精霊の加護

Zu-Y

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精霊の加護050 王都へ護送

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精霊の加護
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№50 王都へ護送

 南府近衛隊との打ち合わせを終え、昼前に囚人4人の護送任務に取り掛かった。囚人4名の護送は、南府近衛隊10名と俺、そして精霊たち6名だ。
 この護送部隊は、本来は副長が差配する予定だったそうだが、午前中の打ち合わせでの失態により、副長は更迭されて謹慎となり、小隊長がその任に当たった。

 ラクシーサの衛兵隊に続き、南府近衛隊でもひと晩みっちり調教されたと見えて、囚人4人は死んだような眼をしており、諦めの境地に達しているようだった。
 そりゃぁ確かにな、南府を1ヶ月も大混乱に陥れた張本人な訳だから、それ相応の扱いは受けただろうよ。さぞ手厳しい扱いだったろうな。

「おい、魔術師。お前の出身はどこだ?」
「帝国です。」
「精霊士。お前は?」
「教国です。」
「で、護衛。お前らは?」
「王国です。」「武器商人の配下です。」
「よし。素直にな、嘘つくんじゃねーぞ。」
「「はい。」」「「…はい。」」魔術師と精霊士の返事がワンテンポ遅れた。苦笑

 すでに逃走の気力も失せたと見え、数日掛かった王都までの輸送は、何事もなく無事に終了した。
 王都について王都近衛隊に囚人4人と、証拠品の吸魔の羽衣2枚を引き渡した。そして、可能なら吸魔の羽衣2枚のうち1枚を、東府魔法学院のルードビッヒ教授に送って欲しいと頼んだ。残りの1枚は王都魔法学院で分析に掛けられるだろう。
 俺には東部公爵様から呼び出しが掛かっており、そのまま王宮に連れて行かれた。まじか!

 俺は、王宮なんて入るのが初めてなもんだから、緊張しまくっているのだが、精霊たちはどこ吹く風のマイペースである。
 豪華な控室で緊張している俺を尻目に、精霊たちはふわふわと漂って、部屋の中の調度品に興味を示している。絵が描かれた大皿とか、きれいな花瓶とか、頼むから割ったりしないでくれよな。
『ゲオルク、ガチガチー。』『緊張してるー。』『柄じゃなーい。』
 精霊たちが代わる代わる茶化して来る。まったくもう、いい気なもんだ。

 やがて顔を見たことがある東府近衛隊の近衛兵が来て、別室に案内された。
「東部公爵様、ゲオルクどのをご案内しました。」なんでわざわざ東部を付けるんだ?違和感がよぎる。
「入れ。」東部公爵様の声だ。

 近衛兵に案内されるまま精霊たちを連れて部屋に入ると…そういうことか!部屋の中には東部公爵様の他に、明らかに偉そうな人が4名程いる。想像は付くが考えたくないかも。
 4人のうち3人は、東部公爵様に対して畏まった態度を取っていない。と言うことは、東部公爵様と同等の身分の人たちに違いない。…詰んだ。

「ゲオルク、よく来た。この度の工作員捕縛、お手柄であったな。」
「はっ。」
「諸公、紹介しよう。わが配下の精霊魔術師、ゲオルクと精霊たちだ。
 ゲオルク、順に、南部公、西部公、北部公、宰相だ。」
「ゲオルクです。ご、ご尊顔を拝っ…、痛っ。」噛んだ、最悪。
「はっはっは。そう畏まるでない。慣れぬ敬語を無理して使わんでよいから普通に話せ。」
「す、すみません。」

「ゲオルク、そなたには改めて礼を言う。まずは南部湾を静めてくれたこと。そして此度の工作員捕縛。大儀であった。」南部公爵様から直々のお礼とは畏れ多い。
「はっ。勿体ないお言葉です。」

「ふーむ、これが精霊たちか。年端も行かぬ子供ではないか。」西部公爵様が感想を漏らすと、ツリが俺の耳元でごにょごにょと言った。
「精霊は何と申したぞ。」西部公爵様が問い掛けて来た。
「大したことではございませぬ。」
「よい。申せ。」う、答えねばならぬのか…。
「はぁ、されば、『そっちはおっさんばかりじゃないか。』と。」
「あっはっは。こりゃ一本取られましたな、西部公。」東部公爵様が取り成してくれた。
「精霊たちはまだ成長途上ですので、これから成長させます。」俺はそう答えるしかなかった。

