20 / 71
第1章
サマーパーティーは勝負です。
しおりを挟む
やはり、強敵ね!講堂へ向かうきらびやかな集団を見て、コルデは白いドレスを握り、よし。と気合いを入れた。
コルデが前世を思い出したのは10歳の頃。
難病と言われる病に倒れ、16歳で亡くなった。楽しみは、姉が持ってきたゲーム。それにハマってたから、この世界に自分が居る事に興奮した。
健康な身体、そして大好きだったゲームの世界!
おもいっきりオシャレするわよ!
コルデが前世ハマってたゲーム。
『ファッションは、パッション!・ガールズセレクトショップ』
小さな店を大商会へと成長させる育成ゲーム。
支店を増やし、売上を上げるのだが、主人公が学園へ入ると悪役令嬢達との、コーデバトルが追加される。
学生達の投票結果で、店の売り上げが変動するので、今回のサマーパーティーは勝負なのだ!
そう、恋愛要素は皆無である。
まだまだ店を大きくして、他国へも支店を出す為には、ここで負ける訳には行かないわ!
学園編で負け続けると、店長編で他国に支店を出す許可がおりない。その可否を下すのがラスボスのガードンなのだ!
ラスボスと今のうちに仲良くしたいコルデは、ガードンへ話し掛けているが、なかなか打ち解けてくれない。
前世からオシャレ好きだったコルデ。本当は悪役令嬢達と仲良くなって、自分好みに着せ替えしたいと思っているが、『ゲームでは、敵キャラ』だからムリと最初から諦めている。
あのスペックの着せ替え………はぁ、憧れるわ。
コルデは自身の身体を見て、大きなため息を吐き、そっと胸に手を当てる。
ゲームの時は気にしてなかったけど、寸胴よね。そう言えば、モデルスカウトも学園編でやらなきゃいけないのに、進んで無いわ~。
貴族令嬢が多い学園で、未知の職業であるモデルを頼む事は、かなり難しく。それとなく誘った令嬢達に、断られている。
ローザ様の領地の生地は最高だし、ヴィオレット様の領地の技術は最先端だし、リュンヌ様の領地の宝石類は豊富だし。
これから、店舗拡大を目指すなら仲良くしたいが、敵キャラ&高位貴族令嬢達。クラスでも彼女達へコルデが話し掛ける事は殆ど無い。
学園編、最初のコーデバトル!
いざ!出陣!
コルデが前世を思い出したのは10歳の頃。
難病と言われる病に倒れ、16歳で亡くなった。楽しみは、姉が持ってきたゲーム。それにハマってたから、この世界に自分が居る事に興奮した。
健康な身体、そして大好きだったゲームの世界!
おもいっきりオシャレするわよ!
コルデが前世ハマってたゲーム。
『ファッションは、パッション!・ガールズセレクトショップ』
小さな店を大商会へと成長させる育成ゲーム。
支店を増やし、売上を上げるのだが、主人公が学園へ入ると悪役令嬢達との、コーデバトルが追加される。
学生達の投票結果で、店の売り上げが変動するので、今回のサマーパーティーは勝負なのだ!
そう、恋愛要素は皆無である。
まだまだ店を大きくして、他国へも支店を出す為には、ここで負ける訳には行かないわ!
学園編で負け続けると、店長編で他国に支店を出す許可がおりない。その可否を下すのがラスボスのガードンなのだ!
ラスボスと今のうちに仲良くしたいコルデは、ガードンへ話し掛けているが、なかなか打ち解けてくれない。
前世からオシャレ好きだったコルデ。本当は悪役令嬢達と仲良くなって、自分好みに着せ替えしたいと思っているが、『ゲームでは、敵キャラ』だからムリと最初から諦めている。
あのスペックの着せ替え………はぁ、憧れるわ。
コルデは自身の身体を見て、大きなため息を吐き、そっと胸に手を当てる。
ゲームの時は気にしてなかったけど、寸胴よね。そう言えば、モデルスカウトも学園編でやらなきゃいけないのに、進んで無いわ~。
貴族令嬢が多い学園で、未知の職業であるモデルを頼む事は、かなり難しく。それとなく誘った令嬢達に、断られている。
ローザ様の領地の生地は最高だし、ヴィオレット様の領地の技術は最先端だし、リュンヌ様の領地の宝石類は豊富だし。
これから、店舗拡大を目指すなら仲良くしたいが、敵キャラ&高位貴族令嬢達。クラスでも彼女達へコルデが話し掛ける事は殆ど無い。
学園編、最初のコーデバトル!
いざ!出陣!
0
あなたにおすすめの小説
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。
Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。
そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。
そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。
これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)
【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
混血の私が純血主義の竜人王子の番なわけない
三国つかさ
恋愛
竜人たちが通う学園で、竜人の王子であるレクスをひと目見た瞬間から恋に落ちてしまった混血の少女エステル。好き過ぎて狂ってしまいそうだけど、分不相応なので必死に隠すことにした。一方のレクスは涼しい顔をしているが、純血なので実は番に対する感情は混血のエステルより何倍も深いのだった。
【完】夫に売られて、売られた先の旦那様に溺愛されています。
112
恋愛
夫に売られた。他所に女を作り、売人から受け取った銀貨の入った小袋を懐に入れて、出ていった。呆気ない別れだった。
ローズ・クローは、元々公爵令嬢だった。夫、だった人物は男爵の三男。到底釣合うはずがなく、手に手を取って家を出た。いわゆる駆け落ち婚だった。
ローズは夫を信じ切っていた。金が尽き、宝石を差し出しても、夫は自分を愛していると信じて疑わなかった。
※完結しました。ありがとうございました。
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
そんなに義妹が大事なら、番は解消してあげます。さようなら。
雪葉
恋愛
貧しい子爵家の娘であるセルマは、ある日突然王国の使者から「あなたは我が国の竜人の番だ」と宣言され、竜人族の住まう国、ズーグへと連れて行かれることになる。しかし、連れて行かれた先でのセルマの扱いは散々なものだった。番であるはずのウィルフレッドには既に好きな相手がおり、終始冷たい態度を取られるのだ。セルマはそれでも頑張って彼と仲良くなろうとしたが、何もかもを否定されて終わってしまった。
その内、セルマはウィルフレッドとの番解消を考えるようになる。しかし、「竜人族からしか番関係は解消できない」と言われ、また絶望の中に叩き落とされそうになったその時──、セルマの前に、一人の手が差し伸べられるのであった。
*相手を大事にしなければ、そりゃあ見捨てられてもしょうがないよね。っていう当然の話。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる