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第二話
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ルナとラロノスは、近くの川辺で一夜を明かすと、明け方と同時に特に宛もなく歩いていた。
「ねぇ、ひたすらこうやって歩くのもいいけど、せめてなにか目的地くらいは決めようよ。」
ルナは少し疲れたらしく、吐息混じりの声でそう言った。
「いや、目的地はなんとなく決めてるんだけどな、『水晶の洞窟』ってところ。属性が封じ込められた結晶が沢山あるんだってさ。」
「へぇ…一欠片くらい持って帰りたいなぁ。」
そんな期待をしながら、まだ空が蒼く輝く広大な草原を歩いていく。
果たして何時間歩いただろうか、太陽が無慈悲に大地を照らす中、巨大な断崖絶壁へと辿り着いた。
「うわぁ……こんなものがこの世にあったのね……」
本当にこんなものが自然に創り出されるのか、何か人の手が加わったのではないかと疑うほどの美しさがあった。
「感動してるようだな、でもここにある洞窟に入ったら多分もっと感動するぜ?」
そう言うとラロノスはある一点を指差した。そこには大きな穴が空いており、中には奥にあるのであろう結晶がきらきらと煌めいている。
「凄い…あれが水晶の洞窟?」
「あぁ、そうだ。今日はここで時属性の結晶を取るのと、お前の属性が何かっていうのを判っておきたいんだ。」
ラロノスはそう言うとルナの手を引いて洞窟内へと入っていった。確かに、自分自身の持つ属性が何なのかは知っておきたかったが、まだ自分が能力者であるという事が信じられないというのもあって、少し怖さもあった。
洞窟の中はひどく温かく、周囲の結晶達が呼吸するように蒼、翠、紅などの色に煌めいていた。
「本当に綺麗な洞窟ね……どこまで行くの?」
「一番奥に特別な結晶があるらしいんだ、それに触れると自身に適合している属性の色に光るらしい。」
まるで能力者になるための試験場のような場所だな、とルナは感じた。
ルナは見たこともない幻想的な風景を楽しみながら歩いていた。しかし、何故かある程度すると蒼く光る結晶しか見つからなくなってきた。それと同時にーー
「へきちっ!」
突然、洞窟内の温度が下がってきた。それもかなり。
「なんだ…?この洞窟って属性の影響でずっと温かいはずなのに…」
ラロノスも徐々に寒くなってきたらしく、少し身体が震えてきている。おまけに二人とも、今以上の厚着など用意していなかった。
「……ねぇ、見て!地面が……!」
ルナが驚いた様子で地面を指差した。見てみると、この先の道がずっと氷の結晶のようなもので覆われていた。
「これは……気を付けとけ、間違いなくこの先に能力者が居る。」
ラロノスは険しい表情でそう告げると、警戒のためかエレメントソードを召喚した。
「よし、最深部まで走るぞ!滑んなよ!」
「分かったわ、あとこのブーツ滑らない革で出来てるから。」
ルナがそう言ってすぐにラロノスは走り出した。念の為にエレメントソードはいつでも召喚できるように備えている。
少し不思議だったのがラロノスが通ると周りの結晶が翠に光ることだった。恐らく、彼の持つ時属性の影響なのだろう。
そして、遂にーー
「最深部だ!」
どうやらここが目的地らしい。想像よりも遥かに広く、周囲は道中と同じように結晶で覆われていたが、そのほとんどが蒼く煌いている。
そして、その中央には透明な色をした巨大な結晶と青い髪をした謎の青年が立っていた。
「誰だ!」
ラロノスがそう言うと、青年はゆっくりとこちらへと振り向いた。
「お前達こそ何者だ、もしお前たちがあの異変の主犯だとしたら容赦はしないぞ。」
青年は既にエレメントソードを召喚していた。その剣は正に氷のような色と透明さを併せ持っていながらも、簡単には破砕できないであろう頑丈さも感じ取れる。
「ルナ、構えろ!」
「うん!」
