17 / 80
1章 宇宙遭難編
16話 KamiyoHachiyo その3
しおりを挟む
20xx年x月x日 「東京特だねスポーツ」より
____________________
航空機行方不明から1カ月、空飛ぶ人間関与か?
太平洋上空で姿を消した日、人間が2名空に浮かんでいたという情報を入手し我々は現地に取材に行った。
目撃者Aさん:浜辺で双眼鏡を使って鳥を見てたんだ。そうすたら鳥の群れの向こう側に人の姿をした物体が浮かんでいたんだ。見間違いだと思い側にいたBさんにもみてもらったら、やっぱり人の姿をしていたよ・・・
……
…
____________________
とある港の倉庫内事務所にてソファーに腰かける2人の男女、足を組み新聞の1面記事を眺めている。
「中条さん、その新聞好きなの?」
中条の対に座っていた女性は中条にそう話しかけると中条は新聞を4つに折り畳み目の前の机に投げ捨てた。
「嘘と分かっていても読みたくなる、そんな魅力のある物だよ。
さて夜巳、呼んだのは何時もの事だ。
視てもらおう、未来は変わったか?」
中条から夜巳と呼ばれた女性は、机に置いてある電気ポットからマグカップにお湯を注ぎインスタントコーヒーを作っている。
「変わってないよ」
「原因は奴ではないか、まぁもともと邪魔だったから問題はないが。
・・・あぁすまんな」
話している途中で中条は夜巳からマグカップを受け取る、夜巳はマグカップを両手で持ち冷ましながら飲んでいる、そのまま大きく息を吐き中条に話しかけた。
「中条さん、あの事はいつまで黙っているの? せっかく目標を達成してもあれでは・・・」
「夜巳よ、一部の幹部メンバーには話してある、彼らにはその原因を特定するのに今動いてもらっているところだ」
夜巳は中条の声を聴き終わると同時にソファーに掛けなおし深く座り目を閉じた。
そんな姿を中条はしばらく見つめていた。
「なあ夜巳、本当によかったのか? 奴は夫じゃなかったのか?」
「全ての可能性の未来を見て、兼次様にはその出来事その知識が必要なのです。
今は言えませんがいずれ分かります」
夜巳は目を閉じながら中条の問いに答る、少しの間を開け夜巳は眠くなりそうな声で再び中条に話かけた。
「ありがとう中条さん、今まで楽しかったよ・・・・・もう疲れたから寝るね」
「おい夜巳、ここで寝るな・・・・送っていくから起きろ」
中条は立ち上がろうと手をソファーに付けたその時、たくさんの銃声が事務所の中を駆け巡ると同時に事務所の窓ガラスがすべて割れた。
ドンドンッ、ドンッ、ドンッ、ドンドンッ、ドンッ、ドンッ……
銃声に交じり男の大きな声が同時に聞こえる。
「はぁ、はっ、ははぁ、ハチの巣になっちまえ!」
最初の銃声が聞こえた時、中条は夜巳を素早く庇おうとしたが最初の銃弾がすでに夜巳の体に数発着弾していた。
「中条さん、ごめん、この襲撃は知ってた・・・あと、あれは…46年後に・・れ・ます・・・その間に沢山の命を救ってね、最後に・・ひ」
中条は夜巳に近づき銃弾がきている方向に背中向け夜巳を庇う。
「夜巳喋るな、すぐ手当てをする」
「もういいの・・・最後に言わせて・・・人の未来を知ってるって結構辛いんだよ? だい・・じょう・・ぶ・・また、あえる・・・から」
そう言うと夜巳は静かに目を閉じた。
その間にも銃弾は部屋に休む間もなく降り注いでいた、しかし銃弾は中条の周辺で力なく止まり次々と床に落下していた。
ドンドンッ、ドンッ、ドンッ、ドンドンッ、ドンッ、ドンッ……
「あ、兄貴もういいじゃないか? もうすぐ弾切れだ」
「あ、ああ、見に行こう、行くぞ」
兄貴と呼ばれた男性はそう言うと銃を構えながら事務所の扉に向かって歩き始める、その横を小型のサブマその後を構えながら男がついて行く。
その時、静かに音もなくドアが開く中からゆっくりと中条が出て来た、中条は襲撃者に向かってゆっくりと歩いている。
「2人か・・・どちらが上だ?」
中条が目の前の2人に問いかける。
2人は銃を中条に向けたまま「あ、兄貴どうします?」と、片方の男がもう一人に話しかけたその時、その男は突然両膝が折れ、そのままうつぶせに倒れた。
兄貴と呼ばれていた男が足で倒れた男の体を揺すって「おい、どうした?」だが、体は動かず返事もなかった。
