鶏です。ねぎまとして雇ってください。

愛デェンティティー

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鶏 ももぞう ねぎまとして働きます。よろしくお願いいたします。

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鶏 ももぞう 2歳。僕は今アルバイトの面接に来ている。
「えーっと…。鶏ももぞうくん?だっけ?君はつまりねぎまとして働きたいんだ?」

「はい。そうでございます。僕をここ焼き鳥屋 さゆりで働かせてください。」

「そんなこと言われても…ねぇ…。」

「最高級ねぎ、九条ねぎもご用意いたしました。どうです?このねぎと僕の風味豊かたももにくとの相性は抜群ですよ?」

「そうは言っても君………ちょっと…ムキムキすぎじゃないかい?」

「えっ…。」しまった!僕としたことが!計画がバレてしまう!!今までこの今日という日のために筋肉を育てあげてきた。そんなにたくましいのか!?たくましすぎたのか!?

「い、いやぁ…。こ、これはまぁ上質なねぎまになるためでして…。」

「ねぎまにするにはちょっと筋肉質すぎるな。これじゃ包丁も入りやしないよ?」

「あはは、あはそ、そうなんですね。じゃあ店長が満足いくまで筋肉を落とします!あとそれまでは卵だって生みますよ!?」

「ガハハ!!君オスだろ?卵はうめないだろーが!面白いな!気に入った!その筋肉があればホールで大活躍間違いなしだな!よし!雇ってやろう!」

「ありがとうございます!!わたくし、鶏ももぞう上質なねぎま目指して頑張ります!!!」

こうして僕の計画は始まった。そしてねぎまへのカウントダウンは近づいてゆく…。


☆ねぎままであと…364日。
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