ルナは遂にエレメントソードを召喚し、昨日の戦闘と同様に構えた。
「そっちが本気ならこっちだって本気で行ってやるよ!」
青年はそう言うと右足で地面を強く踏みつけた。その瞬間、凄まじい速度で氷の結晶が生成させていき、ルナ達に襲いかかってきた。
「「うわっ!」」
二人は咄嗟に左右に避け、長期戦に持ち込むのは危険と判断して接近した。
「こっちには来させねぇぞ!」
そう言うと青年はエレメントソードをその場で薙ぎ払い、氷塊の弾幕を放ってきた。
「痛いっ……!」
「くっ……!」
ルナとラロノスはまともに弾幕を浴びてしまった。しかし、青年は何故か驚愕した表情でルナを見ていた。
それもそのはず、二人共同じレベルの量氷塊を浴びたはずなのに、ルナだけは明らか外傷が少ない。それに比べてラロノスは、服の一部が凍りついていた。
「隙だらけだよ!」
「はっ!?」
青年がそんな事を考えている内に、ルナはこちらまで接近してきていたらしい。そして、右腕に強烈な一撃が炸裂した。
剣撃をもろに受けた青年はよろめき、険しい顔で傷口を抑え、そのまま地面に屈み込んだ。
「一体何なのよ!?私達が何者かって勝手に判断して襲ってくるなんて、ちょっとは話を聞いたらどうなの?」
「あ、あぁ……悪かったよ……」
青年はそう言うと、エレメントソードをかき消し、ルナ達もそれに習うようにエレメントソードを仕舞った。
「とりあえず、名前だけでも教えてくれない?」
「あぁ、俺の名前はヴェン、もう分かってそうだけど、氷属性の能力者だ。」
「ヴェン、か。じゃあヴェン、早速聞くけど、お前もあ・の・異・変・について調べてるのか?」
ラロノスがまだ凍りついたままの状態で聞いた。
「あぁ、でも、何故か俺、最近までの記憶が無くてさ、それでも、戦う為に此処に来て氷属性の結晶の欠片を取りに来たんだ。」
ヴェンはそう言いながら服の内側から属性結晶を取り出した。
小さいながらも煌めくそれは、ヴェンの氷属性と共鳴しているのか、周囲の結晶よりも遥かに強く輝いていた。
「あ………そういえば私、自分の属性を知りに来たんだった。」
「そういや、目的はそれだったな。その中央にあるでかい結晶がそれだ。それに手を触れれば、自分の属性がわかる。俺はその間に時属性の欠片を探してるよ。」
ラロノスはそれだけ告げると、結晶を探しに行った。
「何なんだろ……私の属性って……」
ルナは重い足取りで巨大な結晶へと歩みを進めた。それは凄まじい存在感を持ちながらも、その静かな輝きからはどこか優しさを感じさせられる。
遂に目の前まで辿り着くと、数秒見つめた後、震えた左手を結晶へと触れさせた。
触れるとほぼ同時に、結晶はまるで晴天のような美しい水色に光りだした。氷属性のようにも思えるが、ヴェンの持っている結晶とは明らかに色が違う。
「こ、これは……光属性!?」
ヴェンは信じられないといった様子でこちらを見ている。
「……え?そんなに、凄いことなの?」
「凄いっていうか…あり得ないんだ、光属性を単独で使えるやつなんて、聞いたことすらねぇぞ。」
結晶が見つかったらしく、戻ってきたラロノスもそう言った。
「どうやら、お前は只者ではないらしい。異変の調査もそうだが、お前自身の正体を明かすっていうのも、この旅の目標になったな。」
「えっ?……う、うん。」
ルナはやはり不安そうな表情で頷いた。
「なぁ、ヴェン、良かったら俺達と旅しないか?この際、人数も多い方が良いだろうと思ってな。」
「むしろ、こっちからその提案しようと思ってたんだ。というわけで、よろしくな。あ、お前の名前は?」
「俺はラロノス、すっかり名前言うの忘れてたよ。」
「まるで昨日の再現みたいね。」
ルナがそう突っ込みを入れ、三人は笑っていた。
ーーー逃さないよ。
暗闇の中、ただひたすら発生する魔物を機械的に倒していく。一切の感情なんて抱かない。いや、そもそも自分に感情なんて存在しない。
この武器、エレメントソードで魔物達の命を文字通り削り取っていく。
深淵の中に光る紅い瞳。
