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第一章:通達、昔語り
第4話 昔語り(3)
それが起こったのはアイシャが八歳の時だった。
ふといたずら心を起こして、アイシャは侍女の目を盗んで庭園に一人でいた。
子供らしい行動ではあるが、微妙な立場にあるアイシャには非常に不用心な行動であった。
そのアイシャが庭園の池に手を浸しているのをたまたま正妃オーレリアが見つけたのが彼女の不運だったろう。
近くに人の気配はない。王の寵愛を一身に受けているクリスティナの子を害するには絶好の機会といえた。
しかも、成さぬ子のはずなのに、この少女をディラックは目に入れても痛くないほどに可愛がっているのだ。
王太子になる予定のルドガーでさえ、帝王学を学ばせること以外はろくに構いもしないというのに、この差はなんなのだ。
クリスティナも憎いが、全く王家の血を受けていないのに、ディラックに愛されるアイシャも憎らしい。
「あの卑しい子供を池に突き落としておしまいなさい」
傍にいた侍女にオーレリアは命ずる。
「しかし、それではあの娘の命に関わってしまうのではないでしょうか? それは、さすがに陛下がお怒りになるのでは?」
まだ年若い侍女は、正妃の容赦ない命令に戸惑ったように彼女を諫めた。
しかし、それは逆にオーレリアの怒りを買ってしまった。
「一介の侍女の分際で正妃のわたくしの命に逆らうのですか? なんならおまえの実家になんらかの処分を与えてもよいのですよ」
「そ、それだけはご勘弁ください。……かしこまりました。正妃様のご命令に従います」
この侍女の出身の男爵家はそれでなくても、資金繰りが厳しい。侍女は仕方なくオーレリアの命に従うしかなかった。
アイシャは池に泳いでいる魚に目を奪われている様子で、熱心に池の中を見ていた。
オーレリア付きの侍女は、アイシャに気づかれないようにそろそろと近づくと、その背を思い切り突き飛ばした。
「きゃああ!?」
いきなりのことにアイシャが悲鳴を上げて池に落ちた。
運動神経は良いアイシャだが、ドレスが水を吸って上手く泳げない。
「ふふふっ、よくやったわ! おまえには特別になにか報奨をあげましょう」
オーレリアに上機嫌に言われても、 アイシャを突き飛ばした侍女は己の罪深さにその場でがくがくと震えるだけだった。
──その時だった。
「なにをやっているのですか、母上! いくらなんでもこれはやりすぎです!」
その場にルドガーが現れ、池の中に自ら入って、溺れているアイシャを助け出した。
そして、アイシャの背をさすって水を吐き出させる。
「……大丈夫か?」
「あ……、大丈夫です」
てっきり敵対していると思っていたルドガーに助けられて、アイシャは内心驚いていた。
てっきりこのまま自分は死んでしまうと思っていたのに。
この方はわたしの命の恩人だ。
その時から、アイシャはルドガーに対する見方が変わった。
そして、彼に対して好意を持ち始めた。これがアイシャの初恋の始まりだった。
対するルドガーは、アイシャの肌に張り付いたドレス姿に内心動揺していた。
アイシャはまだ八歳なので娘らしいふくよかさはまだない。
だが、透けて見える肌に妙な艶めかしさを感じてアイシャから目を離せなかった。
……たぶんこの娘は、数年後にはとても美しくなるだろう。
そんな予感を感じて、ルドガーは今まで関心のなかったアイシャのことが急に気になり始めてきた。
「ルドガー、なにを余計なことをしているのです。せっかく卑しい娘を葬り去る良い機会でしたのに」
かなり憤慨した様子でオーレリアが息子に抗議する。
「ですから、やりすぎだと言うのです。この母娘が憎いのは分かりますが、このことが父王に知られたらきっと激怒されますよ」
「陛下に知られなければよいのです。そうすれば、ただの事故として処理されるでしょう」
甘い考えのオーレリアにルドガーは頭を抱え込みたい気分になった。
「それは無理ですよ。この母娘にはそれなりの護衛が付いています。それもかなりの力を持つ魔術師が。このことが父王に知られるのも時間の問題ですよ」
ルドガーのその言葉に、自分のしでかしたことの重大さを思い知って、オーレリアは青ざめた。
……だが、命じたのは自分だが、実際に娘を池に突き落としたのは侍女だ。自分ではない。
