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第一章:落ちてきたのは異世界の女
第8話 思わぬ攻撃
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「ところで、王様はうちの子のどこが気に入られたんですか? やっぱりあの乳ですかね?」
かなり酒が入って機嫌の良いハルカの父がルルア酒を飲んでいたカレヴィの横に突然座ってそう聞いてきたので、カレヴィは思わず噴き出しそうになった。
「い、いや、そんなことはない。俺はハルカの心根の優しさに惹かれて……」
カレヴィは思ってもいなかった攻撃に少々うろたえながらも、それらしいことを口にする。
「またまた~。我が子ながらあの乳だけは宝の持ち腐れと思ってたんですよ」
……ようやくハルカを褒めたと思ったらそんなことか。確かにあのち……胸は立派だが。
カレヴィがなんとなく脱力しながらハルカの父を見つめていると、今度はその逆隣りに母親が座ってきた。
「たしかにあのお乳はうらやましいわ。あの子ったら生意気にも小学生の時からわたしよりも胸が大きくて……いったい誰に似たのかしら」
悔しそうに自分の胸を持ち上げてまじまじと見つめながらハルカの母が言う。
「いや、あの乳は、あれだ。俺の母の祖母がやはり胸がでかかったらしいぞ。とても色っぽい人だったらしいが」
……そうか、ハルカのあの大きな胸は父親の母方の血筋か。
どうでもいいような情報を頭に入れながら、一応義理の親になることではあるし、カレヴィはハルカの両親のグラスにルルア酒を注いでやった。すると、二人は「どうも」と言いながらルルア酒をぐいぐい煽る。
勧めておいてなんだが、これは結構強い酒のはずなのだが。
「あら、そうなの。残念ながらあの子には色気が足りないような気がするけど、それは王様にいろいろ教えていただければどうにかなるかしら」
……ハルカにいろいろ教えたいのはやまやまだが、まだやらねばならないことがある。
もっとも、そのうちの一つはもう大丈夫そうだが……。
そうカレヴィが思ったところで、ハルカの両親が「とにかくはるかの乳に乾杯~!」と叫んだので彼は思わずむせてしまった。
……だからそれは誤解だというのに。
それからも酒の入ったハルカの両親はかなり上機嫌だった。
「はるか、でかした~」
「うふふふふ~」
見たことのない奇妙な踊りを客間のあちこちで披露するのをカレヴィは呆れた目で見つめていた。それに対して「あれは盆踊りですよ」とそれまで傍観していたティカが教えてくれたが、それがなにかカレヴィに分かるはずもない。
そのうちにハルカが支度を終えてこちらに来ると知らされ、カレヴィはこの訳の分からない踊りから解放されるかと正直ほっとしていた。
そして、案の定ハルカが部屋に現れると、彼女の両親がふらふらと近寄っていった。
「おお~っ! はるか、そういう格好をするとまるで別人だぞ! さすが未来の王妃だ!」
ハルカは既に出来上がった両親を見て、目を白黒させていた。
「はるか、よくやったわ! まさかあんたがこんな玉の輿に乗るなんて、まるで夢みたいだわ!」
ハルカの母がルルア酒がたっぷり注がれたグラスを煽る。
──さすがに飲ませすぎたか。ハルカから苦情が来ないといいが。
カレヴィは呆れながら二人の酔っぱらいを見つつも、自分がのその一端を担ったことには目を逸らしていた。
すると、ティカが申し訳なさそうにハルカに言った。
「はるか、ごめん。ちょっとお酒でも入れて、気分をほぐしてもらってから説明しようとしたら、おじさんとおばさん、飲み過ぎちゃって、こんなことに」
両親の醜態に呆然とするハルカにカレヴィも少し良心が痛んだので、自分が飲ませたのにも関わらず言い訳をする。
「侍女になにを用意したのか聞いたら、ルルア酒だったそうだ。これは飲みやすいが、かなり強い酒だ」
……まあ、強いといっても俺にはもう少し強い酒の方がいいが。
とは、カレヴィもさすがには言えずに、黙ってルルア酒を飲んでいた。
「まあ、ハルカも座れ」
相変わらず呆然としているハルカに、カレヴィは隣の席へと座るように促した。
そしてハルカにルルア酒を注いでやる。
この両親は酒癖が悪いが、ハルカならまあ大丈夫だろう。
