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第一章 ゼイウェンの花 編
20 “優しさ”だけでは……②
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「“優しく”あること。それだけじゃ何もできない、変わらない。そう言った時、博士が渡してくれたのがこの“鏡”よ。さっきの文句と一緒に、ね。」
小さな鏡を、また懐にしまい込んだ。
「博士は凄いわ。オルモタイトを帝国大学での研究を基に分析して、偏魔力の原因となる物質をつきとめた。有効活用するための方法を見つけ出して、分析データを基に、効果ある採掘方法も発見した。厄介な石、オルモタイトは“資源”へと生まれ変わった。そしてここレーヴは……“鉱山の町”として、みるみるうちに大きく変化したのよ。」
婦人はそう口にしながら、何かに思いを馳せていたようであった。中央広場に建てられた石碑に、目をやる。右も左も分からず、苦悶した人々を想起させるような絵が、そこには刻まれていた。
「…私とは、えらい違いよ。」
「それはどうでしょうかね。」
婦人に対して、思わず口を挟んでしまった。同じ経験があるから、なんとなくわかる。婦人の気持ち。
でも…。
「そりゃあ、確かに力も知識も何もなければ、何かに挑戦することは難しいかもしれませんね。人の命がかかっているなら、尚更無知で挑むほど無謀なことはないかもしれない。」
帽子を手に取り、直す。
「人の上に立つものとして、それに劣等感を抱くことも分からなくはない。自らの力がなければ、行動が起こせないのだから。でも……。」
僕は婦人に、顔を向ける。
「力は、“優しさ”とセットじゃなきゃ、人を救えない。」
「………。」
婦人は、少し驚いた顔をしつつ振り返り、僕の方を向く。エーナは、婦人の方を神妙な面持ちで見ていた。
……どこかで、ガタッと何かが動く音がした。
「力だけじゃ、方向性が定まらない。そこに何かが加わって、力は初めてその真意を発揮する。悪意が食われば、力は人を傷つける。」
中央広場は、シンと静まり返っていた。
「思ったより“優しさ”は、人を救えるんですよ、婦人。」
婦人に笑ってみせた。
「………あの人と、同じことを言うのね。」
婦人はそれに、すっきりとした笑顔で返した。
「それにしても……まさか、博士がエルゼと結婚するとは思わなかったわ。それに、娘さんが居るなんてね。」
エーナは何とも言えず、婦人の言葉に耳を傾けていた。
「だとすれば……あなたが、夫に畑の開拓の提案をしたのも、腑に落ちるわ。」
「え……何故でしょうか。」
エーナは、不思議そうに婦人を見る。すると、婦人はあっけらかんとした驚きの表情を浮かべ、ふふっと笑った。
「私と同じだからよ。」
そう言い、すべてを察したかのように、優しく笑顔を浮かべていた。
…僕は、エーナを引き入れた時にすべてを聞いているから知っている。なぜ、彼女がここまで必死なのか。
だが、婦人は何も知らない。
何も知らないはずなのに……分かっている。つまり、ここまでの言葉のやりとりで、何が裏に隠れているのかを読み取ったということだ。
…こりゃ、領民に慕われるわけだ。
改めて、そう思わされた。
「エーナさんがお父さんの研究を引き継いだということは、博士は…。」
そう婦人が言葉を発すると、エーナはピタリと固まり、表情がぎこちなくなってしまった。
「そ、それは……。」
「………………………。」
「…………研究を……………続けてます。」
そう、間を開けて返した。歯痒さの残る言い方とともに。
ここまで話を聞いていたコーちゃんが、おもむろに尋ねる。
「確かに、エーナさんとゼイウェン様が関わっていることは何となく分かりました。でも…。」
うーんと、うなりながら顔をしかめる。しかめながらも、大きく頷いた。何かが腑に落ちない、それを内に確かめるかのように。
