異世界最弱の男が違法スキルで最強盗賊に

第六話

「え」

世界転生？完全に僕が転生した原因じゃないか。

「どういうスキル？」
「この世は二つの世界に分かれていて、その世界間を移動するもしくは移動させる能力だ」

じゃあ、僕は何者かによって転生させられたのかもしれないのか。

「まあ、もう一つのスキル破片を得るのは難しいけどね」
「どうして？」
「もう一つのスキル破片を持ってる奴に会うのが難しいんだよ」

そいつに会えば何故僕は転生したのかわかるのか。
会うのが難しいか...なんでだろう。

「どうして会うのが難しいんだ？」
「そいつは宗教の教祖で信者が会わせないんだ。名前はたしか...」
「たしか？」
「皐月っていったかな」
「え」

皐月って母さんの旧姓なんだけど。どういうことだ？