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アリーフ 2
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「で、お前達は誰だ? 色々ヘンチクリンな身なりをしてるからどうせ察しは付いてる。お前らワーカーだろ?」
「ワーカー?」
銀髪で童顔の少女であるミヤが尋ねる。この女、最初は自分から挨拶したくせして急に態度を逆転させた。こういうのは信頼に値しないタイプだし、仲間を売ることに抵抗感はあっても未練は覚えない部類に入る女だ。用心しよう?
僕を含めて4人は大木から直接くり抜いただけの良く言えば豪快、悪く言えば粗末なテーブルと、バームクーヘンのような年輪の椅子に座って、前の例のロリ巨乳の少女の話を聞いていた。ブラジャー付けてないから、突起したアレが浮き出ているのは内緒だ。
こんな硬くて座高の低い椅子も久しい。これを毎日使ってたら痔になりそうだ。僕は忙しなく足を組み直す。自室のクッションを乗せた安楽椅子が恋しい。
「お前らのように、どっかの知らない世界から何かの理由で送られてきた連中の名称さ。まぁわたしらが勝手にそう呼んでるだけだ。だいたい月3くらいのペースで来るから、間違っても自分らが選ばれし者などと、ゆめゆめ思うなよ」
「そんな習い事みたいな感じで来てるんですか」
カケルという男が額を指でかきながら冗談を言う。そこそこな美形だとは思うが、僕という天空を超越したいと高き存在である美男子の僕がいるため、必然的に僕の引き立て役にしかなっていない。憐れな......。
しかしコイツが持っていたあの刀、確か帝国の国宝に 同じようなものがあった気がするぞ。僕は記憶を辿ってみるが、よく思い出せない。というか、さっきあの刀喋ったような気がするんだけど、最近寝不足だから疲れてるんだろう。
「ああ、もっともお前らの何人かが倒したカイヴァスに舐めてかかった結果、あまねく全て死んだがな、可哀想だから遺品くらいは回収しているが」
少女が横を指差した方向に視線を傾けると、大きな木箱の中に色々な物が入ってた。知ってるものだとミニエー銃、弾頭が無いRPG。ボウガン。
知らないものだと、何かデカいカッターナイフの刃みたいなものが付いたよくしなりそうな剣と、ただのちょっと紙ヤスリで磨いただけのような金かけた木の棒。
「半年前に来たのは、何か駆逐してやるとか言って手首噛んだり、エクスペク何ちゃらとかほざいて棒振ってたが2日持たなかったな、今ごろは山の肥料だ」
「......」
少女は僕らにも出した茶をすすりながら、日常茶飯事だと言わんばかりに飄々と告げた。
もし異なる世界が幾つもあるというのが事実なら、色々大変なのもいたらしい。僕は手に持って足の上に乗せているエンフィールドを愛おしそうに撫でた。何はともあれ帰れるといいんだが。リウが泣いてしまう。
僕が不安を消そうと煙草に火を点けた時、横のヤツがわざとらしく咳き込んだ。翔とか言ったっけ。
「すいませんが、煙草なら外でしてもらえませんか? 煙...苦手なんで」
「そう...カラシニコフの硝煙は良くて煙草は苦手か......」
最近はこういう嫌煙家で健康マニアの嫌味ったらしい小物が多くて困る。世界は変わっても煙草の文化は共通らしい。それを忌避するのも。
僕は煙草の火をテーブルに押し付けると、ポケットに押し込んだ。しけもくならまた後で吸い直せる。
少し腹が立ったので、火を消す寸前に大きく息を吸って、僕は肺に溜め込んだ副流煙を一気に翔とやらに吹きかけてやった。灰色の煙を顔中に叩きつけられた翔は、露骨な不快感を浮かべて僕を睨んだ。
「そんな骨董品を使ってるから、頭も古臭くなってるんじゃないか?」
「カラシニコフも似たようなもんだと思いますがねぇ、これもそれも僕は名銃だと思いますよ」
僕はジャケットから葡萄のグミを取り出し、口の寂しさを紛らわせるために2粒口に放り込んだ。口説い甘さがいい。
「それ、煙草か? こういう村なら良いが、王都や代官所付近で吸ったら重労働の刑になるぞ、5年の」
「ファッ!?」
こんな明らかに魔鏡...未開の地ですら禁煙の魔の手が伸びていたことに驚きを隠せなかった。身体の中を突風がびゅうびゅうと吹き抜けて行き、卒倒しそうだったが、何とか耐えた。
垂れる雨水岩をも穿つような事実に混乱を隠せない僕を尻目に、端にいたカケルとやらが初めて出された茶に口を付けた。しかしこの茶、一見普通の緑茶っぽいが、妙に白濁して
「ブッフォォォォッ!!」
「ギャァアアッ!! な、何をするんです!?」
