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『マイクロビキニアーマーの女勇者 対 アナルバイブ男爵:Re-Birth』
第十話:『第五の星「玉」 ― 玉城ひとみの腐蝕(後編)』
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「――な、何よ、その光は……! 私が積み上げてきた、緻密でドロドロしたスキャンダルが……蒸発していく……っ!?」
阿久津涼子が悲鳴を上げた。
私の身体から放たれるのは、もはや「隠したい」という個人的な感情を超えた、『根源的羞恥(プライマル・シャイ)』の輝き。
お兄ちゃんが肯定してくれた「恥じらう姿の尊さ」が、私の「原子的マイクロビキニ」を神々しいまでの白銀色に変色させていた。
「阿久津涼子! 自分の都合のいいように世界を書き換えるあんたのペンなんて、私の『ありのままの赤面』には勝てないわよぉぉぉぉ!!」
私は、お兄ちゃんの検眼枠が示す「最短ルート」を突風のように駆け抜けた。
涼子が放つ、過去の犠牲者たちの恨みを込めた「腐蝕インク」の弾丸。だが、それは私の肌に触れる瞬間に、あまりの熱情に当てられて、ただの「感動の涙」へと浄化されていく。
「――瑠璃、今だ。……彼女の『歪んだバランス(玉衡)』、……その中心を射抜け!!」
お兄ちゃんの声が、空気を震わせた。
彼は検眼枠を「超高速・シャッタースピード優先」モードに切り替え、涼子の喉元で不規則に拍動する五番目の星――『玉衡』の核に、完璧な照準を合わせた。
「……ピント固定。……阿久津。お前の『物語』は、ここでお蔵入りだ」
お兄ちゃんが、影から弾丸のように飛び出す。
彼が投げたトライアルレンズが、涼子の万年筆の先を弾き飛ばし、その直後にお兄ちゃん自身が死神のような速度で肉薄した。
「――っ、やめて! 私の、私の輝かしいジャーナリスト人生がぁぁぁ!!」
ドシュッ、と鋭い音がオフィスに響いた。
お兄ちゃんのメスが、涼子の喉元をミリ単位の精度で切り裂き、そこに埋まっていたドス黒い結晶を、根こそぎ「削除」した。
「……あ、……あ……。……もう誰も、……私を……見てくれない……」
涼子の瞳から毒々しい光が消え、彼女の身体は、インクが水に溶けるように真っ黒な液体へと変わり、床に吸い込まれて消滅した。
静寂。
窓の外には、彼女が歪めた「悲劇」から解放された、平凡で、けれど尊い日常の景色が広がっていた。
「……はぁ、……はぁ……。……お兄ちゃん、……やったね……。……五つ、目……」
私は、限界を超えた露出と熱量によって、その場にふらりと倒れ込んだ。
原子的マイクロビキニは霧散し、私は本当の意味で「ただの天城瑠璃」として、お兄ちゃんの前に横たわっていた。
「……ああ。……お前の『恥じらい』は、……今日も美しかったぞ、瑠璃」
「……だから、……かっこいい声で……変態なこと言うの……やめてってば……っ……(ガクッ)」
お兄ちゃんは静かに私を抱き上げ、脱ぎ捨てられていたコートで優しく包んでくれた。
翌朝。
テレビ局の周辺は騒然としていた。
「阿久津涼子、行方不明。オフィスには大量の黒い液体」
警察の捜査本部のホワイトボードには、ついに『星喰いの凶星』の正体に迫る相関図が出来上がっていた。
『被害者の共通点:北斗七星の名称』
『容疑者:天城星哉(20年前の火災で妹を失った生存者)』
『目撃情報:現場には常に、正体不明の「光る裸の少女」の影』
「……お兄ちゃん、警察が……すぐそこまで来てるよ……」
自宅の窓から、パトカーのサイレンを遠くに聞きながら、私はお兄ちゃんの背中を見つめた。
お兄ちゃんは、五つ目の結晶を瓶に詰め、それを神棚に供えていた。
「……構わん。……お前が死人として扱われている限り、俺がすべての『星』を喰らい尽くす。……お前はただ、……俺の隣で恥ずかしがっていればいい」
「……お兄ちゃん……。……私、……最後まで逃げないよ。……お兄ちゃんの『相棒』だもん……!」
お兄ちゃんは検眼枠をカチャリと鳴らし、鏡越しに私を見て微笑んだ(気がした)。
「……次は六番星、『開陽(かいよう)』。……名を、開田陽菜」
「……陽菜、……さん。……お兄ちゃん、……その人……」
