敷や空を目にする度に思っていた
「授業のレコードしか聴いた事ないけど、クラシックって、そう言うものなのか」と思うようになっていた
でも、それはじきに彼のピアノだからと思うようになった
たまに彼の先生が弾いていたり、この家のお客さんが弾いている時もある
けど、風景と一緒になってキラキラして見えない。先生達の方が上手いとは思うんだよ、でも空気がキラキラとして見えなくて、彼はピアノは上手くないと言っていたけど、謙遜して言ってると思った。だって、下手だったら幾らなんでも感動しないと思う。
「いや、これがセンスってヤツ?」と思った。先生やお客さんよりも、彼の方がセンスあるんじゃないかって考えだしていた
ある日、練習を終えた彼に言った
「フルートより、ピアノの方が上手いんじゃないの。かなり上手いんじゃない。いつも思うんだけど、庭で聴いていると、音が景色や空気と一緒になってキラキラしてるように見えるんだ。スッゲー上手いって思うんだよ。感動するんだ。下手だったら思わないと思うんだ」
「うん、実はそのとおりで、ピアノの方が得意なんだ。母さんは、フルートが上手だったんだけど。聞いていてくれてるなんて思ってなかった、ありがとう、嬉しいよ」と、明るい顔で言うアルフレッド
「フルート奏者だったの?」
「うん、お父さんもフルートは趣味でしてた」
「スッゲー、お父さんフルートできるんだ。いいな、才能あって。じゃあ高校は音楽学校?」と聞いた
「そう音楽系の学校に、お父さんいいって言ってくれて。お爺ちゃんも。問題は大学」
「あー、会社か」
「うん、まあそうなんだけど。高校迄は、まあ今は目一杯やるよピアノを」
才能があったら大学、音楽系に行くって事か
会社は、どうなるんだろう?
一族の中から誰かになる?
代理母出産で、後継者考えているのかな?
あまり突っ込んで聞けないし、聞くのもだし、大変だよなぁ。僕達まだ子供なのに、それ考えないといけないなんて。僕には、現実感がまだなかった。なんにも
ただ僕は、彼に音楽の道を進んで欲しいと、そんな事を思いながら、彼と色んな事を喋った
僕は僕で、彼のピアノやフルートの練習を、結構楽しみにしていて
ピアノの練習のある日は、豪華な屋敷を背景に庭で響く音が聴きたくて、ワザと始まってから来ては庭で、聴いていた
サッカーの練習を、ボールをチョイチョイと蹴ったりしていた
初めて彼のピアノを耳にしたのは、天気のいい青い空の日、クラシカルな屋敷、鉄の門から見える広い庭を背景に、心地よく聞こえ、ピアノの音は屋敷の雰囲気にとても合っているように見え、その時に初めて思ったんだ
僕はクラシックって、室内より外で演奏した方がいいのではって
彼のピアノを一番最初に耳にした曲は、次の日も次の日も耳にし(彼と知り合った頃、ほぼ毎日お屋敷に行っていた)、繰り返される曲に、行くと聞こえくるその曲に「先生についての練習じゃないのか、そうだよな。今日はピアノの日じゃなかったよな」と思い、最初はわからなかったけど、繰り返される曲がベートーベンだとわかり、「ピアノだと、こうなのか。彼の好きな曲?」と、思った
その曲は 次の日も次の日も何回も繰り返された。僕には、ベートーベンの正しい弾き方はわからないない。人それぞれ個性もあるだろうし、叩きつけるかのような音に、そう表現する曲なのか「運命」だしと思った
曲自体は、小学校の音楽の授業で聞いてはいた。優しい彼には、何処か合わないように感じていた
強く叩きつけるような弾き方、速い川の流れに追いつこう、速い流れをあらわそうと強く弾いていると思った。
次第に、毎日毎日弾いているその曲に、強く荒く叩いて弾いているように聞こえ、腹の底から荒れるように上がってくる波を、抑えきれないような流れや波を、上から強く叩き抑えつけるように弾いているように聞こえだしていた
僕は、僕がそう思うだけかはわからないけど、「運命」は難しい?と思うのと、僕はその彼の弾く「運命」を聞いた日は、何度も何度も頭の中で眠りにつく迄、繰り返えしてた
今日は、イレギュラーで練習になった様で
たまにあるそんな時は、彼の部屋のドアを開けて彼のピアノやフルートを聴いている
僕は楽器はからっきしで、音楽の成績もダメダメだけど、曲だけは詳しくなった、クラシック
の
練習が終わると、彼に今日の曲はとか、どこが難しかった?「フフフ、フン♪ フン、フン♫」と鼻歌で、この部分いいよねと聞いたりしてて、彼も僕が聴いていてくれたといった感じで、色々答えてくれていた
よその家のお誕生会や集まりで、他の人が僕に聞いてきたり、話を降ってくる人が僕がクラシックの曲名言ったりすると、みんがオオぉと言う顔をする。
コードとか、パターンとかメロディとか答えるのが意外らしい、自分でもそう思うし一目置かれる、これは感謝してる。知識がついた
今更ながら、あの時間は音楽の授業を受けていたようなものかも知れないと思ってる
→
エターナル9 ジョークだろ!そんな...
