4 / 51
第1部 雷帝編
第4話 雷帝ゼウ
一瞬、フロアが淡く光ったかと思えば入口にひとりの男が姿を現した。
全身を包む白銀のマント。風に揺れる白髪と白髭。その背中に担がれた雷の大剣と筋骨隆々な体躯。まるで雷光を具現化したような老人。
「……やっぱりゼウか」
この異世界に転生する前、俺がプレイヤーだった頃、《ティタノマキア》で名を馳せていたNPC。雷を操る老戦士、通称“雷帝ゼウ”。
時にはアタッカーとしてプレイヤーを助けてくれる彼が今、俺のダンジョンに討伐者として現実に立っている。
その背後には三人の仲間。大盾を構える騎士風の男、金髪で杖を持った魔術師、そして白衣を羽織るヒーラーらしき青年。役割分担バッチリの四人パーティー。どう見ても本気の討伐隊だ。
「これは……詰んだか?」
まだ俺は小型化スキルを使えないため、この玉座の間から出られない。
そんな俺の不安をよそに雷帝は一歩前へ進み出た。
「我が名はゼウ。雷を操る者にして討伐隊の長。残酷王アシュラよ、ここに貴様を討つ」
決め顔と同時に雷が体を包む。ゲームならムービー流れてそうなカッコ良さだな。
「いや、ちょっと待ってくれ。話せばわかる。まず落ち着いて……!」
俺は三つの顔で必死に言葉を発する。しかし。
「…………」
ゼウの顔に浮かぶのは警戒と緊張。
え? 伝わってない?
「おい嘘だろ、人間と会話できない系!?」
俺が必死に口を動かしても、ゼウはますます警戒心を強めている。明瞭にしゃべっているつもりなのに伝わっていない。マジか。言語仕様が違うのか?
「ま、まいねーむ、いず……アシュラ……?」
藁にもすがる思いで、日本語と英語の境界線を滑りながら叫んだ。その瞬間。
「詠唱か!? 全員退避!!」
ゼウが全身を硬直させ、背後の仲間に怒鳴った。
「いや違う、自己紹介なんだけど!?」
パーティーの三人が一斉に距離を取る。ヒーラーが詠唱、魔術師がバフをかけ、盾役が前に出る。完璧な戦闘体勢。完全に誤解が加速している。
そしてゼウが叫ぶ。
「ヤツの魔法が来る前に叩くぞ! 《神速迅雷》!!」
雷をまとった老人が瞬きの間に視界から消えた。
「速い……っ!?」
目の前に現れたゼウの剣が、俺の胸に迫る。
当たった、けど。
「……なんか、ピリってしただけ?」
バチッとした感覚が走ったが痛みはない。これは、あれだ。冬場にセーター脱いだときの、静電気。
「俺、雷耐性でもあんのか? それとも雷帝が弱いのか?」
ゼウの連撃を受け流しながら俺は手を上げる。言葉が通じないなら“無害アピール”するしかない。
銃を向けられた犯罪者のように六つの腕を持ち上げてお手上げポーズ。
それを見たゼウがニヤリと笑う。
「よし! 詠唱を中断させたぞ! 一気に畳み掛ける!」
違う違う、ちがーうッッ! 勘違いすなー!
俺は慌てて手を前に出してハエでも追い払うようにブンブンと手を振った。
「な、なんだ!? 見たことのない動き——まさか新スキルか!?」
違うって! バカ老人!
「ええい、させぬぞ!」
有無も言わさず切り掛かってくる。
やばい、このままだとHPが尽きるかも……! こうなったら仕方ない。動きを封じる!
