婚約破棄までの大切なプロセス

ごろごろみかん。

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じゅうさん

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「この婚約が委員会預かりになるのは理解出来た。だが、こうなった場合、僕と彼女の婚約はどうなる?」

「王太子殿下、いい着目点です」

いやだからなんなのよ。
リーリアは腕を組むと、私に向き直った。そして、手を伸ばす。

「失礼ですが、ミス シャーロット。証拠品をご提示いただいても?」

「え?あ、は、はい」

今まで必死の思いでかきあつめた書類をリーリアに渡す。リーリアはそれに目を通すと、時折私と王太子に視線を飛ばした。そして全て読み終えると、ふむ、と一言。

「王太子殿下、ご質問をさせていただいても?」

「僕に答えられることなら」

「さようですか。なら、手短に確認していきたいところだけ。ミスシャーロットの提示書類には王太子殿下は不貞行為に及んだと記載があります。これについてご意見をいただきたく」

確信をつくリーリアの言葉に、思わず体が固くなる。そんなの、ひとつしかないじゃないの。王太子はあの娘のことが好きなのよ。じゃなければ、どうして私は処刑され、あまつさえ毒殺なんてされたの。そんな思いで王太子を見る。彼は難しそうな顔して答えた。

「まず、僕とシアはそういった関係にはない。その書類に記載されてある時刻、確かに僕とシアは顔を合わせていた。だがそれは公的な話し合いの元。近くにケヴィンとジェルチナも連れていた」

「異議あり。殿下は公的な話し合いと仰いましたが、はたから見たら完全に密会の様子でした。隠される理由はなぜ?」

思わず口を挟む。
小さく手を挙げながらリーリアを見れば、彼女は頷いていたので問題ないだろう。この場ではリーリア………委員会が全てらしい。陛下は相変わらず無言。と言うよりあれねてない?本当に起きてるのかしら。

「隠してなどいない。密会に見えたのは仕方ないと思う。夜も遅かったから。だけど、そのあと僕達は解散したし、シアとは密室で会ったことなどない」

「………だそうですけれど、ミス シャーロット?」

「真偽が確認できません。信憑性も低いと思います」

「なるほど………。では、王太子殿下。疑惑の娘とは公的な関係にあったと仰いましたが、具体的な関係性とは?どのような結び付きがあり、彼女の話し合いをかさねていたのですか?」

それは私も気になる。聞かれた王太子殿下はやや躊躇してからちらりと陛下に視線を寄せた。陛下はそこでやっと目を開けた。王太子と陛下の視線が交わされたのは僅か一瞬だったが、すぐに王太子は首を降って答えた。というか陛下起きてたのね。

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