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第28話 神々の会議と絶望
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天空が静かに暗転した。
世界を覆う創世の光が収まり、風が第28話 神々の会議と絶望
創世の光が世界を覆ったその瞬間、宇宙の最上層――誰も踏み入ることの叶わぬ「神界の座」において、沈黙が生まれた。
理の神が倒れ、創世の均衡が人の手で動かされた。
その事実は、神々にとってあり得ない“例外”だった。
天の雲海の上、金と白の輝きが交差する空間。
無限の円環に囲まれた白の議場。
そこには十二の座が並び、各々の光が人格を象徴している。
戦の神、知識の神、死の神、混沌、秩序、愛、再生、そして――創世の記録を管理する「総神アルケイオス」。
その中心に立つアルケイオスが、杖を床に打つ。
「報告を。ただ一柱であった理の神が、地上の人間に敗北した。しかも女神セレスティアは自ら涙を流し、理の力を失ったという」
ざわめきが広がる。
「馬鹿な、人が神を超えるなど!」
「女神セレスティアが人間ごときに心を傾けたのか?」
「そもそも“創世の子”とは何なのだ。あれは我々の写しではないのか?」
怒りと恐怖が混じる様々な声が交錯する。
アルケイオスはただ目を閉じ、彼らを見下ろすように語る。
「創世とは、我らすら理解できぬ理。あの男――レオン・グランフィール。その存在は、我々が手にした神性そのものの“原点”だ」
死の神モルヴァが笑った。
「つまり、奴は我々の始まりでもあり、終わりでもある。まあ、愉快な皮肉じゃないか」
戦の神アークトスが拳を叩きつける。
「笑い事ではない! 人が神を裁けるなど、秩序が崩壊する! 今すぐ地上を浄化すべきだ!」
「過剰な暴走はさらなる反発を生む」と愛の女神リアが静かに諫める。
「すでに世界樹が再び根を張り、命の循環が回り始めている。
あれを消せば、すべての生命が共倒れになるでしょう」
「だが神界の威信は失われた!」戦の神が再び吠える。
「“恐れ”を失った人間たちは、いずれ神を信じず、我らに背く」
その言葉に応じたのは知識の神、灰色の羽根を持つ老人だった。
「背くというより、彼らはもう信仰という枠を超えつつある。
あの創世の子は、愛と秩序と混沌――すべてを包んだまま歩いている。
どの神にも属さず、けれど神にも拒まれぬ存在。もはや“均衡の主”だ」
沈黙。
アルケイオスは杖を天に向けて掲げた。
「だからこそ、決議を取る。我々はレオンを〈統合者〉として認め、共存を模索するか。
あるいは、手に余る存在として“神殺しの因子”と定め、滅すのか」
十二の座に光が戻る。
ひとりずつ、神は意志を告げた。
「我は肯定する。あの者に時代を託す」――女神リア。
「否。我が矜持を穢す者を許さぬ」――アークトス。
「我は中立だ。だが、彼の持つ悲しみを見てしまった」――モルヴァ。
「創世は“動”を求めている。滅ぼせば、すべてが静止する」――風の神エフェル。
票は分かれた。
六対六。
決を分けるのは、唯一無二の総神アルケイオス。
「我は……迷っている」
その言葉に場が凍りついた。
総神が迷うなど、歴史の中で初めてのことだった。
「創世の子は“人の可能性”を証明した。しかしそれは、我らの存在理由を薄める。
だが――」
アルケイオスが目を閉じたとき、議場に微かな音が響く。
それは、静かに滴り落ちる水音。
「……これは?」
「……涙?」
天界の大気が震えた。
空の彼方から、女神セレスティアの声が届く。
『神々よ、あなたたちは忘れてしまったのですか。
かつて、祈りの声に生まれたのはあなたたち自身。
ならば、祈る者を閉ざして何が残るのです?』
その声は穏やかでありながら、厳しかった。
『あなたたちは永遠を選んだ。でも、永遠とは変化を失うこと。
レオン・グランフィールはその鎖を外した。
命は、一度でも芽吹けば意味を宿す。死よりも生を恐れず歩む者が人――それが世界の心です』
落ちた涙が議場を包み、光が天井まで満ちた。
その光の中で、神々の影が崩れ始める。
力を削がれたのではない。
もはや、絶対なる存在であることを、彼ら自身が理解できなくなりつつあったのだ。
「……私は、どうすればいい?」総神アルケイオスの声が震える。
セレスティアの声が答える。
『あなたも同じです。見るだけの存在から、感じる存在へと戻りなさい。
世界は、あなたの決断で終わる必要などない』
沈黙の中、アルケイオスはゆっくりと目を開いた。