「おい、何をした? おい答えろ!」
そう言って男は中条に銃を突きつける、そんな彼は肩を上下に揺らしている、かなり呼吸が乱れているようだ。
男は「うぉぉぉぉぉ!」と叫びながら引き金を中条に向かって引く。
ドンッ、ドンッ
その2発の銃弾は中条の手前で停止し、そして落下した。
銃を撃った男の手は震えていた。
「なんだよお前、なんなんだよ!」
『彩音、来い』
中条の掛け声と共に何もない場所から声が聞こえた。
「呼んだ? 中条」
声のした何もない場所に、彩音が突然姿を現した。
「お前の失態だぞ、取り逃がした人間か? ここの場所も知られたようだ」
「ん~、見たことないかな・・・まぁ本部に連れて帰って詳しく聞くね」
彩音は2人を見ながら嬉しそうにしている。
「おい、お前ら何を言っている、俺の話をき・・・」
銃を突き付けていた男は最後まで発言することなく、突然うつぶせに倒れた。
「眠らせた。彩音よ、あまり激しい拷問はするなよ? あと、この倉庫は燃やして廃棄する」
「わかった。でも、拷問はやめないよ?」
そう言うと彩音は倒れて眠っている男のところに行き首に手をかけた。
「もう一度言うが、ほどほどにしとけよ?」
「じゃあね!」と彩音が言うと、彩音とその男は姿を消した。
彩音が消えたと同時に中条の周りに火の塊が十数個出現した。その火は四方に飛び散る、その火は壁に着弾し急速な勢いで燃え広がっていった。
「夜巳、すまないがここが君の墓場だ」
中条はそう言うと、その姿を消した。
____________________
航空機行方不明から1カ月、空飛ぶ人間関与か?
太平洋上空で姿を消した日、人間が2名空に浮かんでいたという情報を入手し我々は現地に取材に行った。
目撃者Aさん:浜辺で双眼鏡を使って鳥を見てたんだ。そうすたら鳥の群れの向こう側に人の姿をした物体が浮かんでいたんだ。見間違いだと思い側にいたBさんにもみてもらったら、やっぱり人の姿をしていたよ・・・
……
…
____________________
とある港の倉庫内事務所にてソファーに腰かける2人の男女、足を組み新聞の1面記事を眺めている。
「中条さん、その新聞好きなの?」
中条の対に座っていた女性は中条にそう話しかけると中条は新聞を4つに折り畳み目の前の机に投げ捨てた。
「嘘と分かっていても読みたくなる、そんな魅力のある物だよ。
さて夜巳、呼んだのは何時もの事だ。
視てもらおう、未来は変わったか?」
中条から夜巳と呼ばれた女性は、机に置いてある電気ポットからマグカップにお湯を注ぎインスタントコーヒーを作っている。
「変わってないよ」
「原因は奴ではないか、まぁもともと邪魔だったから問題はないが。
・・・あぁすまんな」
話している途中で中条は夜巳からマグカップを受け取る、夜巳はマグカップを両手で持ち冷ましながら飲んでいる、そのまま大きく息を吐き中条に話しかけた。
「中条さん、あの事はいつまで黙っているの? せっかく目標を達成してもあれでは・・・」
「夜巳よ、一部の幹部メンバーには話してある、彼らにはその原因を特定するのに今動いてもらっているところだ」
夜巳は中条の声を聴き終わると同時にソファーに掛けなおし深く座り目を閉じた。
そんな姿を中条はしばらく見つめていた。
「なあ夜巳、本当によかったのか? 奴は夫じゃなかったのか?」
「全ての可能性の未来を見て、兼次様にはその出来事その知識が必要なのです。
今は言えませんがいずれ分かります」
夜巳は目を閉じながら中条の問いに答る、少しの間を開け夜巳は眠くなりそうな声で再び中条に話かけた。
「ありがとう中条さん、今まで楽しかったよ・・・・・もう疲れたから寝るね」
「おい夜巳、ここで寝るな・・・・送っていくから起きろ」
中条は立ち上がろうと手をソファーに付けたその時、たくさんの銃声が事務所の中を駆け巡ると同時に事務所の窓ガラスがすべて割れた。
ドンドンッ、ドンッ、ドンッ、ドンドンッ、ドンッ、ドンッ……
銃声に交じり男の大きな声が同時に聞こえる。
「はぁ、はっ、ははぁ、ハチの巣になっちまえ!」
最初の銃声が聞こえた時、中条は夜巳を素早く庇おうとしたが最初の銃弾がすでに夜巳の体に数発着弾していた。
