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破壊者
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パスカル大山脈 ──────── 第一軍戦闘地。
ヴォーーーッ ───── ゴゴーーーッ ───── 。
ドーーーーーン!! ──────── 。
バキバキバキバキッ ───── ズドーーーン ───── 。
「クソッ…なんて破壊力だ・・・」
「分隊長、これ以上は盾兵が保ちません」
「仕方ない。各自隊列を崩さずに少しずつ後退せよ」
激しさを増す第一軍の戦闘地において、それまでとは比べものにならない攻撃の雨を放ち続けるドランの前に成す術なく後退を余儀なくされる王国軍。
そして、それを率いるアーサーもまた視界が悪い中で起こる敵の攻撃による災害や薙ぎ倒される木々への対処などの問題に頭を抱えていた。
「アーサー様、敵の勢いがいっこうに弱まる気配がありません」
「確かに敵の攻撃は強力だが相手は一人。陽動なども含めて複数部隊で対処しつつ、残りの部隊にはその他の問題に当たらせろ」
「ハッ!畏まりました」
戦闘開始からほぼ一方的にドランにやられていた第一軍であったのだが、アーサーも黙って静観していたわけではない。
敵の行動パターンや攻撃範囲などの情報を素早く解析し、反撃に出るための最善の策を模索していた。
しかし、──────── 。
「あら~あら~あら~。何をするのか~分からないけど~余計なことは~させないわよ~。煙霧による迷子」
モクモク~ ───── モクモク~ ───── モクモクモクモク~ ───── 。
「ん?なんだこの煙は?」
「分隊長!この辺り一帯に原因不明の煙が ──────── 」
───────── !?!?!?!?!?
「ま…前が見えない」
「なっ…なんだこれは!?」
「各部隊、密集体形をとれ!!」
敵は単独で向かってきており周囲に伏兵が潜んでいる気配もない。
自身の力に相当な自信があるのか、それとも何か作戦があるのか。
これから起こるかもしれないあらゆる状況を想定しながらドラン討伐に向けた指示が出されたのだが、それを察知したメールが発生させた煙霧によって第一軍は完全に視界を奪われたのだった。
それは数センチ先すらも見えない状況。
さらに周囲の声すらも届かず、何かを言っているようではあるが内容は一切分からない。
当然大混乱に陥る王国軍。
そして、そんな状況の中で音もなく騎士が一人また一人と討たれていく。
「ウグッ・・・」
「ぐぁぁぁぁぁ・・・」
スーーーッ ───── ブシュッ。
スーーーッ ───── ブシュッ。
「うん?誰かいるのか?」
「クソッ、何なんだこの状況は」
「ハァ~…面倒臭い…。こんな雑魚どもなんてドランさんに任せておけばいいでしょ…。ハァ~…、まぁ~獣王様の命令だからやるけどさ…。面倒臭いなぁ~…」
何が起こっているのか分からず慌てふためく王国軍を尻目にすぐ隣で堂々と腰を下ろして愚痴を溢すマウルスなのであった。
そんなメールとマウルスの行動を見て「余計なことを」と一言漏らしたドランの下に一人の部下が駆け寄り獣王からの命令を伝える。
「ドラン様、戦闘中に失礼します。獣王様より指令が届きました」
「獣王様から? ───── 申せ」
「はい。獣王様からの指令はただ一言。『蹂躙しろ』とのことです」
その言葉を聞いたドランは目を見開き、咆哮と共にこれまで抑えていたエネルギーを解放する。
さらに全身を覆う赤いオーラの周りを黒い電撃のようなものが走る。
バチバチッ…バチバチッ…バチバチバチッ ─────── 。
「承知した」
そして、ドランの覚醒を確認したメールがマウルスに急いで戻るようにと連絡する。
「マウルス~聞こえる~?そこにいたら~ドランの攻撃に~巻き込まれちゃうわよ~早く戻って来て~」
「もう…なんだよ…。行けって言ったり戻れって言ったり…。まぁ~これで終わりだね…」
未だ混乱が続く第一軍が右も左も分からず逃げ惑っていたその時、上空に広がる煙霧がオレンジ色に照らされる。
そして、その異変に気づいた騎士たちは退避と叫びながら何処へ向かうともなく一斉に走り出した。
ここが何処かも分からない。
何処へ向かえばいいのかも分からない。
今誰とぶつかったのかも分からない。
当然これから何が起こるのかも ──────── 。
そんな状況の中、とてつもない轟音と共にドランの火炎爆撃が放たれ、逃げ惑う騎士たちを囲うように四方に着弾する。
そのあまりの衝撃によって視界を奪っていた煙霧が吹き飛ばされ、ようやく周囲の状況を把握することが出来た騎士たちであったのだが、ひと息つく間もなく先程着弾した四発の火炎の塊が円を描くように繋がり包囲されてしまったのだった。
「炎獄」
──────── ドーーーーーン!!!!!
