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ムンムン生徒会(6)
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藤崎と鬼塚が身なりを整えたところで、林田が戻ってきた。
林田は、二人の雰囲気が先ほどと違う事を目ざとく察知する。
「お待たせしました? あれ? どうしたんですか? 先輩方」
「……う、うん。なんでもない」
二人同時に答えた。
その後は、林田の言うがままの写真撮影が行われた。
問題のキスシーンは、さすがにセックスの後だと大した事ではなくなっている。
しかし、二人とも逆に意識しすぎて火照ったままの体は超敏感になっていた。
再び勃起したお互いのペニスは、キスのポーズを変える度にスカートとズボン越しにこすれ合う。
密着しては離れ、離れては密着する。
藤崎は、頬を染めて吐息が漏れ出るのを必死に我慢した。
鬼塚の方も、余裕の顔をしながらもその内では、爆発寸前の性欲と格闘していた。
何も知らない林田は、
「おー! なんか、とてもエロい! いいですよ、すごくいい表情! 本当の恋人みたいです! 俺、勃起してきちゃいました!」
と、恥ずかしげもなくズボンの前を膨らませ、シャッターを切り続けるのであった。
男3人で欲情しながらの写真撮影。
生徒会室にはむんむんとした甘い熱気が立ち込める。
ノリに乗る林田を見て、鬼塚と藤崎は、
(林田、頼む早く終わりにしてくれ! うっ、もう我慢できねぇ)
(はぁ、はぁ、林田君。お願い、早く終わりにして……ボクでちゃうぅ)
と必死に懇願して祈るのだった。
林田は、そんな二人の願いは露程も気付かず、ここぞとばかりに色々なポーズを撮りまくった。
二人が解放されたのは、それから小一時間は経った後だった。
「いやー、マジ最高の写真とれましたよ! これで広報の写真は絶対に話題になりますよ。うひょー! 最高! 俺才能あるかも!」
藤崎と鬼塚は、大喜びで生徒会室を出ていく林田を安堵の思いで見送ったのだった。
二人は、ふぅ、とため息をついて仕切り直す。
藤崎は鬼塚に言った。
「ところで、鬼塚君。ボク、ちゃんとメスになれたよね?」
鬼塚は、回答する。
「ええ、確かに……」
「じゃあ、鬼塚君、ボクの事、可愛いって思った?」
鬼塚は、ちょっと間を空けて言った。
「そうですね。可愛いというより、余りのド淫乱で俺はちょっと引きましたね」
鬼塚は容赦が無い。
あれだけの事をしておいて、まだ藤崎を嬲ろうとしているのだ。
「俺、会長があんなにいやらしい人だったなんて知りませんでしたよ。勃起おチンポ大好きとか、ただの変態ですね」
鬼塚は、完全に調子に乗っていた。
念願の会長とのセックスを果たし、これからどうやって自分好みの性奴隷に仕立て上げていくか、脳内シミュレーションを繰り広げていたのだ。
しかし、藤崎からは思っても見ない言葉が返ってきた。
「ねぇ、鬼塚君。鬼塚君ってボクの事好きでしょ?」
「な、何を……」
鬼塚は、ビックリして声が出せない。
藤崎は、ジッと鬼塚を見つめる。
(な、何を言っている!? どうして、そう思った? いや、なんでバレたんだ!?)
鬼塚の頬を冷や汗が伝う。
そして、澄ました顔で答える。
「な、何を言っているんすか。俺がどうして会長みたいなド変態を……」
鬼塚の言葉の途中で藤崎は遮る。
人差し指を伸ばして鬼塚の唇に置いた。
「ねぇ、鬼塚君。ボク、鬼塚君の事、ずっと前からかっこいいなぁって思っていて……ボクの好みなの。知っていたかな?」
藤崎は、恥ずかしそうにそう告白した。
(えっ、えっ! うそ! 会長って俺の事、カッコいいって思ってたの!?)
フェラやセックスまでしているのだ。
普通の人なら好意を持っている事ぐらいすぐに察しそうだが、この鬼塚という男はそれが分からない。
基本的に自己中なので、他人の想いを察するのが苦手なのだ。
藤崎からの思わぬ告白に、嬉しくて飛び上がりたい気持ちなのだが、そこはぐっと堪え、
「ふーん。そうですか……」
とだけ答えた。
鬼塚の表情は全く変わらない。
しかし、体の中には熱いものがたぎり始めた。
それはペニスに集まりむくむくと膨らみ始める。
(うそ! うそ! うそ! マジかよ! 俺を好みってマジかよ!? い、いや、待てよ……そんな都合の良い話があるか? 聞き違いか?)
鬼塚は状況を上手く理解出来ずに動揺した。
藤崎は上目遣いに鬼塚に問いかける。
「鬼塚君はボクの事、どう思っているの? 好き? それとも嫌い?」
「そ、そんなこと……嫌いではないです」
「それって好きってこと?」
藤崎は、不満げにぷるんとした唇を突き出した。
(やべぇ、可愛い……はぁ、はぁ。萌え死ぬ)
鬼塚のポーカーフェースが崩れ始めた。
ズボンの中では勃起したペニスが、張り裂けそうになっていた。
そんな鬼塚に気づいているのか、藤崎は一歩踏み出した。
鬼塚は、自然と後ずさる。
しかし、数歩下がったところでソファに縁に足を取られた。
鬼塚はバランスを崩してそのままソファに倒れ込んだ。
藤崎は、ゆらりと鬼塚に近づくと、ソファで仰向けになる鬼塚を跨いでのしかかる。
スカートがフワッっと揺れた。
(やばい、このままだと……)
鬼塚の勃起チンポの真上には、ちょうど藤崎のアナル。
藤崎が腰を落とすと、藤崎のアナルで鬼塚がペニスはムギュッと押し潰された。
「うっ」
「あぁん……」
鬼塚の唸り声と時同じくして藤崎は喘ぎ声を上げた。
パンツ越しでは有るけど、アナルが裂けるような刺激を感じたのだ。
「はぁはぁ……鬼塚君、興奮してるの? とっても固いのが当たっているんだけど」
「え、えっと……」
しどろもどろになる鬼塚。
ついに平静を保てなくなっていた。
藤崎は腰に手を当てて可愛い仕草で鬼塚の鼻先をちょんっと触った。
「もう! 鬼塚君。可愛いんだから!」
藤崎は、甘えた表情で鬼塚に迫る。
鬼塚の心臓の鼓動は高速に打ち始める。
(はぁ、はぁ。や、やめてくれ、会長。俺、どうにかなりそうだ。これ以上は……)
藤崎はそのまま鬼塚に覆い被さり抱きついた。
頬と頬が触れ合う。
藤崎は、はむっと鬼塚の耳たぶを甘噛みした。
(はぁ、あぁーっ、バカ、やめろっ、あぁ、あん)
熱い息が鬼塚の耳元にかかる。
ゾクゾクっとして体を震わせる。
鬼塚は自覚していないのだが、実は耳が性感帯なのだ。
「はむっ、はむっ……美味しい」
藤崎は、無意識に鬼塚の弱点とも言うべき耳を攻めまくる。
(や、やめてくれ……意識が……はぁんっ)
鬼塚のペニスは、更に固くおっきくなっていく。
藤崎は、ようやく咥えていた耳たぶから唇を離した。
そして、甘い声でささやいた。
「鬼塚君、大好き……」
その瞬間、鬼塚の心臓は、ドクン、と大きく脈打った。
ペニスの先に熱い物が集まる。
射精直前の痙攣。
(や、やばい。いきそう……)
藤崎は、ゆったりと体を起こすとジッと鬼塚の目を見つめた。
「ふふふ、ついに言っちゃった……」
藤崎は、そう言うと小首を傾げて恥ずかしそうにはにかんだ。
その笑顔は、鬼塚の心を直撃した。
ここまで耐えていた最後の防波堤は決壊した。
(うっ、出る! あっ……)
ドクン!
鬼塚はズボンの中にその熱くたぎった物を全て吐き出した。
下半身が小刻みに痙攣する。
鬼塚は、しばらくの間、快楽と絶望の狭間で放心状態となっていた。
(ああ、射精してしまった……終わった……これで俺が会長ラブで、会長に萌えまくっていた事がバレたな)
鬼塚のドS心は無残にも粉々に打ち砕かれた。
(ははは、俺の方が奴隷かよ……くそっ)
鬼塚がそんな事を考えていると、藤崎が能天気な事を言った。
「ねぇ、鬼塚君。本当の事、言ってよぉ! ボクの事、本当は好きなんでしょ?」
藤崎は、鬼塚の襟元を掴んでブンブン揺する。
その態度は、まるで鬼塚が萌え死んでしまったのを気付いていないかのよう。
(な、まじか? こいつ、全然気付いてないのか!?)
ねぇ、ねぇ、と子供が欲しいものをねだるような無邪気な仕草に鬼塚は確信した。
(ふふふ、はっ、はっ、はっ! まだ、終っちゃいねぇぜ! 会長調教計画!)
鬼塚は、むくっと上半身を起こすと、藤崎の背中に手を回した。
そして、強引に体を引き寄せると、藤崎の額に自分の額を合わせた。
「会長、俺は嫌いじゃ無いとは言いましたけど、好きとは言って無いですよ。何と言っても、会長はド淫乱のメス豚ですからね」
会長を悶えさせようと早速罵る。
鬼塚はいつもの自信を取り戻していた。
「そ、そんな言い方しなくたって……酷いよ」
しょぼくれる藤崎。
(あぁ、たまらねぇ! やっぱり、最高!)
鬼塚は、そんな表情を見るのが嬉しくて仕方無い。
「まぁ、そうですね。でも、会長は無事にメスになれたのですから、ご褒美をあげましょう。そうですね……」
(まずは、もう一発アナルにぶち込んで、フェラの練習だろ、そうだ! 乳首の開発も忘れちゃいけない。うひひ)
鬼塚がそんなドSイメージを膨らませていると、鬼塚の耳に藤崎の声が入ってきた。
「じゃあ、キスして!」
藤崎は、口を尖らせてぷくっと頬を膨らませる。
鬼塚は、ドキっとして目を見張る。
(うっ、だからその顔、反則だろ! 汚ねぇぞ! まぁ……キスか、キスね。悪くない……か)
鬼塚は、わざとらしくため息をついて答えた。
「やれやれ。キスですか……しょうがないですね。会長がしたいんだったら、キスしてあげてもいいですよ」
「本当!? やった!」
藤崎は、大喜びで無邪気に万歳をする。
いつもの鬼塚ならそんな藤崎を無表情で見守るのだが、知らず知らずのうちに自然な微笑みを浮かべるようになっていた。
(ふふふ。会長は俺にべた惚れじゃないか。これで会長は俺のオモチャ確定だな。焦る事は無い。ゆっくりと俺好みに調教していってやる。うひひひ……それにしても、さっきは冷や冷やしたぜ。あぶなく会長を好きな事がバレるところだったからな。これからは気を付けないとな!)
一方で、藤崎はまったく別な事を考えていた。
(もう、鬼塚君ってボクの事、好きなら好きって素直に言えばいいのに。ちょっと迫っただけで勃起していっちゃうなんて、どれだけボクの事好きなの? クスッ。でも、そんなシャイなところがキュンキュンしちゃう! もう、鬼塚君はツンデレなんだから! ああ、でも、これからは両想いの恋人同士。幸せ!)
二人はおのおの、これからの事を想像しては、希望に胸を膨らませていた。
かくして、むっつりドSの鬼塚と、純情女装っ子の藤崎の二人の恋は、ようやく一歩踏み出したのであった。
※むっつりドS君は、純情女装っ子に萌え萌え!?の巻 おしまい
林田は、二人の雰囲気が先ほどと違う事を目ざとく察知する。
「お待たせしました? あれ? どうしたんですか? 先輩方」
「……う、うん。なんでもない」
二人同時に答えた。
その後は、林田の言うがままの写真撮影が行われた。
問題のキスシーンは、さすがにセックスの後だと大した事ではなくなっている。
しかし、二人とも逆に意識しすぎて火照ったままの体は超敏感になっていた。
再び勃起したお互いのペニスは、キスのポーズを変える度にスカートとズボン越しにこすれ合う。
密着しては離れ、離れては密着する。
藤崎は、頬を染めて吐息が漏れ出るのを必死に我慢した。
鬼塚の方も、余裕の顔をしながらもその内では、爆発寸前の性欲と格闘していた。
何も知らない林田は、
「おー! なんか、とてもエロい! いいですよ、すごくいい表情! 本当の恋人みたいです! 俺、勃起してきちゃいました!」
と、恥ずかしげもなくズボンの前を膨らませ、シャッターを切り続けるのであった。
男3人で欲情しながらの写真撮影。
生徒会室にはむんむんとした甘い熱気が立ち込める。
ノリに乗る林田を見て、鬼塚と藤崎は、
(林田、頼む早く終わりにしてくれ! うっ、もう我慢できねぇ)
(はぁ、はぁ、林田君。お願い、早く終わりにして……ボクでちゃうぅ)
と必死に懇願して祈るのだった。
林田は、そんな二人の願いは露程も気付かず、ここぞとばかりに色々なポーズを撮りまくった。
二人が解放されたのは、それから小一時間は経った後だった。
「いやー、マジ最高の写真とれましたよ! これで広報の写真は絶対に話題になりますよ。うひょー! 最高! 俺才能あるかも!」
藤崎と鬼塚は、大喜びで生徒会室を出ていく林田を安堵の思いで見送ったのだった。
二人は、ふぅ、とため息をついて仕切り直す。
藤崎は鬼塚に言った。
「ところで、鬼塚君。ボク、ちゃんとメスになれたよね?」
鬼塚は、回答する。
「ええ、確かに……」
「じゃあ、鬼塚君、ボクの事、可愛いって思った?」
鬼塚は、ちょっと間を空けて言った。
「そうですね。可愛いというより、余りのド淫乱で俺はちょっと引きましたね」
鬼塚は容赦が無い。
あれだけの事をしておいて、まだ藤崎を嬲ろうとしているのだ。
「俺、会長があんなにいやらしい人だったなんて知りませんでしたよ。勃起おチンポ大好きとか、ただの変態ですね」
鬼塚は、完全に調子に乗っていた。
念願の会長とのセックスを果たし、これからどうやって自分好みの性奴隷に仕立て上げていくか、脳内シミュレーションを繰り広げていたのだ。
しかし、藤崎からは思っても見ない言葉が返ってきた。
「ねぇ、鬼塚君。鬼塚君ってボクの事好きでしょ?」
「な、何を……」
鬼塚は、ビックリして声が出せない。
藤崎は、ジッと鬼塚を見つめる。
(な、何を言っている!? どうして、そう思った? いや、なんでバレたんだ!?)
鬼塚の頬を冷や汗が伝う。
そして、澄ました顔で答える。
「な、何を言っているんすか。俺がどうして会長みたいなド変態を……」
鬼塚の言葉の途中で藤崎は遮る。
人差し指を伸ばして鬼塚の唇に置いた。
「ねぇ、鬼塚君。ボク、鬼塚君の事、ずっと前からかっこいいなぁって思っていて……ボクの好みなの。知っていたかな?」
藤崎は、恥ずかしそうにそう告白した。
(えっ、えっ! うそ! 会長って俺の事、カッコいいって思ってたの!?)
フェラやセックスまでしているのだ。
普通の人なら好意を持っている事ぐらいすぐに察しそうだが、この鬼塚という男はそれが分からない。
基本的に自己中なので、他人の想いを察するのが苦手なのだ。
藤崎からの思わぬ告白に、嬉しくて飛び上がりたい気持ちなのだが、そこはぐっと堪え、
「ふーん。そうですか……」
とだけ答えた。
鬼塚の表情は全く変わらない。
しかし、体の中には熱いものがたぎり始めた。
それはペニスに集まりむくむくと膨らみ始める。
(うそ! うそ! うそ! マジかよ! 俺を好みってマジかよ!? い、いや、待てよ……そんな都合の良い話があるか? 聞き違いか?)
鬼塚は状況を上手く理解出来ずに動揺した。
藤崎は上目遣いに鬼塚に問いかける。
「鬼塚君はボクの事、どう思っているの? 好き? それとも嫌い?」
「そ、そんなこと……嫌いではないです」
「それって好きってこと?」
藤崎は、不満げにぷるんとした唇を突き出した。
(やべぇ、可愛い……はぁ、はぁ。萌え死ぬ)
鬼塚のポーカーフェースが崩れ始めた。
ズボンの中では勃起したペニスが、張り裂けそうになっていた。
そんな鬼塚に気づいているのか、藤崎は一歩踏み出した。
鬼塚は、自然と後ずさる。
しかし、数歩下がったところでソファに縁に足を取られた。
鬼塚はバランスを崩してそのままソファに倒れ込んだ。
藤崎は、ゆらりと鬼塚に近づくと、ソファで仰向けになる鬼塚を跨いでのしかかる。
スカートがフワッっと揺れた。
(やばい、このままだと……)
鬼塚の勃起チンポの真上には、ちょうど藤崎のアナル。
藤崎が腰を落とすと、藤崎のアナルで鬼塚がペニスはムギュッと押し潰された。
「うっ」
「あぁん……」
鬼塚の唸り声と時同じくして藤崎は喘ぎ声を上げた。
パンツ越しでは有るけど、アナルが裂けるような刺激を感じたのだ。
「はぁはぁ……鬼塚君、興奮してるの? とっても固いのが当たっているんだけど」
「え、えっと……」
しどろもどろになる鬼塚。
ついに平静を保てなくなっていた。
藤崎は腰に手を当てて可愛い仕草で鬼塚の鼻先をちょんっと触った。
「もう! 鬼塚君。可愛いんだから!」
藤崎は、甘えた表情で鬼塚に迫る。
鬼塚の心臓の鼓動は高速に打ち始める。
(はぁ、はぁ。や、やめてくれ、会長。俺、どうにかなりそうだ。これ以上は……)
藤崎はそのまま鬼塚に覆い被さり抱きついた。
頬と頬が触れ合う。
藤崎は、はむっと鬼塚の耳たぶを甘噛みした。
(はぁ、あぁーっ、バカ、やめろっ、あぁ、あん)
熱い息が鬼塚の耳元にかかる。
ゾクゾクっとして体を震わせる。
鬼塚は自覚していないのだが、実は耳が性感帯なのだ。
「はむっ、はむっ……美味しい」
藤崎は、無意識に鬼塚の弱点とも言うべき耳を攻めまくる。
(や、やめてくれ……意識が……はぁんっ)
鬼塚のペニスは、更に固くおっきくなっていく。
藤崎は、ようやく咥えていた耳たぶから唇を離した。
そして、甘い声でささやいた。
「鬼塚君、大好き……」
その瞬間、鬼塚の心臓は、ドクン、と大きく脈打った。
ペニスの先に熱い物が集まる。
射精直前の痙攣。
(や、やばい。いきそう……)
藤崎は、ゆったりと体を起こすとジッと鬼塚の目を見つめた。
「ふふふ、ついに言っちゃった……」
藤崎は、そう言うと小首を傾げて恥ずかしそうにはにかんだ。
その笑顔は、鬼塚の心を直撃した。
ここまで耐えていた最後の防波堤は決壊した。
(うっ、出る! あっ……)
ドクン!
