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反逆の時
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決戦当日 ──────── 。
いよいよ、獣王国ビステリアの今後を占う一日が始まろうとしていた。
「さぁ、みんな準備はいいかい?」
「もちろんだピョン」
「いつでも猪突猛進よ~」
ゼリックの掛け声に反応をみせる仲間たち。
笑顔をみせる者、真剣な眼差しを向ける者、静かに頷く者。
それぞれが異なる反応をみせてはいるが、胸に秘めている想いは一つ。
今回の戦いは奪うための戦いではない。
踏み躙られた獣人族の誇りを取り戻すために踏み出す最初の一歩。
こちらの戦力はゼリックを含めてたった十三人、対するは獣王国ビステリアが誇る千を超える戦士たち ───── まさに多勢に無勢。
はたして彼らに勝算はあるのか ──────── 。
「作戦は昨日伝えた通りだ。無駄な戦いは極力避けてくれ。今後俺たちと共に戦う大事な獣王国の戦士たちだ。狙うのは主力のみ」
「ガルルルル…やっとか!やっと戦れるぜ」
「はぁ~…ゼリック~、大事な戦いをコイツに任せて本当に大丈夫ッキか?相手は獣王国最強の戦士ッキよ」
「おい!サル野郎!この俺様が負けるってのか!!」
「そうならないようにしっかりやれってことッキよ」
大一番を前にさすがの彼らも緊張しているのか、気が立った様子のタイガードとサルザールが小競り合いを始める。
「落ち着け、二人とも。作戦に変更はない。イグルの相手をバルバドール、ライノスの相手をブル、パンサーの相手をサルザール、戦士長ザックスの相手をタイガード、そして獣王レオニスはこの俺が必ず討ち倒す。この五人を討てば指揮系統は崩壊し俺たちの勝利だ。他の者たちは俺たち五人の戦いに邪魔が入らないように援護してくれ」
「「・・・・・」」
いつもの穏やかな口調とは違い少し声を荒げるゼリック。
その珍しい姿に驚き押し黙るタイガードとサルザール。
そんな二人に追い打ちをかけるようにスネルが二人を叱責する。
「あなたたち大事な戦いを前に子供じみた真似は止めなさい!ゼリック様の理想を実現させるための大事な一歩なのよ!各々しっかり自身の役割を全うしましょう!!」
スネルの檄によって場の空気がより一層の引き締まりをみせる。
ミスは許されない。
敗北は即ち死を意味する。
そこまでの覚悟をもって全員がここまでやってきたのだ。
そして、反逆の時 ──────── 。
「よし。それじゃ、みんな行こうか」
「「「「「 ハッ!! 」」」」」
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
獣王国ビステリア ~ 王城 ~
ざわざわ ──── ざわざわ ──── 。
その日、王城周辺には数多くの戦士たちが配備され、いつ来るかも分からない相手に対して強い警戒を行っていた。
「おい、本当に来るのか?」
「ああ、どうやらゼリックたちは本気で獣王様の首を狙ってるらしい」
「まぁ~ここは獣王国ビステリアだからな。俺たち獣人族は力こそが絶対の実力主義。強い者こそが俺たちの王だ」
「それでも今はレオニス様が獣王だからな。我々は全力でお守りするだけだ!」
獣王国ビステリアの命運が掛かった戦いを前にしても戦士たちの頭は冷静であった。
そして、それは戦士たちだけに留まらず獣王国に住まう全ての者たちが一様にそうであった。
これまでの歴史がそうであったように、いつの時代も力ある者が頂点に君臨してきた背景があるからこそ、今回も大きな混乱が起きることはなかった。
ザッザッザッ ──────── 。
「来たぞ・・・」
城門の前を固める戦士たちの動きが騒がしくなる。
プオーーーン ──────── 。
そして、城壁の上では敵の侵攻を知らせる合図が吹かれる。
「獣王様、来たようです」
「ああ、いよいよか…」
玉座に座る獣王レオニスはひと言そう呟くと、ゆっくりと立ち上がり右手を前に突き出し声高らかに開戦を宣言する。
「世界の平和を守るため、逆賊どもの蛮行を決して許すな!!獣王国の総力をもって討ち倒せ!!」
「「「「「 ハッ!!! 」」」」」
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「「「「「 ウオォォォォォ!!!!! 」」」」」
「クワックワックワッ。あちらさんもやる気満々だよん」
「全員、突撃準備!一気に押し通るぞ!!」
数十人の戦士たちが守りを固める城門に向かって一斉に走り出すゼリックたち。
それに対して守る戦士たちの士気もより一層高くなる。
「死守だ!絶対にここを通すなーーー!!」
「「「「「 オオーーーーー!! 」」」」」
しかし、そんな彼らの勢いも虚しくこの男の一撃が全てを破壊する。
「行け!ドラン」
バサッ ──── バサッ ──── バサッ ──── 。
ゼリックの指示の下、一気に上空へと飛び立ったドラン。
そして、大きく口を開けて狙いを定めたのは ───── 言うまでもなく城門である。
「愚かなる王よ…数だけ集めてどうこうなるとでも思ったか。城門ごと吹き飛ばしてくれる ───── 炎の息吹」
ヴォーーーッ ──── ゴゴーーーッ ──── 。
「うわぁぁぁぁ」
「退避ーーー!退避ーーーーー!!」
轟音と共に放たれた巨大な炎を前に城門を守っていた戦士たちは散り散りになってその場を離れる。
ドゴーーーーーン!!
