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12話、ストーンフラワー(1)
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「ストーンフラワーってなに?」
(前世のわたしでも聞いたことのないモンスターだわ、名前の通りなら岩でできてる花とか?)
「ボクもよく知らないけど、ジャイアントスコーピオンより強いらしいよ? 戦ってみたいなぁ」
クエストボードを眺め聞くリリの問いかけに、ラーナが明るく言う。
(怖っ! わたしは会いたくないんですけどー!)
そこには新しく張り出された張り紙に大きく危険と書いてある。
近くの岩石帯で、王都ハプスベルグへと向かう商人キャラバンに壊滅的な被害出たらしい。
「うーん、ただの注意かぁ、ボク行きたかったなぁ」
ガッカリとしたように項垂れるラーナに、リリは少しだけ呆れたように首を横に振った。
(ラーナったら、相変わらずのバーサーカーっぷりね)
「そうかー残念だー」
リリはやる気なく、明らかな棒読みで答えた。
そんな対象的な反応を示す二人を受付から呼びつける大きな声が響く
「お嬢ちゃん達、ちょっと来てくれー」
二人は顔を見合わせたあと、直ぐに受付へ向かった。
「ストーンフラワーの注意書き見てたろ?」
「見てたわよ? わたし達も気をつけなきゃなぁって話してたの、危険なとこには近づく気は無いけどね」
空気を察したリリは、話を逸らそうとする。
「討伐に行ってくれないか?」
しかし、アンは気にせず唐突に本題を話し出した。
(あぁ!! やっぱりー)
リリはすぐさま返事を返した。
「ぜぇーったいに嫌っ! あそこで飲んだくれてる適当なやつ当てがっとけばいいじゃない」
「でもなぁ……」
「やーだー、いーきーたーくーなーいー」
リリは駄々をこね、一向にやる気を見せない。
「それがなぁ、ご指名なんだ」
「指名? わたし達に? あり得なくない?」
「こっちだって面倒くさいったらありゃしない、本当なら断りたいぐらいなんだ!」
「じゃあ断りなさいよ! それがアンの仕事でしょ?」
「これを見て見ろよ、ほらっ」
アンは言い捨て、一枚の紙を無造作に投げ捨てた。
(じゃあ断ってよー、いやだよー、ダラダラしたーい、怖いことしたくなーい)
リリは目を向けもしない、文字が読めないのでなおさらに見る気がないのだ。
代わりにラーナが手に取り読み上げた。
「えーっと、一番の手練を指名、早急な対応と解決を求む」
(それでラーナに頼むのか、金級冒険者は出払ってるって言ってたしね)
「期限は2日、報酬は銅貨50枚」
「っえ!? ボッタクリじゃない? 50枚じゃあエール一樽ぐらいよね?」
「小遣い稼ぎには丁度いいだろ?」
ふぅーんと声を漏らし、アンを見るラーナ。
(裏事情でもあるの? 巻き込まれたくないんだけどー)
「ストーンフラワーはサンドワーム程の危険もないから、嬢ちゃん達なら余裕だろ?」
「何体居るの?」
ラーナがアンに聞き返す、キラキラした目で興味津々だ。
「確認できただけで5体だな、ラーナ嬢ちゃんもやる気だし受注しとくな!」
「ちょっと待って!!」
有無を言わせずアンはハンコを押した、そして追加で情報を話す。
「お貴族様からのお達しでな、悪いな」
アンは手を前に出し謝るようなポーズを取るが、申し訳なさそうに見えない。
「行こうリリ、ここなら歩きで行けるよ」
リリはアンに反論しようとしていたが、腰から抜いたナイフの状態を確認しているラーナを見て諦めた。
「はぁ~~、ほぼタダ働きじゃない」
「まぁまぁ、なんとかなるって」
「ラーナは戦いたいだけでしょ?」
「まぁねー!」
「……わたし、イヴァを呼んでくるわ」
「オッケー、どんなモンスターか楽しみだなぁ」
ビビはナイフを軽く回し、上に投げると腰に戻した。
昼からソフィアと酒盛りをしているであろうイヴァを探し、リオはフワフワとギルドの奥へと向かった。
(いつもいつも昼から飲んだくれて……羨ましい! わたしもダラダラしたいー、イケメンのお酌でお酒飲みたいー!)
