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第1章
24話目
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結局私はギルドの依頼も達成出来て、お金持ちになった。
セラールさんがくれたお金も有るし、本当にしばらくは働かなくてよさそうだ。
あくせく働かなくても良いなんて、なんて幸せなんだろうか!
私はルンルンで町中を歩いて行く。
「主よ、嬉しそうだな?」
「ええ、嬉しいですよ!だって、働かなくても生活が出来るなんて最高!ですからね」
満面の笑みで答えてあげますとも!
世の中全ての人達の共通の夢だと確信します!
「働かなくて良いならば、好きな事だけ出来るんです、行きたい所に行って、食べたい物を食べて、物凄く贅沢な事なんですよ!」
「なるほど!」
しばらく二人で町歩きを楽しみ、目に付いた物や、欲しい物を、好きなだけ購入した。
所々にドラゴンさんの爪痕が有って、修理をしていたが、町の人達は笑顔だった。
「良かった、誰もドラゴンさんを責めて怒っている人がいなくて」
「それはそうだろう、ドラゴンを攻撃した奴等が悪い」
「解っているけど、壊したのはドラゴンさんだから、責める人もいるかもしれないと、心配してたのよ」
「そんなものか?人が考えていることは、良く解らんな」
そんな話をしながら歩いていると、パン屋さんが有ったので覗いて見たら、フランスパンみたいな物からハイジの白パンみたいな物まで、色々有ったので大人買いして驚かれたり、果物屋さんでも樽ごと購入して驚かれたりした。
≪無限収納≫って、便利だよね!たくさん入れても腐らないもの!!
もちろん、おまけもしてくれたよ!
ラッキー!
木の食器や鍋等も色々買って、私はホクホク顔で宿に戻って来たら、周りには人だかりが出来ていた。
「ねぇ~ウォルフ、すごい人だかりだね。何か有るのかな?」
「さぁな、取り合えず中に入って、部屋に戻ろう」
ウォルフが、私をかばいながら宿の中に入って行く。
「あっ!アヤノさん!帰って来たんですね!」
キーネさんが慌てて私の所まで来る。
「はい、ただいまです。キーネさんすごい人だかりですね、何かイベントが有るのですか?」
「なに暢気な事言ってるの!みんなアヤノさんに会いに来てるのよ!」
「エッ?私にですか?私に知り合いはこんなにたくさんいませんよ?」
自慢じゃあないですが、異世界転移?転生?したばかりの私に知り合いなんているわけが無い。
「違うわよ、あなた治療院で何か治療した?」
ん~?
これは、もしかしたら、私がヤラカシタ?
周りの人達の目がキラキラして私達の会話を聞いています。
アカ~ン!
これはいけません!
嫌な予感がヒシヒシとして来ました。
確かに私はあの時、ドラゴンさんの人の良さに感銘を受けて、ノリで色々した気がします!
この人だかりはそのせいですか?
何とか誤魔化せませんかね?
私がキーネさんに返事をせずに、黙ってどう誤魔化すか考えていると・・・。
「あなたですよね?あの日、ドラゴンに襲われて怪我をしたボクを治療してくれたのは!血だらけで、骨が折れ出ていたのに、今では何も無かったかの様に・・・。グスッ、ありがとうございました。おかげてボクは、ボクは・・・」
「えーっと、人違いです?」
取り合えず、必殺知らない振りをしよう!
確か、認識阻害をかけてたと思うし、ものすごい勢いで色々したから、解って無い可能性があると信じてます!
「えっ?そんなはず無いです!ちょっと混乱してたけど、ボクは覚えています」
いやっ!覚えて無くていいから!!
「私は最近この町に来たので、良く解らないのですが、きっと貴方の人間違いだと思いますよ!」
「ふぅー。人違いだと、言ってるだろうが!宿にも迷惑だし、他を当たれ!」
ウォルフ!ナイスアシストです!
ご褒美に部屋でブラッシング + モフリ倒し決定です!
ウォルフの一括に周りの人達は解散していった。
「おかしいなぁ?間違いないと思うんだけどなぁ~」
イエイエ、貴方の間違いで良いですから~。
私は人間違いでとおさせてもらいます!
どおして、こう毎日、毎日イベントが起きるのか?いつになったら、私はゆっくりとした毎日を送れるのか?
