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【あとがき】と番外編
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皆様お久しぶりです。
今回の作品は『【短編】婚約破棄してきた王太子が行方不明!? ~いいえ。王太子が婚約破棄されました~』『王太子殿下は豹変しました!? ~第二王子殿下の心は過労で病んでいます~』の敵側の王子の物語、いわゆるスピンオフですね。
こんな作品を投稿しようと思ったきっかけなのですが、ざまぁされる側の思考や考え方や生い立ちはどうなんだろうと思ったことですね。
まあ結局、かなり見たいと思う人を限定してしまうような感じの作品になってしまったようですが、それでも面白いと思っていただければ幸いです。
今後の作品の予定なのですが時間がかかりそうです。実はテーマだけはたくさん思いついているのですが、キャラクターの名前やストーリー構成に悩み、そして時間がないのです。私にとっては趣味に過ぎないのですが、申し訳ありません。
テーマの内容としては、本格的なファンタジー系を考えています。しかし、つい最近愛読していた漫画が納得のいかない完結をしてしまったことで現代ファンタジーとかも考えています。投稿するかは別として。
厳しい時代ですが、今後もよろしくお願いします。
……せっかくなので本作品の番外編もどうぞ。
~~番外編~~
マグーマ・ティレックス伯爵は屋敷で今後の運営をどうするか悩んでいると使用人が最新の新聞を持ってきた。それを手にとって眺めていると驚くべき記事が載っていた。
「リリィが、トライセラと婚約だと!? しかも、トライセラが新たな王太子に!?」
マグーマは顔を真赤にして新聞を握りしめる。なんとなく予想はしていたことではあったが、やはり納得のいかないという思いがあった。
「くそ! 本来は俺が王太子だったのに! 弟のアイツはそんな俺を支えることが努めのはずだったのに!」
握りしめた新聞を床に叩きつける。そんな暴挙に出た夫を何事かと心配したアノマは優しく声を掛ける。
「マグーマ様、気持ちは分かりますが……」
「アノマも見てみろよ! 俺に婚約破棄を突きつけたあの女が忌々しい女騎士と一緒に俺の弟とツーショットになっている姿が見出しなんだぞ! しかもトライセラは目が死んでるし!」
「はい、見てみます……」
アノマは床に叩きつけられた新聞を拾って見てみた。そして、マグーマが注目したのとは違う記事を見つけて驚いた。
「え? 『女騎士ジェシカ・シアターの師匠は伝説の騎士デザストルだと判明!』……誰それ?」
「ええ!? 騎士デザストルだって!?」
マグーマは再び驚いて、アノマの手から新聞を奪って改めて凝視する。確かにアノマが口に出したことと同じ見出しが載っていた。それを確認したマグーマは震え上がった。
「マグーマ様? どうなさったの? デザストルって知ってるのですか?」
「知ってるも何も王宮の騎士達の中で知らないものはいないとされる最強の騎士のことだ! あのミスターバイオレンスでさえも勝てないだろうと言っていた伝説にして最強の騎士デザストル! まさか、ジェシカの師匠がそんな存在だったとは……勝てないわけだ……」
マグーマはその場にへたり込んだ。王子だった身でありながら教養のなってないマグーマでも知っている伝説にして最強の騎士デザストル。その弟子がジェシカだっと知って嫌でも納得してしまったのだ。
「最強の騎士デザストル……頭は脳筋なのはともかくとして、恐るべき強さを持つ最強の騎士のことはミスターバイオレンスから嫌と言うほど聞かされていたから分かる。強さ以外の特徴としては口が悪くて技が名前と同じくらい大胆で回転技が得意……なんてことだ。リリィは最強の騎士を護衛にしていたんだ!」
ジェシカのことを思い出すとマグーマは恐怖を感じる。もはや初恋の相手だったということも忘れていた。それほどまでにジェシカは強烈な性格だったのだ。
