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始まり -暖輝視点-
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「へっくしゅ!」
(ヤバイ、やってしまった、、、)
ここ、私立彗徳学園は中等部と高等部からなる中高一貫校だ。一学年8クラスで、地元ではかなりのマンモス校だ。
そのマンモス校の生徒が殆ど集まっている一学期の始業式、今まで校歌をうたっていたが、香坂暖輝は花粉症によるくしゃみが堪えきれず、今しがた歌が終わり、伴奏に入ったところで、思いの外大きいくしゃみにより、全校生徒と言っても過言出ない程の視線を集めていた。
(花粉症の俺には辛いだけの春、、、
いやいや、今年こそは凛華に思いをぶつけるんだ!っていうか、今のくしゃみ絶対に凛華に笑われる、、、
はぁ、、、)でも、まあ、ね。
(凛華の笑顔が見れるならそれはそれでいっか、、、)
校歌斉唱が終わり、始業式自体が終わると、彗徳学園ではクラス分けが発表され、その後「遅咲きの桜」と呼ばれる桜の木の下で、写真を撮るのが毎年の恒例となっていた。
「え~では~、3年生から順に元2年生のクラスごとに、3学年専用校舎前の掲示板に貼られているクラス表を見て、その後各クラスに移動しHRを行ってください。」
3年主任の先生のこの言葉で、始業式はおわった。
「はぁ~つっかれた~」
「暖輝ぃ、さっきのくしゃみ大丈夫?笑」と、幼稚園から一緒の真宮秋葉(まみやあきは)が早速声をかけてきた。
「や~まじで今年の花粉はえぐいね。ちょ、花粉症の薬ちょーだい?」
と暖輝が調子に乗って答えると、
「高三にもなるんだから自分で買ってきなよ!あ、そいえばさ、クラス発表さ、その、、、」
(あれ?秋葉ってこんなんだったっけ?)
去年までとは明らかに何かがおかしい、、、
去年までの秋葉は、なんというか、こう、もっと、、、普通に話してなかったっけ??
「ん?クラス発表がどしたんだよ」
去年までとは明らかに違う秋葉の態度に不審を抱きつつ、暖輝は尋ねた。
「えっと、だから、その、、、」
「??」
「、、、、、、」
「????」
「・・・・・・・ぃ?」
「へ?」
顔を真っ赤に染めながらやっと出てきたと思った言葉は小さすぎて聞こえなかった。
「、、、っだから!クラス発表一緒に見に行かない?!」
「ちょ、秋葉!声がでかい!」
慌てて俺は、秋葉にしー!っとした。
「あ、ご、ごめん、、、」
秋葉は顔をまっかにしながらあやまった。
「それにしても、どうして今年だけ?」
「え?そ、そりゃ、、、さ、最後のクラス替えだからよ!うん。」
(あ~なるほど)
「あ~じゃあ、見に行くか」
「え、ほんと?嬉しい!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
3学年専用校舎前に貼ってあったクラス表を前に、暖輝は驚きと喜びを隠しきれなかった。
(いぃよっしゃぁぁぁぁぁあ!!!!)
大喜びする隣の秋葉も同じように喜んでいた。
(最後の年が、凛華と一緒でほんとに良かった!!)
出会いと別れの季節である春。暖輝にとっては、前者は凛華に一目惚れしてからずっと来なかったが、高校生活最後の年に、ようやく願いがかなったのであった。
(ヤバイ、やってしまった、、、)
ここ、私立彗徳学園は中等部と高等部からなる中高一貫校だ。一学年8クラスで、地元ではかなりのマンモス校だ。
そのマンモス校の生徒が殆ど集まっている一学期の始業式、今まで校歌をうたっていたが、香坂暖輝は花粉症によるくしゃみが堪えきれず、今しがた歌が終わり、伴奏に入ったところで、思いの外大きいくしゃみにより、全校生徒と言っても過言出ない程の視線を集めていた。
(花粉症の俺には辛いだけの春、、、
いやいや、今年こそは凛華に思いをぶつけるんだ!っていうか、今のくしゃみ絶対に凛華に笑われる、、、
はぁ、、、)でも、まあ、ね。
(凛華の笑顔が見れるならそれはそれでいっか、、、)
校歌斉唱が終わり、始業式自体が終わると、彗徳学園ではクラス分けが発表され、その後「遅咲きの桜」と呼ばれる桜の木の下で、写真を撮るのが毎年の恒例となっていた。
「え~では~、3年生から順に元2年生のクラスごとに、3学年専用校舎前の掲示板に貼られているクラス表を見て、その後各クラスに移動しHRを行ってください。」
3年主任の先生のこの言葉で、始業式はおわった。
「はぁ~つっかれた~」
「暖輝ぃ、さっきのくしゃみ大丈夫?笑」と、幼稚園から一緒の真宮秋葉(まみやあきは)が早速声をかけてきた。
「や~まじで今年の花粉はえぐいね。ちょ、花粉症の薬ちょーだい?」
と暖輝が調子に乗って答えると、
「高三にもなるんだから自分で買ってきなよ!あ、そいえばさ、クラス発表さ、その、、、」
(あれ?秋葉ってこんなんだったっけ?)
去年までとは明らかに何かがおかしい、、、
去年までの秋葉は、なんというか、こう、もっと、、、普通に話してなかったっけ??
「ん?クラス発表がどしたんだよ」
去年までとは明らかに違う秋葉の態度に不審を抱きつつ、暖輝は尋ねた。
「えっと、だから、その、、、」
「??」
「、、、、、、」
「????」
「・・・・・・・ぃ?」
「へ?」
顔を真っ赤に染めながらやっと出てきたと思った言葉は小さすぎて聞こえなかった。
「、、、っだから!クラス発表一緒に見に行かない?!」
「ちょ、秋葉!声がでかい!」
慌てて俺は、秋葉にしー!っとした。
「あ、ご、ごめん、、、」
秋葉は顔をまっかにしながらあやまった。
「それにしても、どうして今年だけ?」
「え?そ、そりゃ、、、さ、最後のクラス替えだからよ!うん。」
(あ~なるほど)
「あ~じゃあ、見に行くか」
「え、ほんと?嬉しい!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
3学年専用校舎前に貼ってあったクラス表を前に、暖輝は驚きと喜びを隠しきれなかった。
(いぃよっしゃぁぁぁぁぁあ!!!!)
大喜びする隣の秋葉も同じように喜んでいた。
(最後の年が、凛華と一緒でほんとに良かった!!)
出会いと別れの季節である春。暖輝にとっては、前者は凛華に一目惚れしてからずっと来なかったが、高校生活最後の年に、ようやく願いがかなったのであった。
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