「………うん、やっぱりおかしいです。」
「なんか、気になる?」
「はい。ここまでの話が本当のことなのだとしたら、“あそこ”の意味が大きく変わってくるじゃないですか…。」
「あそことは…?」
婦人が、そうコールに問いかける。
「“フーロン商会の支店”ですよ。あそこって、このレーヴが“大陸の畑”と呼ばれるようになったころにできたんですよね? …もし、このレーヴの町が“鉱山の町”としてかつて栄えていたならば、その頃からあってもおかしくはないでしょう?」
まっとうな商人なら、鉱山の生み出す利益に目を付けているはずだ。そう言いたいのだろう。だけど…。
「ジャールは中々しぶといんだよ。あれでも、身の回りの危機管理はしっかりとしているからね。それは、コーちゃんだって知っているでしょ?」
フーロン商会中抜き問題について追求した際もそうだった。確証をつかませてくれなかったからこそ、(確信していたけれども)ジャールにハッタリで対峙することになってしまった。とはいっても、交易参入拒否の資料は同盟国に対する帝国の内部調査から作られていたので、完全にハッタリだったわけではないけど…それでも、厄介な相手であることに変わりはない。
「あいつは、気づいたんだよ。オルモタイトの秘める、もう一つの“危険性”に。いや、気づいていたというよりも、誰かが教えたと言った方が正しい…。」
そう口にし、エーナを顧みる。一瞬、動揺を見せる。コールは、察したようであった。
彼女は、拳を強く握りしめて小さく頷いた。やるせなさが、顔ににじんでいた。
僕は深呼吸をする。
「なぜ、ジャールがこのレーヴにすぐ支店を置かなかったのか。なぜ、ジャールはオルモタイトの怖さを察知したのか。なぜ、エーナさんはフーロン商会に“魔力矯正剤”を売らされたのか。…これらが織りなす真実の意味することは何か。」
帽子を取り、公商紋章を見つめる。窓から指す西日を浴び、それは鈍く輝いていた。
「まだまだ明らかになっていないことは多いけども………どれをたどろうとも、いずれは一つの真実にたどり着く。種のない手品なんてないからね。」
深く、帽子をかぶり直す。
「さて、と。そろそろ行かなきゃ、ね。」
「行く? ………一体、どこへかしら。」
婦人は、僕の言葉に分かりやすく疑問を投げかける。決まっているじゃないか。
「決まってるでしょ。すべての元凶、インチキな手品師さんのところだよ。」
◇
日が傾き始めた頃。王都マーゼの中心部から少し東にある、第二砦。そこへと至る長い石造りの階段を、男は一歩ずつ、ゆっくりと踏みしめていった。
王都には、中心にある王城を取り囲むように合わせて五つの砦がある。それぞれに名前がつけられているのだが、その由来はエレッセ建国の折、祖である初代王を陰から支えた五人の賢者にある。
そのうちの一つ、第二の砦、“エルフィス”。智謀を巡らし、経済の面から建国初期のエレッセを支えた、英雄である。そんなエルフィス砦は、商売をする商人の聖地のような存在であった。それにあやかり、今男は一人、登っていたのだ。
砦の石壁に埋め込まれた、英雄エルフィスを象るステンドグラスを仰ぎ見て、男はぼそりとつぶやいた。
「もう少しだ…。もう少しで、大陸三大商会に……。」
と、その時。バサバサと音を立て羽ばく鳥が、男のもとへと何かを投げる。投げられたそれを拾い上げ見ると、封がなされていた。ほどき、中身を読む。
「そうか………やつが、ここへ。」
紙をたたみ、懐へとしまい込む。男は………ジャールはニヤリと、不敵な笑みを浮かべる。
「……例の……準備を始めろ。」
誰にも聞かれないような小さな声で、そうボソリと呟く。
その呟きと共に、いつの間にか背後にいた一つの影が、音も立てず砦を飛び出して行った。
砦の上に設置された、大きな銅鐘が、時報とともにその存在を示す。ボーンと重たく低い音が、砦を駆け抜け、壁際を伝い、地面を這っていく。
