胡蝶小学校のちょっとえっちな日常

シャープローズ

文字の大きさ
3 / 3
日常編

こうき君

しおりを挟む
放課後の体育館の隅で、こうきはちょっとした出来心で言ってしまった。
「かくれんぼなら、絶対ぼく見つからないけどね」

その言葉に反応したのは、近くで遊んでいた3年生のえみたちだった。
「ほんとに~?」
「こうき君、強そうだけど逃げるの遅そう!」

えみ、かなえ、みずほ、ゆか、みゆ、ことり、なぎさ、ゆみこ。
気づけば、こうきの周りには8人の3年生が集まっていた。

「じゃあ勝負ね!」
なぎさが元気よく言う。
「負けたら罰ゲーム!」

「いいよ!」
こうきは余裕そうに笑った。

しかし――
数分後。

「見つけたー!」
「ここにいた!」

ロッカーの裏に隠れていたこうきは、あっという間に発見されてしまった。
「えっ、早すぎない!?」

「5年生でも見つかるときは見つかるの!」
ゆかが得意げに言う。

「じゃあ罰ゲームね~」
えみがにこにこしながら近づいてきた。
その笑顔を見て、こうきは一歩後ずさる。

「ちょ、ちょっと待って……まさか……」

「くすぐりの刑でーす!」

「えええ!?」
逃げようとした瞬間、
「つかまえた!」
左右から腕を軽く押さえられた。

「うわっ、ちょっと!」
こうきは慌てて体をよじるが、周りは完全に包囲状態。

「いくよ~」
ことりがそっと脇腹をくすぐる。

「ひゃっ! や、やめろって!」
思わず声が裏返る。

次の瞬間、
「こっちはどう?」
「足も弱そう!」
あちこちから指が近づいてくる。

「ちょ、まっ……あはははは!」
こうきは一気に笑い崩れた。
「やめて! くすぐったいって!」

「5年生でもくすぐり弱いんだ~!」
みずほが楽しそうに笑う。

「ほらほら~」
「逃げられないよ~」

「だ、だめだって……! あははっ!」
肩をすくめ、体を丸めるこうき。
全身を守ろうとするけれど、くすぐりの手は止まらない。

「降参する?」
ゆみこが聞く。

「する! するからやめてくれ~!」
涙目で笑いながら必死にうなずく。

その様子を見て、みんなはぱっと手を止めた。
「はーい、終了!」

「はぁ……はぁ……」
こうきは床に座り込み、息を整える。
顔は真っ赤で、まだ笑いが少しこみ上げてくる。

「3年生、強すぎだろ……」

えみたちは顔を見合わせて、くすっと笑った。
「こうき君が強がるからだよ」
「でも面白かったね!」

こうきはくすぐられて苦しかったが、嫌ではなかった。
むしろ、またくすぐられてもいいかなと不思議な感覚に陥っていた。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

処理中です...