ローグ・ナイト ~復讐者の研究記録~

mimiaizu

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第0章 豹変編

VS?隣のおばさん・VS村の連中

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 親方を気絶させた後、ローは自分の家に向かった。ただし、家に帰るのではなく、隣の家に用があったのだ。理由はもちろん、復讐だ。

数分後。

「もう止めてえええええええええええええええ!」

 ローが今いるのは自宅ではない。自宅のだ。隣の家に住む女性が悲鳴を上げているのは、復讐の対象としてローに家を破壊されているからである。ついでに動きがフラフラなのは、出会ったローに罵声を浴びせた挙句、【風魔法】をぶつけようとして失敗し、ローに反撃された結果である。

「あんた! いっいや、ロー君! 今までしてきたことは謝るからもうやめて!」
「謝っても無駄だ。ていうか、よくさっきあんなことを仕掛けてきてそんなこと言えるな、隣の家のおばさん?」
「だって、だって……」

 情けない声で俯くこの女性は、ローの幼馴染の女の子の母親だ。この女性は女の子のように嘲るだけじゃなく、ローの家にゴミを置いたり、風魔法で家の窓を割ったりしていた。死んだ両親とは親しかったが、両親が死んでローが魔法なしとしてみなされた後はそういう風に接していた。

「ロー君は魔法なし……だった……そんな奴の味方したら……私達だって……」
「だからあんなことしてきただと? 理由にならないな。人の家を壊しておいて。報いを受けるんだな」

ビッビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!

「ひいっ ごめんなさ……ああっ! いっ家がああああああああああああああ!」

 ローの家は住めなくなるほど壊されていた。壊され方からして、犯人は分っていた。その犯人は今、ボロボロの体で焼き尽くされた自身の家の前で放心していた。

「「「「「なんだ!? 何が起こったんだ!?」」」」」
「ほう、もう来たのか。早くて助かる」


数分後。

ビッビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!

「ぐあああああああああ!」
「うあああああああああ!」
「うわああああああああ!」
「やめろおおおおおおお!」
「ゆるしてくれえええええ!」

 隣の家を焼き尽くした時に使った魔法の衝撃が気になって、村中の人間が集まってきた。ローにとって探す手間が省けたようなものだ。村人全員が復讐対象のようなものなのだから。

 彼らの大半はローを見た途端に、門番や同僚たちと同じ反応だったが、今度はローから攻撃してきた。もう、あいさつする手間は省くようにしたのだ、めんどくさいから。

「よくも俺に何も売ってくれなかったな商人共。おかげでおこぼれを狙う日々で大変だったんだぞ」
「ぐっ……がはっ、それは…」

 ローは、意識がはっきりしている者に声をかけた。

「お前らの店も商品も焼き尽くしてやるから覚悟しろよ」
「ッ!! そっそんな!? まっ待ってくれ! 今まで、っぐは!?」
「何を言っても無駄だ。これは復讐なんだから」
 
 謝罪の言葉など意味はなかった。ローは商人たちの店に向かう。
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