王子の寝た子を起こしたら、夢見る少女では居られなくなりました!

こさか りね

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ウィルフォード視点からのラウル視点

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今日から新しいクラスになる。
フェアリエルと一緒のクラスになりたい。
そうすれば、いつでも彼女の顔が見られる。

ウキウキしながら学校へ行き、クラス表を見た。
目で追って行くと、フェアリエルはBクラスだった。

俺は、どこにいる?
・・・・!!!

嬉しい!気持ちがき早歩きでクラスに入った。
辺りを見回すが、フェアリエルはまだ来ていないようだ。

ぜんAクラスの友人と軽く話し、席に着く。
していたら、フェアリエルがやって来た。

今日も、とても可愛らしい。俺にはフェアリエルだけが輝いて見える。
彼女と目が合い、微笑んでくれたのだ。

・・・毎日これを味わえるのか。

嬉し過ぎて感極かんきわまってしまった。

フェアリエルは俺と挨拶を交わし、自分の席に着く。

みんなの前では、ウィルと呼んではくれない。少し寂しいが、我慢しているのだ。

そうして、新しい担任が転校生を伴ってやって来た。
自己紹介に何となく耳を傾ける。

・・・アリステリアス王国か。
マジッククレーの原産地だったな、とそんな事を考えていたら。

「——妖精ちゃんじゃない?」

・・・なに?

見ると転校生はフェアリエルをジッと見ている。

なんだ?知り合いか?
・・・いつ、知り合った?

フェアリエルを見ると、机に突っ伏つっぷしていた。何か考え事をしているのか、ずっとそのまま動かない。

その後、教科書が配られ終わりとなった。

転校生はしきりにフェアリエルに話しかけている。
とその時、彼女と目が合った。

困っている。そう思い彼女の所まで行ったのだ。

挨拶をし、彼女が俺の婚約者だと知らしめる。
だが、彼はそれを面白いと言った。

フェアリエルは、分かっていなかったが、アリステリアス王国は婚約者がいようと関係ない。
遠慮などしない文化なのだ。と思い出した。

だから、俺が案内すると言ったのに、彼はいらないと言ってきたのだ。

、そう思っていたら、彼女が行くと言い出した。

——何故?彼の思うツボだろう?

確かに、彼女はアリステリアス王国の文化を知らない。

けれど、それに少し腹が立ってしまった。

冷静になる為に、先に図書室へ来たのはいいが、落ち着かない。

無理にでも付いて行けばよかったか?

2人で行かせるべきではなかったのでは?と頭をよぎる。
フェアリエルが来るまで、悶々と考えるウィルフォードだった。



【ラウル視点】

僕はラウル・ネフタリア。
アリステリアス王国で父が公爵位をたまわっている。

僕は長男だから、このまま行けば将来は公爵なんだよ。

そして今回、ネイトピア王国に留学する事となったんだ。

もちろん、これには訳があるんだけど。
・・・まぁ、その内に話すよ。

クラスに案内され自己紹介をしていたら、あの時の女の子がいたんだ。
運命を感じたね。

しかも、必死に僕の目に映らない様にしているんだよ。

すごく目立つ髪色しているのに。
・・・ははっ。可愛いよね!

名前は知らないが、僕の中で、妖精ちゃんと呼ぶ事にしたんだ。
その妖精ちゃんが学園を案内してくれるんだって!

僕は嬉しくなって、話しかけたんだけど、全く返事をしてくれない。

もしかしたら聞こえてないのかな?

そうして何回か話かけていたら、やっと気づいてくれたんだ。

彼女は自己紹介をしてくれたが、今さら家名で呼ぶ気はない。
そう思っていたら、この国の第三王子が目の前に現れたんだよ。

しかも、妖精ちゃんの婚約者だと言うんだ。

でも、正式に公表はされていないよな・・・。

まぁ、公表されていたとしても、関係ないけどね。
僕の国では、何よりも気持ちが大事なんだ。
他国では【情熱の国】と呼ばれているんだって!

恋に障害は付き物でしょ?
・・・まあ、まだ好きかは分からないけど、確かめる為にも俄然がぜんやる気になるよね!

さぁ、これからが楽しみだな!
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