鬼塚はズボンの中にその熱くたぎった物を全て吐き出した。
下半身が小刻みに痙攣する。
鬼塚は、しばらくの間、快楽と絶望の狭間で放心状態となっていた。
(ああ、射精してしまった……終わった……これで俺が会長ラブで、会長に萌えまくっていた事がバレたな)
鬼塚のドS心は無残にも粉々に打ち砕かれた。
(ははは、俺の方が奴隷かよ……くそっ)
鬼塚がそんな事を考えていると、藤崎が能天気な事を言った。
「ねぇ、鬼塚君。本当の事、言ってよぉ! ボクの事、本当は好きなんでしょ?」
藤崎は、鬼塚の襟元を掴んでブンブン揺する。
その態度は、まるで鬼塚が萌え死んでしまったのを気付いていないかのよう。
(な、まじか? こいつ、全然気付いてないのか!?)
ねぇ、ねぇ、と子供が欲しいものをねだるような無邪気な仕草に鬼塚は確信した。
(ふふふ、はっ、はっ、はっ! まだ、終っちゃいねぇぜ! 会長調教計画!)
鬼塚は、むくっと上半身を起こすと、藤崎の背中に手を回した。
そして、強引に体を引き寄せると、藤崎の額に自分の額を合わせた。
「会長、俺は嫌いじゃ無いとは言いましたけど、好きとは言って無いですよ。何と言っても、会長はド淫乱のメス豚ですからね」
会長を悶えさせようと早速罵る。
鬼塚はいつもの自信を取り戻していた。
「そ、そんな言い方しなくたって……酷いよ」
しょぼくれる藤崎。
(あぁ、たまらねぇ! やっぱり、最高!)
鬼塚は、そんな表情を見るのが嬉しくて仕方無い。
「まぁ、そうですね。でも、会長は無事にメスになれたのですから、ご褒美をあげましょう。そうですね……」
(まずは、もう一発アナルにぶち込んで、フェラの練習だろ、そうだ! 乳首の開発も忘れちゃいけない。うひひ)
鬼塚がそんなドSイメージを膨らませていると、鬼塚の耳に藤崎の声が入ってきた。
「じゃあ、キスして!」
藤崎は、口を尖らせてぷくっと頬を膨らませる。
鬼塚は、ドキっとして目を見張る。
(うっ、だからその顔、反則だろ! 汚ねぇぞ! まぁ……キスか、キスね。悪くない……か)
鬼塚は、わざとらしくため息をついて答えた。
「やれやれ。キスですか……しょうがないですね。会長がしたいんだったら、キスしてあげてもいいですよ」
「本当!? やった!」
藤崎は、大喜びで無邪気に万歳をする。
いつもの鬼塚ならそんな藤崎を無表情で見守るのだが、知らず知らずのうちに自然な微笑みを浮かべるようになっていた。
(ふふふ。会長は俺にべた惚れじゃないか。これで会長は俺のオモチャ確定だな。焦る事は無い。ゆっくりと俺好みに調教していってやる。うひひひ……それにしても、さっきは冷や冷やしたぜ。あぶなく会長を好きな事がバレるところだったからな。これからは気を付けないとな!)
一方で、藤崎はまったく別な事を考えていた。
(もう、鬼塚君ってボクの事、好きなら好きって素直に言えばいいのに。ちょっと迫っただけで勃起していっちゃうなんて、どれだけボクの事好きなの? クスッ。でも、そんなシャイなところがキュンキュンしちゃう! もう、鬼塚君はツンデレなんだから! ああ、でも、これからは両想いの恋人同士。幸せ!)
二人はおのおの、これからの事を想像しては、希望に胸を膨らませていた。
かくして、むっつりドSの鬼塚と、純情女装っ子の藤崎の二人の恋は、ようやく一歩踏み出したのであった。
※むっつりドS君は、純情女装っ子に萌え萌え!?の巻 おしまい
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