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カツオフィレの猛威
冥王、口の水分が奪われても叫ぶ。
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爆発に巻き込まれる俺とペルセポネ。
全て熱されてた激しい突風と爆発で噴き上げる砂塵と石礫に土塊が、襲いかかってくる。
――――あの魔法、爆発か爆裂魔法ってヤツか。しかもこの土や石が。
視線の先が奪われ近くにいたペルセポネの姿さえ見えず、飛び交う石や土塊をハルバードで払うが、熱をまとった爆風に動きを奪われ所々石や土塊が身体に当たり痛みを伴う。
――――俺はこの程度なら直ぐに忘れる痛覚だが、ペルセポネは大丈夫か? 何かあったか?
俺は、少し焦りこの熱風によって口を開くと口内の水分が奪われる感覚があるが、それよりもペルセポネが気になり大声を出す。
「ペルセポネ!! 大丈夫か?」
「……」
返事が、返ってこない。
あの女魔法使いが、放ったこの爆裂魔法の光玉の数は五つだが、それよりも爆発が多く止みそうに無い。
――――追撃して魔法放っているのか?これではペルセポネは……。神力を使ってこの爆発を振り払っても良いが……もし見や余ってあの女魔法使いを殺してしまったら。
俺は、この熱と風に飛びかかってくる石や土塊を防ぎペルセポネの安否を気にし再び、声をかける。
「ペルセポネ! 大丈夫か!?」
「えっ?」
「ペルセポネ。 大丈夫なのか?」
「えっ、えぇまぁ。 私は何とも」
「そうか。 この土や石。 払うのが大変だよな」
「えっ?」
「ん? なんだ」
「冥王……さま? もしかして……」
爆発が、何度も何度も轟音を上げ俺とペルセポネに熱風と爆風に熱された石や土塊に際悩まされている俺だが、ペルセポネの気の抜けた声に違和感を感じる。
「もしかして? ってなんだペルセポネ」
「……行きますね」
石や土塊をハルバードで払う視線の先に煙が避け石や土塊が、何もせず粉砕される間を歩み寄ってくるペルセポネが、目に入る。
「冥王さま。 もしかして……それで払っていたの?」
「あぁ」
「防壁……結界……バリア? 名前分からないけど使えば良いのに」
「……」
――――我ながら情けない。 その手が合ったのを本当に失念していた。 異世界来たから自らの力は、時と場合だがそんなに使わないようにと考えていたが。 無双やチート有りの異世界物ならそれもありだな。
俺もペルセポネと同様に神力を使って両腕を広げられる範囲に防壁を展開する。
それから何度も轟音がなり熱されてても石礫土塊が、襲いかかろうとも今の俺には、ただ止むのを待つだけだ。
――――だから、チート持ちでの無双は最高だと。
何発十何発放たれ爆発を受けたのだろう。途中からその渦中に居るだけなのだが、そんな状況ペルセポネと共に居ると先程までの爆発が、すっかり止んでいた。
「これでは、ヤツらも粉々になっているだろう」
「あれだけ浴びせたんだ。 クラフよ。 アンデッド化に出来なかったのは仕方が無いな」
「そうだな。 粉々になってたからな。 おいあの煙を消せ」
クラフやカツオフィレ王の声が、前方から届き後ろからはユカリやリフィーナ達の声が届く。
「ハーデスさんっ。ペルセポネさぁぁん!!」
「あ、あんたら、あんな爆裂魔法受けてたら木っ端微塵じゃないの」
「私が……私たちがもっと早くコイツらを倒してたらこの大盾で」
「おねぇさまぁがぁぁぁ!! お亡くなりにぃっ」
ユカリ達の叫ぶ声が俺達に届くがミミンの言葉をペルセポネが聞いた時、苦虫を噛み潰したような顔をしていた。
風が強く吹き付け爆発で起きた煙幕が、その風によって流され消え徐々に辺りの景色や前に居るはずのクリフ達の姿が見えてくる。
