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六話
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今、ハジメは、まさにあの時と同じ状態のアソコを見ている。
そんな思いが、彼女の恥じらいを倍にする。
しかし、次の瞬間、再び、ハジメの肉体が入り込んで来ると、彼女は、そんなことを考える余裕もなくなってしまう。
「ああ……、ああ……」
ギシギシと、きしむようになりながら、固く、熱い肉の塊が突き進んで来る。
「ウッ……、ウ、グゥ……」
思わず声が漏れる。
でも、今度は、絶対に痛いなんて言わないと心に誓う。
また、中断したら、ハジメにも悪いが、それ以上に自分が惨めだ。
こんなにドキドキして、そのくせ、1人でエッチな気分になってアソコをベトベトにして、結局、ほんの先っぽまでしか入らなかったなんて、そんなの寂しすぎる。
彼女は歯を食いしばって、ハジメのシャフトが身体を押し広げていく痛みに耐え続けた。
ズリッ、ズリッと、わずかずつではあるが入り込んでくるのが分かる。
そのたびに、爪先から頭のてっぺんまで激痛が駆け抜ける。
痛みのあまり意識が遠のいて行く。
もう、脚にも腰にも、力を入れる気力がなくなった。
ハジメがそんなユウカの変化に気付いたかのように一気にシャフトに全体重をかけて、ユウカの方に押し付けた。
完全に股が裂けた!
ユウカはその瞬間、パニックに襲われながら、直感的にそう思った。
「全部、入ったよ」
ハジメがユウカの手を取って結合部に導いた。
「だめ、動かないで……」
喉元まで、焼けた鉄の棒を突き刺されたような感じだ。ほんの僅かでもハジメが動くと、叫び出したいほどの衝撃がスリットに走る。
しかし、それとは別に、自分の身体の中にハジメの存在を感じて、言いようのない喜びを味わうもう1人のユウカがいた。
「ハジメちゃん……」
全身汗まみれになりながら、ユウカは、ハジメを呼び続けた。
シャフトを包み込んだ秘孔が、激しくなった鼓動に合わせてジンジンと脈打っている。
痛みが消えたわけではないが、ハジメとひとつになった喜びが、そのままでじっとしていると、なんとか耐えさせてくれる。
「ちょっと、動くからな……。このままだといつまでも進まないから……」
ハジメが、ゆっくりと腰を使い始める。
焼けつくような疼痛は相変わらず続いているが、少しずつ和らいで来た気がする。
彼女のジュースと、バージンブラットのぬめりに助けられるかのように、ほんの僅かではあるが動きが楽になって来たようだ。
ほとんど入り口ギリギリまで後退したシャフトが、再び、ゆっくりと前進を始める。
初めて押し広げられた時の苦痛ほどではないが、やはりビリビリと痛みが走る。
(せっくすしてるんだ。私、はつたいけん、しちゃったんだ。夢でも、オナニーの時の想像でもない本当のせっくすを……)
心の中で呪文のように唱えて自分を鼓舞する。
いつの間にか、必死で閉じようとしていた両脚が、ほとんど一直線に開いていた。
その間に数往復していたシャフトが徐々にスピードを増してきた。
始めのうち、彼の方も遠慮がちだった腰使いが、リズミカルになって来る。
「ヒッ。イッ、ハッ……」
苦しそうな顔はしたくない。
セックスって、楽しいことなんだから。
そう思っていても、固く閉じた目を開けることも、眉間の皺を消すことも出来ないユウカ。
「ウォゥ……、アア、ウーッ……」
その時、ハジメが野獣のような声を上げた。
それと同時に、ユウカは、ハジメの身体から熱い樹液が流れ出すのを実感した。
ジーンと痺れた股間から、新たな感激がユウカの全身に広がっていった。
大切な相手に全てを捧げた幸福感に、ユウカはハジメの首に腕を絡ませた。
「痛かった……?」
「ウン、すっごく……。でも、嬉しかった」
それだけ答えるのがやっとだった。
彼女自身、なぜか分からない涙が次々と溢れ出し、火照った頬を濡らし続けた。
「ユウカ……。これからも、ずっと一緒だぞ」
ドラマのワンシーンのようにハジメの優しい声にエコーがかかっているような錯覚を覚える。
彼女は、ハジメの胸の中に顔を埋めて、全身に広がる充実感を確かめていた。
これから2人がどうなっていくかは分からない。
