愛しいお前が堕ちるまで

いちみりヒビキ

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2 逢引きを重ねて

屋上に繋がる階段の広場。
そこは物置きの空間で、俺の絶好の昼寝場所になっている。
 
「誰にも見つからずに来たんだろうな?」
「あ、ああ……」

「ほら、こいよ」

俺は、サトシ手首を掴み引っ張り、自分の方へと引き寄せた。
サトシは、か細い声で、訴える。

「い、痛っ。……ヒロミ、頼むから乱暴はするな……」
「乱暴? 俺がそんな事、した事あるか?」
 
俺は、にやり、と笑みを漏らした。


****


「はぁ、はぁ……ヒロミ。オレ、ケツの穴、ヒリヒリして痛い……今日はもうやめてくれ……」
「はぁ? 俺はお前の為と思ってやってやってるんだぞ? いつまでも、指でイクのは嫌だろう? 俺のモノを咥え込みたいだろ? あん?」

「そ、そんな……オレは男だ……尻でなんか……」
「口ごたえするなよ!!」

「んっ!!! んんっ……んっ」

俺は、キスでサトシの口を塞いだ。
黙らせるにはこれが一番いい。

思いっきり吸い付き、舌を突っ込み絡み合わせ、唾液が溢れるまで蹂躙していく。
気持ちの良さに体の力が抜け、ストンと落ちるサトシ。
 
そして、「はぁ、はぁ」と息がエロい吐息に変わる頃には、サトシは自分から吸い付いてくるようになる。
頬をほんのり赤らめ、性の快楽に飢えたメスの顔。
そうなれば、堕ちたも同然。

口では、嫌だ嫌だと言っても、体は素直なものだ。
サトシは、俺の指が口に突っ込まれると、それは嬉しそうに、ちゅぱちゅぱとしゃぶり出す。


サトシのヨダレでべちょべちょに濡れた俺の指は、再びサトシの後ろの穴へ入った。
逆手で出し入れを繰り返し、その穴を揉みほぐしていく。

「ああっ……や、やめろ……やめてくれ」

体をくねらせて抗おうとする。
でも、それは一時のポーズ。

サトシは、俺に抱きつき、キスをおねだり。
そして、キスに夢中になりながらも、下腹部に込み上げる刺激を敏感に感じ取り、体を激しく痙攣させる。
サトシの体は、すでにお尻でイケるよう、俺に開発されたエロい体なのだ。

だから、俺の指をそれとなく自分が気持ちのいいと思うところへと自然と誘う。
まったくエッチな体である。

俺は、それに応えるように、容赦なくその性感帯を高速で擦りまくるのだ。
 
「はぁ、はぁ……あうううっ……ヒロミ、いきそうだ。指、止めろ!!!」
「今やめてどうする? あん?」

「だって、その、オレ、恥ずかしいんだよ……」
「恥ずかしい?」

「……男なのに尻で気持ちよくなっちまうなんて……そんなのはダメだ」
「あん? 今更何を言ってるんだよ! お前は、前より後ろでしたほうがいいんだろ!」
「し、しかし、オレ……」
 
涙がこぼれ落ちた。

(チッ、こいつはよく泣く……)

イキそうになる度に涙を浮かべる。
体は受け入れても、心は否定している。
つまり、必死に俺を拒んでいるのだ。

くそが! 
 
「サトシ! 泣いて済むと思うなよ? 今日はいい事してやる……」
「い、いい事? 何をする気だ?」

俺は、にやり、と微笑む。
俺は下半身を露わにし、ガチガチになった自慢のモノを突き出した。

サトシは、それを見て硬直した。

「ヒロミ……ま、まさか」
「そのまさかだ。穴の大きさも頃合いになったからな。そろそろお前も我慢出来なくなる頃だろ? さあ、俺のを突っ込んでやる。有難いと思え」

「ヒロミのを!? そ、そんな事したら絶対にダメだ!! オレは男だ……それだけは勘弁してくれ」

サトシの目から大粒の涙が溢れた。

「ふん! 構うものかよ! しかし、体の方は正直だぞ? 俺のを目にしてから、ここの穴はヒクヒクと欲しがって反応してるみたいだ。くくく」
「うっ……うう、そんな事はない!! オレは、そんな事はないんだ!! ううっ……」

 
****


俺のは簡単に入っていった。

「……うっ、うぐ……頼む、ヒロミ、抜いてくれ、お願いだ……う、ううっ」
「くくく、分かるだろ? 突くたびにビクンビクンと体が反応してる。相当気持ちいいはずだ。ほら素直にいっちゃえよ、さぁ」

「オレは絶対にいかないぞ!! うぐっ、うぐっ……絶対に……」
 
サトシは、唇を噛み締め、迫る快楽に堪えようとする。
しかし、俺はそれを許さない。

キスで唇をこじ開ける。
サトシは、必死に拒絶。
でも、少しでも舌同士が触れ会えばそれでジエンド。
後は、スイッチが入ったように、サトシの舌は自ら俺の舌を求め激しく絡めてくる。

サトシは、観念したのだろう。
上の口と下の口、両方から迫る快楽には抗えない、という事に。
体から力は抜け、俺に攻められるがままになった。

サトシの喘ぎ声が心地よく耳に入る。

「ふっ、素直になったな。さあ、このままイケよ。ほら」
「……うぐっ、うぐ……こんなの、絶対ダメなんだ……」 

「ほら、ほら。デカい突き上げしてやるよ! オラ!!!」
「いっ……いぐ! いぐ! お願いだ、ダメ……いっちまう、本当にダメ、らめ!! らめーっ!!!」

トコロテン発射
まるで壊れた水道管。
白い液体がサトシの真っ赤に腫れた先っぽから吹き出していった。


****


俺は、至上の悦びを感じた。

それから、俺は暴走特急のごとく突き進む。
サトシと逢引きする度に、激しい交わりを続ける。
 
何度も、何度も、サトシの体の中へ精を吐き出す。
俺の匂いを染みつけ、これは俺のモノだと示すように。
そして、俺の思いが体の芯に伝わるように。

俺の全てでサトシを満たしてやる。その一念を持って……。

しかし、サトシは心を塞いだまま。
簡単には受け入れてくれなかった。
 
俺は決まって事後、サトシの髪を優しく撫でながら耳元でささやく。

「いいか、サトシ? お前は俺のものだ。だから、俺を好きになればいい。俺を受け入れればいい。お前は俺が幸せにする。それで文句ないはずだ」

サトシは、それを黙って背中で聞いている。
無言の否定。
俺は構わずに、サトシを抱き寄せ、背中から思いっきり抱く。震えている体。そんな事は俺は構わない。
 
そのうち分かるはず。俺を受け入れてくれる。
それを信じて……。
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