なんの確信もなく、カレヴィはハルカのほんわかとした雰囲気だけでそう決めつける。
ハルカはルルア酒を一口飲むと、「確かに飲みやすいね」と頷いていた。
料理を皿に取ってやると、ハルカが礼を言い、それをつまみながらルルア酒を少しずつ飲んでいた。
確かにこういう飲み方ならそう酔いもしないだろう。
カレヴィがそう思いながら見ていると、ハルカの元へ彼女の両親が寄ってきた。
「正直、おまえにはまったく期待していなかったがぁー、世の中には不思議なこともあるもんだなあ~」
ハルカの父のこの発言には、正直またかとカレヴィは眉をしかめたが、次の母親の発言で脱力させられてしまった。
「それもこーんなハンサムな王様とぉ~。わたしがもうちょっと若かったら代わりたかったわ~」
……いや、それには胸がだいぶ足りないぞ。
そう思ってから、先程の彼らの乳云々に毒されている自分を感じて、カレヴィはそれをごまかすように無理矢理話題を変えた。
「……しかし、ハルカの両親は変わっているな」
「え? 父と母がなにかした?」
不安そうにハルカがカレヴィを見てくる。
「いや、二人の婚約に喜んだおじさんとおばさんがちょっと踊っていただけだよ」
それにティカがたいしたことじゃないというように言ったが、ハルカは羞恥を感じたらしく真っ赤になっていた。
「うわあ……。ごめんね、変な酔っぱらいで」
そう言うと、ハルカはうっかりしたのかルルア酒の入ったグラスを思い切り煽っていた。
「あ、おい……っ」
カレヴィは慌てて止めようとしたが、遅かった。
自制していたはずのハルカはいきなり手酌でルルア酒を飲みだしたのだ。
「ちょっと、カレヴィ」
酒に酔って、少しとろんとした目つきでハルカがカレヴィを手招きした。
それを見て、ハルカにもこれ以上酒は飲ませない方がいいなとカレヴィは思う。
ちなみにハルカの両親は立派な酔っぱらいになったので、ティカの魔法で既に自宅へ強制送還してある。
「なんだ」
「ちょっと、ここに座って」
ハルカが床を指さして言ったので、カレヴィは眉を顰めた。
「……嫌だと言ったら?」
「す、わ、れ」
王であるカレヴィにも有無を言わせないような威圧感を漂わせ、ハルカは再度言った。
しかし、王である自分が床に座るなど……。
カレヴィが躊躇するとハルカはまた言った。
「カレヴィ、正座しろ」
「冗談じゃない、なぜ俺が」
「つべこべ言わず、正座しろ」
ハルカは床を再度指さすと、完全に据わった目でカレヴィに命令する。
なんとなくだが、この状態のハルカに逆らうとまずいと本能が告げていた。
渋々、カレヴィが床に座ると、「座り方がなってなーい!」とハルカに叱られた。
カレヴィは座り方を矯正されると、ハルカに今回の王妃選びについて懇々と説教された。
カレヴィがちらりとティカに目をやれば、彼女は笑いをこらえながらこちらを見ていた。……どう見ても、楽しんでいる。
「だいたいねえ、王妃様なんて綺麗な人がなるものなのよ。政略なのは分かってるけど、でもなんでわたし?」
「……おまえは確かに美人とは言えないが、まあ普通だろう。俺は妃に美しさまで求めていない」
美しければ確かに国民受けはいいのだろうが、美しいが故に、下手に自尊心の高い姫などを妃に据えてしまったら面倒だ。
高級娼婦で美しい女性を見慣れているカレヴィは、婚礼を挙げるなら国益重視、堅実で地味な女の方がよい、と思っていた。
その点では、ハルカはカレヴィにとって理想的な結婚相手だった。
「それに突然現れた、どこの馬の骨とも分からないわたしに、出会ってすぐに王妃になれとかおかしいよ」
……それは確かに早計だったろう。
しかし、結局は最強の女魔術師の友人と分かったのだし、いい加減説教は勘弁してほしいとカレヴィは再度ティカを見ると、彼女は心得たように頷いてハルカに近寄った。
ティカがハルカの顔の前に手を広げると、「あれ……?」と呟いてハルカは瞬きを繰り返した。
……どうやら、正気に戻ったらしい。
カレヴィは心底ほっとすると、痺れた足を押さえながら立ち上がった。
「とにかく、明日は身の回りの整理をして、明後日会社に辞めるって言ってくるよ」
両親に異世界で王妃になることを納得させたハルカは酔いからさめるとそう言った。……ちなみに先程カレヴィに説教したことは全く覚えていないらしい。