「ゲオルクとやら、まずは席に着くがよい。」北部公爵様から席を勧められたので、末席に座った。精霊たちは、俺のまわりで漂ったり、頭や肩に座ったりしている。
「東部公、本題に入りましょうぞ。」北部公爵様が促した。

「ゲオルク、工作員の出自を調べたところを詳しく申せ。包み隠さずな。」東部公爵様が切り出す。
「はぁ、魔術師は帝国、精霊士は教国、護衛ふたりは王国の裏組織の武器商人の手下と申しておりました。」
「間違いないな?」東部公爵様が念を押して来たので、
「奴らが出自を詐称していなければその通りです。身分を示すものはありませんでした。それと、吸魔の羽衣を2枚所持していました。」
「水の精霊を無力化した魔道具だな。」南部公爵様が吐き捨てるように言った。南部湾への工作に対して、かなり根に持っておられるようだ。まぁ当然だな。

「宰相、お聞きの通りだ。帝国と教国との交易に制限を掛け、詰問使を派遣する。回答がなくば、海上も含めて全面的に経済封鎖だ。それと、裏組織の武器商人を徹底的に弾圧する。異存はないな。」
「東部公、お待ちを。帝国や教国については、まだ確証が掴めた訳ではありますまい。」
「確証?工作員がそう申しておるではないか。」
「しかし、南部公、苦し紛れの嘘かもしれませんぞ。」

「なぜ嘘をつく必要がある?それに嘘だと言うなら、工作員はどこの者だと言うのだ?」
「西部公、わが王国と、帝国や教国との仲を裂くための謀略の可能性があります。互いに疑心暗鬼にさせれば、各国は軍備を増強しますので、裏組織の武器商人どもは潤います。」

「宰相、此度の一件、南部への破壊工作ではない。王国への破壊工作なのだ。そして再び工作を仕掛けて来た。吸魔の羽衣が2枚あったと言うことは、わが北部も狙っておったと見て間違いあるまい。」
「左様、東部魔法学院の発表で精霊魔術師が誕生したと聞き、わが王国の精霊の無力化を謀ったのだ。南部湾の水の精霊を無力化された南部が、どれ程の被害を受け、このひと月の間、わが民がどれだけ難渋したと思っておる。」
「しかしですね、南部公。武器商人どもの騙りで、実際に帝国や教国が仕掛けていなかった場合はどうするのです?」
「そんな訳ないであろう。」
「南部公、そうであった場合はいかがされるおつもりかと聞いておるのです。」

「ゲオルクよ、そなたは精霊魔術師としてどう思う?許す、存念を述べよ。」東部公爵様がいきなり俺に振って来た。
「はぁ。精霊魔術師としては、精霊への攻撃は見逃すことができませんねぇ。徹底的に叩いてもらって、二度とそういう気を起こさないようにするのはもちろんですが、精霊に関して王国にちょっかいを出したら、王国は本気で怒ると言うことを、内外へはっきり示して頂きたいものです。」
「そんなことをして、帝国や教国じゃなかったらどうするのだ?外交問題になるぞ。」

「宰相様、すでに外交問題なんですよ。それに最初のうちはたかが交易の部分的な停止じゃありませんか。軍事衝突を起こす訳じゃあないでしょう?それに詰問使も送る訳ですからね。それよりも何もしない方が舐められますよ。もし、詰問使への回答をのらりくらりと躱すようなら、それこそ王国を舐めている証拠です。」
「そなた、たかが交易停止などと申すが、交易を停止すればわが王国もダメージを受けるのだぞ。」
「確かにそうですが、王国は、国王様の富の分配の施策のお陰で内需が盛んですからねぇ。帝国や教国の方が先に音を上げるんじゃないですか?」

「帝国と教国を同時に敵に回して、もし両国が手を組んで双方から攻めて来たら挟み撃ちにされてしまうではないか。」
「王国が両国との国境を海路も含めて完全に封鎖すれば、王国を挟んでいる帝国と教国は連絡が取れなくなりますよ。連絡が途絶えれば、挟み撃ちなど無理でしょう?」
「しかし、工作員の証言だけで敵対行動を採るのはやり過ぎだ。」