俺は敵の攻撃を受けながらもスキルツリーを開いた。
氷の槍のスキルを取る。火だと燃やして殺しちゃいそうだしな。元々は初期からあったはずのスキルのためかポイントを1払うだけで取れる。
「ええと……確か、これが氷のやつだよな。いけ、《氷牙連迅》!!」
冷気が集まり、前方へ鋭い氷の槍が数本、一直線に飛び出す。ゼウは避けた……が、足元が凍った。
「うおっ……ぬおおおっ!?」
彼の足が滑り、綺麗に転んだ。
「おいおい、気をつけろよ。殺したくないんだからさ」
ゼウは急いで起き上がると、顔をしかめながら俺を見た。
「追撃して来ないだと……?」
うんうん、戦う気がないんだよ。分かってくれるよな?
「……なるほど。怯んでいる時は攻撃しないのか。意外と紳士なのだな」
だから違うんだって!
ゼウは剣を構え直すと、足元の氷を砕きながら突っ込んでくる。
「ならば、全力で応えよう。我が誇りに懸けて! 《雷閃刃》!!」
雷撃を纏った斬撃が目にも留まらぬ速度で襲いかかる。まるで稲妻が地面を刻むような軌跡。だがこちらもさっきより冷静だ。
「こっちは六本あるんだよ、腕が!」
三本の腕で受け止め、残りの腕で反撃する。氷を纏わせた拳でカウンター。《氷牙連迅》を拳に付与したのだ。この世界はゲームであってゲームでない。多少の応用は効く。
ゼウの剣が俺の肩をかすめ、同時に俺の拳が彼の体をかすめた。
「グッ……!」
うめくゼウ。雷撃が一瞬、乱れる。
「やりおる。ならば!!」
ゼウは後退し、雷を剣に集束させ始める。これは、大技だ。
「雷帝奥義! 《天衝雷穿》!!」
雷が槍のように一本の光となり、俺に向かって一直線に放たれた。
「マジかっ!?」
直線予測、回避不可能。とっさに氷の槍を足元に撃ち、氷壁を構築するも——雷撃が氷を貫き、爆風が玉座の間を包んだ。
「がっ……!」
衝撃で後方に吹き飛ばされ、尻餅をつく。しかし、致命傷ではない。皮膚が軽く焦げただけだ。
「さすがに手応えあり……む?」
ゼウが困惑の表情を浮かべる。多分、思ったよりダメージが通ってないことに気づいたんだろう。
「……やっぱ俺、雷耐性あるのか? それとも火力がショボいのか……?」
よく考えたらレイドボスってプレイヤー側はチクチク足元を削っていく感じだし、一撃必殺はないよな。だから、めちゃくちゃ強そうな技も俺からしたらちょっとチクッとしただけって訳か。
俺が納得している中、ゼウが眉を寄せ、さらに雷を溜めようとする。
「やるしかねえか……《氷牙連迅》!!」
俺は今度は斜め上に向けて氷の槍を発射した。そうすることで槍の雨が降る。
ゼウは剣で受け流しながら跳躍し、そのまま空中から突撃してくる。
六本の腕と一振りの雷剣が何度もぶつかり合う。雷と氷の魔力が衝突し、玉座の間の空気がピリピリと震える。
ゼウは苦しげに笑う。
「ふむ……さすが千人殺しのアシュラと謳われた怪物の実力か」
そんな設定あったの!? まだ誰も殺してませんけど!?
「だから話せないだけであって、戦う気ないんだけどなー!!」
斬撃をかわして背後を取るも、ゼウは体を回転させて雷撃を撒き散らし、距離を取る。
そして、ゼウは剣を下ろした。
「……ふむ。何かおかしい」
お、やっと気づいたか。
「なぜ我らを殺さぬ?」
うん、聞かれても、しゃべれないんだけどな。
「殺すつもりないからな」
俺はまたしてもお手上げポーズをとってみた。
「……なるほど」
ゼウがポツリと呟いた。
うんうん、ようやく気づいたかな?
「貴様は“強者しか斬らぬ”というわけか……我々ではまだ力不足……と」
はああああ!?