そして次の瞬間、爆音と共に炎の円が円柱へと姿を変え、第一軍は灼熱の牢獄に囚われてしまう。
「なっ…なんだこれは・・・」
「どうやら完全に包囲されたようです」
突如として目の前に現れた炎の壁。
それは自分たちを取り囲む形で燃え盛っている。
「あ…熱い…」
「急いで水属性の魔法を放て!!」
「先程からやっていますが効果ありません。余程強力なのか全て蒸発させられてしまいます」
「なっ…なんだと!?脱出不可能ということか」
どうにかして炎の牢獄からの脱出を試みる第一軍であったのだが、頼みの綱である水属性の魔法は無力化されてしまい、土属性などの魔法もことごとく意味をなさなかった。
そして、打つ手を無くし困り果てていたところにさらなる問題が襲い掛かる。
「ん?」
「どうかしたのか?」
「いや…気の所為かもしてないんだが、あの炎少しずつ近づいて来ていないか?」
「そんな馬鹿な」
ズズッ ───── ズズズッ ─────
「!? ───── 本当だ!炎が近づいて来ているぞ!!」
「クソッ…ナメた真似しやがって。総員、円の中心に向かえ!」
「他の団はどういたしますか?」
「今は自分たちのことに集中しろ!聖騎士長は言うまでもなく、ガラハットも馬鹿じゃねぇから何とかするはずだ。とにかく急げ!!」
「「「「「 ハッ!!!!! 」」」」」
部下たちの報告を受け事態を把握したガウェインが大きな声で指示を出し、それを受け第四聖騎士団の騎士たちは一斉に円の中心に向けて走り出したのだった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
第一軍の戦闘地が大混乱に陥っていた中、ドランの攻撃を間一髪のところで回避した者たちがいた。
その中には聖騎士長であるアーサーと共にスズネたちの姿もあった。
そして、周囲の木々が倒され、さらに煙霧が晴れたことにより彼らの視界はしっかりとドランの姿を捉えていた。
しかし、それは逆にドランにもアーサーたちの姿が捕捉されていることを意味する。
「あの化物みたいに強いヤツがずっとウチらの方を見てるっすよ」
「次は僕たちの番ということでしょうか」
「っていうか…騎士団相手に単独で戦うなんてどんな強さしてんのよ!!なんかコッチ見てるし。ちょっとクロノ!アンタ何とかしなさいよ!!」
「はぁ?なんで俺があんな雑魚の相手しなきゃなんねぇ~んだよ。王国最強の騎士たちがいるんだろ?勝手にやらせとけよ」
「ご…ご主人様、お言葉ですがその騎士団が壊滅させられそうになっています」
「クロノ、何とかならないの?このままだとみんな殺されちゃう」
スズネたちの視線がクロノへと集められる。
確かにクロノがその気になればこの危機的状況も打破出来るだろう。
それどころかこの戦争自体を終わらせることも難しくはないかもしれない。
しかし、クロノにそんなことをするつもりは毛頭ない。
そもそも今回は救護班として国王レオンハルトより要請を受けたスズネに付いてきただけであり、その国王からもクロノ自身が何かをお願いされた覚えはない。
これはあくまでもヒト族と獣人族の問題なのだ。
「そこまでだ」
次なるドランの攻撃に備えつつも恐怖を隠し切れないスズネたちがクロノを頼ろうとしていたその時、アーサーがそれに待ったをかける。
「アーサー様」
「君たちの気持ちも分からなくはないが、これは我々ヒト族と獣人族の戦争だ。いくらスズネと契約をしているとはいえ、魔族の王であるクロノ殿の手を煩わせるわけにはいかない」
「そうは言ってもあんな化物相手にどうするつもりですか?」
「安心しろ。私がいる。こう見えても聖騎士長を任されているからね。王国に向けられた脅威はこの聖剣で斬り払う」
ガルディア王国に所属する全聖騎士を束ねる聖騎士長として、この国に住まう人々の信頼に応えるため、敗けるわけにはいかない。
その責務を果たすために得た力なのだ。
アーサーの言葉に圧倒される宿り木のメンバーたち。
そして、自身が追い求める聖騎士の姿を目の当たりにしたマクスウェルはこの局面で見せる師匠の立ち振る舞いに心を震わせるのであった。
「チッ…数匹取り逃したか。まぁ~いい、逃げたところで殺すまでだ。 ──────── 炎の息吹」
ヴォーーーッ ───── ゴゴーーーッ ───── 。
「ヤバい、ヤバい、ヤバい。撃ってきたーーーーー!!」
「その程度で私を殺せると思うな。我が聖剣エクスカリバーをナメるなよ」
──────── ブウォン!!
