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393 彼と彼女と彼の彼
ガルドが一番譲れない部分は、学友や周囲のプレイヤーではない。その部分の確認作業から入ることにし、固有名詞をあげて黒アヒル二代目の陽太郎に尋ねる。
「佐野仁さんと佐野弓子さん……って、めんじゃこのご両親ですよね?」
「あああああ」
「だよなぁ。佐野みずきがめんじゃこならそうなるよなぁ」
「なんすか、まさか榎本さん……ご両親にご挨拶……いや、まず巻き込んだことへの弁明ですかね」
「うぐぐぐぐ」
「俺が責任を負うのは良いんだが、めんじゃこが絡むとめんどくさくなりそうだな」
「ん? 榎本さん、彼女とはもう交際してないんですか? 随分そっけない言い方して……うおわ、ハヤシモ! 大声で言わなくても聞こえてるって! いや榎本さんには聞こえてないよ。え? いや、そういう仕組みだから……なに、別れたの喜んでるの?」
「ぐっ」
ガルドは胸が痛い。友人に勘違いさせた挙句、榎本が元カレとなり、やがて「別れて正解だよあんな奴」と噂されるに違いない。良心が痛む。
「いや、そもそもの話が違うんだよ。なぁ相棒」
「あっ」
申し訳なさで青くなっていた顔を上げる。そう、めんじゃこは今回完全な部外者だ。三橋と佐野仁・佐野弓子の間でそう思われていさえすれば良い。だがその前に陽太郎が口を挟む。
「だよな! だって甘桜めんじゃこといえば重度の寄生迷惑プレイヤーでブルーホールにプール出来てるし」
「ん?」
「あの榎本さんが相手にするようなやつじゃないんだよホラ……あっ痛い痛い! 俺は別に佐野みずきちゃんを悪く言ってるんじゃなくてだなぁ!」
その場で羽をばたつかせた陽太郎が、何も無い宙から逃げるよう羽ばたいて部屋を飛びまわる。
「遠隔のタイムラグ付き擬似リアルタイムだってのに、こんな的確に叩いてくるの何なん!? そんな高等技術誰に習った!? お前か、シゲ!」
どうやら陽太郎と林本チヨ子以外に、陽太郎と連絡を取れる人間がまだいるらしい。Aが「日電でもベルベットでもない好意的な人間」と言っていたが、つまりそれが佐野一家と関わり合いがあるかどうかは別問題だ。
「繰り返すが……佐野仁と佐野弓子に接点のある人間には、これから話す話は聞かせられない。三橋の耳にも入って欲しくない。いいか? そっちの……シゲとやらは」
「大丈夫です! ガルドさんの命令ならなんでも聞くって言ってますよ」
「そ、そうか……」
陽太郎は何周かして止まり木に戻ったあと、胸を叩いて得意げに言った。
「つまり、佐野みずきちゃんは寄生ロールプレイにハマってるけど本当は良い子で、そうなった原因がご両親への反抗、ってことですね!」
「ち、違……」
「遠からず、だな! 承諾無しでテテロ売っちまうような人だ。反抗のひとつやふたつ……」
「ちゃちゃ入れるな榎本」
「え、テテロを売る!? うわーそりゃとんでもない!」
「だろぉ? とまぁ冗談はさておき」
「え、嘘なんすか」
「いやテテロ売却は本当だけど」
「うがぁ~なんて鬼畜な所業! マネーと交換していいもんじゃないっすよぉ~」
「ほらテテロの価値なんかパンピーには分かるわけねぇって、なぁ?」
「佐野みずきは!」
込めた決意が少し大きな声になって出た。
ガルドはさまざまな経験を超え、大人になった。嘘に嘘を重ねてきたことに反省し、一番譲れない両親への身バレ以外はある程度妥協しなければならないと方針を改めている。だが、言うのは初めてだ。これで嫌われることも、友人を無くすことも有り得ると覚悟している。だが、そうなったことはない。
「佐野みずきは……」
どんな顔をするだろう。目の前の陽太郎は快くAの代打をしてくれなくなるかもしれない。通信越しで聴いているらしい林本は、佐野の友人を辞めるどころか、クラスの友人中に言いふらして回るかもしれない。
だが、いいのだ。ガルドは隣を見る。榎本が目を閉じて微笑みながら次の言葉を待っている。相棒はあの日、秋葉原で笑ってくれた。もうそれでいいのだ。