いつ終わるともしれない戦いを繰り返していく。
ただ、言えるのは一つだけ。
「私は、私であって、私ではない。」
「ねぇ、ひたすらこうやって歩くのもいいけど、せめてなにか目的地くらいは決めようよ。」
ルナは少し疲れたらしく、吐息混じりの声でそう言った。
「いや、目的地はなんとなく決めてるんだけどな、『水晶の洞窟』ってところ。属性が封じ込められた結晶が沢山あるんだってさ。」
「へぇ…一欠片くらい持って帰りたいなぁ。」
そんな期待をしながら、まだ空が蒼く輝く広大な草原を歩いていく。
果たして何時間歩いただろうか、太陽が無慈悲に大地を照らす中、巨大な断崖絶壁へと辿り着いた。
「うわぁ……こんなものがこの世にあったのね……」
本当にこんなものが自然に創り出されるのか、何か人の手が加わったのではないかと疑うほどの美しさがあった。
「感動してるようだな、でもここにある洞窟に入ったら多分もっと感動するぜ?」
そう言うとラロノスはある一点を指差した。そこには大きな穴が空いており、中には奥にあるのであろう結晶がきらきらと煌めいている。
「凄い…あれが水晶の洞窟?」
「あぁ、そうだ。今日はここで時属性の結晶を取るのと、お前の属性が何かっていうのを判っておきたいんだ。」
ラロノスはそう言うとルナの手を引いて洞窟内へと入っていった。確かに、自分自身の持つ属性が何なのかは知っておきたかったが、まだ自分が能力者であるという事が信じられないというのもあって、少し怖さもあった。
洞窟の中はひどく温かく、周囲の結晶達が呼吸するように蒼、翠、紅などの色に煌めいていた。
「本当に綺麗な洞窟ね……どこまで行くの?」
「一番奥に特別な結晶があるらしいんだ、それに触れると自身に適合している属性の色に光るらしい。」
まるで能力者になるための試験場のような場所だな、とルナは感じた。
ルナは見たこともない幻想的な風景を楽しみながら歩いていた。しかし、何故かある程度すると蒼く光る結晶しか見つからなくなってきた。それと同時にーー
「へきちっ!」
突然、洞窟内の温度が下がってきた。それもかなり。
「なんだ…?この洞窟って属性の影響でずっと温かいはずなのに…」
ラロノスも徐々に寒くなってきたらしく、少し身体が震えてきている。おまけに二人とも、今以上の厚着など用意していなかった。
「……ねぇ、見て!地面が……!」
ルナが驚いた様子で地面を指差した。見てみると、この先の道がずっと氷の結晶のようなもので覆われていた。
「これは……気を付けとけ、間違いなくこの先に能力者が居る。」
ラロノスは険しい表情でそう告げると、警戒のためかエレメントソードを召喚した。
「よし、最深部まで走るぞ!滑んなよ!」
「分かったわ、あとこのブーツ滑らない革で出来てるから。」
ルナがそう言ってすぐにラロノスは走り出した。念の為にエレメントソードはいつでも召喚できるように備えている。
少し不思議だったのがラロノスが通ると周りの結晶が翠に光ることだった。恐らく、彼の持つ時属性の影響なのだろう。
そして、遂にーー
「最深部だ!」
どうやらここが目的地らしい。想像よりも遥かに広く、周囲は道中と同じように結晶で覆われていたが、そのほとんどが蒼く煌いている。
そして、その中央には透明な色をした巨大な結晶と青い髪をした謎の青年が立っていた。
「誰だ!」
ラロノスがそう言うと、青年はゆっくりとこちらへと振り向いた。
「お前達こそ何者だ、もしお前たちがあの異変の主犯だとしたら容赦はしないぞ。」
青年は既にエレメントソードを召喚していた。その剣は正に氷のような色と透明さを併せ持っていながらも、簡単には破砕できないであろう頑丈さも感じ取れる。
「ルナ、構えろ!」
「うん!」
ルナは遂にエレメントソードを召喚し、昨日の戦闘と同様に構えた。
「そっちが本気ならこっちだって本気で行ってやるよ!」
青年はそう言うと右足で地面を強く踏みつけた。その瞬間、凄まじい速度で氷の結晶が生成させていき、ルナ達に襲いかかってきた。