ヴォーーーッ ───── ゴゴーーーッ ───── 。
ドーーーーーン!! ──────── 。
バキバキバキバキッ ───── ズドーーーン ───── 。
「クソッ…なんて破壊力だ・・・」
「分隊長、これ以上は盾兵が保ちません」
「仕方ない。各自隊列を崩さずに少しずつ後退せよ」
激しさを増す第一軍の戦闘地において、それまでとは比べものにならない攻撃の雨を放ち続けるドランの前に成す術なく後退を余儀なくされる王国軍。
そして、それを率いるアーサーもまた視界が悪い中で起こる敵の攻撃による災害や薙ぎ倒される木々への対処などの問題に頭を抱えていた。
「アーサー様、敵の勢いがいっこうに弱まる気配がありません」
「確かに敵の攻撃は強力だが相手は一人。陽動なども含めて複数部隊で対処しつつ、残りの部隊にはその他の問題に当たらせろ」
「ハッ!畏まりました」
戦闘開始からほぼ一方的にドランにやられていた第一軍であったのだが、アーサーも黙って静観していたわけではない。
敵の行動パターンや攻撃範囲などの情報を素早く解析し、反撃に出るための最善の策を模索していた。
しかし、──────── 。
「あら~あら~あら~。何をするのか~分からないけど~余計なことは~させないわよ~。煙霧による迷子」
モクモク~ ───── モクモク~ ───── モクモクモクモク~ ───── 。
「ん?なんだこの煙は?」
「分隊長!この辺り一帯に原因不明の煙が ──────── 」
───────── !?!?!?!?!?
「ま…前が見えない」
「なっ…なんだこれは!?」
「各部隊、密集体形をとれ!!」
敵は単独で向かってきており周囲に伏兵が潜んでいる気配もない。
自身の力に相当な自信があるのか、それとも何か作戦があるのか。
これから起こるかもしれないあらゆる状況を想定しながらドラン討伐に向けた指示が出されたのだが、それを察知したメールが発生させた煙霧によって第一軍は完全に視界を奪われたのだった。
それは数センチ先すらも見えない状況。
さらに周囲の声すらも届かず、何かを言っているようではあるが内容は一切分からない。
当然大混乱に陥る王国軍。
そして、そんな状況の中で音もなく騎士が一人また一人と討たれていく。
「ウグッ・・・」
「ぐぁぁぁぁぁ・・・」
スーーーッ ───── ブシュッ。
スーーーッ ───── ブシュッ。
「うん?誰かいるのか?」
「クソッ、何なんだこの状況は」
「ハァ~…面倒臭い…。こんな雑魚どもなんてドランさんに任せておけばいいでしょ…。ハァ~…、まぁ~獣王様の命令だからやるけどさ…。面倒臭いなぁ~…」
何が起こっているのか分からず慌てふためく王国軍を尻目にすぐ隣で堂々と腰を下ろして愚痴を溢すマウルスなのであった。
そんなメールとマウルスの行動を見て「余計なことを」と一言漏らしたドランの下に一人の部下が駆け寄り獣王からの命令を伝える。
「ドラン様、戦闘中に失礼します。獣王様より指令が届きました」
「獣王様から? ───── 申せ」
「はい。獣王様からの指令はただ一言。『蹂躙しろ』とのことです」
その言葉を聞いたドランは目を見開き、咆哮と共にこれまで抑えていたエネルギーを解放する。
さらに全身を覆う赤いオーラの周りを黒い電撃のようなものが走る。
バチバチッ…バチバチッ…バチバチバチッ ─────── 。
「承知した」
そして、ドランの覚醒を確認したメールがマウルスに急いで戻るようにと連絡する。
「マウルス~聞こえる~?そこにいたら~ドランの攻撃に~巻き込まれちゃうわよ~早く戻って来て~」
「もう…なんだよ…。行けって言ったり戻れって言ったり…。まぁ~これで終わりだね…」
未だ混乱が続く第一軍が右も左も分からず逃げ惑っていたその時、上空に広がる煙霧がオレンジ色に照らされる。
そして、その異変に気づいた騎士たちは退避と叫びながら何処へ向かうともなく一斉に走り出した。
ここが何処かも分からない。
何処へ向かえばいいのかも分からない。
今誰とぶつかったのかも分からない。
当然これから何が起こるのかも ──────── 。
そんな状況の中、とてつもない轟音と共にドランの火炎爆撃が放たれ、逃げ惑う騎士たちを囲うように四方に着弾する。
そのあまりの衝撃によって視界を奪っていた煙霧が吹き飛ばされ、ようやく周囲の状況を把握することが出来た騎士たちであったのだが、ひと息つく間もなく先程着弾した四発の火炎の塊が円を描くように繋がり包囲されてしまったのだった。
「炎獄」
──────── ドーーーーーン!!!!!
