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第169話 空間を繋げる偉大な魔法使いクマちゃん。お疲れなマスター。愛を確かめ合う一人と一匹。
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ルークは彼の問いに「ああ」と答え、彼らに背を向け歩いて行った。
ついてこい、ということだろう。
「なに、この罠っぽい感じの部屋……間違えたらやべーことになりそう」
リオがルーク達のあとを追い、独り言のようにいう。
通り抜けた先は先程までいた部屋と同じ内装で、振り返ると同じ形のドアがずらりと並んでいる。
まさか、罠にかかるともこもこ物件から出られなくなるのでは――。
「同じ畑でとれたからか……?」
眉間に皺を寄せたマスターは顎髭に手をやり、もこもこ物件の不思議な特性について考え「いや、それより他に考えることがある」とそれを放棄した。
◇
彼らが建物から出ると、目の前には鏡面のように自然を映す、美しい湖が広がっていた。
透き通った蝶が、視界をひらひらと横切る。
「すげー。めっちゃ近くなった」
感動したらしいリオのかすれた声が響く。
森の奥地から湖へ戻る時間が、大幅に短縮された。
これなら他の冒険者も戦いに行けるのではないだろうか。
他の冒険者に聞かれれば『問題はそこじゃないんで……』と遠慮されそうなことを考えるリオ。
「素晴らしい――」
氷の紳士は辺りを凍り付かせるほど冷たい美声で、もこもこの起こす奇跡を讃えた。
仕事場から早く戻って来られるということは、愛らしいもこもこを愛でる時間が増えたということだ。
本当に素晴らしいことである。
すぐに行けるのだから何度戻ってきてもいいだろう――。
「ありがとうクマちゃん。君のおかげで仕事が凄く楽になったよ。このお家は、展望台の横に建てたのかな。こちらから見る湖も、とても美しいね」
南国の鳥のような男が吞気なことを言う。
もこもこと過ごす幸せな時間が増え、機嫌が良さそうだ。
彼らに褒められたクマちゃんは両手の肉球をサッと口元に当て、「クマちゃ」と嬉しそうにしている。
「……ああ、そうだな。凄い。凄すぎる。本当に、凄く大変なことだ。……ここと、あそこの花畑に、何人か冒険者を置いた方がいいだろう……」
マスターがぶつぶつともこもこを褒め、遠い目で湖を眺める。
彼は片手で目元を覆うようにこめかみを押さえ、「また会議か……」と若干嫌そうに呟いた。
冒険者を集めるのは彼だが、会議が大好きなわけではない。うっかりな人間がうっかり向こうの家から出てしまったら大変なことになるからだ。
二階に並ぶ扉を客室だと勘違いする人間が一人もいないとは言い切れない。
頭のなかで馬鹿な冒険者達がはしゃいでいる。
『うお。客室全部同じつくり。すげぇ豪華』
『豪華客室でお泊り……! クマちゃんありがと~!』
『すげー。バーあるじゃん。おいお前ら、クマちゃんの花畑で酒飲もうぜ』
『花畑小さくなってね? 温泉どこだ?』
『温泉なら森のどっかにあるっしょ~。見つかったら教えて』
『まかせろ』
『あいつ帰ってくんの遅くね? 絶対一人で入ってるやつじゃん!』
『オレ探してくる~』
『二人とも戻って来ねぇ……やべぇ……これ、まさか…………俺だけ仲間外れなやつ!!』
馬鹿すぎる。何故、こんなに馬鹿なのだろうか。
マスターはもう一度こめかみを揉んだ。
敵がこちらまで来る可能性よりも、馬鹿な冒険者達があちらへ行ってしまう可能性のほうが高いとは――。
忙しいマスターの悩みは尽きない。もこもこが凄すぎて一番大変なのは彼だろう。
離れた空間をイチゴのスティックと、畑で増やせるもこもこ物件で繋いでしまう天才魔法使いを抱えているルークは、愛らしいもこもこを優しく撫で「すげぇな」と褒めるだけで、頭の痛そうなマスターの『会議か……』に視線すら向けない。