「リリィに対する狂信的な忠誠心、何よりも恐ろしいのは王族に物怖じしない態度、そして圧倒的な強さを思えばその師匠がデザストルだというのも納得がいく」
「その……デザストって人とジェシカって女はそんなに共通しているのですか?」
「ああ、他の大臣でさえデザストルのことを知っている者もいる。彼らも最強の騎士は強くて態度が悪いと言っていた。老いて引退した時は惜しんだ者は多かったが喜んだ者もいたらしい」
「引退することを喜ばれるって……ヤバすぎません?」
「ああ、王族に対しても不敬だったことが多かったらしい。強すぎるから迂闊に処罰できなかったとも聞かされていた。ああ、そこもジェシカと同じだな」
「え?」
「ジェシカは強すぎる。リリィ以外には強気な態度を貫き通していた。本当に強すぎることは分かっていたからな」
「そうなんですか……もしかして、マグーマ様も?」
「ああ、リリィ以外の者に対する態度を改めるように言いたかったが……」
マグーマはそこで口に出すのを止めた。何故なら、思い出したのだ。ジェシカが初恋の女であり、心の何処かで未練があったことに。だから、それ以上言うのが嫌になったのだ。
(なんで俺はあんな無礼な女騎士なんかに……)
ジェシカは最悪の女だったとマグーマは思う。自分に対してだけは最悪の存在。そんな女騎士を護衛にするリリィにも嫌悪感を感じざるを得ないのが今のマグーマの心境だった。
(思えば、あのジェシカの態度の責任をリリィになすりつければ何か状況が変わったかもしれないな。……ン?)
ふとした瞬間、マグーマは気付いた。ジェシカの態度のことでリリィに責任問題などで文句を言える立場だったではないか、と。
「あ、あああ……」
「ま、マグーマ様? どうしました?」
「ああああああああ……!」
「え、ちょ、どうなさったの!?」
「ジェシカの態度の問題でリリィと婚約破棄をすればよかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
リリィの弱みは護衛騎士のジェシカの態度。それに今更気づいたマグーマは後悔のあまり叫んだ。
今回の作品は『【短編】婚約破棄してきた王太子が行方不明!? ~いいえ。王太子が婚約破棄されました~』『王太子殿下は豹変しました!? ~第二王子殿下の心は過労で病んでいます~』の敵側の王子の物語、いわゆるスピンオフですね。
こんな作品を投稿しようと思ったきっかけなのですが、ざまぁされる側の思考や考え方や生い立ちはどうなんだろうと思ったことですね。
まあ結局、かなり見たいと思う人を限定してしまうような感じの作品になってしまったようですが、それでも面白いと思っていただければ幸いです。
今後の作品の予定なのですが時間がかかりそうです。実はテーマだけはたくさん思いついているのですが、キャラクターの名前やストーリー構成に悩み、そして時間がないのです。私にとっては趣味に過ぎないのですが、申し訳ありません。
テーマの内容としては、本格的なファンタジー系を考えています。しかし、つい最近愛読していた漫画が納得のいかない完結をしてしまったことで現代ファンタジーとかも考えています。投稿するかは別として。
厳しい時代ですが、今後もよろしくお願いします。
……せっかくなので本作品の番外編もどうぞ。
~~番外編~~
マグーマ・ティレックス伯爵は屋敷で今後の運営をどうするか悩んでいると使用人が最新の新聞を持ってきた。それを手にとって眺めていると驚くべき記事が載っていた。
「リリィが、トライセラと婚約だと!? しかも、トライセラが新たな王太子に!?」
マグーマは顔を真赤にして新聞を握りしめる。なんとなく予想はしていたことではあったが、やはり納得のいかないという思いがあった。
「くそ! 本来は俺が王太子だったのに! 弟のアイツはそんな俺を支えることが努めのはずだったのに!」
握りしめた新聞を床に叩きつける。そんな暴挙に出た夫を何事かと心配したアノマは優しく声を掛ける。
「マグーマ様、気持ちは分かりますが……」