その音に体を震わせ、ジャールは暫し俯く。
顔を上げ、後ろを振り向く。
湿った風は、後ろからジャールを通り過ぎていった。
「……クラム・アテレーゼ。お前の運は、何処まで続くかな。」
小さな鏡を、また懐にしまい込んだ。
「博士は凄いわ。オルモタイトを帝国大学での研究を基に分析して、偏魔力の原因となる物質をつきとめた。有効活用するための方法を見つけ出して、分析データを基に、効果ある採掘方法も発見した。厄介な石、オルモタイトは“資源”へと生まれ変わった。そしてここレーヴは……“鉱山の町”として、みるみるうちに大きく変化したのよ。」
婦人はそう口にしながら、何かに思いを馳せていたようであった。中央広場に建てられた石碑に、目をやる。右も左も分からず、苦悶した人々を想起させるような絵が、そこには刻まれていた。
「…私とは、えらい違いよ。」
「それはどうでしょうかね。」
婦人に対して、思わず口を挟んでしまった。同じ経験があるから、なんとなくわかる。婦人の気持ち。
でも…。
「そりゃあ、確かに力も知識も何もなければ、何かに挑戦することは難しいかもしれませんね。人の命がかかっているなら、尚更無知で挑むほど無謀なことはないかもしれない。」
帽子を手に取り、直す。
「人の上に立つものとして、それに劣等感を抱くことも分からなくはない。自らの力がなければ、行動が起こせないのだから。でも……。」
僕は婦人に、顔を向ける。
「力は、“優しさ”とセットじゃなきゃ、人を救えない。」
「………。」
婦人は、少し驚いた顔をしつつ振り返り、僕の方を向く。エーナは、婦人の方を神妙な面持ちで見ていた。
……どこかで、ガタッと何かが動く音がした。
「力だけじゃ、方向性が定まらない。そこに何かが加わって、力は初めてその真意を発揮する。悪意が食われば、力は人を傷つける。」
中央広場は、シンと静まり返っていた。
「思ったより“優しさ”は、人を救えるんですよ、婦人。」
婦人に笑ってみせた。
「………あの人と、同じことを言うのね。」
婦人はそれに、すっきりとした笑顔で返した。
「それにしても……まさか、博士がエルゼと結婚するとは思わなかったわ。それに、娘さんが居るなんてね。」
エーナは何とも言えず、婦人の言葉に耳を傾けていた。
「だとすれば……あなたが、夫に畑の開拓の提案をしたのも、腑に落ちるわ。」
「え……何故でしょうか。」
エーナは、不思議そうに婦人を見る。すると、婦人はあっけらかんとした驚きの表情を浮かべ、ふふっと笑った。
「私と同じだからよ。」
そう言い、すべてを察したかのように、優しく笑顔を浮かべていた。
…僕は、エーナを引き入れた時にすべてを聞いているから知っている。なぜ、彼女がここまで必死なのか。
だが、婦人は何も知らない。
何も知らないはずなのに……分かっている。つまり、ここまでの言葉のやりとりで、何が裏に隠れているのかを読み取ったということだ。
…こりゃ、領民に慕われるわけだ。
改めて、そう思わされた。
「エーナさんがお父さんの研究を引き継いだということは、博士は…。」
そう婦人が言葉を発すると、エーナはピタリと固まり、表情がぎこちなくなってしまった。
「そ、それは……。」
「………………………。」
「…………研究を……………続けてます。」
そう、間を開けて返した。歯痒さの残る言い方とともに。
ここまで話を聞いていたコーちゃんが、おもむろに尋ねる。
「確かに、エーナさんとゼイウェン様が関わっていることは何となく分かりました。でも…。」
うーんと、うなりながら顔をしかめる。しかめながらも、大きく頷いた。何かが腑に落ちない、それを内に確かめるかのように。
「………うん、やっぱりおかしいです。」
「なんか、気になる?」
「はい。ここまでの話が本当のことなのだとしたら、“あそこ”の意味が大きく変わってくるじゃないですか…。」
