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1章 春
悲劇
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六月下旬、この日、悲劇が起きた。
ジェイボー、という私たちが乗りなれていたもので。
❀❀❀
「ねー、由衣。コンビニ行こー!」
「うん、いいよ!」
杏の家で遊んでいた私は、杏の誘いに二つ返事で快諾した。そして、杏がすぐさま
行く支度をし、ジェイボーに乗って、コンビニに行くはずだった。
杏の家から、コンビニに行くには、坂を上って下るということをしないといけない。
だけど、私は急な坂をジェイボーで乗ることはできない。だから、ジェイボーの
上に座って坂を下っていた。だからなのか、杏の少し後ろに私はいた。
「杏、立って乗ってて怖くないの?」
「怖くないよー!」
杏の返事に私がそうなんだと思っていると、曲がり角に出た。ここを曲がれば、
信号機があり、渡って行くとコンビニだ。
あと、もう少しで着く!!
坂が緩やかになり、私はジェイボーに立って乗った。そのまま、信号機の前で
ジェイボーから降りるそう思っていた。だけど、それが叶わなかったのは、由衣の
前にいる杏がジェイボーから降りるとき、失敗したからであろう。
「杏っ!!大丈夫!?」
地面に座り込み、右手を押さえる杏を見て、由衣はジェイボーから飛び降りた。
「由衣、手首が・・・」
「と、とりあえず、こっちに移動しよ?」
道路に座り込んでは、車が来たときに危ない、そう考え、私は杏を道路わきに
座らせた。けれど、その間、杏はずっと右手首を押さえていて、痛いと言っている。
これはただ事ではないと、私は杏の言動から感じた。
「杏、お母さん呼んでくるから」
頷く杏を見届け、私はおばあちゃんの家に向かって走り出した。
ジェイボー、という私たちが乗りなれていたもので。
❀❀❀
「ねー、由衣。コンビニ行こー!」
「うん、いいよ!」
杏の家で遊んでいた私は、杏の誘いに二つ返事で快諾した。そして、杏がすぐさま
行く支度をし、ジェイボーに乗って、コンビニに行くはずだった。
杏の家から、コンビニに行くには、坂を上って下るということをしないといけない。
だけど、私は急な坂をジェイボーで乗ることはできない。だから、ジェイボーの
上に座って坂を下っていた。だからなのか、杏の少し後ろに私はいた。
「杏、立って乗ってて怖くないの?」
「怖くないよー!」
杏の返事に私がそうなんだと思っていると、曲がり角に出た。ここを曲がれば、
信号機があり、渡って行くとコンビニだ。
あと、もう少しで着く!!
坂が緩やかになり、私はジェイボーに立って乗った。そのまま、信号機の前で
ジェイボーから降りるそう思っていた。だけど、それが叶わなかったのは、由衣の
前にいる杏がジェイボーから降りるとき、失敗したからであろう。
「杏っ!!大丈夫!?」
地面に座り込み、右手を押さえる杏を見て、由衣はジェイボーから飛び降りた。
「由衣、手首が・・・」
「と、とりあえず、こっちに移動しよ?」
道路に座り込んでは、車が来たときに危ない、そう考え、私は杏を道路わきに
座らせた。けれど、その間、杏はずっと右手首を押さえていて、痛いと言っている。
これはただ事ではないと、私は杏の言動から感じた。
「杏、お母さん呼んでくるから」
頷く杏を見届け、私はおばあちゃんの家に向かって走り出した。
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