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女神選抜試験
第26話 クライドの告白イベント
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「これは女神様、いらっしゃいませ。ルーカス様やクライド様もよくいらしてくださいました」
ルーカスとクライドを伴って楽園へ渡ったクリスはハンスに相変わらず歓迎された。
「今日は魔物討伐に来たわ」
「魔術師様が二人もついていらっしゃるとは心強いですね」
ハンスが嬉しそうに笑った。
本来クライドはルーカスの監視役ではあるが、一緒に討伐出来ることは安心感がある。
今回は凶暴で大食漢のマンティコアが相手なので尚更だ。
「それではクライド様、ルーカス様よろしくお願いいたします」
二人の魔術師は頷くと、魔法陣から目的の場所へ降りていった。そしてクリスもその後に付いていく。
しばらく歩いていくと、人面、獣の赤い体にサソリのしっぽをつけた標的が見えてきた。──マンティコアだ。
サソリのしっぽには無数の毒針が付いている。これを飛ばされたら普通の人間にはひとたまりもないだろう。
どうやら向こうにこちらを認識されたようだ。
クリスは落ち着いて祈りの壁を出した。
その壁に毒針がいくつもぶち当たる。
ルーカスが巨大なつららをいくつも標的に降らせると、マンティコアは怒りの咆哮をあげた。
すかさずクライドが地面から大きな突起を突き出してマンティコアの体を貫いた。
既に虫の息の魔物にクリスは祈りの鉄槌を下すと、マンティコアは息絶えた。
「やりましたね」
「はい。浄化しますので少々お待ちくださいませ」
クライドが笑顔で言ってくるのに頷いて、クリスは指を組み合わせて祈る。
すると、たちまちその場に立ちこめていた瘴気が浄化された。
「討伐の記憶をなくしたばかりだというのに、すっかり戦いに馴染んでますね。素晴らしいことです」
クライドがそう言うと、親密度が上がった。
「いえ、クライド様とルーカス様のお力がなくてはわたくしもどうしていいか分からなかったでしょう。お二人には大変感謝していますわ」
クリスがにっこりと微笑むとクライドの親密度と愛情度が上がった。
「クライド、クリスティアナと気安く話さないでくれないかな」
「まあ、ルーカス様それはあんまりですわ」
クライドには本来しなくてもいいことを強いているのだ。
それにルーカスのことも褒めたのに、そんな言いぐさは酷すぎる。
「ルーカス、嫉妬は見苦しいですよ。こんな普通の会話に文句をつけることはないでしょう」
クライドの言葉にクリスも頷いた。
「そうですわ。こんなことでいちいち苦情をおっしゃられていたらきりがありませんわ。……それにわたくし、了見の狭い方は嫌いです」
するとルーカスがいかにもショックを受けたという顔になった。
「クリスティアナ……」
「ルーカス、あまり煩く言うとクリスティアナに嫌われますよ」
「……分かった。自重するよ」
ルーカスのその言葉に、クリスとクライドが顔を見合わせて小さく微笑んだ。すると、クライドの数値が少し上がった。
「──それでは次に行きますか。気を引き締めていきましょう」
「はい」
「ああ」
クライドのその言葉に、クリスとルーカスが頷くと、彼らは次の標的に向かって歩き出した。
マンティコアは油断のできない魔物だった。
早めに祈りの壁を作っておかないと、無数の毒針にやられてしまうため、倒すまでひとときも気を緩めることができなかった。
成り行きだったが、クライドが討伐に参加してくれて、非常に助かったとクリスは思った。
「これでマンティコアは最後ですかね」
「そのようだね」
「お二方、どうもありがとうございました。助かりましたわ」
祈りを捧げ終わったクリスは感謝をこめて魔術師二人に頭を下げた。するとクライドの数値がまた上がった。
「いえ、当然のことをしたまでですから。あなたも頑張りましたね」
「君の役に立つことができて嬉しいよ。けれど、君の力にも随分助けられたよ。随分成長したね」
「ありがとうございます」
強敵を倒した上に、魔術師二人に褒められて、クリスは喜びに頬を染めて瞳をきらきらと輝かせた。
そんな彼女はとても美しく、二人の魔術師の目を奪った。
そしてクライドの数値がぐんと上がった。
「……それではハンスの元に帰りましょうか」
クライドの言葉にクリスとルーカスは頷いた。
「そうですわね」
「そうだね。今日はこれ以上はやめておいた方がいいね」
