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カツオフィレの猛威
冥王、目の前の敵と相対す。
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若干血なまぐさい臭いが立ち込めるが、それよりも前にいるワーウルフに跨るコボルトつまりコボルトライダーは、二つの顔が同調しているのか牙を剥き出しにし険しい顔で俺を睨む。
それが三体もいるが、その奥には双頭の犬オルトロスが控えている。
こっちの世界にいるオルトロスが、俺たちの世界にいるオルトロスと同じ力だった場合は、考えなくては……。ケルベロスと兄弟の存在だから、殺すには少し躊躇うだろうな。
その考えの前にコボルトライダーを潰さないとならないが、ワーウルフの機動力を活かしてか間合いが遠い。
一歩、二歩でコボルトを殺し、そしてワーウルフにトドメをさせるかと考えるが、もしワーウルフが俊敏ならどうなるか……全く読めなさそうだ。
まさに、コボルトライダーは、身軽さをアピールしているのか横に飛び交ったり、跳ねたりとしていると、様子を見ていた俺に向かって、襲いかかってくる。
だが、俺の視界にコボルトが跨るワーウルフのガラ空きの腹にハルバードで突き刺し、コボルト共にワーウルフも串刺しをする。
――――おいおい、このまま落ちてくるなよっ。
ハルバードで突き刺したのは良いが、ワーウルフの胴体がハルバードの柄を持つ手元にずり落ちてくるが、斧の部分で引っかかると、そのままもう一体のコボルトライダーにぶつける。
もう一体のコボルトライダーは転げ落ち、串刺し中のコボルトライダーもその衝撃で地面に叩きつけ血が噴き出ている。
俺は、転げ落ちたコボルトとそのワーウルフの元に歩み寄り、ピクピクと震えるコボルトと、立ち上がろうとするにも足を痛めていたワーウルフに、ハルバードで頭部を貫く。
頭部を失ったコボルトとワーウルフは、そのまま地面に横たわって血を地面に吐き出していた。
『ガッルルルルゥゥ』
『ボォーッオッウゥ』
睨んでくるワーウルフに跨っているコボルトも、眉間に力を入れ俺を威嚇してくるが、一歩踏み込んで、ハルバードを振り下ろす。
そのコボルトライダーは、一瞬の事で分からなかっのかもしれんが、その睨んだ顔のまま俺の接近を許し真っ二つにされて頭上高く血を噴き出して体半々別れ地面に倒れる。
――――あとは、あの正真正銘の俺の世界にいるオルトロスか、この世界の双頭の犬の魔物オルトロスなのかだな。
ハルバードに付いた血を振り払い、一歩一歩オルトロスに近づく俺は、オルトロスの視線を離さなで間合いを詰める。
だが、そのオルトロスもゆっくりと後ろに後退し間合いを空けてながら吼える。
『ガウガウガウ』
『ガウガウガウ』
――――オルトロスよ、ハモるなよ。
心を落ち着かせながら、近づいているがオルトロスも下がりつつ吼える。その鳴き声が何度も耳に入るので汚い鳴き声が、若干良い感じに聴こえてしまうのは否めないが、それでも俺は視線を逸らさずに近づく。
紫色の靄、いやオーラを漂わせているオルトロスのそのオーラが、次第に濃くなると、目を輝かせる。
オルトロスの片方の頭の上から数発放たれる火の矢。
――――魔法か?
