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第三部「おにーちゃんとみかなの新婚生活」
「もっと、おにーちゃんとえっちした(い)。⑦」
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女の子の日が来ました。
おにーちゃんとえっちをするようになって、はじめての女の子の日。
わたしはそれほど生理痛もひどくなくて、そんなにイライラもしないから、おにーちゃんとえっちができないことの方がつらかった。
えっちなことをしてあげたりしてもらっなりは少しだけできるけど……
わたしが妹カフェの女の子になりきっておにーちゃんとえっちをしようとしたとき、おにーちゃんはもう、わたしとじゃなきゃいやだって言ってくれていました。
だから、おにーちゃんが浮気とか不倫とかするとは思ってはいないんだけれど、それでもちょっと不安でした。
毎日のようにえっちをしてたから……
「おにーちゃん……ちょっといい?」
わたしは、リビングにいたおにーちゃんに女の子の日が来たことを報告すると、
「予定通り?」
と、おにーちゃんはわたしの体を気遣ってくれました。
「少し、遅れたかな……でも、誤差の範囲内だと思う」
おにーちゃんは、そっか、よかった、と言いました。
「赤ちゃんができてなくて?」
「違うよ。
この三週間くらいの間に、ぼくはみかなにえっちなことばっかりしちゃってたから。
ホルモンバランスとか……女の子の体のことは、よくわからないんだけど、そういうのがおかしくなったりしてるんじゃないかって心配になっただけ」
「それは、うん、たぶん、大丈夫」
おにいちゃんは、おいで、とわたしを手招きして、リビングのソファで、わたしを自分の前に座らせると、後ろから優しく抱きしめてくれました。
「どうして、そんなに不安そうな顔をしてるの?」
「一週間くらい、おにーちゃんとえっちできないから……」
「だからって、ぼくは浮気とかしないよ。浮気もしないし風俗にもいかない」
「うん……知ってる」
「みかながね、ぼくに教えてくれたんだよ。
ぼくは、人の愛しかたがうまくわからなくて、えっちをしてるときにしか、愛してることを表現できずに、愛されていることも実感できないと思い込んでたけど、そうじゃなかったってこと。
えっちをしなくても、みかなにちゃんと愛は伝わってるって。ぼくもみかなに愛されてることわかるし」
「そうだったね……」
「まだ、たった三週間なんだね」
「うん……わたしのこと好きなくせに、おにーちゃん浮気ばっかりしてたし。全然素直になってくれなかったし」
「ごめんね」
「おにーちゃん」
「ん?」
「しばらく、このままだきしめてて」
「うん……」
「おにーちゃんは大丈夫?」
「大丈夫」
「大丈夫じゃない人に限って、大丈夫っていうんだよ?」
「ほんとに、大丈夫だよ。みかながそばにいてくれさえすれば、ぼくはもう大丈夫だから」
「そっか……よかった」
わたしたちは、しばらくそんな風にとりとめのない会話をして、それから手を繋いで2階のわたしたちの部屋にいきました。
ふたりでベッドに横になって、おにーちゃんがわたしをだきしめてくれて、それからたくさんキスをしてくれました。
「わたし、やっぱり、えっちな女の子みたい。こんな風にしてるだけで、おにーちゃんがほしくなるの」
おにーちゃんは、わたしの頭をやさしく撫でてくれました。
「ぼくもだよ」
でも、ふたりでがまんしようね、おにーちゃんはそう言ってくれました。
「おにーちゃん……あのね……わたし、生理がちゃんときて、ほんとはほっとしたんだ。赤ちゃんができてなくてよかったって」
「そっか……」
「おにーちゃんの赤ちゃんはほんとにほしいの。でも、わたしたちは、まだふたりとも大人になれてない。こどもだと思う。わたしたちにはまだ親になる資格がないと思うの。だから、だからね」
「ちゃんと、ゴムをつけなきゃね」
「わたし、ピルを飲もうと思うの」
……あれ?
おにーちゃんとえっちをするようになって、はじめての女の子の日。
わたしはそれほど生理痛もひどくなくて、そんなにイライラもしないから、おにーちゃんとえっちができないことの方がつらかった。
えっちなことをしてあげたりしてもらっなりは少しだけできるけど……
わたしが妹カフェの女の子になりきっておにーちゃんとえっちをしようとしたとき、おにーちゃんはもう、わたしとじゃなきゃいやだって言ってくれていました。
だから、おにーちゃんが浮気とか不倫とかするとは思ってはいないんだけれど、それでもちょっと不安でした。
毎日のようにえっちをしてたから……
「おにーちゃん……ちょっといい?」
わたしは、リビングにいたおにーちゃんに女の子の日が来たことを報告すると、
「予定通り?」
と、おにーちゃんはわたしの体を気遣ってくれました。
「少し、遅れたかな……でも、誤差の範囲内だと思う」
おにーちゃんは、そっか、よかった、と言いました。
「赤ちゃんができてなくて?」
「違うよ。
この三週間くらいの間に、ぼくはみかなにえっちなことばっかりしちゃってたから。
ホルモンバランスとか……女の子の体のことは、よくわからないんだけど、そういうのがおかしくなったりしてるんじゃないかって心配になっただけ」
「それは、うん、たぶん、大丈夫」
おにいちゃんは、おいで、とわたしを手招きして、リビングのソファで、わたしを自分の前に座らせると、後ろから優しく抱きしめてくれました。
「どうして、そんなに不安そうな顔をしてるの?」
「一週間くらい、おにーちゃんとえっちできないから……」
「だからって、ぼくは浮気とかしないよ。浮気もしないし風俗にもいかない」
「うん……知ってる」
「みかながね、ぼくに教えてくれたんだよ。
ぼくは、人の愛しかたがうまくわからなくて、えっちをしてるときにしか、愛してることを表現できずに、愛されていることも実感できないと思い込んでたけど、そうじゃなかったってこと。
えっちをしなくても、みかなにちゃんと愛は伝わってるって。ぼくもみかなに愛されてることわかるし」
「そうだったね……」
「まだ、たった三週間なんだね」
「うん……わたしのこと好きなくせに、おにーちゃん浮気ばっかりしてたし。全然素直になってくれなかったし」
「ごめんね」
「おにーちゃん」
「ん?」
「しばらく、このままだきしめてて」
「うん……」
「おにーちゃんは大丈夫?」
「大丈夫」
「大丈夫じゃない人に限って、大丈夫っていうんだよ?」
「ほんとに、大丈夫だよ。みかながそばにいてくれさえすれば、ぼくはもう大丈夫だから」
「そっか……よかった」
わたしたちは、しばらくそんな風にとりとめのない会話をして、それから手を繋いで2階のわたしたちの部屋にいきました。
ふたりでベッドに横になって、おにーちゃんがわたしをだきしめてくれて、それからたくさんキスをしてくれました。
「わたし、やっぱり、えっちな女の子みたい。こんな風にしてるだけで、おにーちゃんがほしくなるの」
おにーちゃんは、わたしの頭をやさしく撫でてくれました。
「ぼくもだよ」
でも、ふたりでがまんしようね、おにーちゃんはそう言ってくれました。
「おにーちゃん……あのね……わたし、生理がちゃんときて、ほんとはほっとしたんだ。赤ちゃんができてなくてよかったって」
「そっか……」
「おにーちゃんの赤ちゃんはほんとにほしいの。でも、わたしたちは、まだふたりとも大人になれてない。こどもだと思う。わたしたちにはまだ親になる資格がないと思うの。だから、だからね」
「ちゃんと、ゴムをつけなきゃね」
「わたし、ピルを飲もうと思うの」
……あれ?
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