カレヴィはなんとなく釈然としないものを感じながらも、彼女の言葉に頷いた。
かなり酒が入って機嫌の良いハルカの父がルルア酒を飲んでいたカレヴィの横に突然座ってそう聞いてきたので、カレヴィは思わず噴き出しそうになった。
「い、いや、そんなことはない。俺はハルカの心根の優しさに惹かれて……」
カレヴィは思ってもいなかった攻撃に少々うろたえながらも、それらしいことを口にする。
「またまた~。我が子ながらあの乳だけは宝の持ち腐れと思ってたんですよ」
……ようやくハルカを褒めたと思ったらそんなことか。確かにあのち……胸は立派だが。
カレヴィがなんとなく脱力しながらハルカの父を見つめていると、今度はその逆隣りに母親が座ってきた。
「たしかにあのお乳はうらやましいわ。あの子ったら生意気にも小学生の時からわたしよりも胸が大きくて……いったい誰に似たのかしら」
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「いや、あの乳は、あれだ。俺の母の祖母がやはり胸がでかかったらしいぞ。とても色っぽい人だったらしいが」
……そうか、ハルカのあの大きな胸は父親の母方の血筋か。
どうでもいいような情報を頭に入れながら、一応義理の親になることではあるし、カレヴィはハルカの両親のグラスにルルア酒を注いでやった。すると、二人は「どうも」と言いながらルルア酒をぐいぐい煽る。
勧めておいてなんだが、これは結構強い酒のはずなのだが。
「あら、そうなの。残念ながらあの子には色気が足りないような気がするけど、それは王様にいろいろ教えていただければどうにかなるかしら」
……ハルカにいろいろ教えたいのはやまやまだが、まだやらねばならないことがある。
もっとも、そのうちの一つはもう大丈夫そうだが……。
そうカレヴィが思ったところで、ハルカの両親が「とにかくはるかの乳に乾杯~!」と叫んだので彼は思わずむせてしまった。
……だからそれは誤解だというのに。
それからも酒の入ったハルカの両親はかなり上機嫌だった。
「はるか、でかした~」
「うふふふふ~」
見たことのない奇妙な踊りを客間のあちこちで披露するのをカレヴィは呆れた目で見つめていた。それに対して「あれは盆踊りですよ」とそれまで傍観していたティカが教えてくれたが、それがなにかカレヴィに分かるはずもない。
そのうちにハルカが支度を終えてこちらに来ると知らされ、カレヴィはこの訳の分からない踊りから解放されるかと正直ほっとしていた。
そして、案の定ハルカが部屋に現れると、彼女の両親がふらふらと近寄っていった。
「おお~っ! はるか、そういう格好をするとまるで別人だぞ! さすが未来の王妃だ!」
ハルカは既に出来上がった両親を見て、目を白黒させていた。
「はるか、よくやったわ! まさかあんたがこんな玉の輿に乗るなんて、まるで夢みたいだわ!」
ハルカの母がルルア酒がたっぷり注がれたグラスを煽る。
──さすがに飲ませすぎたか。ハルカから苦情が来ないといいが。
カレヴィは呆れながら二人の酔っぱらいを見つつも、自分がのその一端を担ったことには目を逸らしていた。
すると、ティカが申し訳なさそうにハルカに言った。
「はるか、ごめん。ちょっとお酒でも入れて、気分をほぐしてもらってから説明しようとしたら、おじさんとおばさん、飲み過ぎちゃって、こんなことに」
両親の醜態に呆然とするハルカにカレヴィも少し良心が痛んだので、自分が飲ませたのにも関わらず言い訳をする。
「侍女になにを用意したのか聞いたら、ルルア酒だったそうだ。これは飲みやすいが、かなり強い酒だ」
……まあ、強いといっても俺にはもう少し強い酒の方がいいが。
とは、カレヴィもさすがには言えずに、黙ってルルア酒を飲んでいた。
「まあ、ハルカも座れ」
相変わらず呆然としているハルカに、カレヴィは隣の席へと座るように促した。
そしてハルカにルルア酒を注いでやる。
この両親は酒癖が悪いが、ハルカならまあ大丈夫だろう。
なんの確信もなく、カレヴィはハルカのほんわかとした雰囲気だけでそう決めつける。
ハルカはルルア酒を一口飲むと、「確かに飲みやすいね」と頷いていた。
料理を皿に取ってやると、ハルカが礼を言い、それをつまみながらルルア酒を少しずつ飲んでいた。