「行くわよ」
「あぁ」
「オマエら、そう構えていなくゥゥゥっ……ウッ」
消えかける立ち込める煙の中から俺とペルセポネは、飛び出し前にいた三人に武器を振るう。
突如目の前に現れた俺の姿を見たゴリマッチョ男戦士は、口を大きく開け目をひん剥いて体を少し仰け反るが、すぐに持っていた戦斧で俺を目掛け振り下ろす。
だが、俺のハルバードの穂先がゴリマッチョ男戦士の肉体を貫く。
振り下ろしていた戦斧が途中で止まる。
俺は、貫いたハルバードを抜きそのまま斧部分で、ゴリマッチョ男戦士の肉体を薙ぎ払い振り下ろし十字に割く。
ゴリマッチョ男戦士の肉体は、崩れる様に地面に転がると黒いモヤが、現れ直ぐに消えるとその転がった肉体は、砂のようになり消える。
ペルセポネが、向かっていった女戦士も既に消えロングソードと防具だけが転がっているが、そこにはもうペルセポネの姿は無い。
女魔法使いが、すぐに俺とペルセポネに杖を向けて魔法を放とうとした時、消えていた女戦士の元から離れたペルセポネは、一瞬の内に女魔法使いの首根っこを掴みこの場から離れている。
「キサマら……キサマ何もんだ?」
「あいつが、城内で第八騎士団長のバクムを倒したヤツなんだ」
「あのバクムをか」
目が泳いでいるクラフは、護られる壁がいなくなり武器を持ち構え出すが腰が引けていると、ふんぞり返って座っていたカツオフィレ王が、腰を上げクラフの横に立つと抜剣し、俺に向け構え出す。
王の風格を醸し出し眼光が鋭くカツオフィレ王は、その存在を威圧してくる。そして、刃こぼれ無い剣の切っ先を向けてきた。
「クラフ。 私にかけろ」
「あぁ。 あんな黒服の男叩き殺してやってくれ」
「そう言うなら、支援しろ。 百獣の王ライオンは、弱い敵にも手を抜かん」
「百獣の……王……ライオン。 なんだそれ」
「ライオンは、キマイラの一部だと。 それに『――――手を抜かない』という言葉は、勇者と魔王の――――あの物語に出てくる。 この言葉、我は気に入っているのだ」
「分からんが。 『最善を尽くせ』というエウラロノースの教えのヤツと同じに聞こえるな」
「そういう事だ。 最善を尽くしてアイツを殺す」
纏っていたローブを取り外し投げ払うカツオフィレ王は、その身体には炎のような真っ赤な鎧が現れる。
「さぁ、黒い服の男よ。 貴様は冒険者か?」
「ハーデスだ。 あぁ冒険者……だな」
「名前なんぞ言わんでも良い。 所詮、貴様は冒険者。 名など覚える必要など無い」
「そうか……」
「我カツオフィレの王である。 我の前に立ち刃を向ける事を後悔しろ」
その言葉を放ちカツオフィレ王から黒いオーラが、立ち込めると同時に突風が吹き付け、衝撃波のように打ち付けられた俺は、バランスを崩す。
カツオフィレ王は、突進し剣を右下から左上へと薙ぎ払いだす。
それを俺は、ハルバードで防ぐとカツオフィレ王の剣が、素早い斬撃を繰り出し始める俺もそれを防ぐ。
「何あの攻撃」
「見えない」
「あの鎧男……重たそうな剣なのに速い」
「おねぇさまぁが、おねぇさまぁが。 あの女魔法使いの方が良いって言うの?」
「ミミン……大丈夫?」
「大丈夫じゃないわ。 首根っこ掴かむほど求めてるって事でしょ」
「「「ハァ~」」」
「緊急事態でしょ」
「そ、そうね……」
「それよりも。 あの鎧の男……カツオフィレ王」
「えっ、王?」
「本当なの。 じゃあれを倒せばアンデッドとかも」
ユカリの目が微かに青く光この状況を観察しフェルトとリフィーナに告げる。ミミンの視線は三人とは違いペルセポネを追っている。
「王様って――――カツオフィレ王ってどんぐらい強い?」
「カツオフィレ王のレベルは……」
「レベルは?」
