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本編
18.パペティアー ―誘導―
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ほどなくして、私もソノーザ家の屋敷に戻りました。すると、すぐにサエナリアお嬢様のことについて聞かれるために、憎むべき男に呼ばれました。
「お前がサエナリアの専属使用人か」
「はい」
目の前に現れた男こそが、我がコキア家の仇、ベーリュ・ヴァン・ソノーザその人だった。出世にしか興味関心がなく、そのためなら手段を選ばない傲慢な男。一体どれほどの罪を盛ったのか恨みを抱く私でさえも計り知れません。
……こんな男が父親のせいでサエナリアお嬢様が……。そう思うと怒りと憎しみが込みあがりますが今はサエナリアお嬢様の屋敷での境遇を耳に入れてやりましょう。いかに己が父親として無能なのか思い知るといいです!
まず、私はサエナリアお嬢様の部屋の場所に案内しました。
◇
「ここか」
長女サエナリアお嬢様の部屋の前にいるのは、ソノーザ家の夫妻ベーリュとネフーミ、それからベーリュの側近の執事ウオッチさんとサエナリアお嬢様の専属の侍女の私だけです。いい感じで誘導できそうですね。ソノーザ一家崩壊を誘導するのに!
「……サエナリアの専属使用人はお前一人だけか。他の者はいないと?」
「はい。他の者は奥様とワカナお嬢様の専属、もしくは他の雑務をこなす者となっております」
正直に答えてやります。私こそがサエナリアお嬢様をずっと支えてきた理解者であると。
「ワカナの専属の数は?」
「十人以上いると思われます」
「はあ?」
専属使用人の数の差を聞いて、ベーリュは額に手を当てます。知らなかったのですね?
「ネフーミよ。最初は娘に7人ほど使用人をつけたはずだが、今は姉に一人、妹に十人以上。この差はあんまりではないか?」
夫に話を振られて、母親失格の妻はは見るからに狼狽える。どんな言い訳をするのですか?
「そ、そんなこと言っても、ワカナが『お姉さまの侍女を私に頂戴』とか『お姉さまの執事のほうが格好いいから私に付けて』って言うからで……」
あらら。正直ですね。
「馬鹿かお前は! そんな理由で使用人に差をつけたというのか! そもそもあいつらは何だ!」
予想通り、父親まで揃うと愉快なことになりました。こうしてみると父親だけならまともそうに見えますが実は数えきれないほどの罪を背負っておらっしゃる身の上。何でこの二人の間にお嬢様が生まれてしまったのか分かりませんね。
「あんな若い執事が専属使用人だとでもいうのか! 優秀だという保証はあるのか? 顔で決めたんだろうが、間違いが起きたらどうするんだ! 貴族の娘なんだぞ、ワカナは!」
「だって……雇う人はあれがいい、これがいいって言うから……」
「顔がいい男を侍らしおって、愛人のつもりか! 万が一、若い執事との間に子でもできてみろ! 社交界でとんだ醜聞になるわ! 私が雇った執事たちまでも解雇しおって、優秀で信用できる者達だったというのに、くそぅ……!」
ほう! 最初の頃の使用人は顔などではなく評判と実績で選んだのですか。父親、いえ、貴族としてはいことは一応してはいましたか。でも残念でした。貴方のささやかな努力が無駄にされました。ざまぁ!
「ドレスや菓子だけでなく使用人にまで口を挟むとは、とんでもない女に育ててくれたものだな!」
「とんでもないって、そんな……。あなただってワカナが可愛かったでしょう! サエナリアよりも可愛らしいって!」
「限度というものがあるわ! 大体、何でワカナの部屋が三部屋もあるのだ!」
ああ、あれも酷いですよねぇ。貴族の令嬢とはいえ、次女が三部屋も用意されるとは。これだと待遇の差がまるわかり、公になれば姉妹格差だといい笑い話です。
「持ってるドレスの数が多くて……余ってる部屋があったから……」
「そんな理由でか!? 持ってるドレスが多いなら捨てるか売れ! いらないドレスくらい処分しろ!」
「あの子が処分したがらないのよ! それに貰い物もいっぱいあるから……」
「三部屋の用意してるなら必要のない物などあるに決まってるだろ! そもそもサエナリアも何故簡単に譲ってしまうんだ!?」
「あ、あの子は……姉だから……」
馬鹿な奥様でも言いづらくて仕方がなかったようです。言ってやればいいのでは? いつも「お姉ちゃん何だから可愛い妹に譲ってあげなさい!」などと注意してきたことを。今になってそれが悪い結果をもたらしたことに気付いてしまっても遅いのですし。
「ちっ! サエナリアの部屋に入るぞ」
ベーリュが遂にお嬢様の部屋を見ます。するとどうでしょう。
「な……」
「え……」
「ここは……」
「…………」
お分かりですか? 安物のベッドとイスとテーブルがすぐ手前にあり、それ以上に宴会や誕生日パーティーに使われるような装飾品の数々、冬にしか使わない防寒具、客用の予備の雑用品、部屋の3割を占める大量の本、その他もろもろがしまってあるこの部屋を。普段屋敷に飾らない物ばかりがこんなにあるこの部屋の本来の役割は何だったと思います?