「あそことは…?」
婦人が、そうコールに問いかける。
「“フーロン商会の支店”ですよ。あそこって、このレーヴが“大陸の畑”と呼ばれるようになったころにできたんですよね? …もし、このレーヴの町が“鉱山の町”としてかつて栄えていたならば、その頃からあってもおかしくはないでしょう?」
まっとうな商人なら、鉱山の生み出す利益に目を付けているはずだ。そう言いたいのだろう。だけど…。
「ジャールは中々しぶといんだよ。あれでも、身の回りの危機管理はしっかりとしているからね。それは、コーちゃんだって知っているでしょ?」
フーロン商会中抜き問題について追求した際もそうだった。確証をつかませてくれなかったからこそ、(確信していたけれども)ジャールにハッタリで対峙することになってしまった。とはいっても、交易参入拒否の資料は同盟国に対する帝国の内部調査から作られていたので、完全にハッタリだったわけではないけど…それでも、厄介な相手であることに変わりはない。
「あいつは、気づいたんだよ。オルモタイトの秘める、もう一つの“危険性”に。いや、気づいていたというよりも、誰かが教えたと言った方が正しい…。」
そう口にし、エーナを顧みる。一瞬、動揺を見せる。コールは、察したようであった。
彼女は、拳を強く握りしめて小さく頷いた。やるせなさが、顔ににじんでいた。
僕は深呼吸をする。
「なぜ、ジャールがこのレーヴにすぐ支店を置かなかったのか。なぜ、ジャールはオルモタイトの怖さを察知したのか。なぜ、エーナさんはフーロン商会に“魔力矯正剤”を売らされたのか。…これらが織りなす真実の意味することは何か。」
帽子を取り、公商紋章を見つめる。窓から指す西日を浴び、それは鈍く輝いていた。
「まだまだ明らかになっていないことは多いけども………どれをたどろうとも、いずれは一つの真実にたどり着く。種のない手品なんてないからね。」
深く、帽子をかぶり直す。
「さて、と。そろそろ行かなきゃ、ね。」
「行く? ………一体、どこへかしら。」
婦人は、僕の言葉に分かりやすく疑問を投げかける。決まっているじゃないか。
「決まってるでしょ。すべての元凶、インチキな手品師さんのところだよ。」
◇
日が傾き始めた頃。王都マーゼの中心部から少し東にある、第二砦。そこへと至る長い石造りの階段を、男は一歩ずつ、ゆっくりと踏みしめていった。
王都には、中心にある王城を取り囲むように合わせて五つの砦がある。それぞれに名前がつけられているのだが、その由来はエレッセ建国の折、祖である初代王を陰から支えた五人の賢者にある。
そのうちの一つ、第二の砦、“エルフィス”。智謀を巡らし、経済の面から建国初期のエレッセを支えた、英雄である。そんなエルフィス砦は、商売をする商人の聖地のような存在であった。それにあやかり、今男は一人、登っていたのだ。
砦の石壁に埋め込まれた、英雄エルフィスを象るステンドグラスを仰ぎ見て、男はぼそりとつぶやいた。
「もう少しだ…。もう少しで、大陸三大商会に……。」
と、その時。バサバサと音を立て羽ばく鳥が、男のもとへと何かを投げる。投げられたそれを拾い上げ見ると、封がなされていた。ほどき、中身を読む。
「そうか………やつが、ここへ。」
紙をたたみ、懐へとしまい込む。男は………ジャールはニヤリと、不敵な笑みを浮かべる。
「……例の……準備を始めろ。」
誰にも聞かれないような小さな声で、そうボソリと呟く。
その呟きと共に、いつの間にか背後にいた一つの影が、音も立てず砦を飛び出して行った。
砦の上に設置された、大きな銅鐘が、時報とともにその存在を示す。ボーンと重たく低い音が、砦を駆け抜け、壁際を伝い、地面を這っていく。
その音に体を震わせ、ジャールは暫し俯く。
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