「違うってば! そういう哲学じゃないの!!」
叫ぶも届かず、ゼウは剣を収めて背を向ける。
「今回の戦い……貴様の勝ちだ、アシュラよ」
いや、だから勝負とかしてないし、むしろこっちはどう相手すればいいか分からなくてパニックなんだって。
だがもう止まらない。
タンク役の男が「雷帝、危険です! 背を向けるのは——」と慌てるがゼウは余裕の表情で言う。
「心配無用。ヤツは……背中から斬るようなマネはしない」
いや、いざとなったら斬りますけど!!!
結局、ゼウたちはそのまま撤退を始めた。
そして外へと姿を消す直前、ゼウが振り返り、最後に言った。
「次は……さらなる力を持って挑む。待っていろ、残酷王アシュラよ」
お願いだから来ないでくれ……!
俺は三つの顔で虚空を見上げながら、ため息を三重奏で響かせた。
「これ、後から大問題にならないよな……?」
そして、フロアに静けさが戻る。
だがその静寂は長く続かない気がしていた。
全身を包む白銀のマント。風に揺れる白髪と白髭。その背中に担がれた雷の大剣と筋骨隆々な体躯。まるで雷光を具現化したような老人。
「……やっぱりゼウか」
この異世界に転生する前、俺がプレイヤーだった頃、《ティタノマキア》で名を馳せていたNPC。雷を操る老戦士、通称“雷帝ゼウ”。
時にはアタッカーとしてプレイヤーを助けてくれる彼が今、俺のダンジョンに討伐者として現実に立っている。
その背後には三人の仲間。大盾を構える騎士風の男、金髪で杖を持った魔術師、そして白衣を羽織るヒーラーらしき青年。役割分担バッチリの四人パーティー。どう見ても本気の討伐隊だ。
「これは……詰んだか?」
まだ俺は小型化スキルを使えないため、この玉座の間から出られない。
そんな俺の不安をよそに雷帝は一歩前へ進み出た。
「我が名はゼウ。雷を操る者にして討伐隊の長。残酷王アシュラよ、ここに貴様を討つ」
決め顔と同時に雷が体を包む。ゲームならムービー流れてそうなカッコ良さだな。
「いや、ちょっと待ってくれ。話せばわかる。まず落ち着いて……!」
俺は三つの顔で必死に言葉を発する。しかし。
「…………」
ゼウの顔に浮かぶのは警戒と緊張。
え? 伝わってない?
「おい嘘だろ、人間と会話できない系!?」
俺が必死に口を動かしても、ゼウはますます警戒心を強めている。明瞭にしゃべっているつもりなのに伝わっていない。マジか。言語仕様が違うのか?
「ま、まいねーむ、いず……アシュラ……?」
藁にもすがる思いで、日本語と英語の境界線を滑りながら叫んだ。その瞬間。
「詠唱か!? 全員退避!!」
ゼウが全身を硬直させ、背後の仲間に怒鳴った。
「いや違う、自己紹介なんだけど!?」
パーティーの三人が一斉に距離を取る。ヒーラーが詠唱、魔術師がバフをかけ、盾役が前に出る。完璧な戦闘体勢。完全に誤解が加速している。
そしてゼウが叫ぶ。
「ヤツの魔法が来る前に叩くぞ! 《神速迅雷》!!」
雷をまとった老人が瞬きの間に視界から消えた。
「速い……っ!?」
目の前に現れたゼウの剣が、俺の胸に迫る。
当たった、けど。
「……なんか、ピリってしただけ?」
バチッとした感覚が走ったが痛みはない。これは、あれだ。冬場にセーター脱いだときの、静電気。
「俺、雷耐性でもあんのか? それとも雷帝が弱いのか?」
ゼウの連撃を受け流しながら俺は手を上げる。言葉が通じないなら“無害アピール”するしかない。
銃を向けられた犯罪者のように六つの腕を持ち上げてお手上げポーズ。
それを見たゼウがニヤリと笑う。
「よし! 詠唱を中断させたぞ! 一気に畳み掛ける!」
違う違う、ちがーうッッ! 勘違いすなー!
