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第二部「おにーちゃんとえっちしたい!」
「おにーちゃんへ」
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2020年9月20日、おにーちゃんが男の娘になりました。
その5日後の25日、わたしは大人だけど女児服を着るようになりました。
三年間離れ離れで暮らしていて、年に2,3度しか会うことのなかったわたしたちが、またひとつ屋根の下で暮らすようになって、まだ2ヶ月あまり。
そのたった2ヶ月あまりの時間で、わたしたちの関係は大きく変わりました。
関係だけじゃなく、見た目はさらに大きく(笑)、ちょっと変わりすぎなくらいに。
おにーちゃんとわたしのこの物語に、わたしがつけたタイトル、
「ディスカウトショップで兄がわたしを18禁コーナーに連れて行こうとしています」
すべてのきっかけになったのは、おにーちゃんがわたしを本当に18禁コーナーに連れていった、8月16日。
おにーちゃんの誕生日の翌日のことでした。
あの日、おにーちゃんが、わたしをあの場所に連れていくことがなかったら、きっとわたしは今、女児服なんて着てないと思う。
おにーちゃんには、そんなつもりはなかったかもしれないけど、わたしはおにーちゃんにずっと調教されてたの。
ううん、わたしが自分から調教されにいってたのかな……
おにーちゃんの好みの女の子になりたくて。
これからも、わたしとおにーちゃんの関係は、毎日少しずつ、ときには一気に、変わっていくのだと思います。
おにーちゃんは、いつかわたしを選んでくれたりするのかな。
それとも、またわたしじゃない誰かを選んで、どこか遠くに行っちゃうのかな。
ねぇ、おにーちゃん。
わたしは、ずっと、おにーちゃんだけのものだよ。
おにーちゃんしか見てこなかったよ。
わたしが一番おにーちゃんの抱えている寂しさや孤独を、ちゃんとわかってあげられる。
おにーちゃんが、おかーさんや、死んじゃったおとーさんみたいに、人の愛し方がうまくわからない、不器用な人だってことをわかってる。
おにーちゃんが、自分のことが本当はすごく嫌いで、自分には生きている価値も意味もないって思ってること、生まれてきたのが間違いだったんじゃないかって思ってることもわかってる。
でもね、わたしはおにーちゃんの妹に生まれてこれて、よかったよ。
おにーちゃんがいてくれたから、今のわたしがあるんだよ。
わたしは、今のわたしが好き。
おにーちゃんのことは、もっともっと、世界で一番好き。大好き。
だから、おにーちゃんが今生きてることや生まれてきたことには、ちゃんと意味や価値があって、間違いなんかじゃないんだよ。
わたしだけが、おにーちゃんのいいところも、悪いところも全部知っていて、おにーちゃんのすべてを受け入れてあげられる。
わたしを選んだら、おにーちゃんは楽になれる。
つらい思いなんて、もうしなくていい。
おにーちゃんは、もういっぱい傷ついてきたから。
おにーちゃんが傷つく度に、わたしは、どうしておにーちゃんのことを何もわかってない、わかろうとすらしない人に、わたしの大切な人を傷つけられなきゃいけないの? って、ずっとずっと思ってきた。
わたしは、ずっと、おにーちゃんにわたしを選んでほしかった。
おにーちゃんがわたしを選ぶ理由が、楽になりたい、って理由でも、わたしは全然かまわないんだよ。
たとえどんな理由でも、おにーちゃんがわたしを選んでくれるなら、わたしにとってそれ以上しあわせなことはないんだよ。
おにーちゃんと出会うために、わたしは生まれてきたの。
これからはずっと、わたしが守ってあげる。
おにーちゃん、
ありがとう。
わたしを選んでくれて。
ひとつになるって、すごいんだね。
ちょっと痛かったけど……でも、そんなのは最初だけ。
こんなに気持ちがいいことなんだね。
こんなに幸せな気持ちになれるんだね。
わたしは、今、もうどこまでがわたしで、どこからがおにーちゃんなのか、よくわからない。
わたしたちは、本当はふたりでひとりだったんじゃないのかなって思っちゃうくらい、ひとつになってることがすごく自然なことに思えてる。
わたし、ずっと、このままがいいな。