彼に褒められ喜ぶもこもこがふんふんふんふん、と小さな黒い湿った鼻を鳴らし、彼の長い指を掴まえようと両手の肉球をふらふらさせている。
時々わざともこもこに捕まり、もこもこの口元を擽っては逃げる、という時間泥棒な遊びを繰り返す彼ら。
時計の針がぶんぶん回っても気にしない一人と一匹。
完全に二人だけの幸せな世界だ。
魅惑の指に逃げられてしまったクマちゃんが「クマちゃ……! クマちゃ……!」と幼く愛らしい声で彼を引き留め、ふんふんふんふん、ふんふんふんふん、と湿った鼻息を熱くしている。
紐のおもちゃを追いかけ『なんですかこの紐は! なんですかこの紐は!』と興奮する猫のように、逃げる指を追う遊びに『クマちゃ!』と本気になってしまったらしい。
本気のクマちゃんである。
「じゃあ俺クマちゃんと遊んで待ってる」
愛らしいもこもこに獲物を狙うような視線を向けていたリオは遠回しに告げた。
『会議には出ません』と。
イチゴ屋根の家を抜けた先に何があるのか、彼は知っている。
今すぐ聞かなければならない情報はないはずだ。
魔王のような男が切れ長の美しい瞳をス――と、会議に出ません男へ流す。
光の蝶が映り込む宝石のような若葉色が、出ません男を無感情に見つめている。
「怖い怖い怖い」
魔王から愛しのもこもこを奪おうと目論む金ぴか勇者の、かすれた声が響いた。
ルークの腕の中から、キュオー、キュオー、という甘えた鳴き声が聞こえる。
時計の針がぶんぶん回る愛の追いかけっこが中断されてしまった悲しみの声だ。
クマちゃんともっと遊んでください、ということだろう。
愛らしいもこもこが猫のようなお手々で、彼の服をカリカリと引っかいている。
赤ちゃんクマちゃんに甘い魔王のような男が、再び長い指でもこもこの口元を擽り出してしまった。
素敵なお花畑に「クマちゃ」と広がる喜びの声。
時間の浪費が始まる合図だ。
リオは心を大型モンスターにして彼の腕の中からもこもこを奪った。
「クマちゃ!」と引き裂かれた一人と一匹の愛。
赤い頭巾の天辺に生えた茎と葉っぱが、悲し気に揺れる。
金髪の男はもこもこを撫でつつ、今から会議の彼らに背を向けた。
ふわふわと彼の手を撫でる最弱肉球パンチ。
「機嫌直してクマちゃん。お菓子作って待ってよー」
リオが可愛いもこもこを仰向けに抱っこすると、つぶらな瞳で彼を見上げる獣の口元が、もふっと膨らんでいるのが見えた。
赤ちゃんなのに我慢強いもこもこが、口を開けたまま頷く。
顎が曲がっている。早すぎる反抗期だろうか。
「何作るんだっけ」
リオがかすれた声で尋ねる。
「クマちゃ」
幼く愛らしい声が彼にお返事をする。
『あまいちゃん』と。
「えぇ……いやあんまり甘いのはちょと……」
仲良しな一人と一匹は仲良くお話ししながら、湖畔の別荘にある食堂を目指す。
ゴリラちゃんを従えたお兄さんも、彼らと共に、ゆったりと歩いて行ってしまった。
「僕もあちらに参加したいのだけれど……」
南国の鳥のような男がチラ、とマスターへ視線を投げる。
一人くらい減っても構わないのでは。
「…………」
真面目な氷の紳士は一瞬悩んだように見えたが、腕を組み、己を律しているようだ。
上位の冒険者が会議を欠席するのは、あまり良いことではない。
リオがもこもこの側に付き、護っているのは皆も知っている。
欠席してもさぼりだと思う人間はいないだろう。
「駄目に決まってんだろ……いいから行くぞ……」
嫌そうな顔をしたマスターがため息交じりに言葉を吐き出す。
森の奥で戦ってきた者の話を他の冒険者にも伝えなければ。
彼が怠そうに歩きつつ展望台から出てきた冒険者に「会議だ。他の奴にも伝えてくれ」と声を掛けると「りょーかいちゃんでーす。マスターまじ会議好きっすね! 俺そういうの、嫌いじゃないっす!」というふざけた答えが返って来た。
頭の血管に負担がかかりそうだ。