オーレリアはそう思い直すと、自分の息子に告げた。
「それがどうしました。卑しい娘を池に突き落としたのはこの侍女です。わたくしに非はありませんわ」
「そんな、正妃様!」
オーレリアの命令を仕方なくきいた侍女が悲鳴のような声を上げる。
ルドガーはオーレリアのその返答を聞いて、これ以上母になにか言うのは無駄だと思い、池の傍に座り込んでいたアイシャの腕を取り立ち上がらせた。
「早く着替えろ。そのままでは風邪をひく」
「はい。ありがとうございます。ルドガー様」
ルドガーの優しい言葉にアイシャは再び驚きながらも、にっこりと笑った。
ルドガーはアイシャのその愛らしい笑みにどきりとする。
……どうしたというんだ、わたしは。こんな子供に気を取られるなどおかしいではないか。
ルドガーが内心動揺している内に、アイシャ付きの侍女のライサが慌てた様子で現れた。
「まあ、アイシャ様、そのお姿はどうなさったのですか!?」
全身ずぶぬれのアイシャを見て、ライサが驚いた声を上げる。
「お魚を見ていたら池に落ちちゃったの。ライサ、ごめんなさい」
そこでライサはオーレリアの存在を認め、アイシャの言ったことが嘘だと言うことに気づいた。
おそらく、オーレリアがアイシャになにかしたに違いないと、見る見るライサの顔が厳しくなっていく。
「なんですか。この卑しい娘の侍女は正妃に対する礼もなっていないのですか。その無礼な表情はなんです」
「失礼いたしました、正妃様。以後気をつけます。それでは、御前失礼いたしますわ」
オーレリアの嫌みもそれほど気にした様子もなく、ライサは笑顔で彼女に礼をする。
「さあ、アイシャ様、すぐに湯殿に参られて、着替えましょう。お風邪を召したら大変ですわ」
「ええ、ライサ」
アイシャは頷くと、正妃とルドガーに退出の挨拶をして、遅れてやってきた近衛の者に伴われてその場を去った。
しかしルドガーの中では、先程のアイシャの歳には似合わない艶めかしさや、愛らしい笑顔が幾度も繰り返されていた。
敵対する娘だというのにわたしはどうしたんだ。先程からあの娘のことが気になって仕方がない。
それが恋という感情だということにルドガーが気づくのは、だいぶ経ってからだった。
ふといたずら心を起こして、アイシャは侍女の目を盗んで庭園に一人でいた。
子供らしい行動ではあるが、微妙な立場にあるアイシャには非常に不用心な行動であった。
そのアイシャが庭園の池に手を浸しているのをたまたま正妃オーレリアが見つけたのが彼女の不運だったろう。
近くに人の気配はない。王の寵愛を一身に受けているクリスティナの子を害するには絶好の機会といえた。
しかも、成さぬ子のはずなのに、この少女をディラックは目に入れても痛くないほどに可愛がっているのだ。
王太子になる予定のルドガーでさえ、帝王学を学ばせること以外はろくに構いもしないというのに、この差はなんなのだ。
クリスティナも憎いが、全く王家の血を受けていないのに、ディラックに愛されるアイシャも憎らしい。
「あの卑しい子供を池に突き落としておしまいなさい」
傍にいた侍女にオーレリアは命ずる。
「しかし、それではあの娘の命に関わってしまうのではないでしょうか? それは、さすがに陛下がお怒りになるのでは?」
まだ年若い侍女は、正妃の容赦ない命令に戸惑ったように彼女を諫めた。
しかし、それは逆にオーレリアの怒りを買ってしまった。
「一介の侍女の分際で正妃のわたくしの命に逆らうのですか? なんならおまえの実家になんらかの処分を与えてもよいのですよ」
「そ、それだけはご勘弁ください。……かしこまりました。正妃様のご命令に従います」
この侍女の出身の男爵家はそれでなくても、資金繰りが厳しい。侍女は仕方なくオーレリアの命に従うしかなかった。
アイシャは池に泳いでいる魚に目を奪われている様子で、熱心に池の中を見ていた。
オーレリア付きの侍女は、アイシャに気づかれないようにそろそろと近づくと、その背を思い切り突き飛ばした。
「きゃああ!?」
いきなりのことにアイシャが悲鳴を上げて池に落ちた。
運動神経は良いアイシャだが、ドレスが水を吸って上手く泳げない。
「ふふふっ、よくやったわ! おまえには特別になにか報奨をあげましょう」
オーレリアに上機嫌に言われても、 アイシャを突き飛ばした侍女は己の罪深さにその場でがくがくと震えるだけだった。
