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第14話 女神の試練と無意識の突破
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夜の砂嶺を抜けてから、レオンたちは広大な石の大地を進んでいた。
風は運命のように冷たく、地平に浮かぶはずの星々すら霞んで見える。
リュフェリアとの邂逅から三日。
その間に、レオンの胸中にはひとつの違和感が芽生えていた。
――誰かに呼ばれている。
夢の中で何度も同じ声を聞いた。
それは柔らかく、悲しみに満ちた声。
けれど、はっきりとした言葉ではない。
「来なさい」という祈りのような響きだけが、頭の奥に残っていた。
「主。昨夜もまた夢を?」
フィオナが尋ねる。
「うん。なんだか呼ばれてる気がして。多分、神界に関係する誰かだと思う」
「放っておけないね」
リリアが腕を組みながら進む。
「でも気に食わないわ。神の呼びかけなんて、ろくなことがない。罠のほうが可能性高いわよ」
「それでも、行かなきゃいけない気がするんだ」
「……まったく。人の言葉じゃ止まらないのね、あんたは」
そんなやり取りののち、彼らは目的地である“聖水の都エウラ”を目にした。
広大な湖に浮かぶ神殿都市。
白い塔が幾重にも連なり、光の翼のような水路が街中を走っている。
門を抜けると、神官服の人々が一斉に跪いた。
「聖者レオン様……! 女神の啓示どおり、ついにここへ……!」
「また聖者扱いか……」
小声でぼやくレオンに、リリアが肩をすくめた。
「もう慣れなさいな」
案内された中央の大神殿は、天井まで届く淡い青の結晶でできていた。
奥には巨大な水鏡があり、その前に立つ少女の姿。
銀糸の髪、透明なドレス、瞳は夜の月よりも淡い。
その存在だけで空気が震えている。
「よく来ましたね……創世の子。私は“慈愛の女神セレスティア”。あなたへ試練を与えるため、ここへ姿を現しました」
レオンは自然と息を呑んだ。
横でフィオナが膝をつく。
「セレスティア……まさか、神界十柱の一人が直々に降臨されるとは」
リリアも咄嗟に剣の柄へ手を置く。
「試練って……戦いですか?」
レオンが問うと、女神は静かに首を振った。
「いいえ。これは“心”の試練。あなたという存在が世界の均衡を保とうとしているのは理解しています。でも――その均衡が、あなた自身の意思なのか、それとも神々に定められた過程の一部なのか。私は、それを確かめに来ました」
「俺の……意思」
レオンはその言葉を繰り返しながら、水鏡の奥を見る。
すると、波打つ水面が光を放ち、別の景色を映し出した。
そこに広がっていたのは――村だった。
懐かしいルグナの景色。しかし、村人たちが苦しみ、地が裂け、空が赤く染まる。
リリアやフィオナの姿もなく、崩壊しかけた世界が広がっている。
「これは……?」
「未来の一つの可能性です」と女神が答える。
「あなたが均衡を乱した時、創世の力は制御を失い、あらゆるものを吸い込み滅びへと導くでしょう。全てはあなた自身の“無意識”にかかっているのです」
「そんな……俺が原因で……?」
「あなたの力は善でも悪でもない。世界そのものの揺らぎ。ゆえに、あなたが選ぶ答え次第で、この未来は変わる。さあ、答えを見せなさい。
それでもあなたは、世界を抱こうとするのですか?」
静寂。
音もなく、景色が崩れる。
足元の地面が裂ける中、レオンは立っていた。
全てが崩壊する幻の村の中で、ただ一人、子供の声を聞く。
「おにいちゃん、どうして笑うの?」
振り返ると、そこには昔助けた村の少女の姿。
恐怖に怯える彼女に、レオンは自然と笑みを返した。
「怖いけどね。でも、誰かが泣いてるなら、笑ってたいんだ。俺が何者でも、それだけは変わらない」
その瞬間、周囲の世界が光に包まれた。
崩壊していた地面が再び形をなし、空が青へと戻る。
風が吹き、花が咲く。
「……これは、わたしの幻だというのに」
女神の声が震えていた。
「あなたは、何も意識せず均衡を修復した。無意識のままに、“創世”を上書きしたのです」
レオンは首をかしげた。
「特に何かした覚えはないんですけど……その子を笑わせようと思っただけで」
「それこそが恐ろしくも美しい。あなたの存在そのものが創造の理。“意思”を超えた純粋な救済」