(前世のわたしでも聞いたことのないモンスターだわ、名前の通りなら岩でできてる花とか?)
「ボクもよく知らないけど、ジャイアントスコーピオンより強いらしいよ? 戦ってみたいなぁ」
クエストボードを眺め聞くリリの問いかけに、ラーナが明るく言う。
(怖っ! わたしは会いたくないんですけどー!)
そこには新しく張り出された張り紙に大きく危険と書いてある。
近くの岩石帯で、王都ハプスベルグへと向かう商人キャラバンに壊滅的な被害出たらしい。
「うーん、ただの注意かぁ、ボク行きたかったなぁ」
ガッカリとしたように項垂れるラーナに、リリは少しだけ呆れたように首を横に振った。
(ラーナったら、相変わらずのバーサーカーっぷりね)
「そうかー残念だー」
リリはやる気なく、明らかな棒読みで答えた。
そんな対象的な反応を示す二人を受付から呼びつける大きな声が響く
「お嬢ちゃん達、ちょっと来てくれー」
二人は顔を見合わせたあと、直ぐに受付へ向かった。
「ストーンフラワーの注意書き見てたろ?」
「見てたわよ? わたし達も気をつけなきゃなぁって話してたの、危険なとこには近づく気は無いけどね」
空気を察したリリは、話を逸らそうとする。
「討伐に行ってくれないか?」
しかし、アンは気にせず唐突に本題を話し出した。
(あぁ!! やっぱりー)
リリはすぐさま返事を返した。
「ぜぇーったいに嫌っ! あそこで飲んだくれてる適当なやつ当てがっとけばいいじゃない」
「でもなぁ……」
「やーだー、いーきーたーくーなーいー」
リリは駄々をこね、一向にやる気を見せない。
「それがなぁ、ご指名なんだ」
「指名? わたし達に? あり得なくない?」
「こっちだって面倒くさいったらありゃしない、本当なら断りたいぐらいなんだ!」
「じゃあ断りなさいよ! それがアンの仕事でしょ?」
「これを見て見ろよ、ほらっ」
アンは言い捨て、一枚の紙を無造作に投げ捨てた。
(じゃあ断ってよー、いやだよー、ダラダラしたーい、怖いことしたくなーい)
リリは目を向けもしない、文字が読めないのでなおさらに見る気がないのだ。
代わりにラーナが手に取り読み上げた。
「えーっと、一番の手練を指名、早急な対応と解決を求む」
(それでラーナに頼むのか、金級冒険者は出払ってるって言ってたしね)
「期限は2日、報酬は銅貨50枚」
「っえ!? ボッタクリじゃない? 50枚じゃあエール一樽ぐらいよね?」
「小遣い稼ぎには丁度いいだろ?」
ふぅーんと声を漏らし、アンを見るラーナ。
(裏事情でもあるの? 巻き込まれたくないんだけどー)
「ストーンフラワーはサンドワーム程の危険もないから、嬢ちゃん達なら余裕だろ?」
「何体居るの?」
ラーナがアンに聞き返す、キラキラした目で興味津々だ。
「確認できただけで5体だな、ラーナ嬢ちゃんもやる気だし受注しとくな!」
「ちょっと待って!!」
有無を言わせずアンはハンコを押した、そして追加で情報を話す。
「お貴族様からのお達しでな、悪いな」
アンは手を前に出し謝るようなポーズを取るが、申し訳なさそうに見えない。
「行こうリリ、ここなら歩きで行けるよ」
リリはアンに反論しようとしていたが、腰から抜いたナイフの状態を確認しているラーナを見て諦めた。
「はぁ~~、ほぼタダ働きじゃない」
「まぁまぁ、なんとかなるって」
「ラーナは戦いたいだけでしょ?」
「まぁねー!」
「……わたし、イヴァを呼んでくるわ」
「オッケー、どんなモンスターか楽しみだなぁ」
ビビはナイフを軽く回し、上に投げると腰に戻した。
昼からソフィアと酒盛りをしているであろうイヴァを探し、リオはフワフワとギルドの奥へと向かった。
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