光った目に気を取られた為、反応が遅くなったが上手くそれらを持っているハルバードで叩き壊す。
「うっ、してやられたな……」
ハルバードで火矢を払った途端、破裂し火の粉が俺の手にかかり火傷を負ってしまうが、跡は消えていく。
すると、オルトロスのもう片方の頭の前に帯電する球が浮かび上がると、少し波打って俺にまっすぐ電撃が放たれる。
軽々と交わすが、オルトロスの前にある帯電した球が消えず、俺に目掛け何度も電撃が槍のように突き刺し、地面を抉る。
「厄介だな……」
俺は、ぼそっと呟くと、再び目を光らせるオルトロスは、火矢を放った頭から今度は真紅に色付く槍が、多数現れそれが一斉に放たれる。
電撃と共に火の槍を避ける俺だが、地面は数多くの穴が空いているのを目に入ると、オルトロスは、舌を出して息切れし魔法が途切れていて、間合いを広める為か更に後退りしていた。
――――せっかちな連続攻撃だが、休むとかある意味余裕もっているな。
息を整えるオルトロスは再び、目を光らせ火の槍を放し、さらにもう片方の頭では電撃の魔法を使う。
これも先程と同じようにオルトロスの攻撃を避けていた俺は、ハルバードの柄を握り締めオルトロスに飛びかかる様に迫る。
オルトロスの左首を狙って俺は、ハルバードを振るう。オルトロスのバックステップで躱される俺の攻撃、そして躱したと同時に双頭から発せられる魔法の火の槍と電撃で俺は左脇腹に直撃し、地面に倒れる。
衝撃でバランスを崩し倒れただけで魔法での痛みは無いが、地面に打ち付けられた痛みは少々ある。俺は、ハルバードを支えに立ち上がろうとしたその時、再びオルトロスの咆哮と共に出される数多くの火の槍と電撃が、俺を狙って飛んでくる。
――――まさか、躱されるとは。こっちが立ち上がるのを……待てよ。
オルトロスの魔法は、俺に直撃をしているが怯んだり避けたり苦痛の態度をとる必要は無くなった。
何故なら目の前にいるオルトロスは、俺たちの世界にいるオルトロスでは無いことが分かっていたのだ。俺の世界にいるオルトロスの尾は、蛇なのに、目の前にいるオルトロスは、蛇のような形はしているが、独自の動きをしていなかった。俺はその尾の動きを見ていて少し前までは、確信が持てなかったが攻撃する瞬間にオルトロスの確信を持ったのだ。
ハルバードの柄を握り、吼えるオルトロスに突進する。
俺が魔法で傷一つ付いていなかった事に驚いているオルトロスは、目を丸くひん剥いている。
――――残念だな……。
その目をひん剥いたまま頭が転げ落ちるオルトロス。その頭は、状況を理解できないまま口をパクパクしている。
よろけながら歩いているオルトロスの胴体。
転げ落ちるオルトロスの頭をワーウルフと同様に粉砕すると、双頭の中から赤と黄色の透き通った魔石が零れ落ちる。
――――これ、大きいか分からんが、もし大きい方ならペルセポネも喜ぶだろうな。
持てるのは片手が限度の魔石を俺は、空間収納内に入れる。
頭が失ったオルトロスは、俺の回りをふらふらと歩いているが、その時オルトロスの異変に俺は気付く。
――――頭失ったのに、血が出て無いな。
頭は、既に肉片すら無くヘドロの様な無残な状態。オルトロスの体はその場に辿り着くと仰け反り吠えている様な動きを見せる。
細々な固形と液状化した頭部の肉片が、沸騰の様に泡立ち固まって元の形に戻ろうと動き出す。
これを見ている俺は、ハルバードを握り振り上げる。
――――このオルトロス、もしかしたら既にアンデッド化していたのか? アンデッド化したら強くなるとかイメージだけど、アンデッド化している前の本来の強さはどうだったんだろうな? だが、残念だ。 コレで最期……。
