異世界探訪!~VRMMOプレイ記~

劉竜

文字の大きさ
76 / 110
第12章

5話~装備の制作・1~

しおりを挟む
 六人それぞれで作る武器や防具を決定したので、自宅に戻り、倉庫から必要な素材を取り出してから街の鍛冶場へ。まず作るのは武器。ええっと、ゴロウが大剣と短剣。メイが杖(合成用)とメイス。シノンが短剣とレイピア。カナが…なんだっけ、杖と片手杖を二本か。で、ミユが杖と金属の棒、レイピア。
 まず最初のは簡単に作る。あくまで形を覚えるために。杖と短剣は以前作ったことがあるけど、他の武器は作ったこと無いからなぁ。
 まず取り掛かるのはレイピア。これは以前作った片手剣を突き攻撃に特化させる形にすれば良いので、幅が大体五センチくらいになるように細くしていく。完成した物は大した能力では無かったので紹介は割愛。ただ一つだけ面白い付与効果があった。相手の弱点にヒットするとダメージがアップするというものだった。そのかわり突き攻撃のみでしか効果は発揮されないが。
 次に作ってみるのは片手杖。以前作った杖が一メートルほどあったので、サイズ的には半分くらいにする。いざとなれば鈍器として使えるように、鉱石を使って作ってみる。トンテンカンと叩いては伸ばし叩いては伸ばしを続け、ある程度薄くなったところで今度は丸い棒にしていく。棒を作り終わったら、今度は上の部分を作る。形としては…ドライバーを逆手に持った形と思って貰った方が早いかな?完成した杖は魔法攻撃だけでなく物理攻撃でも能力の上昇があった。これはメイスとミユ用の杖に使えそうだな。
 お次は大剣。サイズ的には片手剣をでっかくすれば良いのだが…大きさの調整が難しい。使っている鉱石なんかの品質が関係しているのだろうが、なかなか思っている大きさにならない。今一メートル五十センチを目標にやっているのだが、一メートルと三十センチまでは簡単に出来る。しかし、残り二十センチ分がどうしても伸ばせないのだ。
「ダント、大剣をもう少し大きくしたいんだけど、どうしたら良いと思う?」
こういうときはダントに聞くのが一番手っ取り早いので、聞いてみた。
「どのくらいまで大きくしたいんだ?」
このダントの問いには、この世界で使われている巻き尺を使い、「このくらい」と伝える。それを見るや否や、インゴットを溶かして打ち始める。大体二十分後には一メートル五十センチサイズの大剣の刃部分が目の前にあった。
「耀一の打ったものを見せて貰ったが、単なる経験不足だろう。このサイズで何か作るのなら、始めは思いっきり薄くして良い。そうしないとさっきの大きさにはたどり着けないだろう。厚さを出すのはそれから少しずつやっていけば良い」
ダントからの駄目だし+助言を頭の中に叩き込み、ひたすら大剣の刃部分を打つ。十本も打てば二メートルクラスのサイズも打てるようになり、どこを叩けば伸びるのかが感覚的に分かるようになってきた。
 次にするのは厚みを出すことなんだが、ここで一つ思いついた。無理に一種類の金属でやろうとせずに、手入れは大変になるが複数種類の金属を重ね合わせた方が良いのでは?と。実際に試してみると、なかなか良かったようで、重量増加に加え、見た目的にも良いものになった。

試作式結合大剣ATK+七十八(鉄、銅、魔鉱石)
複数の金属を重ね合わせた大剣。中央を重くしているため、総合的な切断力は上がっている。しかし、手入れは大変。
付加効果
振り回しによる重量増加
耐久力+十
重量増加

はい、中々の性能。さっきまで打ってた銅の大剣はたしかATK+四十三だったから、良いくらいの性能アップ。まあ、これでも下から数えるほどのランクの能力なんだけどね。ただ、振り回しによる重量増加が気になる。おそらく遠心力を使って相手を斬るとその勢いで真っ二つみたいなかんじなんだろうか?ただ、そのあとにまた重量増加が付いているのが解せない。おそらくそのまんまの意味なんだろうけど…重量が増えるってことは、扱うのにもそれ相応の筋力がいる。これを持ってるだけで鍛えられそうだが…いや、それはどうでもいい。全く関係の無いことだしな。まあ、盾とランスを使ってる俺でも軽々持てるし、大剣使いは余裕綽々と言ったかんじで持つだろうから、一番良いものを使っても大して重量は増えないだろう。さてと、次に取りかかりますか。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』

KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。 日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。 アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。 「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。 貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。 集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。 そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。 これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。 今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう? ※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは 似て非なる物として見て下さい

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~

さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。 キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。 弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。 偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。 二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。 現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。 はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました

okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~

ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。 休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。 啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。 異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。 これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。

処理中です...