異世界最弱の男が違法スキルで最強盗賊に

サクラメント

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第一話

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「あー、何か面白いことないかなー」

自分の部屋に一人、時間を貪る奴がいる。僕だ。

「学校爆発したり、日本が戦争始めたりしないかなー」

こんな感じで反社会的なのが唯一の僕の特徴だ。

「ん?」

一瞬窓が光った。いや、外が光った。 
なんだろう。そう思って窓に近づくと、突然その窓が開いて

「うああああああ!!」

その窓に吸い込まれた。

「・・・」

周りを見渡すと、景色が明らかに違う。周りには気軽生い茂っている。目の前に湖だ。

「これは?」

いつの間にか手に、カードが握られていた。
そこには、【スキルカード】と書いてあり、

葉月 彰晃
【】=初めての方に対する表示
【上限100】【ステ振りは自動で行います】
無職
能力              【反社会的度数】
レベル1        【国家危険レベル的反社会性】
筋力0
知力1
俊敏1
魔力0

「よっわ」

能力があまりにも最低すぎる。あと、反社会的すぎるだろ、僕。そこまでじゃないぞ。すると機械的な音声が流れてきた。

「適性職業【無し】また、反社会性が国家危険レベルに達しておりますので牢獄にテレポートします。」

「は?」

おいちょっとまて、異世界的なこと始まろうとしてんのに、早々牢獄?適性職業無し?
踏んだり蹴ったりすぎないか。と思ってたら周りが気づかぬうちに、牢獄になっていた。

「はあ・・・」

これって魔法だよな。やっぱり、異世界に僕は来たんだ。まあ、異世界(牢獄)なんだけど。

「おい、兄ちゃん。どうしたんだ?ため息なんかついて?いや、そりゃそうか。

こんなクソみたいな場所入れられりゃ、ため息もつきたくなるよな?ははは」

突然隣から男の声がした。

「え?あ、はい。えっと、誰?」
「ほら、これ見ろ」

その男はスキルカードを僕に渡した。

レオ エデル

無職
能力
レベル65
筋力10
知力0
俊敏55+5
魔力0

「公式の判定は無職だが、盗賊やってる。
レオだ。よろしく。お前のも見せてみろ」

「あ、どうぞ」

スキルカードをレオに渡した。

「お前、スキルカード今日作ったのか?」
「まあ、いろいろあって」
「ふーん、・・・なあ、葉月」

っていうかこの世界なんで日本語なんだよ。

「なに?」
「お前、盗賊の才能あるぞ。俺んとこの
盗賊ギルド入んねえか」
「え、どこが僕に才能があるんだよ」
「反社会性だよ。国家危険レベルってほぼ
いねえぞ。それだけ反社会的なら最強違法スキルも大量に手に入る」

と、レオと話していたら、牢獄の窓から声がした。
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