「中条さん、ごめん、この襲撃は知ってた・・・あと、あれは…46年後に・・れ・ます・・・その間に沢山の命を救ってね、最後に・・ひ」
中条は夜巳に近づき銃弾がきている方向に背中向け夜巳を庇う。
「夜巳喋るな、すぐ手当てをする」
「もういいの・・・最後に言わせて・・・人の未来を知ってるって結構辛いんだよ? だい・・じょう・・ぶ・・また、あえる・・・から」
そう言うと夜巳は静かに目を閉じた。
その間にも銃弾は部屋に休む間もなく降り注いでいた、しかし銃弾は中条の周辺で力なく止まり次々と床に落下していた。
ドンドンッ、ドンッ、ドンッ、ドンドンッ、ドンッ、ドンッ……
「あ、兄貴もういいじゃないか? もうすぐ弾切れだ」
「あ、ああ、見に行こう、行くぞ」
兄貴と呼ばれた男性はそう言うと銃を構えながら事務所の扉に向かって歩き始める、その横を小型のサブマその後を構えながら男がついて行く。
その時、静かに音もなくドアが開く中からゆっくりと中条が出て来た、中条は襲撃者に向かってゆっくりと歩いている。
「2人か・・・どちらが上だ?」
中条が目の前の2人に問いかける。
2人は銃を中条に向けたまま「あ、兄貴どうします?」と、片方の男がもう一人に話しかけたその時、その男は突然両膝が折れ、そのままうつぶせに倒れた。
兄貴と呼ばれていた男が足で倒れた男の体を揺すって「おい、どうした?」だが、体は動かず返事もなかった。
「おい、何をした? おい答えろ!」
そう言って男は中条に銃を突きつける、そんな彼は肩を上下に揺らしている、かなり呼吸が乱れているようだ。
男は「うぉぉぉぉぉ!」と叫びながら引き金を中条に向かって引く。
ドンッ、ドンッ
その2発の銃弾は中条の手前で停止し、そして落下した。
銃を撃った男の手は震えていた。
「なんだよお前、なんなんだよ!」
『彩音、来い』
中条の掛け声と共に何もない場所から声が聞こえた。
「呼んだ? 中条」
声のした何もない場所に、彩音が突然姿を現した。
「お前の失態だぞ、取り逃がした人間か? ここの場所も知られたようだ」
「ん~、見たことないかな・・・まぁ本部に連れて帰って詳しく聞くね」
彩音は2人を見ながら嬉しそうにしている。
「おい、お前ら何を言っている、俺の話をき・・・」
銃を突き付けていた男は最後まで発言することなく、突然うつぶせに倒れた。
「眠らせた。彩音よ、あまり激しい拷問はするなよ? あと、この倉庫は燃やして廃棄する」
「わかった。でも、拷問はやめないよ?」
そう言うと彩音は倒れて眠っている男のところに行き首に手をかけた。
「もう一度言うが、ほどほどにしとけよ?」
「じゃあね!」と彩音が言うと、彩音とその男は姿を消した。
彩音が消えたと同時に中条の周りに火の塊が十数個出現した。その火は四方に飛び散る、その火は壁に着弾し急速な勢いで燃え広がっていった。
「夜巳、すまないがここが君の墓場だ」
中条はそう言うと、その姿を消した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
「お前の戦い方は地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん、その正体は大陸を震撼させた伝説の暗殺者。
夏見ナイ
ファンタジー
「地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん冒険者アラン(40)。彼はこれを機に、血塗られた過去を捨てて辺境の村で静かに暮らすことを決意する。その正体は、10年前に姿を消した伝説の暗殺者“神の影”。
もう戦いはこりごりなのだが、体に染みついた暗殺術が無意識に発動。気配だけでチンピラを黙らせ、小石で魔物を一撃で仕留める姿が「神業」だと勘違いされ、噂が噂を呼ぶ。
純粋な少女には師匠と慕われ、元騎士には神と崇められ、挙句の果てには王女や諸国の密偵まで押しかけてくる始末。本人は畑仕事に精を出したいだけなのに、彼の周りでは勝手に伝説が更新されていく!
最強の元暗殺者による、勘違いスローライフファンタジー、開幕!
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる