終着駅のパッセージ

分厚い眼鏡と、ひっつめた髪を毛糸帽で覆う女性・カレン。
彼女はとある想いを胸に北へ向かう蒸気機関車に乗っていた。

王都から離れてゆく車窓を眺めながら、カレンは想う。
この結婚は一体何のためだったのだろうかと。
三年という長い間、縛られていた時間。その間に夫が帰宅したのは片手で数えるほど。

あなたへの想いを伝えたい。そして、届けたい。

一緒に居れなかった時間を埋めたくて。

だから、私から会いに行きます。


※ご覧いただけましたらとても嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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