「レベル?」
「さ……」
「おねぇさまぁがァァァ!! あの女を羽交い締めに。 私もされたい」
「ミミンっ」
「何よ。 ユカリぃぃ」
ふくれっ面のミミンだが、ユカリの言葉を遮られた事でリフィーナとフェルトは、険しい顔でミミンを睨みユカリもムッとしている。
「ミミン。 あの魔法使いの女。 元私の仲間だけど」
「か、顔見知りぃなのぉ」
「そうじゃなくて。 あの女もアンデッドよ」
「へっ」
「しかもあの女魔法使い。 前にペルセポネさんが体をほじくり返して魔石取ってたし」
「胸を……ほじくり返して……」
「えげつないな、あの女」
「うぇっ。 想像したくないわ~」
「わかったミミン。 あれは敵と戦っているのよ」
「ほじくり返して……ってぇぇ。 体の関係じゃないのっ。 むーっ!!」
嫉妬に顔を紅潮させるミミンを、置いてユカリは、そのまま話を戻す。
「カツオフィレ王は、レベル三十」
「強い。 さすが王」
「王なら分かるわ。 でも競っているハーデスは、カツオフィレ王と同等ぐらい有るって事でしょうね」
カツオフィレ王の剣と俺のハルバードのぶつかり合う金属音が、激しく音が響き更に火花が、散り二人の足元から砂煙がじわじわと立ち上がってくる。その光景をユカリは、鑑識眼で見詰めてくる。
「前は分からなかったんだけど……」
「どうなのユカリ」
「ハーデスさん。 えっ?」
「何? アイツ高いの? って言うかアイツ欠伸してない?」
「してるわ。 えっ、あんな速い剣さばきに余裕って事」
「おねぇ――――さ、まぁぁ。 そんな事私の前でしないで」
リフィーナとフェルトは、言葉を詰まらせるユカリを見詰め、ミミンは倒れた女魔法使いに覆い被さるようにし動きを止めているペルセポネを不安な顔で見詰めている。
「ハーデスさんの……レベル……じゅ、う」
「えっ、十?」
ユカリの言葉を聞いて目を丸くしたリフィーナは、聞き間違いなのか再びユカリに聞き直し、フェルトとミミンは、口を半開きになっていた。
全て熱されてた激しい突風と爆発で噴き上げる砂塵と石礫に土塊が、襲いかかってくる。
――――あの魔法、爆発か爆裂魔法ってヤツか。しかもこの土や石が。
視線の先が奪われ近くにいたペルセポネの姿さえ見えず、飛び交う石や土塊をハルバードで払うが、熱をまとった爆風に動きを奪われ所々石や土塊が身体に当たり痛みを伴う。
――――俺はこの程度なら直ぐに忘れる痛覚だが、ペルセポネは大丈夫か? 何かあったか?
俺は、少し焦りこの熱風によって口を開くと口内の水分が奪われる感覚があるが、それよりもペルセポネが気になり大声を出す。
「ペルセポネ!! 大丈夫か?」
「……」
返事が、返ってこない。
あの女魔法使いが、放ったこの爆裂魔法の光玉の数は五つだが、それよりも爆発が多く止みそうに無い。
――――追撃して魔法放っているのか?これではペルセポネは……。神力を使ってこの爆発を振り払っても良いが……もし見や余ってあの女魔法使いを殺してしまったら。
俺は、この熱と風に飛びかかってくる石や土塊を防ぎペルセポネの安否を気にし再び、声をかける。
「ペルセポネ! 大丈夫か!?」
「えっ?」
「ペルセポネ。 大丈夫なのか?」
「えっ、えぇまぁ。 私は何とも」
「そうか。 この土や石。 払うのが大変だよな」
「えっ?」
「ん? なんだ」
「冥王……さま? もしかして……」
爆発が、何度も何度も轟音を上げ俺とペルセポネに熱風と爆風に熱された石や土塊に際悩まされている俺だが、ペルセポネの気の抜けた声に違和感を感じる。
「もしかして? ってなんだペルセポネ」
「……行きますね」
石や土塊をハルバードで払う視線の先に煙が避け石や土塊が、何もせず粉砕される間を歩み寄ってくるペルセポネが、目に入る。