そして次の瞬間、爆音と共に炎の円が円柱へと姿を変え、第一軍は灼熱の牢獄に囚われてしまう。
「なっ…なんだこれは・・・」
「どうやら完全に包囲されたようです」
突如として目の前に現れた炎の壁。
それは自分たちを取り囲む形で燃え盛っている。
「あ…熱い…」
「急いで水属性の魔法を放て!!」
「先程からやっていますが効果ありません。余程強力なのか全て蒸発させられてしまいます」
「なっ…なんだと!?脱出不可能ということか」
どうにかして炎の牢獄からの脱出を試みる第一軍であったのだが、頼みの綱である水属性の魔法は無力化されてしまい、土属性などの魔法もことごとく意味をなさなかった。
そして、打つ手を無くし困り果てていたところにさらなる問題が襲い掛かる。
「ん?」
「どうかしたのか?」
「いや…気の所為かもしてないんだが、あの炎少しずつ近づいて来ていないか?」
「そんな馬鹿な」
ズズッ ───── ズズズッ ─────
「!? ───── 本当だ!炎が近づいて来ているぞ!!」
「クソッ…ナメた真似しやがって。総員、円の中心に向かえ!」
「他の団はどういたしますか?」
「今は自分たちのことに集中しろ!聖騎士長は言うまでもなく、ガラハットも馬鹿じゃねぇから何とかするはずだ。とにかく急げ!!」
「「「「「 ハッ!!!!! 」」」」」
部下たちの報告を受け事態を把握したガウェインが大きな声で指示を出し、それを受け第四聖騎士団の騎士たちは一斉に円の中心に向けて走り出したのだった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
第一軍の戦闘地が大混乱に陥っていた中、ドランの攻撃を間一髪のところで回避した者たちがいた。
その中には聖騎士長であるアーサーと共にスズネたちの姿もあった。
そして、周囲の木々が倒され、さらに煙霧が晴れたことにより彼らの視界はしっかりとドランの姿を捉えていた。
しかし、それは逆にドランにもアーサーたちの姿が捕捉されていることを意味する。
「あの化物みたいに強いヤツがずっとウチらの方を見てるっすよ」
「次は僕たちの番ということでしょうか」
「っていうか…騎士団相手に単独で戦うなんてどんな強さしてんのよ!!なんかコッチ見てるし。ちょっとクロノ!アンタ何とかしなさいよ!!」
「はぁ?なんで俺があんな雑魚の相手しなきゃなんねぇ~んだよ。王国最強の騎士たちがいるんだろ?勝手にやらせとけよ」
「ご…ご主人様、お言葉ですがその騎士団が壊滅させられそうになっています」
「クロノ、何とかならないの?このままだとみんな殺されちゃう」
スズネたちの視線がクロノへと集められる。
確かにクロノがその気になればこの危機的状況も打破出来るだろう。
それどころかこの戦争自体を終わらせることも難しくはないかもしれない。
しかし、クロノにそんなことをするつもりは毛頭ない。
そもそも今回は救護班として国王レオンハルトより要請を受けたスズネに付いてきただけであり、その国王からもクロノ自身が何かをお願いされた覚えはない。
これはあくまでもヒト族と獣人族の問題なのだ。
「そこまでだ」
次なるドランの攻撃に備えつつも恐怖を隠し切れないスズネたちがクロノを頼ろうとしていたその時、アーサーがそれに待ったをかける。
「アーサー様」
「君たちの気持ちも分からなくはないが、これは我々ヒト族と獣人族の戦争だ。いくらスズネと契約をしているとはいえ、魔族の王であるクロノ殿の手を煩わせるわけにはいかない」
「そうは言ってもあんな化物相手にどうするつもりですか?」
「安心しろ。私がいる。こう見えても聖騎士長を任されているからね。王国に向けられた脅威はこの聖剣で斬り払う」
ガルディア王国に所属する全聖騎士を束ねる聖騎士長として、この国に住まう人々の信頼に応えるため、敗けるわけにはいかない。
その責務を果たすために得た力なのだ。
アーサーの言葉に圧倒される宿り木のメンバーたち。
そして、自身が追い求める聖騎士の姿を目の当たりにしたマクスウェルはこの局面で見せる師匠の立ち振る舞いに心を震わせるのであった。
「チッ…数匹取り逃したか。まぁ~いい、逃げたところで殺すまでだ。 ──────── 炎の息吹」
ヴォーーーッ ───── ゴゴーーーッ ───── 。
「ヤバい、ヤバい、ヤバい。撃ってきたーーーーー!!」
「その程度で私を殺せると思うな。我が聖剣エクスカリバーをナメるなよ」
──────── ブウォン!!
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