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四、世界に抗いしは
八十二、再会の場所
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吹き飛ばされた俺をよそに、レインはマルディシオンを諭す様に言葉を発する。
「ファル、ファルは今、呪いに呑まれてるだけだって、知っているから。だからお願い、呪いに呑まれないで、負けないで!」
レインの悲痛な叫びにも、マルディシオンは一切応じる様子もなく、甲高い笑い声を漏らすだけだった。
「おかしなことを言うんだね、レインは。君は立場をわきまえてないのかな?」
「レイン、そいつから離れろ!」
俺は立ち上がり、レインに叫びながらマルディシオンに走っていく。背中に担いだ呪い絶ちの太刀を鞘から抜いて、両手で握り占める。
マルディシオンは俺に気づくと、ふっと笑いを漏らす。
「それじゃあ、ヨミ、おまえから殺すとしようか?」
狂喜に満ちた顔だ。ファルセダと名乗っていたころの面影は、ない。マルディシオンは、レインの目の前から姿を消す。相変わらずこの術は目で追うことはできなかった。
だが次の瞬間、バチバチ、と音がして、マルディシオンの姿が現れた。俺とレインのちょうど中間地点だ。
「なんだと!?」
マルディシオンは自分の動きが封じられたことに驚きを隠せない様子だった。
「僕らの存在を忘れてもらっては困るね」
「お兄さま、悪いですけれど、死んでもらいますわ」
俺たちから数メートル離れたところに、オーヴェとカスアリダーはいた。俺たちの周りを囲むように呪符を地面に張り付け、『呪詛返し』をしている。
この呪符は、俺がさっき二人に渡したものだ。そう効力は続かないだろうが、思った通り、マルディシオンが姿を消していたのは、軽い呪術のようだった。
「こざかしい。ならば霊力を上げるまでだ!」
「そうは行くかよ!」
俺は一気にマルディシオンとの間合いを詰めようとするが、マルディシオンは再び姿を消した後、レインの前に現れた。
「レイン、避けろ!」
俺の叫び声と同時、レインはマルディシオンによって、腕をつかまれそうになる。だがマルディシオンはレインを見た瞬間、一瞬のためらいを見せた。その隙に、レインはマルディシオンから逃げるように距離を取り、左手をかざす。
「ファル、正気になって!」
「うるさい、うるさいうるさいうるさい!」
マルディシオンは、何か躊躇しているようにも見える。もしかしたら、本当に正気に戻れるのではないかと淡い期待がよぎってしまう。
レインの隣まで走り、呪い絶ちの太刀をマルディシオンに向ける。マルディシオンは俺を見て顔をゆがめた。
「ああ、ヨミ。お前のことはよく知っている。ウツヨという名前だったんだってな。アベにいろいろと訊いたよ」
「何言って……」
俺が動揺すれば、マルディシオンはまた、甲高い声で笑いだす。
「おかしい、実におかしな話だ。知っているか、ヨミ。なぜこの場所に、イッタリにアベの転生者が現れたのかを」
「何が言いたい?」
時間稼ぎだろうか。それにしては、マルディシオンは焦っている様子もない。俺にあることないこと吹き込んで、困惑させる手なのだろうか。
俺は呪い絶ちの太刀をかざしたままに、マルディシオンの次の言葉を待つ。
「アベの呪いは、あの世とこの世の境をなくすものだ。少しずつ、この世に呪いをかけ、あの世とこの世を繋いでいくのだ」
マルディシオンは、天を仰いでいる。その様子はどこか、懺悔のような、それでいて今の状況を楽しんでいるようにも見える。マルディシオンの真意が俺には分からないし、何を言わんとしているのかもわからない。
それでも、俺はマルディシオンの先の言葉が気になってしまい、身動きが取れずにいた。
「だが僕は気づいた。あの世とこの世の境に在るものたちに呪いをかければ、今までよりはるかに早く、呪いが完成すると」
額に嫌な汗が流れる。マルディシオンは、エンダーの家に呪いをかけた。それから、付喪神の屋敷にも。つまり、それらはやはり、偶然ではなかったのだ。
「付喪神にしても、西の果ての魔女にしても、あの世とこの世の境に在るものに呪いをかければ、境がひずんでいく。ひずみはやがてあの世とこの世の境をなくすまで大きくなる。そうして僕の呪いは完成していく」
いやな予感が当たってしまい、俺は愕然とした。エンダーを呪いから解放するために、俺はエンダーの呪い絶ちの太刀を譲り受けたというのに。エンダーは、いまだに呪いに翻弄されているのだ。悔しくて、情けなくなる。呆然とする俺をよそに、マルディシオンは喜々とした声色で、とどめの言葉を吐き出した。
「だって、ヨミ。アベがこの場所に現れたのは、レインの存在が、あの世とこの世を結んでいたからだというのに。エニシの魂は、あの世とこの世を繋いでいたのだ。だからアベはこの地に現れた」
天を仰いでいたマルディシオンが、俺の方を見て、口元をゆがめた。ぞっとして、体がすくんで一歩出遅れた。
「イッタリは、エニシの魂に守られているのと同時に、あの世とこの世を繋ぐ呪いの拠点だったのさ。レイン、君はあの世とこの世を結ぶ存在だ。僕は君に再び呪いをかけ、このイッタリを堕とす!」
ひゅう、と空気を切り裂く音とともに、マルディシオンがレインのもとに走り寄る。その表情に俺の体がさび付いたように動かなくなる。
動け、動いてくれ。動くんだ!
