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第5章 外国編
幕間・クロズクの拠点
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サーファ騎士団長の話によると、リオルが国家反逆罪で指名手配されても兵士の半分近くがリオルの無実を信じて各自で調査を行った。サーファもその一人だった。
最初は王国の陰謀を考えたが、王国で一人の少年による反逆により大騒ぎになっていたため、調べようにも警備が固くなってしまっていた。ただ、王国がこんな騒ぎなら帝国に干渉している場合じゃないと思われ、調査は帝国内に集中した。
もちろん、皇族関係者にも調査が及んだ。流石に何の証拠も無しに皇帝や皇子・皇女に直接尋問するのは無理なため、その周囲を調べ回った。皇族に近しい貴族、皇族に反発する貴族、怪しい貴族なら片っ端から調べていた。
それでも何も出なかったが、ある時に滅多に姿を現さないクロズクの男が第一皇子アゼルと話している様子を見つけた。その時のアゼルの様子がおかしかったため、報告を聞いたサーファはクロズクを調べ上げようとした。
クロズクは王国の魔法に対抗するために作られた組織ということになっているが、実際は情報収集に暗殺などの裏の仕事をこなす暗部組織だった。そのクロズクに命令できるのは皇帝だけだとされている。彼らなら皇帝に毒を盛れる機会がいくらでもある。
クロズクが元凶だと判断したサーファたちはすぐにでも彼らを縛り上げようと思ったが、肝心のクロズクの居場所が分からなかったのだ。彼らは皇帝以外に自分たちの拠点などを明かしていないのだ。拠点が分からない以上、どうしようもない。
クロズクを追い詰めることができないサーファたちは彼らの拠点を自力で探すことにした。帝都で誰も使っていない家屋などの怪しい場所を探ったり、帝城の周辺に怪しいものが徘徊していないか見て回ったりした。
それでも何も手掛かりが無くて困り果てていたが、病気で寝込んでいるはずの皇帝からサーファに呼び出しがかかった。何事かと思ったサーファはすぐに駆け付けて、ベッドに寝転ぶ皇帝の前に跪いた。その皇帝から思いもよらぬ言葉を聞かされた。
「……クロズク達は、城の地下に隠された迷宮に潜んでいる。奴らに用があるなら、城の大広間のカラクリを見つけろ」
「へ、陛下! それは……!?」
「……下がれ、もういいぞ」
帝国の皇帝『キング・ヒルディア』の意図は分からなかったが、サーファは「陛下のおっしゃることに間違いない!」と考えて、部隊を編成してその日のうちに大広間を徹底的に調べだした。
調べてから1時間後、遂に地下の迷宮に続くと思われる隠し通路を発見した。サーファたちは喜んだが、発見した直後にクロズクと思われる男たちが襲ってきた。その時に数名の兵士が命を落としたが、サーファは立ちはだかる相手を切り捨てた。その後すぐに罠に注意しながら迷宮に入っていき、クロズクの拠点を見つけ出しこれまでのことを問いただした。
すでに部下の命を奪われていたため、容赦なく情け無用という感じで追い詰めようとしたら、その場にいるクロズク達は全員襲い掛かってきた。サーファたちはもはや話し合いは無理と思って応戦した。クロズク達は手強く、多くの兵士が殺されてしまったが最終的にサーファたちがクロズクを追い詰めた。
クロズクは、ウルクスと一人の側近だけが残っていた。サーファは降伏を呼びかけ全てを話すように説得をしたがウルクスはこれを拒否。側近と共に拠点の奥の部屋に逃げ込み、サーファたちも後を追った。
奥の部屋で、ウルクスは棺桶に似た大きな箱を開いて見せた。その箱の中には人が入っていた。しかも、サーファたちのよく知る人物だった。それは、
「ア、アゼル様!? どうしてこんなところに!?」
それは、第一皇子アゼルだった。
最初は王国の陰謀を考えたが、王国で一人の少年による反逆により大騒ぎになっていたため、調べようにも警備が固くなってしまっていた。ただ、王国がこんな騒ぎなら帝国に干渉している場合じゃないと思われ、調査は帝国内に集中した。
もちろん、皇族関係者にも調査が及んだ。流石に何の証拠も無しに皇帝や皇子・皇女に直接尋問するのは無理なため、その周囲を調べ回った。皇族に近しい貴族、皇族に反発する貴族、怪しい貴族なら片っ端から調べていた。
それでも何も出なかったが、ある時に滅多に姿を現さないクロズクの男が第一皇子アゼルと話している様子を見つけた。その時のアゼルの様子がおかしかったため、報告を聞いたサーファはクロズクを調べ上げようとした。
クロズクは王国の魔法に対抗するために作られた組織ということになっているが、実際は情報収集に暗殺などの裏の仕事をこなす暗部組織だった。そのクロズクに命令できるのは皇帝だけだとされている。彼らなら皇帝に毒を盛れる機会がいくらでもある。
クロズクが元凶だと判断したサーファたちはすぐにでも彼らを縛り上げようと思ったが、肝心のクロズクの居場所が分からなかったのだ。彼らは皇帝以外に自分たちの拠点などを明かしていないのだ。拠点が分からない以上、どうしようもない。
クロズクを追い詰めることができないサーファたちは彼らの拠点を自力で探すことにした。帝都で誰も使っていない家屋などの怪しい場所を探ったり、帝城の周辺に怪しいものが徘徊していないか見て回ったりした。
それでも何も手掛かりが無くて困り果てていたが、病気で寝込んでいるはずの皇帝からサーファに呼び出しがかかった。何事かと思ったサーファはすぐに駆け付けて、ベッドに寝転ぶ皇帝の前に跪いた。その皇帝から思いもよらぬ言葉を聞かされた。
「……クロズク達は、城の地下に隠された迷宮に潜んでいる。奴らに用があるなら、城の大広間のカラクリを見つけろ」
「へ、陛下! それは……!?」
「……下がれ、もういいぞ」
帝国の皇帝『キング・ヒルディア』の意図は分からなかったが、サーファは「陛下のおっしゃることに間違いない!」と考えて、部隊を編成してその日のうちに大広間を徹底的に調べだした。
調べてから1時間後、遂に地下の迷宮に続くと思われる隠し通路を発見した。サーファたちは喜んだが、発見した直後にクロズクと思われる男たちが襲ってきた。その時に数名の兵士が命を落としたが、サーファは立ちはだかる相手を切り捨てた。その後すぐに罠に注意しながら迷宮に入っていき、クロズクの拠点を見つけ出しこれまでのことを問いただした。
すでに部下の命を奪われていたため、容赦なく情け無用という感じで追い詰めようとしたら、その場にいるクロズク達は全員襲い掛かってきた。サーファたちはもはや話し合いは無理と思って応戦した。クロズク達は手強く、多くの兵士が殺されてしまったが最終的にサーファたちがクロズクを追い詰めた。
クロズクは、ウルクスと一人の側近だけが残っていた。サーファは降伏を呼びかけ全てを話すように説得をしたがウルクスはこれを拒否。側近と共に拠点の奥の部屋に逃げ込み、サーファたちも後を追った。
奥の部屋で、ウルクスは棺桶に似た大きな箱を開いて見せた。その箱の中には人が入っていた。しかも、サーファたちのよく知る人物だった。それは、
「ア、アゼル様!? どうしてこんなところに!?」
それは、第一皇子アゼルだった。
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