「アノマも見てみろよ! 俺に婚約破棄を突きつけたあの女が忌々しい女騎士と一緒に俺の弟とツーショットになっている姿が見出しなんだぞ! しかもトライセラは目が死んでるし!」
「はい、見てみます……」
アノマは床に叩きつけられた新聞を拾って見てみた。そして、マグーマが注目したのとは違う記事を見つけて驚いた。
「え? 『女騎士ジェシカ・シアターの師匠は伝説の騎士デザストルだと判明!』……誰それ?」
「ええ!? 騎士デザストルだって!?」
マグーマは再び驚いて、アノマの手から新聞を奪って改めて凝視する。確かにアノマが口に出したことと同じ見出しが載っていた。それを確認したマグーマは震え上がった。
「マグーマ様? どうなさったの? デザストルって知ってるのですか?」
「知ってるも何も王宮の騎士達の中で知らないものはいないとされる最強の騎士のことだ! あのミスターバイオレンスでさえも勝てないだろうと言っていた伝説にして最強の騎士デザストル! まさか、ジェシカの師匠がそんな存在だったとは……勝てないわけだ……」
マグーマはその場にへたり込んだ。王子だった身でありながら教養のなってないマグーマでも知っている伝説にして最強の騎士デザストル。その弟子がジェシカだっと知って嫌でも納得してしまったのだ。
「最強の騎士デザストル……頭は脳筋なのはともかくとして、恐るべき強さを持つ最強の騎士のことはミスターバイオレンスから嫌と言うほど聞かされていたから分かる。強さ以外の特徴としては口が悪くて技が名前と同じくらい大胆で回転技が得意……なんてことだ。リリィは最強の騎士を護衛にしていたんだ!」
ジェシカのことを思い出すとマグーマは恐怖を感じる。もはや初恋の相手だったということも忘れていた。それほどまでにジェシカは強烈な性格だったのだ。
「リリィに対する狂信的な忠誠心、何よりも恐ろしいのは王族に物怖じしない態度、そして圧倒的な強さを思えばその師匠がデザストルだというのも納得がいく」
「その……デザストって人とジェシカって女はそんなに共通しているのですか?」
「ああ、他の大臣でさえデザストルのことを知っている者もいる。彼らも最強の騎士は強くて態度が悪いと言っていた。老いて引退した時は惜しんだ者は多かったが喜んだ者もいたらしい」
「引退することを喜ばれるって……ヤバすぎません?」
「ああ、王族に対しても不敬だったことが多かったらしい。強すぎるから迂闊に処罰できなかったとも聞かされていた。ああ、そこもジェシカと同じだな」
「え?」
「ジェシカは強すぎる。リリィ以外には強気な態度を貫き通していた。本当に強すぎることは分かっていたからな」
「そうなんですか……もしかして、マグーマ様も?」
「ああ、リリィ以外の者に対する態度を改めるように言いたかったが……」
マグーマはそこで口に出すのを止めた。何故なら、思い出したのだ。ジェシカが初恋の女であり、心の何処かで未練があったことに。だから、それ以上言うのが嫌になったのだ。
(なんで俺はあんな無礼な女騎士なんかに……)
ジェシカは最悪の女だったとマグーマは思う。自分に対してだけは最悪の存在。そんな女騎士を護衛にするリリィにも嫌悪感を感じざるを得ないのが今のマグーマの心境だった。
(思えば、あのジェシカの態度の責任をリリィになすりつければ何か状況が変わったかもしれないな。……ン?)
ふとした瞬間、マグーマは気付いた。ジェシカの態度のことでリリィに責任問題などで文句を言える立場だったではないか、と。
「あ、あああ……」
「ま、マグーマ様? どうしました?」
「ああああああああ……!」
「え、ちょ、どうなさったの!?」
「ジェシカの態度の問題でリリィと婚約破棄をすればよかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
リリィの弱みは護衛騎士のジェシカの態度。それに今更気づいたマグーマは後悔のあまり叫んだ。
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