レインの一歩前に出て、マルディシオンからレインをかばうように立ちはだかる。マルディシオンはレインに左手を振り上げていた。俺はマルディシオンの左手を振り払うように、呪い絶ちの太刀を、右下から左上に振り上げた。マルディシオンの手は、太刀のように硬くなり、カキン、と音がして、俺の一振りを受け流した。
呪い絶ちの太刀を受けたマルディシオンの左手に、一筋の切り傷がつき、血が流れた。
「ほう、本気で僕を殺す気なんだね?」
マルディシオンは、自分の左手から流れる血をひとなめし、俺の方を見てさもおかしそうに笑ったのだ。
俺はまた、気圧されてしまい呪い絶ちの太刀を持つ手が震えてしまう。
「ヨミ、お前を倒す前に、邪魔なこの結界を解くとしようか」
「な、オーヴェ、カスアリダー、逃げろ!」
俺の叫びよりマルディシオンの動きの方が速かった。呪符に霊力を籠めるオーヴェのもとに、マルディシオンが現れる。
「速い……!」
オーヴェはとっさに左手をかざすが、陰陽術が発動される前に、マルディシオンの呪いがオーヴェの体を貫いた。
黄色い稲妻がオーヴェの体に落ち、オーヴェはその場に倒れこんだ。
「オーヴェさん!」
「来るな、レイン……!」
かろうじて意識はあったようで、オーヴェはレインにそう言って立ち上がり、再びマルディシオンに対峙した。
「お兄さま、死んでもらいますわ!」
マルディシオンの隙をついて、カスアリダーが霊力を放ったが、マルディシオンはそれを右手の一振りで無に帰した。マルディシオンはカスアリダーを無視して、オーヴェに左手をかざした。
「死にぞこないめ」
「ファル! ダメ!」
ぼう、っとレインの紫色の霊力が、マルディシオンの横顔に当たる。避ける必要もないということなのだろうか、マルディシオンは何事もなかったかのようにオーヴェと対峙している。
オーヴェは、かざした左手から赤色の霊力を放つが、それはやはり、マルディシオンの右手の一振りで消えてしまう。
オーヴェは力を使い果たしたのか、その場に倒れこむ。それを確認したマルディシオンは、今度はカスアリダーの目の前に現れる。カスアリダーは身動き一つとれぬままに、マルディシオンによって呪いをかけられた。
黄色い稲妻がカスアリダーの体を貫き、カスアリダーは気を失ってその場に倒れた。
「それじゃあ、ヨミ。それからレイン。最後の戦いと行こうじゃないか」
マルディシオンは、地面に横たわるオーヴェとカスアリダーを一瞥し、今度はレインの前に姿を現す。
だが俺は、それを予測して、マルディシオンがレインの前に現れるのと同時に、レインの目の前に呪い絶ちの太刀を振り下ろした。マルディシオンの左肩に呪い絶ちの太刀が食い込む。
呪い絶ちの太刀に、なんとも言えない感触が走った。それは、人間に肉を切り裂く感触だった。
「ぐああっ!」
マルディシオンの体に、黄色い稲妻が走った。
「ファル、ファルは今、呪いに呑まれてるだけだって、知っているから。だからお願い、呪いに呑まれないで、負けないで!」
レインの悲痛な叫びにも、マルディシオンは一切応じる様子もなく、甲高い笑い声を漏らすだけだった。
「おかしなことを言うんだね、レインは。君は立場をわきまえてないのかな?」
「レイン、そいつから離れろ!」
俺は立ち上がり、レインに叫びながらマルディシオンに走っていく。背中に担いだ呪い絶ちの太刀を鞘から抜いて、両手で握り占める。
マルディシオンは俺に気づくと、ふっと笑いを漏らす。
「それじゃあ、ヨミ、おまえから殺すとしようか?」
狂喜に満ちた顔だ。ファルセダと名乗っていたころの面影は、ない。マルディシオンは、レインの目の前から姿を消す。相変わらずこの術は目で追うことはできなかった。
だが次の瞬間、バチバチ、と音がして、マルディシオンの姿が現れた。俺とレインのちょうど中間地点だ。
「なんだと!?」
マルディシオンは自分の動きが封じられたことに驚きを隠せない様子だった。
「僕らの存在を忘れてもらっては困るね」