そしてクリス達はハンスの待つ神殿へと帰還した。
「女神様、魔術師様お帰りなさいませ」
ハンスが嬉しそうに三人を出迎えた。
「ただいま帰りました。……それでは早速お二方に楽園へ力を注いでいただきたいのですが」
クライドとルーカスはクリスの要望に応えてその力を行使した。もちろんクリスもそれに併せて祈りを捧げると、浄化した場所の土壌が黒々となり、その上に祝福の雨が降り注いだ。
「ありがとうございました。またの魔物討伐の折りにはよろしくお願いいたしますわ」
クリスが礼儀正しくお辞儀をすると、クライドの数値がまた上がって愛情度と親密度が100MAXになっていた。
「そんなにかしこまらなくてもいいのですよ。わたし達は当然のことをしたまでですから」
「そうだね。クライドの言うとおりだ。……もっとも二人きりで魔物討伐したかったけれどね」
「まあ」
まったく懲りてないルーカスにクリスは呆れる。
「あなたとクリスティアナが二人っきりになったら、彼女の身になにが起こるか分かりませんよ。クリスティアナ、これからも魔物討伐の時にはわたしを連れていってくださいね」
「はい、ありがとうございます」
クリスがにっこりするとクライドもにっこりし、ルーカスは眉を顰めた。
そしてしばらく楽園の神殿で休憩した後、クリスは二人に伴われて女神候補寮へと帰った。
そしてその夜、クライドからクリスの元に手紙が舞い込んできた。
『クリスティアナ
今日は本当にご苦労様でした。
これからもルーカスを暴走させないよう、わたしが見守りますので、あなたは心を楽にしてください。
ところで、今回の魔物討伐の様子を目にして、あなたのひたむきさに心を打たれました。
どうやらわたしもあなたの魅力に参ってしまったようです。
あなたが好きです。
クライド』
「まあ……」
クライドからの手紙を読んだクリスは悩んだ末に返事を書いた。
『クライド様
本日は誠にありがとうございました。本当に助かりました。
これからもご協力よろしくお願いいたします。
筆頭魔術師様にわたくしを好きになっていただくなんて、なんだか恐れ多いです。これからも変わらぬ態度でご指導をよろしくお願いいたします。
クリスティアナ』
親密度と愛情度がMAXになっていたのに、クライドからすぐに告白されなかったのはひとえに傍にルーカスがいたかららしい。
──これからなにも起こらないとよいのですけれど。
魔物討伐は連携が大事なので、クリスはただそれだけが心配だった。
ルーカスとクライドを伴って楽園へ渡ったクリスはハンスに相変わらず歓迎された。
「今日は魔物討伐に来たわ」
「魔術師様が二人もついていらっしゃるとは心強いですね」
ハンスが嬉しそうに笑った。
本来クライドはルーカスの監視役ではあるが、一緒に討伐出来ることは安心感がある。
今回は凶暴で大食漢のマンティコアが相手なので尚更だ。
「それではクライド様、ルーカス様よろしくお願いいたします」
二人の魔術師は頷くと、魔法陣から目的の場所へ降りていった。そしてクリスもその後に付いていく。
しばらく歩いていくと、人面、獣の赤い体にサソリのしっぽをつけた標的が見えてきた。──マンティコアだ。
サソリのしっぽには無数の毒針が付いている。これを飛ばされたら普通の人間にはひとたまりもないだろう。
どうやら向こうにこちらを認識されたようだ。
クリスは落ち着いて祈りの壁を出した。
その壁に毒針がいくつもぶち当たる。
ルーカスが巨大なつららをいくつも標的に降らせると、マンティコアは怒りの咆哮をあげた。
すかさずクライドが地面から大きな突起を突き出してマンティコアの体を貫いた。
既に虫の息の魔物にクリスは祈りの鉄槌を下すと、マンティコアは息絶えた。
「やりましたね」
「はい。浄化しますので少々お待ちくださいませ」
クライドが笑顔で言ってくるのに頷いて、クリスは指を組み合わせて祈る。
すると、たちまちその場に立ちこめていた瘴気が浄化された。
「討伐の記憶をなくしたばかりだというのに、すっかり戦いに馴染んでますね。素晴らしいことです」
クライドがそう言うと、親密度が上がった。
「いえ、クライド様とルーカス様のお力がなくてはわたくしもどうしていいか分からなかったでしょう。お二人には大変感謝していますわ」
クリスがにっこりと微笑むとクライドの親密度と愛情度が上がった。
「クライド、クリスティアナと気安く話さないでくれないかな」
「まあ、ルーカス様それはあんまりですわ」
クライドには本来しなくてもいいことを強いているのだ。