溜息がつきない・・・。
セラールさんがくれたお金も有るし、本当にしばらくは働かなくてよさそうだ。
あくせく働かなくても良いなんて、なんて幸せなんだろうか!
私はルンルンで町中を歩いて行く。
「主よ、嬉しそうだな?」
「ええ、嬉しいですよ!だって、働かなくても生活が出来るなんて最高!ですからね」
満面の笑みで答えてあげますとも!
世の中全ての人達の共通の夢だと確信します!
「働かなくて良いならば、好きな事だけ出来るんです、行きたい所に行って、食べたい物を食べて、物凄く贅沢な事なんですよ!」
「なるほど!」
しばらく二人で町歩きを楽しみ、目に付いた物や、欲しい物を、好きなだけ購入した。
所々にドラゴンさんの爪痕が有って、修理をしていたが、町の人達は笑顔だった。
「良かった、誰もドラゴンさんを責めて怒っている人がいなくて」
「それはそうだろう、ドラゴンを攻撃した奴等が悪い」
「解っているけど、壊したのはドラゴンさんだから、責める人もいるかもしれないと、心配してたのよ」
「そんなものか?人が考えていることは、良く解らんな」
そんな話をしながら歩いていると、パン屋さんが有ったので覗いて見たら、フランスパンみたいな物からハイジの白パンみたいな物まで、色々有ったので大人買いして驚かれたり、果物屋さんでも樽ごと購入して驚かれたりした。
≪無限収納≫って、便利だよね!たくさん入れても腐らないもの!!
もちろん、おまけもしてくれたよ!
ラッキー!
木の食器や鍋等も色々買って、私はホクホク顔で宿に戻って来たら、周りには人だかりが出来ていた。
「ねぇ~ウォルフ、すごい人だかりだね。何か有るのかな?」
「さぁな、取り合えず中に入って、部屋に戻ろう」
ウォルフが、私をかばいながら宿の中に入って行く。
「あっ!アヤノさん!帰って来たんですね!」
キーネさんが慌てて私の所まで来る。
「はい、ただいまです。キーネさんすごい人だかりですね、何かイベントが有るのですか?」
「なに暢気な事言ってるの!みんなアヤノさんに会いに来てるのよ!」
「エッ?私にですか?私に知り合いはこんなにたくさんいませんよ?」
自慢じゃあないですが、異世界転移?転生?したばかりの私に知り合いなんているわけが無い。
「違うわよ、あなた治療院で何か治療した?」
ん~?
これは、もしかしたら、私がヤラカシタ?
周りの人達の目がキラキラして私達の会話を聞いています。
アカ~ン!
これはいけません!
嫌な予感がヒシヒシとして来ました。
確かに私はあの時、ドラゴンさんの人の良さに感銘を受けて、ノリで色々した気がします!
この人だかりはそのせいですか?
何とか誤魔化せませんかね?
私がキーネさんに返事をせずに、黙ってどう誤魔化すか考えていると・・・。
「あなたですよね?あの日、ドラゴンに襲われて怪我をしたボクを治療してくれたのは!血だらけで、骨が折れ出ていたのに、今では何も無かったかの様に・・・。グスッ、ありがとうございました。おかげてボクは、ボクは・・・」
「えーっと、人違いです?」
取り合えず、必殺知らない振りをしよう!
確か、認識阻害をかけてたと思うし、ものすごい勢いで色々したから、解って無い可能性があると信じてます!
「えっ?そんなはず無いです!ちょっと混乱してたけど、ボクは覚えています」
いやっ!覚えて無くていいから!!
「私は最近この町に来たので、良く解らないのですが、きっと貴方の人間違いだと思いますよ!」
「ふぅー。人違いだと、言ってるだろうが!宿にも迷惑だし、他を当たれ!」
ウォルフ!ナイスアシストです!
ご褒美に部屋でブラッシング + モフリ倒し決定です!
ウォルフの一括に周りの人達は解散していった。
「おかしいなぁ?間違いないと思うんだけどなぁ~」
イエイエ、貴方の間違いで良いですから~。
私は人間違いでとおさせてもらいます!
どおして、こう毎日、毎日イベントが起きるのか?いつになったら、私はゆっくりとした毎日を送れるのか?
溜息がつきない・・・。
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