瞬間、カケルが口に含んだ茶を隣のミヤの頭頂部に向けて消火器顔負けの威力で噴き出した。5分の3くらいはミヤの顔面付近にかかり、残る5分の2は僕の迷彩ジャケットとスラックスにかかった。別にこの程度で怒るほど器の小さい人間では無い。
椅子から転げ落ちたカケルは、そのままげぇげぇえづきながら飛び跳ねるように家から飛び出して行った。
「......これ、何?」
僕は少女に尋ねてみた。少女は空いたドアから見える外の景色と押し入る風をぼんやりと身に受けて、落ち着いた様子で茶を一口啜る。
「アゲハチョウの幼虫とナメクジとウジ虫を磨り潰したのを、白湯で溶いたものだ。どうもお前らワーカーの大半には理解できないらしいが、我々の村は虫食の文化を持っていてな、祭りでは蜂の子を食べたりする。そもそもわたしに言わせれば、魚や豚なんぞを食べて何が嬉しいのか...理解に苦しむ」
「......」
自炊しよう。これは何の根拠も無い僕の考えだけど、3人全員がこう思っただろうと僕は確信している。川行けば鮎とかいるだろ。
「確かに蜂の子ってウナギみたいな味がするらしいですけどね......」
翔は茶の入ったカップを前に突き返し、それらに僕も乗じた。可哀想だから僕はポケットからハンカチを取り出して、ミヤに渡してやった。
そう言えば、団長ゴキブリ食えるって豪語してたな......。僕らの前の連中の死因の大半って餓死じゃないか?
「まぁ今までそれの中身を知って飲み干したワーカーは数人しかいなかったしな......後で植物図鑑を貸してやるからそれで食べれる雑草でも探せ、どうせ残される飯を作るほどわたしは心が広くないからな」
「それで、僕らは何をすればいい」
僕は腰からガバメントを抜くと、手入れをしているような何気ない仕草で少女に向けた。今まで抑えていたが、僕は男言葉を使う女の子は嫌いだ。
「知らんな、ただわたしが毎回言ってるのは男娼、お前がさっき殺したカイヴァス、あれをこの地から追い払えたら、王都から多額の礼金が出るぞ、ということだ」
「別に金なんかはどうでもいいんですけどね......まぁいいや、ところで年上に対して口の利き方には気をつけた方が良い、もし僕が強姦魔なら君を今ごろ嫁に行けない身体にされてるし、実は僕は元いた世界ではテロリストでね、感情に任せて何するか分かんないよ? まずは名前くらい名乗ったら?」
僕は少女とは目を合わせずに早口で言葉を紡ぐ。多くの場合人は他者の意見に納得して恭順することは稀である。何故ならどんな人間でも心にはナルシシズムの心を持っていて、それを侵されることを先天的に嫌うからだ。だから自己防衛の為、人に対して躊躇いなく罵倒が出来るのだ。
つまり、少女は僕の要求に耳を傾けたりはしないだろう。
僕には人付き合い、信頼というものが虚構としか思えず、死を散華や昇華と言い換えるように、いたずらに美化された架空のものとしか思えない。
さて、少女の対応はいかに。すると、少女は急にしおらしくなって俯いたまま、小さく呟いた。
「すいません......実は村長からワーカーの人達をつけ上がらせると骨の髄までしゃぶられるから、なるべく高圧的に接して主導権を握ってさっさと追い出せと言われていて......あ、名前はリタって言います......」
目付きが変わっただけで、リタの細い身体には急に年相応の可愛らしさが宿っていた。ちょっとだけ夜這いかけたくなるような、下劣な感情が湧き上がったが、レイプは一度やった時に嫌気がさしたから、やめておこう。
「てことは虫食も嘘?」
ミヤが尋ねる。このジャリ人のハンカチで鼻かみおったわ。ミンチにして犬に食わせたろか。
「それは事実です」
リタは頷く。僕は虫が大嫌いだから正直嘘であって欲しかった。
「アンタ、テロリストなのか」
翔が尋ねた。何やら外が騒がしいような。
「うん、まぁ好き好んでなったわけじゃないけど、女子どもを殺すことに抵抗感は無いと予め言っておこう」
僕は武闘家でも無ければ騎士でも無い、冷酷な大衆が決めつけた人としての倫理など、とうの昔に洗い流したわ。
「なんでそんな誇らしげなんだ...」
その時、外で鐘が鳴り響いた。例えるなら結婚式の煌めきに満ちた祝福の音では無く、荒々しく喚くような激しい音であり、否が応にも人間の焦燥感を煽り立てるものだった。
「40体前後のカイヴァスの群れが南の山から襲来!! 集結!! 男女は武装して集結、何人かは子どもらを連れて避難しろ!!」
「ワーカー?」
銀髪で童顔の少女であるミヤが尋ねる。この女、最初は自分から挨拶したくせして急に態度を逆転させた。こういうのは信頼に値しないタイプだし、仲間を売ることに抵抗感はあっても未練は覚えない部類に入る女だ。用心しよう?