ガラガラガラガラ ──────── 。
そして、直撃と同時に城門はいとも容易く崩れ去ったのだった。
「よし、今のうちに突っ込むぞ!!」
城門を守っていた戦士たちがいなくなった上、城門も破壊され、歩みを阻む障害はなくなった。
そんな絶好のチャンスを逃すはずもなく、ゼリックたちは一気に王城の敷地内へと侵入したのであった。
出だし好調と勢いに乗るゼリックたちであったのだが、そのまま場内へと容易く通してくれるほど獣王国は甘くない。
開戦早々に彼らの前に立ちはだかったのは、獣王国ビステリアが誇る強戦士ライノス・イグル・チタに加え、若くしてその才を認められた若き天才ドラーの四人。
そして、もちろん四人の他にも数多くの優秀な戦士たちが集結していたのだった。
「それでは、これより作戦を開始する。みんな・・・健闘を祈る」
ゼリックの言葉でさらに士気が高まる。
各々が内から湧き上がってくるような力を感じ、溢れる気力を咆哮に変える。
「「「「「 ウオォォォォォ!!!!! 」」」」」
地鳴りのような叫び。
地面は揺れ、空気が震える。
「あのデカブツは俺がブッ殺す」
「上空から狙っている奴はオイラが討ち落としてやるよん」
「あのすばしっこそうな奴は私が蹴り殺してあげるわ」
「若く血気盛んそうな猫ちゃんはウチが可愛がってあげるピョン」
「その他周囲の者たちはアタイとドランで始末するわ」
「ゼリック…お前たちはさっさと先に進め。外にいる雑魚どもは我が蹴散らしておく」
今回の作戦は何よりもスピードが重要である。
なるべく多くの戦士を失うことがないようにするために、獣王レオニスを含む主力を素早く討ち取らなければならないのだ。
「炎の息吹」
ヴォーーーッ ──── ゴゴーーーッ ──── 。
「今だ!行け!!」
全ては自分たちが掲げる目的を達成するため ──────── 。
先を急ぐゼリックは、城外での戦いをブル・バルバドール・ホルス・ピヨン・ボウア・ドランに任せ、他の仲間たちと共に城内へと侵攻するのであった。
いよいよ、獣王国ビステリアの今後を占う一日が始まろうとしていた。
「さぁ、みんな準備はいいかい?」
「もちろんだピョン」
「いつでも猪突猛進よ~」
ゼリックの掛け声に反応をみせる仲間たち。
笑顔をみせる者、真剣な眼差しを向ける者、静かに頷く者。
それぞれが異なる反応をみせてはいるが、胸に秘めている想いは一つ。
今回の戦いは奪うための戦いではない。
踏み躙られた獣人族の誇りを取り戻すために踏み出す最初の一歩。
こちらの戦力はゼリックを含めてたった十三人、対するは獣王国ビステリアが誇る千を超える戦士たち ───── まさに多勢に無勢。
はたして彼らに勝算はあるのか ──────── 。
「作戦は昨日伝えた通りだ。無駄な戦いは極力避けてくれ。今後俺たちと共に戦う大事な獣王国の戦士たちだ。狙うのは主力のみ」
「ガルルルル…やっとか!やっと戦れるぜ」
「はぁ~…ゼリック~、大事な戦いをコイツに任せて本当に大丈夫ッキか?相手は獣王国最強の戦士ッキよ」
「おい!サル野郎!この俺様が負けるってのか!!」
「そうならないようにしっかりやれってことッキよ」
大一番を前にさすがの彼らも緊張しているのか、気が立った様子のタイガードとサルザールが小競り合いを始める。
「落ち着け、二人とも。作戦に変更はない。イグルの相手をバルバドール、ライノスの相手をブル、パンサーの相手をサルザール、戦士長ザックスの相手をタイガード、そして獣王レオニスはこの俺が必ず討ち倒す。この五人を討てば指揮系統は崩壊し俺たちの勝利だ。他の者たちは俺たち五人の戦いに邪魔が入らないように援護してくれ」
「「・・・・・」」
いつもの穏やかな口調とは違い少し声を荒げるゼリック。
その珍しい姿に驚き押し黙るタイガードとサルザール。
そんな二人に追い打ちをかけるようにスネルが二人を叱責する。
「あなたたち大事な戦いを前に子供じみた真似は止めなさい!ゼリック様の理想を実現させるための大事な一歩なのよ!各々しっかり自身の役割を全うしましょう!!」
スネルの檄によって場の空気がより一層の引き締まりをみせる。
ミスは許されない。
敗北は即ち死を意味する。
そこまでの覚悟をもって全員がここまでやってきたのだ。
そして、反逆の時 ──────── 。
「よし。それじゃ、みんな行こうか」
「「「「「 ハッ!! 」」」」」
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獣王国ビステリア ~ 王城 ~
ざわざわ ──── ざわざわ ──── 。
