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1章 春
非声
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「お母さんっ!!来て!!杏が大変っ!!」
私の悲声な叫びが、おばあちゃんの家に響く。しばらくして、お母さんがなにごとか
と足早に出てきた。由衣は、ついさっきのできごとを話し、おばあちゃんの家を
飛び出した。はぁはぁと息を切らしながら、杏のもとへと駆け寄る。
杏は、腕を押さえ、痛いとずっと言っていた。その後、お母さんがやってきて、
私たちは、おばあちゃんの家へと戻った。杏が右腕を動かすと
「痛い、痛いっ・・・!!」
そう言うため、腕の下にタオルを置いた。お母さんが、杏のお母さんに電話をする。
杏のお母さんが来るまで、私は杏を見守ることしかできなかった。
頭の中で、ずっと考えていた。私が杏の誘いに、いいよと言わなかったら。
ジェイボーなんかで行かなかったら。こんなことには、ならなかっただろう。
❀❀❀
しばらくして、杏のお母さんが車で迎えに来た。
杏はこのまま、病院に行く。杏が車に乗り、車の姿が見えなくなるまで、私は
言葉が出なかった。車が見えなくなって、おばあちゃんは言った。
「骨折じゃなければ、いいんだけどねぇ・・・」
「!?」
その言葉に、私は反応した。ねんざくらいにしか、思っていなかったからだ。
そっか・・・。骨折って可能性もあるんだ・・・。
私はなんだか、心に大きな穴がぽっかり開いたような気分になった。
どうして、杏がこんなことになったのか。
そんな思いが頭の中を、ぐるぐると駆け巡っていた。
私の悲声な叫びが、おばあちゃんの家に響く。しばらくして、お母さんがなにごとか
と足早に出てきた。由衣は、ついさっきのできごとを話し、おばあちゃんの家を
飛び出した。はぁはぁと息を切らしながら、杏のもとへと駆け寄る。
杏は、腕を押さえ、痛いとずっと言っていた。その後、お母さんがやってきて、
私たちは、おばあちゃんの家へと戻った。杏が右腕を動かすと
「痛い、痛いっ・・・!!」
そう言うため、腕の下にタオルを置いた。お母さんが、杏のお母さんに電話をする。
杏のお母さんが来るまで、私は杏を見守ることしかできなかった。
頭の中で、ずっと考えていた。私が杏の誘いに、いいよと言わなかったら。
ジェイボーなんかで行かなかったら。こんなことには、ならなかっただろう。
❀❀❀
しばらくして、杏のお母さんが車で迎えに来た。
杏はこのまま、病院に行く。杏が車に乗り、車の姿が見えなくなるまで、私は
言葉が出なかった。車が見えなくなって、おばあちゃんは言った。
「骨折じゃなければ、いいんだけどねぇ・・・」
「!?」
その言葉に、私は反応した。ねんざくらいにしか、思っていなかったからだ。
そっか・・・。骨折って可能性もあるんだ・・・。
私はなんだか、心に大きな穴がぽっかり開いたような気分になった。
どうして、杏がこんなことになったのか。
そんな思いが頭の中を、ぐるぐると駆け巡っていた。
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