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1章
3話 自分の身体を把握しよう。
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「ある程度は解って頂けましたか?」
「あー、うんそうだな、でもまだ撫子がなんで俺をお兄様と呼ぶのかが解らない。日記にはそこまで書いてなかった。」
「別の、続きの日記が有るんです、今お持ちします。」
「あっ!ちょっと待って正直もう読むの疲れたからさ、口頭で説明してくれよ。」
そう、俺はもうだいぶ疲れていた。精神的に、俺がまるで小説の主人公の様だと、そう思っていたのだが、主人公とメインヒロインは父と母だった訳だ。うーん。
撫子はベッドから少し腰を浮かせた、しかし俺の声を聞くとすぐスカートの裾を手で治し、
ニッコリと微笑むとまたベッドに座り直す、
いや、なんかさっきより近くなってないか?
「な、なあ、さっきより近づいて無いか?」
「お兄様を100年もお待ちしたのですから、この程度の役得は許されるかと思います。」
「しかしだな、初めてあった訳だしそんなに懐かれる理由が解らない。」
「その辺りの理由も説明いたしますね。」
また、微笑むと撫子は話し始めた。聞けば、俺自身が、元の体ではなくこちらの世界の新しい体だそうだ、
まず転生の場合、新しい体に自我が芽生える前に転生が為されるらしい。
だからただ転生させただけでは転生陣から最も近い条件のあった体、つまり、ギリギリ生として生まれる瞬間自我が薄ければ薄いほど完全に近い形で転生が成されるらしい、そんな都合よく俺が死ぬタイミングで赤ん坊が生まれる訳じゃ無い。
母達はホムンクルス、いやクローンか、それを作り、俺を最後に見た7歳時点の体まで成長させ、転生させる俺の体として作り上げたらしい。
では、撫子はなんなのか、彼女は、母が俺の転生がいつ成されるか解らない為に。父さんが死んだ後、
俺の為に作りあげた、母のクローンだと言う事だ、
だが、母と言うわけでは無く母の遺伝子に改変を加えて生まれたクローン、遺伝子的にはむしろ母の姉妹に近いのかも知れないとの事だった。
そして、記憶以外の母の知識の一部、価値観、考え方、俺への愛情を与えられている為にこう言う感じになったみたいだ。
撫子は0歳の時点から、きちんと育てられた為、母を母と想い育った様だった。
まあ、確かに、俺より後に生まれた母の子なら、俺の妹になるのかも知れない。
しかし、話し方がなんとも堅苦しい、どうにかならないもんかな。
「なあ、大体解ったんだけどさ。撫子のその話し方はなんとかならないかな。妹は実際そんな話し方はしないだろ?」
「そう言われましても、ではせめて呼び方を少し砕いて兄様と………」
「んーまあ、あんまり変わってない気もするが。おいおい慣れていけばいいかな。でだ、
7歳時点の体ってのは解った。たださ俺まだ、自分の体がどんなんか理解できてないんだ。」
「では、そちらの姿見で確認しましょう。兄様どうぞこちらへ。」
促されて、俺は鏡の前に移動する。その前にはあどけない顔、伸びきった白く透き通る髪の毛、灰色の瞳。
耳は普通だ。父の遺伝が出たんだろうか?
背は130程だろうか、7歳って事だしな、こんなもんだろ。
「なあ、父さんや、母さんは白髪だったのか?」
「いえ、母様、エルフは決まって色の濃淡は有りますが金色の髪の毛です。父様は、濃いブラウンの髪でした、人族には金色、茶系、しかありません、ごく稀にアルビノと呼ばれる白髪が生まれることもある様ですが。」
「あー、じゃあ俺はそのアルビノってやつなのか?」
「いえ、そう言うわけでは有りません、兄様のその色は獣人族、白狼種のものだと思われます。」
「は?んんっ?」
「兄様は、人種の父様、エルフの母様、獣人族の白狼種、竜人族の龍人の遺伝子を受け継いでいます。」
「んんん!?なんでまたそんな事になってるんだ?」
「はい、前提として、まず人種、妖精族、獣人族、龍人族、魔族では殆どの確率で、子を作る事は出来ません遺伝子が2つ均等に混ざらなければ子は出来ない。実際、何度も奥方様や、母様と試した・・・そうですが子を成す事には至りませんでした。そして、父様と母様は兄様の新しい体は丈夫にと、お望みになりました。ですので、獣人族、龍人族の仲間にお願いし、いえ、お願いされて、が正しいでしょうか、4つの遺伝子を得た子、兄様の体を作る事にしたのです。」
「お願いされてってなんだよ。」
「獣人族、龍人族の方々は、父様の妻と成られた方々でしたので。2人の子供である兄様の体になるのであれば、私達の子にもなるのだからと。そう仰られたそうです。」
親父いいいいいいっ!ハーレムかよ親父!これじゃマジで主人公じゃねーかよ親父!