──その時だった。
「なにをやっているのですか、母上! いくらなんでもこれはやりすぎです!」
その場にルドガーが現れ、池の中に自ら入って、溺れているアイシャを助け出した。
そして、アイシャの背をさすって水を吐き出させる。
「……大丈夫か?」
「あ……、大丈夫です」
てっきり敵対していると思っていたルドガーに助けられて、アイシャは内心驚いていた。
てっきりこのまま自分は死んでしまうと思っていたのに。
この方はわたしの命の恩人だ。
その時から、アイシャはルドガーに対する見方が変わった。
そして、彼に対して好意を持ち始めた。これがアイシャの初恋の始まりだった。
対するルドガーは、アイシャの肌に張り付いたドレス姿に内心動揺していた。
アイシャはまだ八歳なので娘らしいふくよかさはまだない。
だが、透けて見える肌に妙な艶めかしさを感じてアイシャから目を離せなかった。
……たぶんこの娘は、数年後にはとても美しくなるだろう。
そんな予感を感じて、ルドガーは今まで関心のなかったアイシャのことが急に気になり始めてきた。
「ルドガー、なにを余計なことをしているのです。せっかく卑しい娘を葬り去る良い機会でしたのに」
かなり憤慨した様子でオーレリアが息子に抗議する。
「ですから、やりすぎだと言うのです。この母娘が憎いのは分かりますが、このことが父王に知られたらきっと激怒されますよ」
「陛下に知られなければよいのです。そうすれば、ただの事故として処理されるでしょう」
甘い考えのオーレリアにルドガーは頭を抱え込みたい気分になった。
「それは無理ですよ。この母娘にはそれなりの護衛が付いています。それもかなりの力を持つ魔術師が。このことが父王に知られるのも時間の問題ですよ」
ルドガーのその言葉に、自分のしでかしたことの重大さを思い知って、オーレリアは青ざめた。
……だが、命じたのは自分だが、実際に娘を池に突き落としたのは侍女だ。自分ではない。
オーレリアはそう思い直すと、自分の息子に告げた。
「それがどうしました。卑しい娘を池に突き落としたのはこの侍女です。わたくしに非はありませんわ」
「そんな、正妃様!」
オーレリアの命令を仕方なくきいた侍女が悲鳴のような声を上げる。
ルドガーはオーレリアのその返答を聞いて、これ以上母になにか言うのは無駄だと思い、池の傍に座り込んでいたアイシャの腕を取り立ち上がらせた。
「早く着替えろ。そのままでは風邪をひく」
「はい。ありがとうございます。ルドガー様」
ルドガーの優しい言葉にアイシャは再び驚きながらも、にっこりと笑った。
ルドガーはアイシャのその愛らしい笑みにどきりとする。
……どうしたというんだ、わたしは。こんな子供に気を取られるなどおかしいではないか。
ルドガーが内心動揺している内に、アイシャ付きの侍女のライサが慌てた様子で現れた。
「まあ、アイシャ様、そのお姿はどうなさったのですか!?」
全身ずぶぬれのアイシャを見て、ライサが驚いた声を上げる。
「お魚を見ていたら池に落ちちゃったの。ライサ、ごめんなさい」
そこでライサはオーレリアの存在を認め、アイシャの言ったことが嘘だと言うことに気づいた。
おそらく、オーレリアがアイシャになにかしたに違いないと、見る見るライサの顔が厳しくなっていく。
「なんですか。この卑しい娘の侍女は正妃に対する礼もなっていないのですか。その無礼な表情はなんです」
「失礼いたしました、正妃様。以後気をつけます。それでは、御前失礼いたしますわ」
オーレリアの嫌みもそれほど気にした様子もなく、ライサは笑顔で彼女に礼をする。
「さあ、アイシャ様、すぐに湯殿に参られて、着替えましょう。お風邪を召したら大変ですわ」
「ええ、ライサ」
アイシャは頷くと、正妃とルドガーに退出の挨拶をして、遅れてやってきた近衛の者に伴われてその場を去った。
しかしルドガーの中では、先程のアイシャの歳には似合わない艶めかしさや、愛らしい笑顔が幾度も繰り返されていた。
敵対する娘だというのにわたしはどうしたんだ。先程からあの娘のことが気になって仕方がない。
それが恋という感情だということにルドガーが気づくのは、だいぶ経ってからだった。
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