「「「倉庫(!)……?」」」
……違いますよ! こういうのを物置と言うのです! あ、倉庫も物置も同じか。
「その通りです。サエナリアお嬢様はこの部屋で過ごしてきました」
「「「っ!?」」」
部屋を見た3人は驚愕のあまり開いた口が塞がりませんね。ベーリュが知らなかったのは当然ですが、奥様もこんな状態だとは思わなかったのですか? ウオッチさんも聞いてはいたはずですが、聞くとみるでは違うといものですかね。
「見ての通り、ここは倉庫です。サエナリアお嬢様に与えられた部屋が倉庫でした。お嬢様は文句ひとつ言わずにこの部屋を使い続けました」
悲し気に語る私の話を聞いた3人は、驚愕と困惑でおかしくなりそうな勢いでした。酷い顔です。
「な、何ということだ……姉妹でこんなにも差をつけるとは……」
「き、貴族の御令嬢の部屋としては不適切極まりない……」
「ど、どういうことなのよ! どうして私の娘に、サエナリアにこんな倉庫なんかを自室として与えたのよ!」
うげぇ! この女、自分のせいのくせに私に責任を押し付けるのですか! 最低です!
「奥様、落ち着いてください。彼女を攻めてもどうにもなりませんよ」
「だって、だって……!」
「止めないか、見苦しい!」
ベーリュ、貴方も十分見苦しいではないですか。貴方が家庭を顧みなかった結果がこれですよ。っていうか、クズ夫人が煩わしい。ここは真相を言ってやりましょう。
「何をおっしゃっているのですか奥様? 奥様とワカナお嬢様ですよ。この部屋をサエナリアお嬢様に与えたのは」
「え?」
「何?」
ちっ、この女覚えてないのですか。物忘れが激しいお年頃で?
「おっしゃったではありませんか。ワカナ様が『お姉さまの部屋が欲しいわ』とおっしゃるので奥様が『悪いけど貴女の部屋を譲ってもらえる? 代わりにあの隅っこの部屋を使いなさい』と。その隅っこの部屋がここだったのです」
ふふふ、言ってやりました。するとどうでしょう。視線の先が私から目の前の女に変わります。当の本人はと言うと、私から離れて両手で顔を覆って叫びだしました。思い出していただけたでしょうか。
「わあああああああああああああ」
「……なんと、愚かな……」
もはや頭を抱えるベーリュ・ヴァン・ソノーザ。もっと愚かなのはご自分でしょうに。
「お前がサエナリアの専属使用人か」
「はい」
目の前に現れた男こそが、我がコキア家の仇、ベーリュ・ヴァン・ソノーザその人だった。出世にしか興味関心がなく、そのためなら手段を選ばない傲慢な男。一体どれほどの罪を盛ったのか恨みを抱く私でさえも計り知れません。
……こんな男が父親のせいでサエナリアお嬢様が……。そう思うと怒りと憎しみが込みあがりますが今はサエナリアお嬢様の屋敷での境遇を耳に入れてやりましょう。いかに己が父親として無能なのか思い知るといいです!
まず、私はサエナリアお嬢様の部屋の場所に案内しました。
◇
「ここか」
長女サエナリアお嬢様の部屋の前にいるのは、ソノーザ家の夫妻ベーリュとネフーミ、それからベーリュの側近の執事ウオッチさんとサエナリアお嬢様の専属の侍女の私だけです。いい感じで誘導できそうですね。ソノーザ一家崩壊を誘導するのに!
「……サエナリアの専属使用人はお前一人だけか。他の者はいないと?」
「はい。他の者は奥様とワカナお嬢様の専属、もしくは他の雑務をこなす者となっております」
正直に答えてやります。私こそがサエナリアお嬢様をずっと支えてきた理解者であると。
「ワカナの専属の数は?」
「十人以上いると思われます」
「はあ?」
専属使用人の数の差を聞いて、ベーリュは額に手を当てます。知らなかったのですね?
「ネフーミよ。最初は娘に7人ほど使用人をつけたはずだが、今は姉に一人、妹に十人以上。この差はあんまりではないか?」
夫に話を振られて、母親失格の妻はは見るからに狼狽える。どんな言い訳をするのですか?