確かにこういう飲み方ならそう酔いもしないだろう。
カレヴィがそう思いながら見ていると、ハルカの元へ彼女の両親が寄ってきた。
「正直、おまえにはまったく期待していなかったがぁー、世の中には不思議なこともあるもんだなあ~」
ハルカの父のこの発言には、正直またかとカレヴィは眉をしかめたが、次の母親の発言で脱力させられてしまった。
「それもこーんなハンサムな王様とぉ~。わたしがもうちょっと若かったら代わりたかったわ~」
……いや、それには胸がだいぶ足りないぞ。
そう思ってから、先程の彼らの乳云々に毒されている自分を感じて、カレヴィはそれをごまかすように無理矢理話題を変えた。
「……しかし、ハルカの両親は変わっているな」
「え? 父と母がなにかした?」
不安そうにハルカがカレヴィを見てくる。
「いや、二人の婚約に喜んだおじさんとおばさんがちょっと踊っていただけだよ」
それにティカがたいしたことじゃないというように言ったが、ハルカは羞恥を感じたらしく真っ赤になっていた。
「うわあ……。ごめんね、変な酔っぱらいで」
そう言うと、ハルカはうっかりしたのかルルア酒の入ったグラスを思い切り煽っていた。
「あ、おい……っ」
カレヴィは慌てて止めようとしたが、遅かった。
自制していたはずのハルカはいきなり手酌でルルア酒を飲みだしたのだ。
「ちょっと、カレヴィ」
酒に酔って、少しとろんとした目つきでハルカがカレヴィを手招きした。
それを見て、ハルカにもこれ以上酒は飲ませない方がいいなとカレヴィは思う。
ちなみにハルカの両親は立派な酔っぱらいになったので、ティカの魔法で既に自宅へ強制送還してある。
「なんだ」
「ちょっと、ここに座って」
ハルカが床を指さして言ったので、カレヴィは眉を顰めた。
「……嫌だと言ったら?」
「す、わ、れ」
王であるカレヴィにも有無を言わせないような威圧感を漂わせ、ハルカは再度言った。
しかし、王である自分が床に座るなど……。
カレヴィが躊躇するとハルカはまた言った。
「カレヴィ、正座しろ」
「冗談じゃない、なぜ俺が」
「つべこべ言わず、正座しろ」
ハルカは床を再度指さすと、完全に据わった目でカレヴィに命令する。
なんとなくだが、この状態のハルカに逆らうとまずいと本能が告げていた。
渋々、カレヴィが床に座ると、「座り方がなってなーい!」とハルカに叱られた。
カレヴィは座り方を矯正されると、ハルカに今回の王妃選びについて懇々と説教された。
カレヴィがちらりとティカに目をやれば、彼女は笑いをこらえながらこちらを見ていた。……どう見ても、楽しんでいる。
「だいたいねえ、王妃様なんて綺麗な人がなるものなのよ。政略なのは分かってるけど、でもなんでわたし?」
「……おまえは確かに美人とは言えないが、まあ普通だろう。俺は妃に美しさまで求めていない」
美しければ確かに国民受けはいいのだろうが、美しいが故に、下手に自尊心の高い姫などを妃に据えてしまったら面倒だ。
高級娼婦で美しい女性を見慣れているカレヴィは、婚礼を挙げるなら国益重視、堅実で地味な女の方がよい、と思っていた。
その点では、ハルカはカレヴィにとって理想的な結婚相手だった。
「それに突然現れた、どこの馬の骨とも分からないわたしに、出会ってすぐに王妃になれとかおかしいよ」
……それは確かに早計だったろう。
しかし、結局は最強の女魔術師の友人と分かったのだし、いい加減説教は勘弁してほしいとカレヴィは再度ティカを見ると、彼女は心得たように頷いてハルカに近寄った。
ティカがハルカの顔の前に手を広げると、「あれ……?」と呟いてハルカは瞬きを繰り返した。
……どうやら、正気に戻ったらしい。
カレヴィは心底ほっとすると、痺れた足を押さえながら立ち上がった。
「とにかく、明日は身の回りの整理をして、明後日会社に辞めるって言ってくるよ」
両親に異世界で王妃になることを納得させたハルカは酔いからさめるとそう言った。……ちなみに先程カレヴィに説教したことは全く覚えていないらしい。
カレヴィはなんとなく釈然としないものを感じながらも、彼女の言葉に頷いた。
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