水鏡が静かに砕け、女神の姿が目の前に現れた。
セレスティアはすっと膝をつき、瞳を閉じる。
「創世の子よ。私はあなたを試した。結果、私は神として敗北を認めます」
「敗北……?」
「ええ。神は人の感情を真似ることはできても、生むことはできない。あなたが無意識に示した『希望』こそが、世界を繋ぐ答えだと知りました」
フィオナが前に進む。
「女神として、それを認めるのですか?」
セレスティアは微かに笑う。
「認めましょう。ゆえに、あなた方に祝福を与えます。二度と人と神の境界が交わらぬよう導くために」
女神が手をかざすと、天井から無数の光が降り注ぐ。
粒子が風のように身体を包み、レオンの胸に暖かな力が流れ込む。
「これは“穏やかな祈り”の加護。あなたが歩む道に、争いが訪れぬように」
「ありがとうございます。でも、俺はただ、繋がりたいだけです。神とも、人とも、魔族とも」
女神はその言葉に微笑んだ。
「ふふ、あなたらしい……。けれど、どうか気をつけて。あなたの存在はもはや“理そのもの”。
その光は、暗闇にも影響を及ぼします」
言葉が消えると同時に、女神の姿は光と共に霧散した。
水鏡は砕け、静寂が戻る。
しかしレオンの掌には確かに、彼女の祈りの温もりが残っていた。
リリアがため息混じりに言う。
「また無自覚に神様を納得させたわね。ほんと、どういう存在なのかわかんなくなる」
「俺もわかりません。でも、神様も“人”なんだって感じました」
フィオナが隣に立ち、穏やかに頷く。
「主に出会うと、誰もが変わる。それがあなたの加護ではなく、“在り方”なのです」
神殿の外に出ると、夕暮れの空が彼らを包んだ。
湖が赤く染まり、風が穏やかに吹く。
リリアは小さく笑った。
「次はどんな神が待ってるのかしらね」
レオンは肩をすくめた。
「話ができる人ならいいですけど」
「まったく……どこまで話し合いでなんとかする気なのかしら」
そんな冗談めいた会話を交わしながら、三人の影は長く伸びていく。
その背後で、湖の水面に女神の姿がわずかに映った。
彼女は静かに微笑みながら、ひとり呟いた。
「創世の子よ……あなたの優しさが、この世界を救うか、それとも壊すか。見届けましょう」
風が音を運び、遠くの空で鐘の音が鳴った。
その音色は、次なる運命の合図のように響いた。
続く
風は運命のように冷たく、地平に浮かぶはずの星々すら霞んで見える。
リュフェリアとの邂逅から三日。
その間に、レオンの胸中にはひとつの違和感が芽生えていた。
――誰かに呼ばれている。
夢の中で何度も同じ声を聞いた。
それは柔らかく、悲しみに満ちた声。
けれど、はっきりとした言葉ではない。
「来なさい」という祈りのような響きだけが、頭の奥に残っていた。
「主。昨夜もまた夢を?」
フィオナが尋ねる。
「うん。なんだか呼ばれてる気がして。多分、神界に関係する誰かだと思う」
「放っておけないね」
リリアが腕を組みながら進む。
「でも気に食わないわ。神の呼びかけなんて、ろくなことがない。罠のほうが可能性高いわよ」
「それでも、行かなきゃいけない気がするんだ」
「……まったく。人の言葉じゃ止まらないのね、あんたは」
そんなやり取りののち、彼らは目的地である“聖水の都エウラ”を目にした。
広大な湖に浮かぶ神殿都市。
白い塔が幾重にも連なり、光の翼のような水路が街中を走っている。
門を抜けると、神官服の人々が一斉に跪いた。
「聖者レオン様……! 女神の啓示どおり、ついにここへ……!」
「また聖者扱いか……」
小声でぼやくレオンに、リリアが肩をすくめた。
「もう慣れなさいな」
案内された中央の大神殿は、天井まで届く淡い青の結晶でできていた。
奥には巨大な水鏡があり、その前に立つ少女の姿。
銀糸の髪、透明なドレス、瞳は夜の月よりも淡い。
その存在だけで空気が震えている。
「よく来ましたね……創世の子。私は“慈愛の女神セレスティア”。あなたへ試練を与えるため、ここへ姿を現しました」
レオンは自然と息を呑んだ。
横でフィオナが膝をつく。
「セレスティア……まさか、神界十柱の一人が直々に降臨されるとは」
リリアも咄嗟に剣の柄へ手を置く。
「試練って……戦いですか?」
レオンが問うと、女神は静かに首を振った。
「いいえ。これは“心”の試練。あなたという存在が世界の均衡を保とうとしているのは理解しています。でも――その均衡が、あなた自身の意思なのか、それとも神々に定められた過程の一部なのか。私は、それを確かめに来ました」