クソガキばかりの職場に疲れたマスターは、悟りを開いたような表情で「そうか」と頷き、仕事はできるがもこもこの話しかしない男達と共に、立入禁止区画の奥へと進んで行った。
ついてこい、ということだろう。
「なに、この罠っぽい感じの部屋……間違えたらやべーことになりそう」
リオがルーク達のあとを追い、独り言のようにいう。
通り抜けた先は先程までいた部屋と同じ内装で、振り返ると同じ形のドアがずらりと並んでいる。
まさか、罠にかかるともこもこ物件から出られなくなるのでは――。
「同じ畑でとれたからか……?」
眉間に皺を寄せたマスターは顎髭に手をやり、もこもこ物件の不思議な特性について考え「いや、それより他に考えることがある」とそれを放棄した。
◇
彼らが建物から出ると、目の前には鏡面のように自然を映す、美しい湖が広がっていた。
透き通った蝶が、視界をひらひらと横切る。
「すげー。めっちゃ近くなった」
感動したらしいリオのかすれた声が響く。
森の奥地から湖へ戻る時間が、大幅に短縮された。
これなら他の冒険者も戦いに行けるのではないだろうか。
他の冒険者に聞かれれば『問題はそこじゃないんで……』と遠慮されそうなことを考えるリオ。
「素晴らしい――」
氷の紳士は辺りを凍り付かせるほど冷たい美声で、もこもこの起こす奇跡を讃えた。
仕事場から早く戻って来られるということは、愛らしいもこもこを愛でる時間が増えたということだ。
本当に素晴らしいことである。
すぐに行けるのだから何度戻ってきてもいいだろう――。
「ありがとうクマちゃん。君のおかげで仕事が凄く楽になったよ。このお家は、展望台の横に建てたのかな。こちらから見る湖も、とても美しいね」
南国の鳥のような男が吞気なことを言う。
もこもこと過ごす幸せな時間が増え、機嫌が良さそうだ。
彼らに褒められたクマちゃんは両手の肉球をサッと口元に当て、「クマちゃ」と嬉しそうにしている。
「……ああ、そうだな。凄い。凄すぎる。本当に、凄く大変なことだ。……ここと、あそこの花畑に、何人か冒険者を置いた方がいいだろう……」
マスターがぶつぶつともこもこを褒め、遠い目で湖を眺める。
彼は片手で目元を覆うようにこめかみを押さえ、「また会議か……」と若干嫌そうに呟いた。
冒険者を集めるのは彼だが、会議が大好きなわけではない。うっかりな人間がうっかり向こうの家から出てしまったら大変なことになるからだ。
二階に並ぶ扉を客室だと勘違いする人間が一人もいないとは言い切れない。
頭のなかで馬鹿な冒険者達がはしゃいでいる。
『うお。客室全部同じつくり。すげぇ豪華』
『豪華客室でお泊り……! クマちゃんありがと~!』
『すげー。バーあるじゃん。おいお前ら、クマちゃんの花畑で酒飲もうぜ』
『花畑小さくなってね? 温泉どこだ?』
『温泉なら森のどっかにあるっしょ~。見つかったら教えて』
『まかせろ』
『あいつ帰ってくんの遅くね? 絶対一人で入ってるやつじゃん!』
『オレ探してくる~』
『二人とも戻って来ねぇ……やべぇ……これ、まさか…………俺だけ仲間外れなやつ!!』
馬鹿すぎる。何故、こんなに馬鹿なのだろうか。
マスターはもう一度こめかみを揉んだ。
敵がこちらまで来る可能性よりも、馬鹿な冒険者達があちらへ行ってしまう可能性のほうが高いとは――。
忙しいマスターの悩みは尽きない。もこもこが凄すぎて一番大変なのは彼だろう。
離れた空間をイチゴのスティックと、畑で増やせるもこもこ物件で繋いでしまう天才魔法使いを抱えているルークは、愛らしいもこもこを優しく撫で「すげぇな」と褒めるだけで、頭の痛そうなマスターの『会議か……』に視線すら向けない。
彼に褒められ喜ぶもこもこがふんふんふんふん、と小さな黒い湿った鼻を鳴らし、彼の長い指を掴まえようと両手の肉球をふらふらさせている。
時々わざともこもこに捕まり、もこもこの口元を擽っては逃げる、という時間泥棒な遊びを繰り返す彼ら。