俺は慌てて手を前に出してハエでも追い払うようにブンブンと手を振った。
「な、なんだ!? 見たことのない動き——まさか新スキルか!?」
違うって! バカ老人!
「ええい、させぬぞ!」
有無も言わさず切り掛かってくる。
やばい、このままだとHPが尽きるかも……! こうなったら仕方ない。動きを封じる!
俺は敵の攻撃を受けながらもスキルツリーを開いた。
氷の槍のスキルを取る。火だと燃やして殺しちゃいそうだしな。元々は初期からあったはずのスキルのためかポイントを1払うだけで取れる。
「ええと……確か、これが氷のやつだよな。いけ、《氷牙連迅》!!」
冷気が集まり、前方へ鋭い氷の槍が数本、一直線に飛び出す。ゼウは避けた……が、足元が凍った。
「うおっ……ぬおおおっ!?」
彼の足が滑り、綺麗に転んだ。
「おいおい、気をつけろよ。殺したくないんだからさ」
ゼウは急いで起き上がると、顔をしかめながら俺を見た。
「追撃して来ないだと……?」
うんうん、戦う気がないんだよ。分かってくれるよな?
「……なるほど。怯んでいる時は攻撃しないのか。意外と紳士なのだな」
だから違うんだって!
ゼウは剣を構え直すと、足元の氷を砕きながら突っ込んでくる。
「ならば、全力で応えよう。我が誇りに懸けて! 《雷閃刃》!!」
雷撃を纏った斬撃が目にも留まらぬ速度で襲いかかる。まるで稲妻が地面を刻むような軌跡。だがこちらもさっきより冷静だ。
「こっちは六本あるんだよ、腕が!」
三本の腕で受け止め、残りの腕で反撃する。氷を纏わせた拳でカウンター。《氷牙連迅》を拳に付与したのだ。この世界はゲームであってゲームでない。多少の応用は効く。
ゼウの剣が俺の肩をかすめ、同時に俺の拳が彼の体をかすめた。
「グッ……!」
うめくゼウ。雷撃が一瞬、乱れる。
「やりおる。ならば!!」
ゼウは後退し、雷を剣に集束させ始める。これは、大技だ。
「雷帝奥義! 《天衝雷穿》!!」
雷が槍のように一本の光となり、俺に向かって一直線に放たれた。
「マジかっ!?」
直線予測、回避不可能。とっさに氷の槍を足元に撃ち、氷壁を構築するも——雷撃が氷を貫き、爆風が玉座の間を包んだ。
「がっ……!」
衝撃で後方に吹き飛ばされ、尻餅をつく。しかし、致命傷ではない。皮膚が軽く焦げただけだ。
「さすがに手応えあり……む?」
ゼウが困惑の表情を浮かべる。多分、思ったよりダメージが通ってないことに気づいたんだろう。
「……やっぱ俺、雷耐性あるのか? それとも火力がショボいのか……?」
よく考えたらレイドボスってプレイヤー側はチクチク足元を削っていく感じだし、一撃必殺はないよな。だから、めちゃくちゃ強そうな技も俺からしたらちょっとチクッとしただけって訳か。
俺が納得している中、ゼウが眉を寄せ、さらに雷を溜めようとする。
「やるしかねえか……《氷牙連迅》!!」
俺は今度は斜め上に向けて氷の槍を発射した。そうすることで槍の雨が降る。
ゼウは剣で受け流しながら跳躍し、そのまま空中から突撃してくる。
六本の腕と一振りの雷剣が何度もぶつかり合う。雷と氷の魔力が衝突し、玉座の間の空気がピリピリと震える。
ゼウは苦しげに笑う。
「ふむ……さすが千人殺しのアシュラと謳われた怪物の実力か」
そんな設定あったの!? まだ誰も殺してませんけど!?