「……ならば、見届けよう。新たな創世を。
だが一つだけ忘れるな、人の子。お前の存在はあまりにも明るい。
光が強すぎれば、影が生まれる。その影こそ、我ら神が失った“別の心”だ」
その瞬間、神々の背後に黒い裂け目が生まれた。
そこからあふれ出したのは、禍々しいほど美しい影。
黄金と闇が混ざり合い、人の形を取り始める。
「……何だ?」「あれは……?」
その影が、微笑んだ。
「私は“反理”。創世に拒まれた負の神性。
お前たちが恐れ、封じ続けた“もうひとりの理”だ」
戦の神が叫ぶ。
「まさか、理神の残滓が自我を持ったというのか!?」
「違う!」影は笑い声を上げた。
「自我ではない。“心”だ。創世の子レオンが作った“人を想う心”。
それがこの私を生んだ。言葉にすれば――『裏創』だ」
黒い翼が広がる。
金色の紅蓮が散り、議場の壁を焼き尽くす。
悲鳴が上がる。
アルケイオスは杖を掲げた。
「裏創!何をする気だ!」
「見届けるよ。お前たちが恐れた“未来”。創世の子の抱く小さな願いが、どれほど世界を揺り動かすか――」
理神の影は笑いながら裂け目へと消えた。
そして、神界全体が震え始めた。
「……また、新たな輪が動き出すのか」アルケイオスがつぶやく。
リア女神が目を閉じて祈るように答えた。
「ええ。創世が動くたびに、命は試される。
けれど、今度は“人”が選ぶ番です」
その言葉を最後に、天界の光が一斉に地上へ降り注いだ。
***
その頃、地上ではレオンたちが再び空を見上げていた。
彼の掌の中で、微かな震えが生まれている。
フィオナが顔を上げた。
「主……もう一つの“理”が目覚めました」
リリアが眉をひそめる。
「やっぱり……また次の厄介ごとね」
レオンは微笑んだ。
「うん、でも……この世界が生きようとしてる証拠でもある」
アメリアが問う。
「もしその“影”が神ですら制御できない存在だったら?」
「そのときはまた話す。たとえ誰とでも」
風が頬を撫でる。
空の裂け目は、穏やかに閉じかけていた。
リリアが呆れたように笑う。
「本当にあんたって奴は。どんな存在相手でも話し合おうとするのね」
「その方が寂しくないだろ?」
仲間たちは顔を見合わせ、笑い合った。
だが、その笑顔の奥に誰も気づかない影があった。
遠く離れた場所で、黒い翼がそっと羽ばたく。
世界は再び、新たな夜明けを迎えようとしている。
続く
世界を覆う創世の光が収まり、風が第28話 神々の会議と絶望
創世の光が世界を覆ったその瞬間、宇宙の最上層――誰も踏み入ることの叶わぬ「神界の座」において、沈黙が生まれた。
理の神が倒れ、創世の均衡が人の手で動かされた。
その事実は、神々にとってあり得ない“例外”だった。
天の雲海の上、金と白の輝きが交差する空間。
無限の円環に囲まれた白の議場。
そこには十二の座が並び、各々の光が人格を象徴している。
戦の神、知識の神、死の神、混沌、秩序、愛、再生、そして――創世の記録を管理する「総神アルケイオス」。
その中心に立つアルケイオスが、杖を床に打つ。
「報告を。ただ一柱であった理の神が、地上の人間に敗北した。しかも女神セレスティアは自ら涙を流し、理の力を失ったという」
ざわめきが広がる。
「馬鹿な、人が神を超えるなど!」
「女神セレスティアが人間ごときに心を傾けたのか?」
「そもそも“創世の子”とは何なのだ。あれは我々の写しではないのか?」
怒りと恐怖が混じる様々な声が交錯する。
アルケイオスはただ目を閉じ、彼らを見下ろすように語る。
「創世とは、我らすら理解できぬ理。あの男――レオン・グランフィール。その存在は、我々が手にした神性そのものの“原点”だ」
死の神モルヴァが笑った。
「つまり、奴は我々の始まりでもあり、終わりでもある。まあ、愉快な皮肉じゃないか」
戦の神アークトスが拳を叩きつける。
「笑い事ではない! 人が神を裁けるなど、秩序が崩壊する! 今すぐ地上を浄化すべきだ!」
「過剰な暴走はさらなる反発を生む」と愛の女神リアが静かに諫める。
「すでに世界樹が再び根を張り、命の循環が回り始めている。
あれを消せば、すべての生命が共倒れになるでしょう」
「だが神界の威信は失われた!」戦の神が再び吠える。
「“恐れ”を失った人間たちは、いずれ神を信じず、我らに背く」
その言葉に応じたのは知識の神、灰色の羽根を持つ老人だった。
「背くというより、彼らはもう信仰という枠を超えつつある。
あの創世の子は、愛と秩序と混沌――すべてを包んだまま歩いている。
どの神にも属さず、けれど神にも拒まれぬ存在。もはや“均衡の主”だ」
沈黙。