鍵盤の上を指が滑っているような音や叩く音から、弾き出されるピアノの音は上空高く上がり、空に音が響き吸い込まれていってるように見えるのが気持ちよく、クラシックってこうなのと驚き思った
今迄興味もなかってけど、クラシックの演奏会と楽しそうに会話してる大人達の喜ぶ気持ちが少しわかったような気がした
曲によって、その印象は度々違うけど、いつもどんな曲でも、今日の空や天気、屋敷が映えて見えるのが、いつも僕にクラシックはコンサートや室内で聞くより、外で聞いたほうがいいのではと耳にする度に、屋敷や空を目にする度に思っていた
「授業のレコードしか聴いた事ないけど、クラシックって、そう言うものなのか」と思うようになっていた
でも、それはじきに彼のピアノだからと思うようになった
たまに彼の先生が弾いていたり、この家のお客さんが弾いている時もある
けど、風景と一緒になってキラキラして見えない。先生達の方が上手いとは思うんだよ、でも空気がキラキラとして見えなくて、彼はピアノは上手くないと言っていたけど、謙遜して言ってると思った。だって、下手だったら幾らなんでも感動しないと思う。
「いや、これがセンスってヤツ?」と思った。先生やお客さんよりも、彼の方がセンスあるんじゃないかって考えだしていた
ある日、練習を終えた彼に言った
「フルートより、ピアノの方が上手いんじゃないの。かなり上手いんじゃない。いつも思うんだけど、庭で聴いていると、音が景色や空気と一緒になってキラキラしてるように見えるんだ。スッゲー上手いって思うんだよ。感動するんだ。下手だったら思わないと思うんだ」
「うん、実はそのとおりで、ピアノの方が得意なんだ。母さんは、フルートが上手だったんだけど。聞いていてくれてるなんて思ってなかった、ありがとう、嬉しいよ」と、明るい顔で言うアルフレッド
「フルート奏者だったの?」
「うん、お父さんもフルートは趣味でしてた」
「スッゲー、お父さんフルートできるんだ。いいな、才能あって。じゃあ高校は音楽学校?」と聞いた
「そう音楽系の学校に、お父さんいいって言ってくれて。お爺ちゃんも。問題は大学」
「あー、会社か」
「うん、まあそうなんだけど。高校迄は、まあ今は目一杯やるよピアノを」
才能があったら大学、音楽系に行くって事か
会社は、どうなるんだろう?
一族の中から誰かになる?
代理母出産で、後継者考えているのかな?
あまり突っ込んで聞けないし、聞くのもだし、大変だよなぁ。僕達まだ子供なのに、それ考えないといけないなんて。僕には、現実感がまだなかった。なんにも
ただ僕は、彼に音楽の道を進んで欲しいと、そんな事を思いながら、彼と色んな事を喋った
僕は僕で、彼のピアノやフルートの練習を、結構楽しみにしていて
ピアノの練習のある日は、豪華な屋敷を背景に庭で響く音が聴きたくて、ワザと始まってから来ては庭で、聴いていた
サッカーの練習を、ボールをチョイチョイと蹴ったりしていた
初めて彼のピアノを耳にしたのは、天気のいい青い空の日、クラシカルな屋敷、鉄の門から見える広い庭を背景に、心地よく聞こえ、ピアノの音は屋敷の雰囲気にとても合っているように見え、その時に初めて思ったんだ
僕はクラシックって、室内より外で演奏した方がいいのではって
彼のピアノを一番最初に耳にした曲は、次の日も次の日も耳にし(彼と知り合った頃、ほぼ毎日お屋敷に行っていた)、繰り返される曲に、行くと聞こえくるその曲に「先生についての練習じゃないのか、そうだよな。今日はピアノの日じゃなかったよな」と思い、最初はわからなかったけど、繰り返される曲がベートーベンだとわかり、「ピアノだと、こうなのか。彼の好きな曲?」と、思った
その曲は 次の日も次の日も何回も繰り返された。僕には、ベートーベンの正しい弾き方はわからないない。人それぞれ個性もあるだろうし、叩きつけるかのような音に、そう表現する曲なのか「運命」だしと思った
曲自体は、小学校の音楽の授業で聞いてはいた。優しい彼には、何処か合わないように感じていた
強く叩きつけるような弾き方、速い川の流れに追いつこう、速い流れをあらわそうと強く弾いていると思った。
次第に、毎日毎日弾いているその曲に、強く荒く叩いて弾いているように聞こえ、腹の底から荒れるように上がってくる波を、抑えきれないような流れや波を、上から強く叩き抑えつけるように弾いているように聞こえだしていた
僕は、僕がそう思うだけかはわからないけど、「運命」は難しい?と思うのと、僕はその彼の弾く「運命」を聞いた日は、何度も何度も頭の中で眠りにつく迄、繰り返えしてた
今日は、イレギュラーで練習になった様で
たまにあるそんな時は、彼の部屋のドアを開けて彼のピアノやフルートを聴いている
僕は楽器はからっきしで、音楽の成績もダメダメだけど、曲だけは詳しくなった、クラシック
の
練習が終わると、彼に今日の曲はとか、どこが難しかった?「フフフ、フン♪ フン、フン♫」と鼻歌で、この部分いいよねと聞いたりしてて、彼も僕が聴いていてくれたといった感じで、色々答えてくれていた
よその家のお誕生会や集まりで、他の人が僕に聞いてきたり、話を降ってくる人が僕がクラシックの曲名言ったりすると、みんがオオぉと言う顔をする。
コードとか、パターンとかメロディとか答えるのが意外らしい、自分でもそう思うし一目置かれる、これは感謝してる。知識がついた
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