「お兄さま、悪いですけれど、死んでもらいますわ」
俺たちから数メートル離れたところに、オーヴェとカスアリダーはいた。俺たちの周りを囲むように呪符を地面に張り付け、『呪詛返し』をしている。
この呪符は、俺がさっき二人に渡したものだ。そう効力は続かないだろうが、思った通り、マルディシオンが姿を消していたのは、軽い呪術のようだった。
「こざかしい。ならば霊力を上げるまでだ!」
「そうは行くかよ!」
俺は一気にマルディシオンとの間合いを詰めようとするが、マルディシオンは再び姿を消した後、レインの前に現れた。
「レイン、避けろ!」
俺の叫び声と同時、レインはマルディシオンによって、腕をつかまれそうになる。だがマルディシオンはレインを見た瞬間、一瞬のためらいを見せた。その隙に、レインはマルディシオンから逃げるように距離を取り、左手をかざす。
「ファル、正気になって!」
「うるさい、うるさいうるさいうるさい!」
マルディシオンは、何か躊躇しているようにも見える。もしかしたら、本当に正気に戻れるのではないかと淡い期待がよぎってしまう。
レインの隣まで走り、呪い絶ちの太刀をマルディシオンに向ける。マルディシオンは俺を見て顔をゆがめた。
「ああ、ヨミ。お前のことはよく知っている。ウツヨという名前だったんだってな。アベにいろいろと訊いたよ」
「何言って……」
俺が動揺すれば、マルディシオンはまた、甲高い声で笑いだす。
「おかしい、実におかしな話だ。知っているか、ヨミ。なぜこの場所に、イッタリにアベの転生者が現れたのかを」
「何が言いたい?」
時間稼ぎだろうか。それにしては、マルディシオンは焦っている様子もない。俺にあることないこと吹き込んで、困惑させる手なのだろうか。
俺は呪い絶ちの太刀をかざしたままに、マルディシオンの次の言葉を待つ。
「アベの呪いは、あの世とこの世の境をなくすものだ。少しずつ、この世に呪いをかけ、あの世とこの世を繋いでいくのだ」
マルディシオンは、天を仰いでいる。その様子はどこか、懺悔のような、それでいて今の状況を楽しんでいるようにも見える。マルディシオンの真意が俺には分からないし、何を言わんとしているのかもわからない。
それでも、俺はマルディシオンの先の言葉が気になってしまい、身動きが取れずにいた。
「だが僕は気づいた。あの世とこの世の境に在るものたちに呪いをかければ、今までよりはるかに早く、呪いが完成すると」
額に嫌な汗が流れる。マルディシオンは、エンダーの家に呪いをかけた。それから、付喪神の屋敷にも。つまり、それらはやはり、偶然ではなかったのだ。
「付喪神にしても、西の果ての魔女にしても、あの世とこの世の境に在るものに呪いをかければ、境がひずんでいく。ひずみはやがてあの世とこの世の境をなくすまで大きくなる。そうして僕の呪いは完成していく」
いやな予感が当たってしまい、俺は愕然とした。エンダーを呪いから解放するために、俺はエンダーの呪い絶ちの太刀を譲り受けたというのに。エンダーは、いまだに呪いに翻弄されているのだ。悔しくて、情けなくなる。呆然とする俺をよそに、マルディシオンは喜々とした声色で、とどめの言葉を吐き出した。
「だって、ヨミ。アベがこの場所に現れたのは、レインの存在が、あの世とこの世を結んでいたからだというのに。エニシの魂は、あの世とこの世を繋いでいたのだ。だからアベはこの地に現れた」
天を仰いでいたマルディシオンが、俺の方を見て、口元をゆがめた。ぞっとして、体がすくんで一歩出遅れた。
「イッタリは、エニシの魂に守られているのと同時に、あの世とこの世を繋ぐ呪いの拠点だったのさ。レイン、君はあの世とこの世を結ぶ存在だ。僕は君に再び呪いをかけ、このイッタリを堕とす!」
ひゅう、と空気を切り裂く音とともに、マルディシオンがレインのもとに走り寄る。その表情に俺の体がさび付いたように動かなくなる。
動け、動いてくれ。動くんだ!
