女神様のたまご

無名小女

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第3話

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それからと言うものの私の日常は平和に過ぎていった。
願いをひとつ叶えるだけでこんなに人生が変わるとは思わなかった。
私は毎日が楽しくて幸せだからこの毎日が消えるのを恐れていた。
だから絶対に女神様にならなくてはいけないんだ。

ある時、リリーに聞いた
「女神様になれなかった人達のねがいはどうなるの?」
「叶わなかったことになる。つまり翼だったら…」
「自殺してるってことだね。」
何故かその時はすごく冷静に言えたが今となってみたら私はこんな毎日があると知らず、自殺してしまうことになるのだから大変だ。
「だから、翼には絶対に女神様になって欲しい。まあ他にも理由はあるけど…まあともかく、試練が発表されたら真っ先につたえるね。」
そう言うとリリーはどこか寂しげな雰囲気を醸し出していた。

何かリリーにも事情があるのかもしれない。
それを思い出して今度、リリーに聞いてみようと思った矢先に、
「翼ー試練来たよー!」
リリーは窓から超特急で部屋に入ってきた。
手には箱を持っている。
「えーと、説明するとね、この箱の中に一回だけ魔法を使える遠具が入っているんだ。この道具を駆使してこの手紙に書かれた悩みを解決すること。らしい。」
そう言ってリリーが箱を開くとそこにはステッキと手紙が入っていた。
「魔法を使ったことがバレた場合。もしくは相談者にこちらの天使とか女神とかの存在がバレた場合は失格とする。そして、サポート天使からの魔法の援助は3回まで大丈夫とする。ただ、あたしにも使える魔法に制限があるから気をつけて利用してね。」
「なるほど。なんとなくはわかったよ。ところでこれはどうしたら合格になるの?」
「依頼主を成長させつつ魔法に頼り過ぎなければ合格にする。ってさ。わかりにくいかもしれないけどようは依頼主を魔法だけで願いを叶えず、依頼主自身の力を使うことが大切ってことかな。多分。」

なるほど、つまりこの叶える過程は全て女神様に見られていて、それがいい人が合格になるってわけか。
「早速やってみよう。手紙を読ませて、リリー。」

私にうまくできるかなんて自信は全くない。
だけどやらなくてはいけないんだ。
自分の願いを叶える為。でもそれだけじゃない。
リリーの期待にだって応えたい。そんな気持ちも芽生えてきている自分がいた。
だって私達はパートナーなんだから…
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