「……二重星だ。……光の裏に、……もう一つの影を隠し持っている。……これまでの魔王とは、……格が違うぞ」
夜空には、不気味に輝く六番目の星が、挑戦するように赤くまたたいていた。
阿久津涼子が悲鳴を上げた。
私の身体から放たれるのは、もはや「隠したい」という個人的な感情を超えた、『根源的羞恥(プライマル・シャイ)』の輝き。
お兄ちゃんが肯定してくれた「恥じらう姿の尊さ」が、私の「原子的マイクロビキニ」を神々しいまでの白銀色に変色させていた。
「阿久津涼子! 自分の都合のいいように世界を書き換えるあんたのペンなんて、私の『ありのままの赤面』には勝てないわよぉぉぉぉ!!」
私は、お兄ちゃんの検眼枠が示す「最短ルート」を突風のように駆け抜けた。
涼子が放つ、過去の犠牲者たちの恨みを込めた「腐蝕インク」の弾丸。だが、それは私の肌に触れる瞬間に、あまりの熱情に当てられて、ただの「感動の涙」へと浄化されていく。
「――瑠璃、今だ。……彼女の『歪んだバランス(玉衡)』、……その中心を射抜け!!」
お兄ちゃんの声が、空気を震わせた。
彼は検眼枠を「超高速・シャッタースピード優先」モードに切り替え、涼子の喉元で不規則に拍動する五番目の星――『玉衡』の核に、完璧な照準を合わせた。
「……ピント固定。……阿久津。お前の『物語』は、ここでお蔵入りだ」
お兄ちゃんが、影から弾丸のように飛び出す。
彼が投げたトライアルレンズが、涼子の万年筆の先を弾き飛ばし、その直後にお兄ちゃん自身が死神のような速度で肉薄した。
「――っ、やめて! 私の、私の輝かしいジャーナリスト人生がぁぁぁ!!」
ドシュッ、と鋭い音がオフィスに響いた。
お兄ちゃんのメスが、涼子の喉元をミリ単位の精度で切り裂き、そこに埋まっていたドス黒い結晶を、根こそぎ「削除」した。
「……あ、……あ……。……もう誰も、……私を……見てくれない……」
涼子の瞳から毒々しい光が消え、彼女の身体は、インクが水に溶けるように真っ黒な液体へと変わり、床に吸い込まれて消滅した。
静寂。
窓の外には、彼女が歪めた「悲劇」から解放された、平凡で、けれど尊い日常の景色が広がっていた。
「……はぁ、……はぁ……。……お兄ちゃん、……やったね……。……五つ、目……」
私は、限界を超えた露出と熱量によって、その場にふらりと倒れ込んだ。
原子的マイクロビキニは霧散し、私は本当の意味で「ただの天城瑠璃」として、お兄ちゃんの前に横たわっていた。
「……ああ。……お前の『恥じらい』は、……今日も美しかったぞ、瑠璃」
「……だから、……かっこいい声で……変態なこと言うの……やめてってば……っ……(ガクッ)」
お兄ちゃんは静かに私を抱き上げ、脱ぎ捨てられていたコートで優しく包んでくれた。
翌朝。
テレビ局の周辺は騒然としていた。
「阿久津涼子、行方不明。オフィスには大量の黒い液体」
警察の捜査本部のホワイトボードには、ついに『星喰いの凶星』の正体に迫る相関図が出来上がっていた。
『被害者の共通点:北斗七星の名称』
『容疑者:天城星哉(20年前の火災で妹を失った生存者)』
『目撃情報:現場には常に、正体不明の「光る裸の少女」の影』
「……お兄ちゃん、警察が……すぐそこまで来てるよ……」
自宅の窓から、パトカーのサイレンを遠くに聞きながら、私はお兄ちゃんの背中を見つめた。
お兄ちゃんは、五つ目の結晶を瓶に詰め、それを神棚に供えていた。
「……構わん。……お前が死人として扱われている限り、俺がすべての『星』を喰らい尽くす。……お前はただ、……俺の隣で恥ずかしがっていればいい」
「……お兄ちゃん……。……私、……最後まで逃げないよ。……お兄ちゃんの『相棒』だもん……!」
お兄ちゃんは検眼枠をカチャリと鳴らし、鏡越しに私を見て微笑んだ(気がした)。
「……次は六番星、『開陽(かいよう)』。……名を、開田陽菜」
「……陽菜、……さん。……お兄ちゃん、……その人……」
「……二重星だ。……光の裏に、……もう一つの影を隠し持っている。……これまでの魔王とは、……格が違うぞ」
夜空には、不気味に輝く六番目の星が、挑戦するように赤くまたたいていた。
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