振り上げたハルバードを振り下ろし、オルトロスの胴体を真っ二つ。そして縦横無尽に振り切り最期に胴体を貫き穂先を地面に突き刺す。
オルトロスの胴体が、細々な肉片となりそこから紫色のオーラが、一瞬燃え盛るように大きくなり破裂音と共に、オルトロスから紫色のオーラが爆風になって俺に襲いかかる。
――――これ、ヤバいな。
紫色のオーラに違和感を感じた俺は、咄嗟に神力で壁を作り紫色のオーラを防ぐ。そのオーラは、コベソ達の所までは行かず拡散されそのまま消えるが、コボルトライダーだったコボルトとワーウルフの死体、そしてオルトロスの残骸が、紫色のオーラで一片も残さず消えていった。
あの意味不明な紫色のオーラに嫌悪感を覚えた俺は、ハルバードをしまい馬車に戻った。
それが三体もいるが、その奥には双頭の犬オルトロスが控えている。
こっちの世界にいるオルトロスが、俺たちの世界にいるオルトロスと同じ力だった場合は、考えなくては……。ケルベロスと兄弟の存在だから、殺すには少し躊躇うだろうな。
その考えの前にコボルトライダーを潰さないとならないが、ワーウルフの機動力を活かしてか間合いが遠い。
一歩、二歩でコボルトを殺し、そしてワーウルフにトドメをさせるかと考えるが、もしワーウルフが俊敏ならどうなるか……全く読めなさそうだ。
まさに、コボルトライダーは、身軽さをアピールしているのか横に飛び交ったり、跳ねたりとしていると、様子を見ていた俺に向かって、襲いかかってくる。
だが、俺の視界にコボルトが跨るワーウルフのガラ空きの腹にハルバードで突き刺し、コボルト共にワーウルフも串刺しをする。
――――おいおい、このまま落ちてくるなよっ。
ハルバードで突き刺したのは良いが、ワーウルフの胴体がハルバードの柄を持つ手元にずり落ちてくるが、斧の部分で引っかかると、そのままもう一体のコボルトライダーにぶつける。
もう一体のコボルトライダーは転げ落ち、串刺し中のコボルトライダーもその衝撃で地面に叩きつけ血が噴き出ている。
俺は、転げ落ちたコボルトとそのワーウルフの元に歩み寄り、ピクピクと震えるコボルトと、立ち上がろうとするにも足を痛めていたワーウルフに、ハルバードで頭部を貫く。
頭部を失ったコボルトとワーウルフは、そのまま地面に横たわって血を地面に吐き出していた。
『ガッルルルルゥゥ』
『ボォーッオッウゥ』
睨んでくるワーウルフに跨っているコボルトも、眉間に力を入れ俺を威嚇してくるが、一歩踏み込んで、ハルバードを振り下ろす。
そのコボルトライダーは、一瞬の事で分からなかっのかもしれんが、その睨んだ顔のまま俺の接近を許し真っ二つにされて頭上高く血を噴き出して体半々別れ地面に倒れる。
――――あとは、あの正真正銘の俺の世界にいるオルトロスか、この世界の双頭の犬の魔物オルトロスなのかだな。
ハルバードに付いた血を振り払い、一歩一歩オルトロスに近づく俺は、オルトロスの視線を離さなで間合いを詰める。
だが、そのオルトロスもゆっくりと後ろに後退し間合いを空けてながら吼える。
『ガウガウガウ』
『ガウガウガウ』
――――オルトロスよ、ハモるなよ。
心を落ち着かせながら、近づいているがオルトロスも下がりつつ吼える。その鳴き声が何度も耳に入るので汚い鳴き声が、若干良い感じに聴こえてしまうのは否めないが、それでも俺は視線を逸らさずに近づく。
紫色の靄、いやオーラを漂わせているオルトロスのそのオーラが、次第に濃くなると、目を輝かせる。
オルトロスの片方の頭の上から数発放たれる火の矢。
――――魔法か?