アルケイオスは杖を天に向けて掲げた。
「だからこそ、決議を取る。我々はレオンを〈統合者〉として認め、共存を模索するか。
あるいは、手に余る存在として“神殺しの因子”と定め、滅すのか」
十二の座に光が戻る。
ひとりずつ、神は意志を告げた。
「我は肯定する。あの者に時代を託す」――女神リア。
「否。我が矜持を穢す者を許さぬ」――アークトス。
「我は中立だ。だが、彼の持つ悲しみを見てしまった」――モルヴァ。
「創世は“動”を求めている。滅ぼせば、すべてが静止する」――風の神エフェル。
票は分かれた。
六対六。
決を分けるのは、唯一無二の総神アルケイオス。
「我は……迷っている」
その言葉に場が凍りついた。
総神が迷うなど、歴史の中で初めてのことだった。
「創世の子は“人の可能性”を証明した。しかしそれは、我らの存在理由を薄める。
だが――」
アルケイオスが目を閉じたとき、議場に微かな音が響く。
それは、静かに滴り落ちる水音。
「……これは?」
「……涙?」
天界の大気が震えた。
空の彼方から、女神セレスティアの声が届く。
『神々よ、あなたたちは忘れてしまったのですか。
かつて、祈りの声に生まれたのはあなたたち自身。
ならば、祈る者を閉ざして何が残るのです?』
その声は穏やかでありながら、厳しかった。
『あなたたちは永遠を選んだ。でも、永遠とは変化を失うこと。
レオン・グランフィールはその鎖を外した。
命は、一度でも芽吹けば意味を宿す。死よりも生を恐れず歩む者が人――それが世界の心です』
落ちた涙が議場を包み、光が天井まで満ちた。
その光の中で、神々の影が崩れ始める。
力を削がれたのではない。
もはや、絶対なる存在であることを、彼ら自身が理解できなくなりつつあったのだ。
「……私は、どうすればいい?」総神アルケイオスの声が震える。
セレスティアの声が答える。
『あなたも同じです。見るだけの存在から、感じる存在へと戻りなさい。
世界は、あなたの決断で終わる必要などない』
沈黙の中、アルケイオスはゆっくりと目を開いた。
「……ならば、見届けよう。新たな創世を。
だが一つだけ忘れるな、人の子。お前の存在はあまりにも明るい。
光が強すぎれば、影が生まれる。その影こそ、我ら神が失った“別の心”だ」
その瞬間、神々の背後に黒い裂け目が生まれた。
そこからあふれ出したのは、禍々しいほど美しい影。
黄金と闇が混ざり合い、人の形を取り始める。
「……何だ?」「あれは……?」
その影が、微笑んだ。
「私は“反理”。創世に拒まれた負の神性。
お前たちが恐れ、封じ続けた“もうひとりの理”だ」
戦の神が叫ぶ。
「まさか、理神の残滓が自我を持ったというのか!?」
「違う!」影は笑い声を上げた。
「自我ではない。“心”だ。創世の子レオンが作った“人を想う心”。
それがこの私を生んだ。言葉にすれば――『裏創』だ」
黒い翼が広がる。
金色の紅蓮が散り、議場の壁を焼き尽くす。
悲鳴が上がる。
アルケイオスは杖を掲げた。
「裏創!何をする気だ!」
「見届けるよ。お前たちが恐れた“未来”。創世の子の抱く小さな願いが、どれほど世界を揺り動かすか――」
理神の影は笑いながら裂け目へと消えた。
そして、神界全体が震え始めた。
「……また、新たな輪が動き出すのか」アルケイオスがつぶやく。
リア女神が目を閉じて祈るように答えた。
「ええ。創世が動くたびに、命は試される。
けれど、今度は“人”が選ぶ番です」
その言葉を最後に、天界の光が一斉に地上へ降り注いだ。
***
その頃、地上ではレオンたちが再び空を見上げていた。
彼の掌の中で、微かな震えが生まれている。
フィオナが顔を上げた。
「主……もう一つの“理”が目覚めました」
リリアが眉をひそめる。
「やっぱり……また次の厄介ごとね」
レオンは微笑んだ。
「うん、でも……この世界が生きようとしてる証拠でもある」
アメリアが問う。
「もしその“影”が神ですら制御できない存在だったら?」
「そのときはまた話す。たとえ誰とでも」
風が頬を撫でる。
空の裂け目は、穏やかに閉じかけていた。
リリアが呆れたように笑う。
「本当にあんたって奴は。どんな存在相手でも話し合おうとするのね」
「その方が寂しくないだろ?」
仲間たちは顔を見合わせ、笑い合った。
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世界は再び、新たな夜明けを迎えようとしている。
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