「あー、うんそうだな、でもまだ撫子がなんで俺をお兄様と呼ぶのかが解らない。日記にはそこまで書いてなかった。」
「別の、続きの日記が有るんです、今お持ちします。」
「あっ!ちょっと待って正直もう読むの疲れたからさ、口頭で説明してくれよ。」
そう、俺はもうだいぶ疲れていた。精神的に、俺がまるで小説の主人公の様だと、そう思っていたのだが、主人公とメインヒロインは父と母だった訳だ。うーん。
撫子はベッドから少し腰を浮かせた、しかし俺の声を聞くとすぐスカートの裾を手で治し、
ニッコリと微笑むとまたベッドに座り直す、
いや、なんかさっきより近くなってないか?
「な、なあ、さっきより近づいて無いか?」
「お兄様を100年もお待ちしたのですから、この程度の役得は許されるかと思います。」
「しかしだな、初めてあった訳だしそんなに懐かれる理由が解らない。」
「その辺りの理由も説明いたしますね。」
また、微笑むと撫子は話し始めた。聞けば、俺自身が、元の体ではなくこちらの世界の新しい体だそうだ、
まず転生の場合、新しい体に自我が芽生える前に転生が為されるらしい。
だからただ転生させただけでは転生陣から最も近い条件のあった体、つまり、ギリギリ生として生まれる瞬間自我が薄ければ薄いほど完全に近い形で転生が成されるらしい、そんな都合よく俺が死ぬタイミングで赤ん坊が生まれる訳じゃ無い。
母達はホムンクルス、いやクローンか、それを作り、俺を最後に見た7歳時点の体まで成長させ、転生させる俺の体として作り上げたらしい。
では、撫子はなんなのか、彼女は、母が俺の転生がいつ成されるか解らない為に。父さんが死んだ後、
俺の為に作りあげた、母のクローンだと言う事だ、
だが、母と言うわけでは無く母の遺伝子に改変を加えて生まれたクローン、遺伝子的にはむしろ母の姉妹に近いのかも知れないとの事だった。
そして、記憶以外の母の知識の一部、価値観、考え方、俺への愛情を与えられている為にこう言う感じになったみたいだ。
撫子は0歳の時点から、きちんと育てられた為、母を母と想い育った様だった。
まあ、確かに、俺より後に生まれた母の子なら、俺の妹になるのかも知れない。
しかし、話し方がなんとも堅苦しい、どうにかならないもんかな。
「なあ、大体解ったんだけどさ。撫子のその話し方はなんとかならないかな。妹は実際そんな話し方はしないだろ?」
「そう言われましても、ではせめて呼び方を少し砕いて兄様と………」
「んーまあ、あんまり変わってない気もするが。おいおい慣れていけばいいかな。でだ、
7歳時点の体ってのは解った。たださ俺まだ、自分の体がどんなんか理解できてないんだ。」
「では、そちらの姿見で確認しましょう。兄様どうぞこちらへ。」
促されて、俺は鏡の前に移動する。その前にはあどけない顔、伸びきった白く透き通る髪の毛、灰色の瞳。
耳は普通だ。父の遺伝が出たんだろうか?
背は130程だろうか、7歳って事だしな、こんなもんだろ。
「なあ、父さんや、母さんは白髪だったのか?」
「いえ、母様、エルフは決まって色の濃淡は有りますが金色の髪の毛です。父様は、濃いブラウンの髪でした、人族には金色、茶系、しかありません、ごく稀にアルビノと呼ばれる白髪が生まれることもある様ですが。」
「あー、じゃあ俺はそのアルビノってやつなのか?」
「いえ、そう言うわけでは有りません、兄様のその色は獣人族、白狼種のものだと思われます。」
「は?んんっ?」
「兄様は、人種の父様、エルフの母様、獣人族の白狼種、竜人族の龍人の遺伝子を受け継いでいます。」
「んんん!?なんでまたそんな事になってるんだ?」
「はい、前提として、まず人種、妖精族、獣人族、龍人族、魔族では殆どの確率で、子を作る事は出来ません遺伝子が2つ均等に混ざらなければ子は出来ない。実際、何度も奥方様や、母様と試した・・・そうですが子を成す事には至りませんでした。そして、父様と母様は兄様の新しい体は丈夫にと、お望みになりました。ですので、獣人族、龍人族の仲間にお願いし、いえ、お願いされて、が正しいでしょうか、4つの遺伝子を得た子、兄様の体を作る事にしたのです。」
「お願いされてってなんだよ。」
「獣人族、龍人族の方々は、父様の妻と成られた方々でしたので。2人の子供である兄様の体になるのであれば、私達の子にもなるのだからと。そう仰られたそうです。」
親父いいいいいいっ!ハーレムかよ親父!これじゃマジで主人公じゃねーかよ親父!
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