でも、今日のことは絶対に後悔しない。彼女はハジメの腕の中で、そう確信していた。
そんな思いが、彼女の恥じらいを倍にする。
しかし、次の瞬間、再び、ハジメの肉体が入り込んで来ると、彼女は、そんなことを考える余裕もなくなってしまう。
「ああ……、ああ……」
ギシギシと、きしむようになりながら、固く、熱い肉の塊が突き進んで来る。
「ウッ……、ウ、グゥ……」
思わず声が漏れる。
でも、今度は、絶対に痛いなんて言わないと心に誓う。
また、中断したら、ハジメにも悪いが、それ以上に自分が惨めだ。
こんなにドキドキして、そのくせ、1人でエッチな気分になってアソコをベトベトにして、結局、ほんの先っぽまでしか入らなかったなんて、そんなの寂しすぎる。
彼女は歯を食いしばって、ハジメのシャフトが身体を押し広げていく痛みに耐え続けた。
ズリッ、ズリッと、わずかずつではあるが入り込んでくるのが分かる。
そのたびに、爪先から頭のてっぺんまで激痛が駆け抜ける。
痛みのあまり意識が遠のいて行く。
もう、脚にも腰にも、力を入れる気力がなくなった。
ハジメがそんなユウカの変化に気付いたかのように一気にシャフトに全体重をかけて、ユウカの方に押し付けた。
完全に股が裂けた!
ユウカはその瞬間、パニックに襲われながら、直感的にそう思った。
「全部、入ったよ」
ハジメがユウカの手を取って結合部に導いた。
「だめ、動かないで……」
喉元まで、焼けた鉄の棒を突き刺されたような感じだ。ほんの僅かでもハジメが動くと、叫び出したいほどの衝撃がスリットに走る。
しかし、それとは別に、自分の身体の中にハジメの存在を感じて、言いようのない喜びを味わうもう1人のユウカがいた。
「ハジメちゃん……」
全身汗まみれになりながら、ユウカは、ハジメを呼び続けた。
シャフトを包み込んだ秘孔が、激しくなった鼓動に合わせてジンジンと脈打っている。
痛みが消えたわけではないが、ハジメとひとつになった喜びが、そのままでじっとしていると、なんとか耐えさせてくれる。
「ちょっと、動くからな……。このままだといつまでも進まないから……」
ハジメが、ゆっくりと腰を使い始める。
焼けつくような疼痛は相変わらず続いているが、少しずつ和らいで来た気がする。
彼女のジュースと、バージンブラットのぬめりに助けられるかのように、ほんの僅かではあるが動きが楽になって来たようだ。
ほとんど入り口ギリギリまで後退したシャフトが、再び、ゆっくりと前進を始める。
初めて押し広げられた時の苦痛ほどではないが、やはりビリビリと痛みが走る。
(せっくすしてるんだ。私、はつたいけん、しちゃったんだ。夢でも、オナニーの時の想像でもない本当のせっくすを……)
心の中で呪文のように唱えて自分を鼓舞する。
いつの間にか、必死で閉じようとしていた両脚が、ほとんど一直線に開いていた。
その間に数往復していたシャフトが徐々にスピードを増してきた。
始めのうち、彼の方も遠慮がちだった腰使いが、リズミカルになって来る。
「ヒッ。イッ、ハッ……」
苦しそうな顔はしたくない。
セックスって、楽しいことなんだから。
そう思っていても、固く閉じた目を開けることも、眉間の皺を消すことも出来ないユウカ。
「ウォゥ……、アア、ウーッ……」
その時、ハジメが野獣のような声を上げた。
それと同時に、ユウカは、ハジメの身体から熱い樹液が流れ出すのを実感した。
ジーンと痺れた股間から、新たな感激がユウカの全身に広がっていった。
大切な相手に全てを捧げた幸福感に、ユウカはハジメの首に腕を絡ませた。
「痛かった……?」
「ウン、すっごく……。でも、嬉しかった」
それだけ答えるのがやっとだった。
彼女自身、なぜか分からない涙が次々と溢れ出し、火照った頬を濡らし続けた。
「ユウカ……。これからも、ずっと一緒だぞ」
ドラマのワンシーンのようにハジメの優しい声にエコーがかかっているような錯覚を覚える。
彼女は、ハジメの胸の中に顔を埋めて、全身に広がる充実感を確かめていた。
これから2人がどうなっていくかは分からない。
でも、今日のことは絶対に後悔しない。彼女はハジメの腕の中で、そう確信していた。
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