「ですから、帝国や教国だと決め付けなければよろしいのですよ。両国に派遣する詰問使に『工作員がかように供述したゆえ、真偽を確かめに参った。この疑いが晴れるまで交易を制限する。工作員の供述が事実に反するなら、潔白を証明せよ。もし、軍備を増強するなら宣戦布告と見なして応戦する。』と、堂々と言い渡せばいいじゃないですか。そうすれば両国とも軍備増強は控えるでしょうから、一枚噛んでいた武器商人も干上がりますよ。
 両国がのらりくらりと回答を引き延ばして来るなら、交易を全面的に止めて、海路も含めて完全に経済封鎖しつつ、両国の大使を追放して、わが国の大使を引き揚げさせる。ここまでやれば、両国とも王国が本気だと思い知るでしょう?」
「な、なんだと。それは過激過ぎる。」

「完全封鎖によって帝国と教国の連絡を取れなくしてしまえば、両国とも孤立しますからね。こちらが本気で怒って見せれば、仮に帝国が関わっていなかったとしても、教国の謀略に巻き込まれたと主張し、怒りの矛先を教国に向けるでしょう?帝国と教国が入れ替わっても同じですよ。」
「いや、いくらなんでもそれはやり過ぎだ。それに、両国の大使を追放したり、こちらの大使を引き上げさせたら交渉の窓口がなくなるではないか。」
「それでいいんですよ。向こうの言い分に一切取り合わずに沈黙すれば、その方が相手にとっては不気味で恐ろしいはずです。」
「そなた、一般人のくせに国の外交を論ずるか?」

「宰相、ゲオルクには余が存念を述べよと申したのを忘れたか?」東部公爵様が不快感を示した。
「左様。宰相、そなた、ゲオルクに論破され、身分を持ち出して口を塞ごうとするは、見苦しい限りぞ。」北部公爵様が同調した。
「宰相、率直に言おう。そなたの弱腰外交より、一般人のゲオルクの意見の方が、余には魅力的に聞こえる。」西部公爵様が畳み掛けた。
「いつまでも平行線のようだ。議論は出尽くしたようだし採決を取ろうではないか。余は東部公の提案に、ゲオルクの案を加えたものを支持する。諸侯はいかに?」南部公爵様がトドメを刺すと、宰相は沈黙してしまった。
 そして結局4:1で強硬策にまとまったのだった。

 東部公爵様の執務室に移動した。
「ゲオルク、実にいい出来だったぞ。」
「はぁ、しかし今日申し上げたことは、すべて公爵様から授かったお知恵ですよ。」
「あれでいいのだ。余がすべてを提案するよりも、大使の取り扱いについては、一般人のそなたから出た方が効果的だった。一般人のそなたですら強硬策を唱えおるのに、宰相が弱腰では示しがつかなくなったであろうよ。」
「そう言うもんですか。」

「しかしなぁ、北部公が別れ際に『ゲオルクが申したことは東部公の入知恵であろう?』と囁いて行きおった。まったく食えぬ御仁よ。」
「なんか駆け引きが凄いですねぇ。」
「この程度は駆け引きとは言わぬ。ところでゲオルク、北部へはいつ発つ?」
「公爵様の御用がお済みでしたら明日にでも発とうと思ってます。」
「精霊はあとひとりだな。」
「王国内ではそうです。」
「国内とな?精霊は他国にもいるのか?」

「はい。教国には光の精霊がいるようです。過去、教国に出現した奇跡を起こす聖人や聖女は、光の精霊と契約した精霊魔術師ではないかと思います。それから帝国には闇の精霊がいると思われます。」
「うーむ、両国と険悪なままではそなたらを送り込むには支障となるな。」東部公爵様は両手を組んで考え込んでしまった
「公爵様。適当に潜り込みますから大丈夫ですよ。」
「いや、ゲオルク。両国が音を上げて来るまで待て。和解の条件にそなたらの受け入れを織り込もう。」
「は?」

「両国との和解の条件はな、王国を盟主とする同盟に加わることにするつもりだ。同盟と言えば聞こえはいいがな、要は王国の属国にするのだ。それが嫌なら領土の割譲。それも飲めなければ全面戦争だ。」
「全面戦争も領土の割譲も嫌でしょうねぇ。」
「左様、同盟と言う名の属国が一番受け入れ易かろう。三国同盟とでも呼ぶか?さすれは両国のメンツも保てる。両国が属国となれば、そなたらスピリタスを、大手を振って両国に派遣できると言うものよ。」
「公爵様、そういうお知恵は、どうすればすぐ湧くようになるんですか?」
「経験、としか言いようがないの。」東部公爵様は微笑んでおられた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

設定を更新しました。R4/4/17

更新は火木土の週3日ペースを予定しています。

2作品同時発表です。
「射手の統領」も、合わせてよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859461365664

カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
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