それにルーカスのことも褒めたのに、そんな言いぐさは酷すぎる。
「ルーカス、嫉妬は見苦しいですよ。こんな普通の会話に文句をつけることはないでしょう」
クライドの言葉にクリスも頷いた。
「そうですわ。こんなことでいちいち苦情をおっしゃられていたらきりがありませんわ。……それにわたくし、了見の狭い方は嫌いです」
するとルーカスがいかにもショックを受けたという顔になった。
「クリスティアナ……」
「ルーカス、あまり煩く言うとクリスティアナに嫌われますよ」
「……分かった。自重するよ」
ルーカスのその言葉に、クリスとクライドが顔を見合わせて小さく微笑んだ。すると、クライドの数値が少し上がった。
「──それでは次に行きますか。気を引き締めていきましょう」
「はい」
「ああ」
クライドのその言葉に、クリスとルーカスが頷くと、彼らは次の標的に向かって歩き出した。
マンティコアは油断のできない魔物だった。
早めに祈りの壁を作っておかないと、無数の毒針にやられてしまうため、倒すまでひとときも気を緩めることができなかった。
成り行きだったが、クライドが討伐に参加してくれて、非常に助かったとクリスは思った。
「これでマンティコアは最後ですかね」
「そのようだね」
「お二方、どうもありがとうございました。助かりましたわ」
祈りを捧げ終わったクリスは感謝をこめて魔術師二人に頭を下げた。するとクライドの数値がまた上がった。
「いえ、当然のことをしたまでですから。あなたも頑張りましたね」
「君の役に立つことができて嬉しいよ。けれど、君の力にも随分助けられたよ。随分成長したね」
「ありがとうございます」
強敵を倒した上に、魔術師二人に褒められて、クリスは喜びに頬を染めて瞳をきらきらと輝かせた。
そんな彼女はとても美しく、二人の魔術師の目を奪った。
そしてクライドの数値がぐんと上がった。
「……それではハンスの元に帰りましょうか」
クライドの言葉にクリスとルーカスは頷いた。
「そうですわね」
「そうだね。今日はこれ以上はやめておいた方がいいね」
そしてクリス達はハンスの待つ神殿へと帰還した。
「女神様、魔術師様お帰りなさいませ」
ハンスが嬉しそうに三人を出迎えた。
「ただいま帰りました。……それでは早速お二方に楽園へ力を注いでいただきたいのですが」
クライドとルーカスはクリスの要望に応えてその力を行使した。もちろんクリスもそれに併せて祈りを捧げると、浄化した場所の土壌が黒々となり、その上に祝福の雨が降り注いだ。
「ありがとうございました。またの魔物討伐の折りにはよろしくお願いいたしますわ」
クリスが礼儀正しくお辞儀をすると、クライドの数値がまた上がって愛情度と親密度が100MAXになっていた。
「そんなにかしこまらなくてもいいのですよ。わたし達は当然のことをしたまでですから」
「そうだね。クライドの言うとおりだ。……もっとも二人きりで魔物討伐したかったけれどね」
「まあ」
まったく懲りてないルーカスにクリスは呆れる。
「あなたとクリスティアナが二人っきりになったら、彼女の身になにが起こるか分かりませんよ。クリスティアナ、これからも魔物討伐の時にはわたしを連れていってくださいね」
「はい、ありがとうございます」
クリスがにっこりするとクライドもにっこりし、ルーカスは眉を顰めた。
そしてしばらく楽園の神殿で休憩した後、クリスは二人に伴われて女神候補寮へと帰った。
そしてその夜、クライドからクリスの元に手紙が舞い込んできた。
『クリスティアナ
今日は本当にご苦労様でした。
これからもルーカスを暴走させないよう、わたしが見守りますので、あなたは心を楽にしてください。
ところで、今回の魔物討伐の様子を目にして、あなたのひたむきさに心を打たれました。
どうやらわたしもあなたの魅力に参ってしまったようです。
あなたが好きです。
クライド』
「まあ……」
クライドからの手紙を読んだクリスは悩んだ末に返事を書いた。
『クライド様
本日は誠にありがとうございました。本当に助かりました。
これからもご協力よろしくお願いいたします。
筆頭魔術師様にわたくしを好きになっていただくなんて、なんだか恐れ多いです。これからも変わらぬ態度でご指導をよろしくお願いいたします。
クリスティアナ』
親密度と愛情度がMAXになっていたのに、クライドからすぐに告白されなかったのはひとえに傍にルーカスがいたかららしい。
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