「冥王さま。 もしかして……それで払っていたの?」
「あぁ」
「防壁……結界……バリア? 名前分からないけど使えば良いのに」
「……」
――――我ながら情けない。 その手が合ったのを本当に失念していた。 異世界来たから自らの力は、時と場合だがそんなに使わないようにと考えていたが。 無双やチート有りの異世界物ならそれもありだな。
俺もペルセポネと同様に神力を使って両腕を広げられる範囲に防壁を展開する。
それから何度も轟音がなり熱されてても石礫土塊が、襲いかかろうとも今の俺には、ただ止むのを待つだけだ。
――――だから、チート持ちでの無双は最高だと。
何発十何発放たれ爆発を受けたのだろう。途中からその渦中に居るだけなのだが、そんな状況ペルセポネと共に居ると先程までの爆発が、すっかり止んでいた。
「これでは、ヤツらも粉々になっているだろう」
「あれだけ浴びせたんだ。 クラフよ。 アンデッド化に出来なかったのは仕方が無いな」
「そうだな。 粉々になってたからな。 おいあの煙を消せ」
クラフやカツオフィレ王の声が、前方から届き後ろからはユカリやリフィーナ達の声が届く。
「ハーデスさんっ。ペルセポネさぁぁん!!」
「あ、あんたら、あんな爆裂魔法受けてたら木っ端微塵じゃないの」
「私が……私たちがもっと早くコイツらを倒してたらこの大盾で」
「おねぇさまぁがぁぁぁ!! お亡くなりにぃっ」
ユカリ達の叫ぶ声が俺達に届くがミミンの言葉をペルセポネが聞いた時、苦虫を噛み潰したような顔をしていた。
風が強く吹き付け爆発で起きた煙幕が、その風によって流され消え徐々に辺りの景色や前に居るはずのクリフ達の姿が見えてくる。
「行くわよ」
「あぁ」
「オマエら、そう構えていなくゥゥゥっ……ウッ」
消えかける立ち込める煙の中から俺とペルセポネは、飛び出し前にいた三人に武器を振るう。
突如目の前に現れた俺の姿を見たゴリマッチョ男戦士は、口を大きく開け目をひん剥いて体を少し仰け反るが、すぐに持っていた戦斧で俺を目掛け振り下ろす。
だが、俺のハルバードの穂先がゴリマッチョ男戦士の肉体を貫く。
振り下ろしていた戦斧が途中で止まる。
俺は、貫いたハルバードを抜きそのまま斧部分で、ゴリマッチョ男戦士の肉体を薙ぎ払い振り下ろし十字に割く。
ゴリマッチョ男戦士の肉体は、崩れる様に地面に転がると黒いモヤが、現れ直ぐに消えるとその転がった肉体は、砂のようになり消える。
ペルセポネが、向かっていった女戦士も既に消えロングソードと防具だけが転がっているが、そこにはもうペルセポネの姿は無い。
女魔法使いが、すぐに俺とペルセポネに杖を向けて魔法を放とうとした時、消えていた女戦士の元から離れたペルセポネは、一瞬の内に女魔法使いの首根っこを掴みこの場から離れている。
「キサマら……キサマ何もんだ?」
「あいつが、城内で第八騎士団長のバクムを倒したヤツなんだ」
「あのバクムをか」
目が泳いでいるクラフは、護られる壁がいなくなり武器を持ち構え出すが腰が引けていると、ふんぞり返って座っていたカツオフィレ王が、腰を上げクラフの横に立つと抜剣し、俺に向け構え出す。
王の風格を醸し出し眼光が鋭くカツオフィレ王は、その存在を威圧してくる。そして、刃こぼれ無い剣の切っ先を向けてきた。
「クラフ。 私にかけろ」
「あぁ。 あんな黒服の男叩き殺してやってくれ」
「そう言うなら、支援しろ。 百獣の王ライオンは、弱い敵にも手を抜かん」
「百獣の……王……ライオン。 なんだそれ」
「ライオンは、キマイラの一部だと。 それに『――――手を抜かない』という言葉は、勇者と魔王の――――あの物語に出てくる。 この言葉、我は気に入っているのだ」