レインの一歩前に出て、マルディシオンからレインをかばうように立ちはだかる。マルディシオンはレインに左手を振り上げていた。俺はマルディシオンの左手を振り払うように、呪い絶ちの太刀を、右下から左上に振り上げた。マルディシオンの手は、太刀のように硬くなり、カキン、と音がして、俺の一振りを受け流した。
呪い絶ちの太刀を受けたマルディシオンの左手に、一筋の切り傷がつき、血が流れた。
「ほう、本気で僕を殺す気なんだね?」
マルディシオンは、自分の左手から流れる血をひとなめし、俺の方を見てさもおかしそうに笑ったのだ。
俺はまた、気圧されてしまい呪い絶ちの太刀を持つ手が震えてしまう。
「ヨミ、お前を倒す前に、邪魔なこの結界を解くとしようか」
「な、オーヴェ、カスアリダー、逃げろ!」
俺の叫びよりマルディシオンの動きの方が速かった。呪符に霊力を籠めるオーヴェのもとに、マルディシオンが現れる。
「速い……!」
オーヴェはとっさに左手をかざすが、陰陽術が発動される前に、マルディシオンの呪いがオーヴェの体を貫いた。
黄色い稲妻がオーヴェの体に落ち、オーヴェはその場に倒れこんだ。
「オーヴェさん!」
「来るな、レイン……!」
かろうじて意識はあったようで、オーヴェはレインにそう言って立ち上がり、再びマルディシオンに対峙した。
「お兄さま、死んでもらいますわ!」
マルディシオンの隙をついて、カスアリダーが霊力を放ったが、マルディシオンはそれを右手の一振りで無に帰した。マルディシオンはカスアリダーを無視して、オーヴェに左手をかざした。
「死にぞこないめ」
「ファル! ダメ!」
ぼう、っとレインの紫色の霊力が、マルディシオンの横顔に当たる。避ける必要もないということなのだろうか、マルディシオンは何事もなかったかのようにオーヴェと対峙している。
オーヴェは、かざした左手から赤色の霊力を放つが、それはやはり、マルディシオンの右手の一振りで消えてしまう。
オーヴェは力を使い果たしたのか、その場に倒れこむ。それを確認したマルディシオンは、今度はカスアリダーの目の前に現れる。カスアリダーは身動き一つとれぬままに、マルディシオンによって呪いをかけられた。
黄色い稲妻がカスアリダーの体を貫き、カスアリダーは気を失ってその場に倒れた。
「それじゃあ、ヨミ。それからレイン。最後の戦いと行こうじゃないか」
マルディシオンは、地面に横たわるオーヴェとカスアリダーを一瞥し、今度はレインの前に姿を現す。
だが俺は、それを予測して、マルディシオンがレインの前に現れるのと同時に、レインの目の前に呪い絶ちの太刀を振り下ろした。マルディシオンの左肩に呪い絶ちの太刀が食い込む。
呪い絶ちの太刀に、なんとも言えない感触が走った。それは、人間に肉を切り裂く感触だった。
「ぐああっ!」
マルディシオンの体に、黄色い稲妻が走った。
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