「「うわっ!」」
二人は咄嗟に左右に避け、長期戦に持ち込むのは危険と判断して接近した。
「こっちには来させねぇぞ!」
そう言うと青年はエレメントソードをその場で薙ぎ払い、氷塊の弾幕を放ってきた。
「痛いっ……!」
「くっ……!」
ルナとラロノスはまともに弾幕を浴びてしまった。しかし、青年は何故か驚愕した表情でルナを見ていた。
それもそのはず、二人共同じレベルの量氷塊を浴びたはずなのに、ルナだけは明らか外傷が少ない。それに比べてラロノスは、服の一部が凍りついていた。
「隙だらけだよ!」
「はっ!?」
青年がそんな事を考えている内に、ルナはこちらまで接近してきていたらしい。そして、右腕に強烈な一撃が炸裂した。
剣撃をもろに受けた青年はよろめき、険しい顔で傷口を抑え、そのまま地面に屈み込んだ。
「一体何なのよ!?私達が何者かって勝手に判断して襲ってくるなんて、ちょっとは話を聞いたらどうなの?」
「あ、あぁ……悪かったよ……」
青年はそう言うと、エレメントソードをかき消し、ルナ達もそれに習うようにエレメントソードを仕舞った。
「とりあえず、名前だけでも教えてくれない?」
「あぁ、俺の名前はヴェン、もう分かってそうだけど、氷属性の能力者だ。」
「ヴェン、か。じゃあヴェン、早速聞くけど、お前もあ・の・異・変・について調べてるのか?」
ラロノスがまだ凍りついたままの状態で聞いた。
「あぁ、でも、何故か俺、最近までの記憶が無くてさ、それでも、戦う為に此処に来て氷属性の結晶の欠片を取りに来たんだ。」
ヴェンはそう言いながら服の内側から属性結晶を取り出した。
小さいながらも煌めくそれは、ヴェンの氷属性と共鳴しているのか、周囲の結晶よりも遥かに強く輝いていた。
「あ………そういえば私、自分の属性を知りに来たんだった。」
「そういや、目的はそれだったな。その中央にあるでかい結晶がそれだ。それに手を触れれば、自分の属性がわかる。俺はその間に時属性の欠片を探してるよ。」
ラロノスはそれだけ告げると、結晶を探しに行った。
「何なんだろ……私の属性って……」
ルナは重い足取りで巨大な結晶へと歩みを進めた。それは凄まじい存在感を持ちながらも、その静かな輝きからはどこか優しさを感じさせられる。
遂に目の前まで辿り着くと、数秒見つめた後、震えた左手を結晶へと触れさせた。
触れるとほぼ同時に、結晶はまるで晴天のような美しい水色に光りだした。氷属性のようにも思えるが、ヴェンの持っている結晶とは明らかに色が違う。
「こ、これは……光属性!?」
ヴェンは信じられないといった様子でこちらを見ている。
「……え?そんなに、凄いことなの?」
「凄いっていうか…あり得ないんだ、光属性を単独で使えるやつなんて、聞いたことすらねぇぞ。」
結晶が見つかったらしく、戻ってきたラロノスもそう言った。
「どうやら、お前は只者ではないらしい。異変の調査もそうだが、お前自身の正体を明かすっていうのも、この旅の目標になったな。」
「えっ?……う、うん。」
ルナはやはり不安そうな表情で頷いた。
「なぁ、ヴェン、良かったら俺達と旅しないか?この際、人数も多い方が良いだろうと思ってな。」
「むしろ、こっちからその提案しようと思ってたんだ。というわけで、よろしくな。あ、お前の名前は?」
「俺はラロノス、すっかり名前言うの忘れてたよ。」
「まるで昨日の再現みたいね。」
ルナがそう突っ込みを入れ、三人は笑っていた。
ーーー逃さないよ。
暗闇の中、ただひたすら発生する魔物を機械的に倒していく。一切の感情なんて抱かない。いや、そもそも自分に感情なんて存在しない。
この武器、エレメントソードで魔物達の命を文字通り削り取っていく。
深淵の中に光る紅い瞳。
いつ終わるともしれない戦いを繰り返していく。
ただ、言えるのは一つだけ。
「私は、私であって、私ではない。」
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