僕を含めて4人は大木から直接くり抜いただけの良く言えば豪快、悪く言えば粗末なテーブルと、バームクーヘンのような年輪の椅子に座って、前の例のロリ巨乳の少女の話を聞いていた。ブラジャー付けてないから、突起したアレが浮き出ているのは内緒だ。
こんな硬くて座高の低い椅子も久しい。これを毎日使ってたら痔になりそうだ。僕は忙しなく足を組み直す。自室のクッションを乗せた安楽椅子が恋しい。
「お前らのように、どっかの知らない世界から何かの理由で送られてきた連中の名称さ。まぁわたしらが勝手にそう呼んでるだけだ。だいたい月3くらいのペースで来るから、間違っても自分らが選ばれし者などと、ゆめゆめ思うなよ」
「そんな習い事みたいな感じで来てるんですか」
カケルという男が額を指でかきながら冗談を言う。そこそこな美形だとは思うが、僕という天空を超越したいと高き存在である美男子の僕がいるため、必然的に僕の引き立て役にしかなっていない。憐れな......。
しかしコイツが持っていたあの刀、確か帝国の国宝に 同じようなものがあった気がするぞ。僕は記憶を辿ってみるが、よく思い出せない。というか、さっきあの刀喋ったような気がするんだけど、最近寝不足だから疲れてるんだろう。
「ああ、もっともお前らの何人かが倒したカイヴァスに舐めてかかった結果、あまねく全て死んだがな、可哀想だから遺品くらいは回収しているが」
少女が横を指差した方向に視線を傾けると、大きな木箱の中に色々な物が入ってた。知ってるものだとミニエー銃、弾頭が無いRPG。ボウガン。
知らないものだと、何かデカいカッターナイフの刃みたいなものが付いたよくしなりそうな剣と、ただのちょっと紙ヤスリで磨いただけのような金かけた木の棒。
「半年前に来たのは、何か駆逐してやるとか言って手首噛んだり、エクスペク何ちゃらとかほざいて棒振ってたが2日持たなかったな、今ごろは山の肥料だ」
「......」
少女は僕らにも出した茶をすすりながら、日常茶飯事だと言わんばかりに飄々と告げた。
もし異なる世界が幾つもあるというのが事実なら、色々大変なのもいたらしい。僕は手に持って足の上に乗せているエンフィールドを愛おしそうに撫でた。何はともあれ帰れるといいんだが。リウが泣いてしまう。
僕が不安を消そうと煙草に火を点けた時、横のヤツがわざとらしく咳き込んだ。翔とか言ったっけ。
「すいませんが、煙草なら外でしてもらえませんか? 煙...苦手なんで」
「そう...カラシニコフの硝煙は良くて煙草は苦手か......」
最近はこういう嫌煙家で健康マニアの嫌味ったらしい小物が多くて困る。世界は変わっても煙草の文化は共通らしい。それを忌避するのも。
僕は煙草の火をテーブルに押し付けると、ポケットに押し込んだ。しけもくならまた後で吸い直せる。
少し腹が立ったので、火を消す寸前に大きく息を吸って、僕は肺に溜め込んだ副流煙を一気に翔とやらに吹きかけてやった。灰色の煙を顔中に叩きつけられた翔は、露骨な不快感を浮かべて僕を睨んだ。
「そんな骨董品を使ってるから、頭も古臭くなってるんじゃないか?」
「カラシニコフも似たようなもんだと思いますがねぇ、これもそれも僕は名銃だと思いますよ」
僕はジャケットから葡萄のグミを取り出し、口の寂しさを紛らわせるために2粒口に放り込んだ。口説い甘さがいい。
「それ、煙草か? こういう村なら良いが、王都や代官所付近で吸ったら重労働の刑になるぞ、5年の」
「ファッ!?」
こんな明らかに魔鏡...未開の地ですら禁煙の魔の手が伸びていたことに驚きを隠せなかった。身体の中を突風がびゅうびゅうと吹き抜けて行き、卒倒しそうだったが、何とか耐えた。
垂れる雨水岩をも穿つような事実に混乱を隠せない僕を尻目に、端にいたカケルとやらが初めて出された茶に口を付けた。しかしこの茶、一見普通の緑茶っぽいが、妙に白濁して
「ブッフォォォォッ!!」
「ギャァアアッ!! な、何をするんです!?」
瞬間、カケルが口に含んだ茶を隣のミヤの頭頂部に向けて消火器顔負けの威力で噴き出した。5分の3くらいはミヤの顔面付近にかかり、残る5分の2は僕の迷彩ジャケットとスラックスにかかった。別にこの程度で怒るほど器の小さい人間では無い。