「自分だ」
陽太郎の方を向く。
「林本に……ごめん、と」
「え……えっと」
「両親には言わないでほしい。父に筒抜けになるから、三橋にも。ここで元気にしてるから……」
「ま、待ってください。ガルドさん、ガルドさんって……あの、ロンベルで、大剣一筋で」
「あぁ」
「初心者に優しくて、野良の俺らを一週間もキャリーし続けてくれて」
「……む?」
「クニが進路相談したとき、数日かけて別ゲーのOB引っ張ってきてくれたり」
「あぁ、あの時の」
覚えがある。当時のガルドは進路など先の先のことで、良いアドバイスなど出来なかったのだ。ならば、とひとづてに希望校の卒業生を探した。数日かかったがフルダイブゲーマー界隈など狭い世界だ。ガルドの名前も知れており、顔の広い榎本や別タイトルに精通しているジャスティン、そしてダントツの知名度を誇るベルベットの協力もあってあっさり引き込めたのだ。
「大したことはしてない」
「めっ、面倒見が良くて……嫌なことは言わないし……なにしろ強くて、イジメは許さない正義漢で……嫌われても誤解されてもいい、誰かが見ていてくれるからって」
「ん……」
記憶にはないが、自分はそんなことを言ったのだろう。だが今のガルドは誤解されるのが怖い。めんじゃこ絡みの誤解は榎本に迷惑をかける。
「だ……誰かを、庇って、そんなことを?」
「いや、自分が佐野みずきだ」
「ガルドさん優しいから」
「そんなことはない」
「ほらその言い方! ガルドさんのまんまだ! ハヤシモーと同い年とは思えないし!」
「だよなぁー」
「ハッ!? 榎本さんと付き合ってるのはめんじゃこじゃなくてガルドさん!?」
「え」
陽太郎は止まっている木から落ちそうになるほど動揺している。羽を広げてバランスをとり元に戻るが、思わず「ぐわっ」とアヒル声が出た。
「……おーよ、納得だろ?」
「え?」
「三橋のやつが勝手にめんじゃこだと勘違いしただけで、コイツは嘘なんてついてねぇよ」
「グワワーッ!?」
陽太郎がとうとう落木する。ガルドは口をあんぐり開けて目をひん剥いて、声のする方を見た。
「佐野仁さんと佐野弓子さん……って、めんじゃこのご両親ですよね?」
「あああああ」
「だよなぁ。佐野みずきがめんじゃこならそうなるよなぁ」
「なんすか、まさか榎本さん……ご両親にご挨拶……いや、まず巻き込んだことへの弁明ですかね」
「うぐぐぐぐ」
「俺が責任を負うのは良いんだが、めんじゃこが絡むとめんどくさくなりそうだな」
「ん? 榎本さん、彼女とはもう交際してないんですか? 随分そっけない言い方して……うおわ、ハヤシモ! 大声で言わなくても聞こえてるって! いや榎本さんには聞こえてないよ。え? いや、そういう仕組みだから……なに、別れたの喜んでるの?」
「ぐっ」
ガルドは胸が痛い。友人に勘違いさせた挙句、榎本が元カレとなり、やがて「別れて正解だよあんな奴」と噂されるに違いない。良心が痛む。
「いや、そもそもの話が違うんだよ。なぁ相棒」
「あっ」
申し訳なさで青くなっていた顔を上げる。そう、めんじゃこは今回完全な部外者だ。三橋と佐野仁・佐野弓子の間でそう思われていさえすれば良い。だがその前に陽太郎が口を挟む。
「だよな! だって甘桜めんじゃこといえば重度の寄生迷惑プレイヤーでブルーホールにプール出来てるし」
「ん?」
「あの榎本さんが相手にするようなやつじゃないんだよホラ……あっ痛い痛い! 俺は別に佐野みずきちゃんを悪く言ってるんじゃなくてだなぁ!」
その場で羽をばたつかせた陽太郎が、何も無い宙から逃げるよう羽ばたいて部屋を飛びまわる。
「遠隔のタイムラグ付き擬似リアルタイムだってのに、こんな的確に叩いてくるの何なん!? そんな高等技術誰に習った!? お前か、シゲ!」
どうやら陽太郎と林本チヨ子以外に、陽太郎と連絡を取れる人間がまだいるらしい。Aが「日電でもベルベットでもない好意的な人間」と言っていたが、つまりそれが佐野一家と関わり合いがあるかどうかは別問題だ。