「そ、そんなこと言っても、ワカナが『お姉さまの侍女を私に頂戴』とか『お姉さまの執事のほうが格好いいから私に付けて』って言うからで……」
あらら。正直ですね。
「馬鹿かお前は! そんな理由で使用人に差をつけたというのか! そもそもあいつらは何だ!」
予想通り、父親まで揃うと愉快なことになりました。こうしてみると父親だけならまともそうに見えますが実は数えきれないほどの罪を背負っておらっしゃる身の上。何でこの二人の間にお嬢様が生まれてしまったのか分かりませんね。
「あんな若い執事が専属使用人だとでもいうのか! 優秀だという保証はあるのか? 顔で決めたんだろうが、間違いが起きたらどうするんだ! 貴族の娘なんだぞ、ワカナは!」
「だって……雇う人はあれがいい、これがいいって言うから……」
「顔がいい男を侍らしおって、愛人のつもりか! 万が一、若い執事との間に子でもできてみろ! 社交界でとんだ醜聞になるわ! 私が雇った執事たちまでも解雇しおって、優秀で信用できる者達だったというのに、くそぅ……!」
ほう! 最初の頃の使用人は顔などではなく評判と実績で選んだのですか。父親、いえ、貴族としてはいことは一応してはいましたか。でも残念でした。貴方のささやかな努力が無駄にされました。ざまぁ!
「ドレスや菓子だけでなく使用人にまで口を挟むとは、とんでもない女に育ててくれたものだな!」
「とんでもないって、そんな……。あなただってワカナが可愛かったでしょう! サエナリアよりも可愛らしいって!」
「限度というものがあるわ! 大体、何でワカナの部屋が三部屋もあるのだ!」
ああ、あれも酷いですよねぇ。貴族の令嬢とはいえ、次女が三部屋も用意されるとは。これだと待遇の差がまるわかり、公になれば姉妹格差だといい笑い話です。
「持ってるドレスの数が多くて……余ってる部屋があったから……」
「そんな理由でか!? 持ってるドレスが多いなら捨てるか売れ! いらないドレスくらい処分しろ!」
「あの子が処分したがらないのよ! それに貰い物もいっぱいあるから……」
「三部屋の用意してるなら必要のない物などあるに決まってるだろ! そもそもサエナリアも何故簡単に譲ってしまうんだ!?」
「あ、あの子は……姉だから……」
馬鹿な奥様でも言いづらくて仕方がなかったようです。言ってやればいいのでは? いつも「お姉ちゃん何だから可愛い妹に譲ってあげなさい!」などと注意してきたことを。今になってそれが悪い結果をもたらしたことに気付いてしまっても遅いのですし。
「ちっ! サエナリアの部屋に入るぞ」
ベーリュが遂にお嬢様の部屋を見ます。するとどうでしょう。
「な……」
「え……」
「ここは……」
「…………」
お分かりですか? 安物のベッドとイスとテーブルがすぐ手前にあり、それ以上に宴会や誕生日パーティーに使われるような装飾品の数々、冬にしか使わない防寒具、客用の予備の雑用品、部屋の3割を占める大量の本、その他もろもろがしまってあるこの部屋を。普段屋敷に飾らない物ばかりがこんなにあるこの部屋の本来の役割は何だったと思います?
「「「倉庫(!)……?」」」
……違いますよ! こういうのを物置と言うのです! あ、倉庫も物置も同じか。
「その通りです。サエナリアお嬢様はこの部屋で過ごしてきました」
「「「っ!?」」」
部屋を見た3人は驚愕のあまり開いた口が塞がりませんね。ベーリュが知らなかったのは当然ですが、奥様もこんな状態だとは思わなかったのですか? ウオッチさんも聞いてはいたはずですが、聞くとみるでは違うといものですかね。
「見ての通り、ここは倉庫です。サエナリアお嬢様に与えられた部屋が倉庫でした。お嬢様は文句ひとつ言わずにこの部屋を使い続けました」
悲し気に語る私の話を聞いた3人は、驚愕と困惑でおかしくなりそうな勢いでした。酷い顔です。
「な、何ということだ……姉妹でこんなにも差をつけるとは……」
「き、貴族の御令嬢の部屋としては不適切極まりない……」
「ど、どういうことなのよ! どうして私の娘に、サエナリアにこんな倉庫なんかを自室として与えたのよ!」
うげぇ! この女、自分のせいのくせに私に責任を押し付けるのですか! 最低です!
「奥様、落ち着いてください。彼女を攻めてもどうにもなりませんよ」
「だって、だって……!」
「止めないか、見苦しい!」
ベーリュ、貴方も十分見苦しいではないですか。貴方が家庭を顧みなかった結果がこれですよ。っていうか、クズ夫人が煩わしい。ここは真相を言ってやりましょう。
「何をおっしゃっているのですか奥様? 奥様とワカナお嬢様ですよ。この部屋をサエナリアお嬢様に与えたのは」
「え?」
「何?」
ちっ、この女覚えてないのですか。物忘れが激しいお年頃で?
「おっしゃったではありませんか。ワカナ様が『お姉さまの部屋が欲しいわ』とおっしゃるので奥様が『悪いけど貴女の部屋を譲ってもらえる? 代わりにあの隅っこの部屋を使いなさい』と。その隅っこの部屋がここだったのです」
ふふふ、言ってやりました。するとどうでしょう。視線の先が私から目の前の女に変わります。当の本人はと言うと、私から離れて両手で顔を覆って叫びだしました。思い出していただけたでしょうか。
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