「分からんが。 『最善を尽くせ』というエウラロノースの教えのヤツと同じに聞こえるな」
「そういう事だ。 最善を尽くしてアイツを殺す」
纏っていたローブを取り外し投げ払うカツオフィレ王は、その身体には炎のような真っ赤な鎧が現れる。
「さぁ、黒い服の男よ。 貴様は冒険者か?」
「ハーデスだ。 あぁ冒険者……だな」
「名前なんぞ言わんでも良い。 所詮、貴様は冒険者。 名など覚える必要など無い」
「そうか……」
「我カツオフィレの王である。 我の前に立ち刃を向ける事を後悔しろ」
その言葉を放ちカツオフィレ王から黒いオーラが、立ち込めると同時に突風が吹き付け、衝撃波のように打ち付けられた俺は、バランスを崩す。
カツオフィレ王は、突進し剣を右下から左上へと薙ぎ払いだす。
それを俺は、ハルバードで防ぐとカツオフィレ王の剣が、素早い斬撃を繰り出し始める俺もそれを防ぐ。
「何あの攻撃」
「見えない」
「あの鎧男……重たそうな剣なのに速い」
「おねぇさまぁが、おねぇさまぁが。 あの女魔法使いの方が良いって言うの?」
「ミミン……大丈夫?」
「大丈夫じゃないわ。 首根っこ掴かむほど求めてるって事でしょ」
「「「ハァ~」」」
「緊急事態でしょ」
「そ、そうね……」
「それよりも。 あの鎧の男……カツオフィレ王」
「えっ、王?」
「本当なの。 じゃあれを倒せばアンデッドとかも」
ユカリの目が微かに青く光この状況を観察しフェルトとリフィーナに告げる。ミミンの視線は三人とは違いペルセポネを追っている。
「王様って――――カツオフィレ王ってどんぐらい強い?」
「カツオフィレ王のレベルは……」
「レベルは?」
「レベル?」
「さ……」
「おねぇさまぁがァァァ!! あの女を羽交い締めに。 私もされたい」
「ミミンっ」
「何よ。 ユカリぃぃ」
ふくれっ面のミミンだが、ユカリの言葉を遮られた事でリフィーナとフェルトは、険しい顔でミミンを睨みユカリもムッとしている。
「ミミン。 あの魔法使いの女。 元私の仲間だけど」
「か、顔見知りぃなのぉ」
「そうじゃなくて。 あの女もアンデッドよ」
「へっ」
「しかもあの女魔法使い。 前にペルセポネさんが体をほじくり返して魔石取ってたし」
「胸を……ほじくり返して……」
「えげつないな、あの女」
「うぇっ。 想像したくないわ~」
「わかったミミン。 あれは敵と戦っているのよ」
「ほじくり返して……ってぇぇ。 体の関係じゃないのっ。 むーっ!!」
嫉妬に顔を紅潮させるミミンを、置いてユカリは、そのまま話を戻す。
「カツオフィレ王は、レベル三十」
「強い。 さすが王」
「王なら分かるわ。 でも競っているハーデスは、カツオフィレ王と同等ぐらい有るって事でしょうね」
カツオフィレ王の剣と俺のハルバードのぶつかり合う金属音が、激しく音が響き更に火花が、散り二人の足元から砂煙がじわじわと立ち上がってくる。その光景をユカリは、鑑識眼で見詰めてくる。
「前は分からなかったんだけど……」
「どうなのユカリ」
「ハーデスさん。 えっ?」
「何? アイツ高いの? って言うかアイツ欠伸してない?」
「してるわ。 えっ、あんな速い剣さばきに余裕って事」
「おねぇ――――さ、まぁぁ。 そんな事私の前でしないで」
リフィーナとフェルトは、言葉を詰まらせるユカリを見詰め、ミミンは倒れた女魔法使いに覆い被さるようにし動きを止めているペルセポネを不安な顔で見詰めている。
「ハーデスさんの……レベル……じゅ、う」
「えっ、十?」
ユカリの言葉を聞いて目を丸くしたリフィーナは、聞き間違いなのか再びユカリに聞き直し、フェルトとミミンは、口を半開きになっていた。
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