その日、王城周辺には数多くの戦士たちが配備され、いつ来るかも分からない相手に対して強い警戒を行っていた。
「おい、本当に来るのか?」
「ああ、どうやらゼリックたちは本気で獣王様の首を狙ってるらしい」
「まぁ~ここは獣王国ビステリアだからな。俺たち獣人族は力こそが絶対の実力主義。強い者こそが俺たちの王だ」
「それでも今はレオニス様が獣王だからな。我々は全力でお守りするだけだ!」
獣王国ビステリアの命運が掛かった戦いを前にしても戦士たちの頭は冷静であった。
そして、それは戦士たちだけに留まらず獣王国に住まう全ての者たちが一様にそうであった。
これまでの歴史がそうであったように、いつの時代も力ある者が頂点に君臨してきた背景があるからこそ、今回も大きな混乱が起きることはなかった。
ザッザッザッ ──────── 。
「来たぞ・・・」
城門の前を固める戦士たちの動きが騒がしくなる。
プオーーーン ──────── 。
そして、城壁の上では敵の侵攻を知らせる合図が吹かれる。
「獣王様、来たようです」
「ああ、いよいよか…」
玉座に座る獣王レオニスはひと言そう呟くと、ゆっくりと立ち上がり右手を前に突き出し声高らかに開戦を宣言する。
「世界の平和を守るため、逆賊どもの蛮行を決して許すな!!獣王国の総力をもって討ち倒せ!!」
「「「「「 ハッ!!! 」」」」」
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「「「「「 ウオォォォォォ!!!!! 」」」」」
「クワックワックワッ。あちらさんもやる気満々だよん」
「全員、突撃準備!一気に押し通るぞ!!」
数十人の戦士たちが守りを固める城門に向かって一斉に走り出すゼリックたち。
それに対して守る戦士たちの士気もより一層高くなる。
「死守だ!絶対にここを通すなーーー!!」
「「「「「 オオーーーーー!! 」」」」」
しかし、そんな彼らの勢いも虚しくこの男の一撃が全てを破壊する。
「行け!ドラン」
バサッ ──── バサッ ──── バサッ ──── 。
ゼリックの指示の下、一気に上空へと飛び立ったドラン。
そして、大きく口を開けて狙いを定めたのは ───── 言うまでもなく城門である。
「愚かなる王よ…数だけ集めてどうこうなるとでも思ったか。城門ごと吹き飛ばしてくれる ───── 炎の息吹」
ヴォーーーッ ──── ゴゴーーーッ ──── 。
「うわぁぁぁぁ」
「退避ーーー!退避ーーーーー!!」
轟音と共に放たれた巨大な炎を前に城門を守っていた戦士たちは散り散りになってその場を離れる。
ドゴーーーーーン!!
ガラガラガラガラ ──────── 。
そして、直撃と同時に城門はいとも容易く崩れ去ったのだった。
「よし、今のうちに突っ込むぞ!!」
城門を守っていた戦士たちがいなくなった上、城門も破壊され、歩みを阻む障害はなくなった。
そんな絶好のチャンスを逃すはずもなく、ゼリックたちは一気に王城の敷地内へと侵入したのであった。
出だし好調と勢いに乗るゼリックたちであったのだが、そのまま場内へと容易く通してくれるほど獣王国は甘くない。
開戦早々に彼らの前に立ちはだかったのは、獣王国ビステリアが誇る強戦士ライノス・イグル・チタに加え、若くしてその才を認められた若き天才ドラーの四人。
そして、もちろん四人の他にも数多くの優秀な戦士たちが集結していたのだった。
「それでは、これより作戦を開始する。みんな・・・健闘を祈る」
ゼリックの言葉でさらに士気が高まる。
各々が内から湧き上がってくるような力を感じ、溢れる気力を咆哮に変える。
「「「「「 ウオォォォォォ!!!!! 」」」」」
地鳴りのような叫び。
地面は揺れ、空気が震える。
「あのデカブツは俺がブッ殺す」
「上空から狙っている奴はオイラが討ち落としてやるよん」
「あのすばしっこそうな奴は私が蹴り殺してあげるわ」
「若く血気盛んそうな猫ちゃんはウチが可愛がってあげるピョン」
「その他周囲の者たちはアタイとドランで始末するわ」
「ゼリック…お前たちはさっさと先に進め。外にいる雑魚どもは我が蹴散らしておく」
今回の作戦は何よりもスピードが重要である。
なるべく多くの戦士を失うことがないようにするために、獣王レオニスを含む主力を素早く討ち取らなければならないのだ。
「炎の息吹」
ヴォーーーッ ──── ゴゴーーーッ ──── 。
「今だ!行け!!」
全ては自分たちが掲げる目的を達成するため ──────── 。
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