椅子から転げ落ちたカケルは、そのままげぇげぇえづきながら飛び跳ねるように家から飛び出して行った。
「......これ、何?」
僕は少女に尋ねてみた。少女は空いたドアから見える外の景色と押し入る風をぼんやりと身に受けて、落ち着いた様子で茶を一口啜る。
「アゲハチョウの幼虫とナメクジとウジ虫を磨り潰したのを、白湯で溶いたものだ。どうもお前らワーカーの大半には理解できないらしいが、我々の村は虫食の文化を持っていてな、祭りでは蜂の子を食べたりする。そもそもわたしに言わせれば、魚や豚なんぞを食べて何が嬉しいのか...理解に苦しむ」
「......」
自炊しよう。これは何の根拠も無い僕の考えだけど、3人全員がこう思っただろうと僕は確信している。川行けば鮎とかいるだろ。
「確かに蜂の子ってウナギみたいな味がするらしいですけどね......」
翔は茶の入ったカップを前に突き返し、それらに僕も乗じた。可哀想だから僕はポケットからハンカチを取り出して、ミヤに渡してやった。
そう言えば、団長ゴキブリ食えるって豪語してたな......。僕らの前の連中の死因の大半って餓死じゃないか?
「まぁ今までそれの中身を知って飲み干したワーカーは数人しかいなかったしな......後で植物図鑑を貸してやるからそれで食べれる雑草でも探せ、どうせ残される飯を作るほどわたしは心が広くないからな」
「それで、僕らは何をすればいい」
僕は腰からガバメントを抜くと、手入れをしているような何気ない仕草で少女に向けた。今まで抑えていたが、僕は男言葉を使う女の子は嫌いだ。
「知らんな、ただわたしが毎回言ってるのは男娼、お前がさっき殺したカイヴァス、あれをこの地から追い払えたら、王都から多額の礼金が出るぞ、ということだ」
「別に金なんかはどうでもいいんですけどね......まぁいいや、ところで年上に対して口の利き方には気をつけた方が良い、もし僕が強姦魔なら君を今ごろ嫁に行けない身体にされてるし、実は僕は元いた世界ではテロリストでね、感情に任せて何するか分かんないよ? まずは名前くらい名乗ったら?」
僕は少女とは目を合わせずに早口で言葉を紡ぐ。多くの場合人は他者の意見に納得して恭順することは稀である。何故ならどんな人間でも心にはナルシシズムの心を持っていて、それを侵されることを先天的に嫌うからだ。だから自己防衛の為、人に対して躊躇いなく罵倒が出来るのだ。
つまり、少女は僕の要求に耳を傾けたりはしないだろう。
僕には人付き合い、信頼というものが虚構としか思えず、死を散華や昇華と言い換えるように、いたずらに美化された架空のものとしか思えない。
さて、少女の対応はいかに。すると、少女は急にしおらしくなって俯いたまま、小さく呟いた。
「すいません......実は村長からワーカーの人達をつけ上がらせると骨の髄までしゃぶられるから、なるべく高圧的に接して主導権を握ってさっさと追い出せと言われていて......あ、名前はリタって言います......」
目付きが変わっただけで、リタの細い身体には急に年相応の可愛らしさが宿っていた。ちょっとだけ夜這いかけたくなるような、下劣な感情が湧き上がったが、レイプは一度やった時に嫌気がさしたから、やめておこう。
「てことは虫食も嘘?」
ミヤが尋ねる。このジャリ人のハンカチで鼻かみおったわ。ミンチにして犬に食わせたろか。
「それは事実です」
リタは頷く。僕は虫が大嫌いだから正直嘘であって欲しかった。
「アンタ、テロリストなのか」
翔が尋ねた。何やら外が騒がしいような。
「うん、まぁ好き好んでなったわけじゃないけど、女子どもを殺すことに抵抗感は無いと予め言っておこう」
僕は武闘家でも無ければ騎士でも無い、冷酷な大衆が決めつけた人としての倫理など、とうの昔に洗い流したわ。
「なんでそんな誇らしげなんだ...」
その時、外で鐘が鳴り響いた。例えるなら結婚式の煌めきに満ちた祝福の音では無く、荒々しく喚くような激しい音であり、否が応にも人間の焦燥感を煽り立てるものだった。
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