「俺の……意思」
レオンはその言葉を繰り返しながら、水鏡の奥を見る。
すると、波打つ水面が光を放ち、別の景色を映し出した。
そこに広がっていたのは――村だった。
懐かしいルグナの景色。しかし、村人たちが苦しみ、地が裂け、空が赤く染まる。
リリアやフィオナの姿もなく、崩壊しかけた世界が広がっている。
「これは……?」
「未来の一つの可能性です」と女神が答える。
「あなたが均衡を乱した時、創世の力は制御を失い、あらゆるものを吸い込み滅びへと導くでしょう。全てはあなた自身の“無意識”にかかっているのです」
「そんな……俺が原因で……?」
「あなたの力は善でも悪でもない。世界そのものの揺らぎ。ゆえに、あなたが選ぶ答え次第で、この未来は変わる。さあ、答えを見せなさい。
それでもあなたは、世界を抱こうとするのですか?」
静寂。
音もなく、景色が崩れる。
足元の地面が裂ける中、レオンは立っていた。
全てが崩壊する幻の村の中で、ただ一人、子供の声を聞く。
「おにいちゃん、どうして笑うの?」
振り返ると、そこには昔助けた村の少女の姿。
恐怖に怯える彼女に、レオンは自然と笑みを返した。
「怖いけどね。でも、誰かが泣いてるなら、笑ってたいんだ。俺が何者でも、それだけは変わらない」
その瞬間、周囲の世界が光に包まれた。
崩壊していた地面が再び形をなし、空が青へと戻る。
風が吹き、花が咲く。
「……これは、わたしの幻だというのに」
女神の声が震えていた。
「あなたは、何も意識せず均衡を修復した。無意識のままに、“創世”を上書きしたのです」
レオンは首をかしげた。
「特に何かした覚えはないんですけど……その子を笑わせようと思っただけで」
「それこそが恐ろしくも美しい。あなたの存在そのものが創造の理。“意思”を超えた純粋な救済」
水鏡が静かに砕け、女神の姿が目の前に現れた。
セレスティアはすっと膝をつき、瞳を閉じる。
「創世の子よ。私はあなたを試した。結果、私は神として敗北を認めます」
「敗北……?」
「ええ。神は人の感情を真似ることはできても、生むことはできない。あなたが無意識に示した『希望』こそが、世界を繋ぐ答えだと知りました」
フィオナが前に進む。
「女神として、それを認めるのですか?」
セレスティアは微かに笑う。
「認めましょう。ゆえに、あなた方に祝福を与えます。二度と人と神の境界が交わらぬよう導くために」
女神が手をかざすと、天井から無数の光が降り注ぐ。
粒子が風のように身体を包み、レオンの胸に暖かな力が流れ込む。
「これは“穏やかな祈り”の加護。あなたが歩む道に、争いが訪れぬように」
「ありがとうございます。でも、俺はただ、繋がりたいだけです。神とも、人とも、魔族とも」
女神はその言葉に微笑んだ。
「ふふ、あなたらしい……。けれど、どうか気をつけて。あなたの存在はもはや“理そのもの”。
その光は、暗闇にも影響を及ぼします」
言葉が消えると同時に、女神の姿は光と共に霧散した。
水鏡は砕け、静寂が戻る。
しかしレオンの掌には確かに、彼女の祈りの温もりが残っていた。
リリアがため息混じりに言う。
「また無自覚に神様を納得させたわね。ほんと、どういう存在なのかわかんなくなる」
「俺もわかりません。でも、神様も“人”なんだって感じました」
フィオナが隣に立ち、穏やかに頷く。
「主に出会うと、誰もが変わる。それがあなたの加護ではなく、“在り方”なのです」
神殿の外に出ると、夕暮れの空が彼らを包んだ。
湖が赤く染まり、風が穏やかに吹く。
リリアは小さく笑った。
「次はどんな神が待ってるのかしらね」
レオンは肩をすくめた。
「話ができる人ならいいですけど」
「まったく……どこまで話し合いでなんとかする気なのかしら」
そんな冗談めいた会話を交わしながら、三人の影は長く伸びていく。
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「創世の子よ……あなたの優しさが、この世界を救うか、それとも壊すか。見届けましょう」
風が音を運び、遠くの空で鐘の音が鳴った。
その音色は、次なる運命の合図のように響いた。
続く
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