時計の針がぶんぶん回っても気にしない一人と一匹。
完全に二人だけの幸せな世界だ。
魅惑の指に逃げられてしまったクマちゃんが「クマちゃ……! クマちゃ……!」と幼く愛らしい声で彼を引き留め、ふんふんふんふん、ふんふんふんふん、と湿った鼻息を熱くしている。
紐のおもちゃを追いかけ『なんですかこの紐は! なんですかこの紐は!』と興奮する猫のように、逃げる指を追う遊びに『クマちゃ!』と本気になってしまったらしい。
本気のクマちゃんである。
「じゃあ俺クマちゃんと遊んで待ってる」
愛らしいもこもこに獲物を狙うような視線を向けていたリオは遠回しに告げた。
『会議には出ません』と。
イチゴ屋根の家を抜けた先に何があるのか、彼は知っている。
今すぐ聞かなければならない情報はないはずだ。
魔王のような男が切れ長の美しい瞳をス――と、会議に出ません男へ流す。
光の蝶が映り込む宝石のような若葉色が、出ません男を無感情に見つめている。
「怖い怖い怖い」
魔王から愛しのもこもこを奪おうと目論む金ぴか勇者の、かすれた声が響いた。
ルークの腕の中から、キュオー、キュオー、という甘えた鳴き声が聞こえる。
時計の針がぶんぶん回る愛の追いかけっこが中断されてしまった悲しみの声だ。
クマちゃんともっと遊んでください、ということだろう。
愛らしいもこもこが猫のようなお手々で、彼の服をカリカリと引っかいている。
赤ちゃんクマちゃんに甘い魔王のような男が、再び長い指でもこもこの口元を擽り出してしまった。
素敵なお花畑に「クマちゃ」と広がる喜びの声。
時間の浪費が始まる合図だ。
リオは心を大型モンスターにして彼の腕の中からもこもこを奪った。
「クマちゃ!」と引き裂かれた一人と一匹の愛。
赤い頭巾の天辺に生えた茎と葉っぱが、悲し気に揺れる。
金髪の男はもこもこを撫でつつ、今から会議の彼らに背を向けた。
ふわふわと彼の手を撫でる最弱肉球パンチ。
「機嫌直してクマちゃん。お菓子作って待ってよー」
リオが可愛いもこもこを仰向けに抱っこすると、つぶらな瞳で彼を見上げる獣の口元が、もふっと膨らんでいるのが見えた。
赤ちゃんなのに我慢強いもこもこが、口を開けたまま頷く。
顎が曲がっている。早すぎる反抗期だろうか。
「何作るんだっけ」
リオがかすれた声で尋ねる。
「クマちゃ」
幼く愛らしい声が彼にお返事をする。
『あまいちゃん』と。
「えぇ……いやあんまり甘いのはちょと……」
仲良しな一人と一匹は仲良くお話ししながら、湖畔の別荘にある食堂を目指す。
ゴリラちゃんを従えたお兄さんも、彼らと共に、ゆったりと歩いて行ってしまった。
「僕もあちらに参加したいのだけれど……」
南国の鳥のような男がチラ、とマスターへ視線を投げる。
一人くらい減っても構わないのでは。
「…………」
真面目な氷の紳士は一瞬悩んだように見えたが、腕を組み、己を律しているようだ。
上位の冒険者が会議を欠席するのは、あまり良いことではない。
リオがもこもこの側に付き、護っているのは皆も知っている。
欠席してもさぼりだと思う人間はいないだろう。
「駄目に決まってんだろ……いいから行くぞ……」
嫌そうな顔をしたマスターがため息交じりに言葉を吐き出す。
森の奥で戦ってきた者の話を他の冒険者にも伝えなければ。
彼が怠そうに歩きつつ展望台から出てきた冒険者に「会議だ。他の奴にも伝えてくれ」と声を掛けると「りょーかいちゃんでーす。マスターまじ会議好きっすね! 俺そういうの、嫌いじゃないっす!」というふざけた答えが返って来た。
頭の血管に負担がかかりそうだ。
クソガキばかりの職場に疲れたマスターは、悟りを開いたような表情で「そうか」と頷き、仕事はできるがもこもこの話しかしない男達と共に、立入禁止区画の奥へと進んで行った。
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