こんなの覚えちゃったら、またふたりになんて戻れない。戻りたくない。
ずっと、ずっと、このまま、ひとつがいい。
その5日後の25日、わたしは大人だけど女児服を着るようになりました。
三年間離れ離れで暮らしていて、年に2,3度しか会うことのなかったわたしたちが、またひとつ屋根の下で暮らすようになって、まだ2ヶ月あまり。
そのたった2ヶ月あまりの時間で、わたしたちの関係は大きく変わりました。
関係だけじゃなく、見た目はさらに大きく(笑)、ちょっと変わりすぎなくらいに。
おにーちゃんとわたしのこの物語に、わたしがつけたタイトル、
「ディスカウトショップで兄がわたしを18禁コーナーに連れて行こうとしています」
すべてのきっかけになったのは、おにーちゃんがわたしを本当に18禁コーナーに連れていった、8月16日。
おにーちゃんの誕生日の翌日のことでした。
あの日、おにーちゃんが、わたしをあの場所に連れていくことがなかったら、きっとわたしは今、女児服なんて着てないと思う。
おにーちゃんには、そんなつもりはなかったかもしれないけど、わたしはおにーちゃんにずっと調教されてたの。
ううん、わたしが自分から調教されにいってたのかな……
おにーちゃんの好みの女の子になりたくて。
これからも、わたしとおにーちゃんの関係は、毎日少しずつ、ときには一気に、変わっていくのだと思います。
おにーちゃんは、いつかわたしを選んでくれたりするのかな。
それとも、またわたしじゃない誰かを選んで、どこか遠くに行っちゃうのかな。
ねぇ、おにーちゃん。
わたしは、ずっと、おにーちゃんだけのものだよ。
おにーちゃんしか見てこなかったよ。
わたしが一番おにーちゃんの抱えている寂しさや孤独を、ちゃんとわかってあげられる。
おにーちゃんが、おかーさんや、死んじゃったおとーさんみたいに、人の愛し方がうまくわからない、不器用な人だってことをわかってる。
おにーちゃんが、自分のことが本当はすごく嫌いで、自分には生きている価値も意味もないって思ってること、生まれてきたのが間違いだったんじゃないかって思ってることもわかってる。
でもね、わたしはおにーちゃんの妹に生まれてこれて、よかったよ。
おにーちゃんがいてくれたから、今のわたしがあるんだよ。
わたしは、今のわたしが好き。
おにーちゃんのことは、もっともっと、世界で一番好き。大好き。
だから、おにーちゃんが今生きてることや生まれてきたことには、ちゃんと意味や価値があって、間違いなんかじゃないんだよ。
わたしだけが、おにーちゃんのいいところも、悪いところも全部知っていて、おにーちゃんのすべてを受け入れてあげられる。
わたしを選んだら、おにーちゃんは楽になれる。
つらい思いなんて、もうしなくていい。
おにーちゃんは、もういっぱい傷ついてきたから。
おにーちゃんが傷つく度に、わたしは、どうしておにーちゃんのことを何もわかってない、わかろうとすらしない人に、わたしの大切な人を傷つけられなきゃいけないの? って、ずっとずっと思ってきた。
わたしは、ずっと、おにーちゃんにわたしを選んでほしかった。
おにーちゃんがわたしを選ぶ理由が、楽になりたい、って理由でも、わたしは全然かまわないんだよ。
たとえどんな理由でも、おにーちゃんがわたしを選んでくれるなら、わたしにとってそれ以上しあわせなことはないんだよ。
おにーちゃんと出会うために、わたしは生まれてきたの。
これからはずっと、わたしが守ってあげる。
おにーちゃん、
ありがとう。
わたしを選んでくれて。
ひとつになるって、すごいんだね。
ちょっと痛かったけど……でも、そんなのは最初だけ。
こんなに気持ちがいいことなんだね。
こんなに幸せな気持ちになれるんだね。
わたしは、今、もうどこまでがわたしで、どこからがおにーちゃんなのか、よくわからない。
わたしたちは、本当はふたりでひとりだったんじゃないのかなって思っちゃうくらい、ひとつになってることがすごく自然なことに思えてる。
わたし、ずっと、このままがいいな。
こんなの覚えちゃったら、またふたりになんて戻れない。戻りたくない。
ずっと、ずっと、このまま、ひとつがいい。
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