光った目に気を取られた為、反応が遅くなったが上手くそれらを持っているハルバードで叩き壊す。
「うっ、してやられたな……」
ハルバードで火矢を払った途端、破裂し火の粉が俺の手にかかり火傷を負ってしまうが、跡は消えていく。
すると、オルトロスのもう片方の頭の前に帯電する球が浮かび上がると、少し波打って俺にまっすぐ電撃が放たれる。
軽々と交わすが、オルトロスの前にある帯電した球が消えず、俺に目掛け何度も電撃が槍のように突き刺し、地面を抉る。
「厄介だな……」
俺は、ぼそっと呟くと、再び目を光らせるオルトロスは、火矢を放った頭から今度は真紅に色付く槍が、多数現れそれが一斉に放たれる。
電撃と共に火の槍を避ける俺だが、地面は数多くの穴が空いているのを目に入ると、オルトロスは、舌を出して息切れし魔法が途切れていて、間合いを広める為か更に後退りしていた。
――――せっかちな連続攻撃だが、休むとかある意味余裕もっているな。
息を整えるオルトロスは再び、目を光らせ火の槍を放し、さらにもう片方の頭では電撃の魔法を使う。
これも先程と同じようにオルトロスの攻撃を避けていた俺は、ハルバードの柄を握り締めオルトロスに飛びかかる様に迫る。
オルトロスの左首を狙って俺は、ハルバードを振るう。オルトロスのバックステップで躱される俺の攻撃、そして躱したと同時に双頭から発せられる魔法の火の槍と電撃で俺は左脇腹に直撃し、地面に倒れる。
衝撃でバランスを崩し倒れただけで魔法での痛みは無いが、地面に打ち付けられた痛みは少々ある。俺は、ハルバードを支えに立ち上がろうとしたその時、再びオルトロスの咆哮と共に出される数多くの火の槍と電撃が、俺を狙って飛んでくる。
――――まさか、躱されるとは。こっちが立ち上がるのを……待てよ。
オルトロスの魔法は、俺に直撃をしているが怯んだり避けたり苦痛の態度をとる必要は無くなった。
何故なら目の前にいるオルトロスは、俺たちの世界にいるオルトロスでは無いことが分かっていたのだ。俺の世界にいるオルトロスの尾は、蛇なのに、目の前にいるオルトロスは、蛇のような形はしているが、独自の動きをしていなかった。俺はその尾の動きを見ていて少し前までは、確信が持てなかったが攻撃する瞬間にオルトロスの確信を持ったのだ。
ハルバードの柄を握り、吼えるオルトロスに突進する。
俺が魔法で傷一つ付いていなかった事に驚いているオルトロスは、目を丸くひん剥いている。
――――残念だな……。
その目をひん剥いたまま頭が転げ落ちるオルトロス。その頭は、状況を理解できないまま口をパクパクしている。
よろけながら歩いているオルトロスの胴体。
転げ落ちるオルトロスの頭をワーウルフと同様に粉砕すると、双頭の中から赤と黄色の透き通った魔石が零れ落ちる。
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――――頭失ったのに、血が出て無いな。
頭は、既に肉片すら無くヘドロの様な無残な状態。オルトロスの体はその場に辿り着くと仰け反り吠えている様な動きを見せる。
細々な固形と液状化した頭部の肉片が、沸騰の様に泡立ち固まって元の形に戻ろうと動き出す。
これを見ている俺は、ハルバードを握り振り上げる。
――――このオルトロス、もしかしたら既にアンデッド化していたのか? アンデッド化したら強くなるとかイメージだけど、アンデッド化している前の本来の強さはどうだったんだろうな? だが、残念だ。 コレで最期……。
振り上げたハルバードを振り下ろし、オルトロスの胴体を真っ二つ。そして縦横無尽に振り切り最期に胴体を貫き穂先を地面に突き刺す。
オルトロスの胴体が、細々な肉片となりそこから紫色のオーラが、一瞬燃え盛るように大きくなり破裂音と共に、オルトロスから紫色のオーラが爆風になって俺に襲いかかる。
――――これ、ヤバいな。
紫色のオーラに違和感を感じた俺は、咄嗟に神力で壁を作り紫色のオーラを防ぐ。そのオーラは、コベソ達の所までは行かず拡散されそのまま消えるが、コボルトライダーだったコボルトとワーウルフの死体、そしてオルトロスの残骸が、紫色のオーラで一片も残さず消えていった。
あの意味不明な紫色のオーラに嫌悪感を覚えた俺は、ハルバードをしまい馬車に戻った。
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