「だから話せないだけであって、戦う気ないんだけどなー!!」
斬撃をかわして背後を取るも、ゼウは体を回転させて雷撃を撒き散らし、距離を取る。
そして、ゼウは剣を下ろした。
「……ふむ。何かおかしい」
お、やっと気づいたか。
「なぜ我らを殺さぬ?」
うん、聞かれても、しゃべれないんだけどな。
「殺すつもりないからな」
俺はまたしてもお手上げポーズをとってみた。
「……なるほど」
ゼウがポツリと呟いた。
うんうん、ようやく気づいたかな?
「貴様は“強者しか斬らぬ”というわけか……我々ではまだ力不足……と」
はああああ!?
「違うってば! そういう哲学じゃないの!!」
叫ぶも届かず、ゼウは剣を収めて背を向ける。
「今回の戦い……貴様の勝ちだ、アシュラよ」
いや、だから勝負とかしてないし、むしろこっちはどう相手すればいいか分からなくてパニックなんだって。
だがもう止まらない。
タンク役の男が「雷帝、危険です! 背を向けるのは——」と慌てるがゼウは余裕の表情で言う。
「心配無用。ヤツは……背中から斬るようなマネはしない」
いや、いざとなったら斬りますけど!!!
結局、ゼウたちはそのまま撤退を始めた。
そして外へと姿を消す直前、ゼウが振り返り、最後に言った。
「次は……さらなる力を持って挑む。待っていろ、残酷王アシュラよ」
お願いだから来ないでくれ……!
俺は三つの顔で虚空を見上げながら、ため息を三重奏で響かせた。
「これ、後から大問題にならないよな……?」
そして、フロアに静けさが戻る。
だがその静寂は長く続かない気がしていた。
あなたにおすすめの小説
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【番外編】追加しました。連休のスキマ時間でぜひお楽しみください!
【5話ごとのサクッと読める構成です!】
本編 全60話 完結しました。読者の皆様ありがとうございます!お気に入り登録、ハート、コメント、とても励みになります♪
─あらすじ─
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
異世界転移したら、神の力と無敵の天使軍団を授かったんだが。
猫正宗
ファンタジー
白羽明星は気付けば異世界転移しており、背に純白の六翼を生やした熾天使となっていた。
もともと現世に未練などなかった明星は、大喜びで異世界の大空を飛び回る。
すると遥か空の彼方、誰も到達できないほどの高度に存在する、巨大な空獣に守られた天空城にたどり着く。
主人不在らしきその城に入ると頭の中にダイレクトに声が流れてきた。
――霊子力パターン、熾天使《セラフ》と認識。天界の座マスター登録します。……ああ、お帰りなさいルシフェル様。お戻りをお待ち申し上げておりました――
風景が目まぐるしく移り変わる。
天空城に封じられていた七つの天国が解放されていく。
移り変わる景色こそは、
第一天 ヴィロン。
第二天 ラキア。
第三天 シャハクィム。
第四天 ゼブル。
第五天 マオン。
第六天 マコン。
それらはかつて天界を構成していた七つの天国を再現したものだ。
気付けば明星は、玉座に座っていた。
そこは天の最高位。
第七天 アラボト。
そして玉座の前には、明星に絶対の忠誠を誓う超常なる存在《七元徳の守護天使たち》が膝をついていたのだった。
――これは異世界で神なる権能と無敵の天使軍団を手にした明星が、調子に乗ったエセ強者を相手に無双したり、のんびりスローライフを満喫したりする物語。
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
底辺動画主、配信を切り忘れてスライムを育成していたらバズった
椎名 富比路
ファンタジー
ダンジョンが世界じゅうに存在する世界。ダンジョン配信業が世間でさかんに行われている。
底辺冒険者であり配信者のツヨシは、あるとき弱っていたスライムを持ち帰る。
ワラビと名付けられたスライムは、元気に成長した。
だがツヨシは、うっかり配信を切り忘れて眠りについてしまう。
翌朝目覚めると、めっちゃバズっていた。
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。