「繰り返すが……佐野仁と佐野弓子に接点のある人間には、これから話す話は聞かせられない。三橋の耳にも入って欲しくない。いいか? そっちの……シゲとやらは」
「大丈夫です! ガルドさんの命令ならなんでも聞くって言ってますよ」
「そ、そうか……」
陽太郎は何周かして止まり木に戻ったあと、胸を叩いて得意げに言った。
「つまり、佐野みずきちゃんは寄生ロールプレイにハマってるけど本当は良い子で、そうなった原因がご両親への反抗、ってことですね!」
「ち、違……」
「遠からず、だな! 承諾無しでテテロ売っちまうような人だ。反抗のひとつやふたつ……」
「ちゃちゃ入れるな榎本」
「え、テテロを売る!? うわーそりゃとんでもない!」
「だろぉ? とまぁ冗談はさておき」
「え、嘘なんすか」
「いやテテロ売却は本当だけど」
「うがぁ~なんて鬼畜な所業! マネーと交換していいもんじゃないっすよぉ~」
「ほらテテロの価値なんかパンピーには分かるわけねぇって、なぁ?」
「佐野みずきは!」
込めた決意が少し大きな声になって出た。
ガルドはさまざまな経験を超え、大人になった。嘘に嘘を重ねてきたことに反省し、一番譲れない両親への身バレ以外はある程度妥協しなければならないと方針を改めている。だが、言うのは初めてだ。これで嫌われることも、友人を無くすことも有り得ると覚悟している。だが、そうなったことはない。
「佐野みずきは……」
どんな顔をするだろう。目の前の陽太郎は快くAの代打をしてくれなくなるかもしれない。通信越しで聴いているらしい林本は、佐野の友人を辞めるどころか、クラスの友人中に言いふらして回るかもしれない。
だが、いいのだ。ガルドは隣を見る。榎本が目を閉じて微笑みながら次の言葉を待っている。相棒はあの日、秋葉原で笑ってくれた。もうそれでいいのだ。
「自分だ」
陽太郎の方を向く。
「林本に……ごめん、と」
「え……えっと」
「両親には言わないでほしい。父に筒抜けになるから、三橋にも。ここで元気にしてるから……」
「ま、待ってください。ガルドさん、ガルドさんって……あの、ロンベルで、大剣一筋で」
「あぁ」
「初心者に優しくて、野良の俺らを一週間もキャリーし続けてくれて」
「……む?」
「クニが進路相談したとき、数日かけて別ゲーのOB引っ張ってきてくれたり」
「あぁ、あの時の」
覚えがある。当時のガルドは進路など先の先のことで、良いアドバイスなど出来なかったのだ。ならば、とひとづてに希望校の卒業生を探した。数日かかったがフルダイブゲーマー界隈など狭い世界だ。ガルドの名前も知れており、顔の広い榎本や別タイトルに精通しているジャスティン、そしてダントツの知名度を誇るベルベットの協力もあってあっさり引き込めたのだ。
「大したことはしてない」
「めっ、面倒見が良くて……嫌なことは言わないし……なにしろ強くて、イジメは許さない正義漢で……嫌われても誤解されてもいい、誰かが見ていてくれるからって」
「ん……」
記憶にはないが、自分はそんなことを言ったのだろう。だが今のガルドは誤解されるのが怖い。めんじゃこ絡みの誤解は榎本に迷惑をかける。
「だ……誰かを、庇って、そんなことを?」
「いや、自分が佐野みずきだ」
「ガルドさん優しいから」
「そんなことはない」
「ほらその言い方! ガルドさんのまんまだ! ハヤシモーと同い年とは思えないし!」
「だよなぁー」
「ハッ!? 榎本さんと付き合ってるのはめんじゃこじゃなくてガルドさん!?」
「え」
陽太郎は止まっている木から落ちそうになるほど動揺している。羽を広げてバランスをとり元に戻るが、思わず「ぐわっ」とアヒル声が出た。
「……おーよ、納得だろ?」
「え?」
「三橋のやつが勝手にめんじゃこだと勘違いしただけで、コイツは嘘なんてついてねぇよ」
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