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第2章 奴隷編
予期せぬ再会
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ローグの驚いた顔を見てルドガーは苦笑した。
「ふん、驚いてやがるな。他に聞くことあるか?」
「……つ、つい最近女の子がこの町に来ませんでしたか? 明るい茶髪でツインテールの女の子なんですが?」
「ん? その子なら少し前に来たが知り合いか? 可哀そうな目に合ったんだが……」
「え? 可哀そうな目に合ったって? どういう状況ですか!?」
ローグの悪い予想が当たった。こんな町に来る時点で、そうなっているとは思っていた。
「何か左半身が顔から足まで大火傷したみたいだったんだよ。最初に会った時は俺も心配になってな、人気のないところで休ませたんだ。本人は大丈夫とか言ってたけど、ありゃあ大丈夫じゃねえよ」
「や、火傷!? どこにいるか分かりますか!?」
「この町の端の方にある小屋に住んでるが、案内がいるなら俺を雇ってくれるかい?」
「お願いします!」
ルドガーの提案にローグは即答で受け入れた。案内役に支払ったのは、ローグの所有する食料(三日分)だった。金を要求しなかったのは、この外町では食料の方が価値があるからだそうだ。
ルドガーに案内される途中でローグは、外町の人々が恨めしそうな憎らしそうな目を向けていることが気になった。ルドガーに聞くと、彼らはローグが王都の人間だと思って妬んでるんだと言われた。王都の暮らしを知ってるがゆえにローグを妬んでいるんだと。
そんなことを聞いてしまったローグは、彼らのことが本当に哀れに思ってしまった。そして、彼らに比べれば、ルドガーは何か違うんだと思えた。ルドガー自身も生活が大変なはずなのに、初めて来たミーラの世話をしてやるような男なのだから。
数分後。
ルドガーに案内されて薄汚い小屋にやってきたローグは、自分の復讐の内容を変更せざるを得ないと思った。ルドガーから聞いた彼女の現状が本当のことだと悟ったからだ。その小屋から、ヒトの皮膚を焼いたような異臭がするから。
「着いた、ここだ。おい、嬢ちゃん。知り合いが来てくれたぞ!」
「……追い返して……ください……」
(!? この声は……)
「そういうなよ。魔法協会じゃなくてさ、嬢ちゃんの故郷の村の若い子が来てるんだぞ?」
「え!? な、なおさら、追い返してください! こんなみじめな私を見られたくない!」
(間違いない! ここにいるんだ!)
ここにいると確信したローグは、自分で声をかけた。
「……おい、ロー・ライトが来たと言ってもか?」
「え、嘘!? そ、その声は、ロー!?」
ローグは小屋のドアを強引に開いて中に入った。そこで見たものは確かに『あの女』だった。服装はボロボロで、左半身を薄汚れたローブで隠していたが。
「あ……あ……ああ、ロー?」
「そうだ。久しぶりだな『ミーラ』」
ローグにとって予期せぬ形ではあったが、『あの女』こと、『ミーラ・リラ』と再会を果たした。
「ふん、驚いてやがるな。他に聞くことあるか?」
「……つ、つい最近女の子がこの町に来ませんでしたか? 明るい茶髪でツインテールの女の子なんですが?」
「ん? その子なら少し前に来たが知り合いか? 可哀そうな目に合ったんだが……」
「え? 可哀そうな目に合ったって? どういう状況ですか!?」
ローグの悪い予想が当たった。こんな町に来る時点で、そうなっているとは思っていた。
「何か左半身が顔から足まで大火傷したみたいだったんだよ。最初に会った時は俺も心配になってな、人気のないところで休ませたんだ。本人は大丈夫とか言ってたけど、ありゃあ大丈夫じゃねえよ」
「や、火傷!? どこにいるか分かりますか!?」
「この町の端の方にある小屋に住んでるが、案内がいるなら俺を雇ってくれるかい?」
「お願いします!」
ルドガーの提案にローグは即答で受け入れた。案内役に支払ったのは、ローグの所有する食料(三日分)だった。金を要求しなかったのは、この外町では食料の方が価値があるからだそうだ。
ルドガーに案内される途中でローグは、外町の人々が恨めしそうな憎らしそうな目を向けていることが気になった。ルドガーに聞くと、彼らはローグが王都の人間だと思って妬んでるんだと言われた。王都の暮らしを知ってるがゆえにローグを妬んでいるんだと。
そんなことを聞いてしまったローグは、彼らのことが本当に哀れに思ってしまった。そして、彼らに比べれば、ルドガーは何か違うんだと思えた。ルドガー自身も生活が大変なはずなのに、初めて来たミーラの世話をしてやるような男なのだから。
数分後。
ルドガーに案内されて薄汚い小屋にやってきたローグは、自分の復讐の内容を変更せざるを得ないと思った。ルドガーから聞いた彼女の現状が本当のことだと悟ったからだ。その小屋から、ヒトの皮膚を焼いたような異臭がするから。
「着いた、ここだ。おい、嬢ちゃん。知り合いが来てくれたぞ!」
「……追い返して……ください……」
(!? この声は……)
「そういうなよ。魔法協会じゃなくてさ、嬢ちゃんの故郷の村の若い子が来てるんだぞ?」
「え!? な、なおさら、追い返してください! こんなみじめな私を見られたくない!」
(間違いない! ここにいるんだ!)
ここにいると確信したローグは、自分で声をかけた。
「……おい、ロー・ライトが来たと言ってもか?」
「え、嘘!? そ、その声は、ロー!?」
ローグは小屋のドアを強引に開いて中に入った。そこで見たものは確かに『あの女』だった。服装はボロボロで、左半身を薄汚れたローブで隠していたが。
「あ……あ……ああ、ロー?」
「そうだ。久しぶりだな『ミーラ』」
ローグにとって予期せぬ形ではあったが、『あの女』こと、『ミーラ・リラ』と再会を果たした。
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